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パリ木の十字架少年合唱団日本公演
江戸川橋
chariot

12月1日に、文京区関口の東京カテドラル聖マリア大聖堂で催された、
パリ木の十字架少年合唱団の日本公演に行ってきました。

会場の東京カテドラル聖マリア大聖堂のHPです。

目白台地に建つ大聖堂は丹下健三の設計で、1964年に完成しています。
壁と一体になった屋根は、朝日を浴びて銀色に輝き、圧倒的な迫力です。

東京カテドラル


東京カテドラル2


日仏交流150周年を記念しての公演で、前回の日本公演は2001年なので、
久しぶりの来日です。

24人のボーイソプラノを中心にしたアカペラのコーラスで、聖歌や有名な
歌曲を歌います。
メンバーは水色のシャツ、紺色のセーターと半ズボン、白のソックス姿です。
手を後ろに組んで入場してくるところは、なかなか可愛いです。

第1部はフランスや各国の有名な曲を11曲歌いました。
グリークの「ソルヴェイグの歌」は、ソロが深く神秘的で、特に素晴らしかったです。
ウクライナの歌はスラヴの重々しさを出さない、洗練された歌い方です。
アメリカのゴスペル調の歌もありましたが、弾けたりせず、上品に歌います。

第2部は聖歌やクリスマスソングを12曲です。
今度は白いガウン姿で、小さな木の十字架を首に掛けて登場です。
シューベルトの「アヴェ・マリア」は、ソプラノ・ソロが美しく、楽しめました。
「子らよ、ともに歌え」は初めて聴きましたが、これもソプラノ・ソロが素晴らしく、
一番印象に残りました。

アンコールに応えて3曲です。
最後の曲は山下達郎の「クリスマス・イブ」を日本語で歌いました。

楽しく聞いているうちに、あっという間に終わったという感じです。

大聖堂の内部はコンクリート造で、大きな空間を設けてあり、
歌声も美しく響きます。
ヨーロッパの教会建築は石造なので、声がよく響いて、グレゴリオ聖歌のような
典雅な音楽を発達させたのでしょう。
木の十字架少年合唱団もその伝統に連なっています。
その静かで清らかな歌声は、やはり聖歌のような宗教曲に最も合っていると
思いました。
少年合唱団というとクリスマスの曲のイメージがありますが、クリスマスに聴く
だけではもったいない気がします。

合唱団の日本語HPです。
何曲か歌声を聴くことが出来ます。

木の十字架少年合唱団の綴りは”Les Petits Chanteurs a la Croix de Bois ”です。

12月23日(火)午後2時から3時25分まで、BS朝日で東京公演の模様が放送されます。




【2008/12/22 00:55】 音楽 | トラックバック(0) | コメント(0) |
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Author:chariot
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