新宿・新宿三丁目
面影屋珈琲店本店は新宿駅東口の紀伊国屋近くにあります。

入り口は小さいですが、中は広く、1階と地階があり、地階は分煙です。

がっしりとした和風の店内は、全体に焦げ茶色で、床は板張り、壁は土壁、
昔のデザインの電灯の傘が下がっています。



竹久夢二を飾ったりして、大正ロマンの雰囲気に仕上げてあります。

まてど暮せど
こぬ人を
宵待草の
やるせなさ
こよひは
月も出ぬ
そうな
ソフトブレンド750円です。

カップはロイヤル・コペンハーゲンです。
ブルーフルーテッドという、すっきりした柄です。
コーヒーはサイフォンで淹れます。
ソフトということで、やや薄味ですが、しっかりとして美味しいです。
黒と白の制服の店員さんは、キビキビ働いています。
BGMはバロック音楽でした。
お店のHPです。
東口あたりを歩いていると、どこかのお店が「東京ブギウギ」を流していました。
新宿の街角の賑やかなざわめきに似合う曲です。
東京ブギウギー リズムうきうき
心ずきずき わくわく
海を渡り響くは 東京ブギウギー


「東京ブギウギ」の東京は、竹久夢二の頃より、たくましくなったようです。
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面影屋珈琲店本店は新宿駅東口の紀伊国屋近くにあります。

入り口は小さいですが、中は広く、1階と地階があり、地階は分煙です。

がっしりとした和風の店内は、全体に焦げ茶色で、床は板張り、壁は土壁、
昔のデザインの電灯の傘が下がっています。



竹久夢二を飾ったりして、大正ロマンの雰囲気に仕上げてあります。

まてど暮せど
こぬ人を
宵待草の
やるせなさ
こよひは
月も出ぬ
そうな
ソフトブレンド750円です。

カップはロイヤル・コペンハーゲンです。
ブルーフルーテッドという、すっきりした柄です。
コーヒーはサイフォンで淹れます。
ソフトということで、やや薄味ですが、しっかりとして美味しいです。
黒と白の制服の店員さんは、キビキビ働いています。
BGMはバロック音楽でした。
お店のHPです。
東口あたりを歩いていると、どこかのお店が「東京ブギウギ」を流していました。
新宿の街角の賑やかなざわめきに似合う曲です。
東京ブギウギー リズムうきうき
心ずきずき わくわく
海を渡り響くは 東京ブギウギー


「東京ブギウギ」の東京は、竹久夢二の頃より、たくましくなったようです。
日比谷・有楽町
喫茶店「ストーン有楽町ビル店」は有楽町ビルの1階にあります。


古くからのビルの中には、建設された時代の気分を伝える喫茶店が
残っていることがよくあります。
40席程の、ほの暗い店内に入ってまず目に入るのは、天井まで届く、
赤い石の壁です。
曲面の壁は大きな石を積み上げ、重厚な空間を作っています。
お店の人に訊いたら、御影石ということでした。

床は白と黒のタイル縞模様、黒の丸いテーブルと椅子、テーブルは床に
据付てあります。
考えられたデザインで、当時のモダンの雰囲気がよく残っています。

BGMはクラシックのピアノ曲でした。
モーニングセット550円はコーヒーとバタートーストです。

注文を聞いたのは銀髪のとても上品な女性、コーヒーを運んで来たのは中年の男性、
レジはお嬢さんでした。
有楽町ビルの出来た1966年から、ご家族で営業しているお店ということです。
モダンさと家族的な雰囲気が懐かしいお店です。
chariot
喫茶店「ストーン有楽町ビル店」は有楽町ビルの1階にあります。


古くからのビルの中には、建設された時代の気分を伝える喫茶店が
残っていることがよくあります。
40席程の、ほの暗い店内に入ってまず目に入るのは、天井まで届く、
赤い石の壁です。
曲面の壁は大きな石を積み上げ、重厚な空間を作っています。
お店の人に訊いたら、御影石ということでした。

床は白と黒のタイル縞模様、黒の丸いテーブルと椅子、テーブルは床に
据付てあります。
考えられたデザインで、当時のモダンの雰囲気がよく残っています。

BGMはクラシックのピアノ曲でした。
モーニングセット550円はコーヒーとバタートーストです。

注文を聞いたのは銀髪のとても上品な女性、コーヒーを運んで来たのは中年の男性、
レジはお嬢さんでした。
有楽町ビルの出来た1966年から、ご家族で営業しているお店ということです。
モダンさと家族的な雰囲気が懐かしいお店です。
銀座
「然林庵(ぜんりんあん)銀座店」は地下鉄銀座駅B3出口近く、西五番街の
小さなビルの6階にあります。

通りを歩いていても気が付きにくいお店ですが、ビルの入口にある大きな木の
看板が目印です。

然林庵は軽井沢にあるお店で、銀座店は6年ほど前に開店したとのことです。
テラス窓から光の入る、明るい茶色の木調の店内は、大きな木を輪切りにした
テーブルもあって、穏やかな雰囲気です。

水出しコーヒーのフラスコが並んでいます。

コーヒー豆の瓶も飾ってあります。

然林庵ブレンド550円です。

ネルドリップで淹れ、苦味の効いた味で、とても美味しいです。
味わいのあるカップは更級で焼かれた物ということです。
ミルクも美味しいので訊いたところ、一般には売られていないミルクとのことでした。
BGMはジャズです。
ビルの6階にあるお陰で、銀座のざわめきから離れてゆったり出来る、
気持の良いお店です。
chariot
「然林庵(ぜんりんあん)銀座店」は地下鉄銀座駅B3出口近く、西五番街の
小さなビルの6階にあります。

通りを歩いていても気が付きにくいお店ですが、ビルの入口にある大きな木の
看板が目印です。

然林庵は軽井沢にあるお店で、銀座店は6年ほど前に開店したとのことです。
テラス窓から光の入る、明るい茶色の木調の店内は、大きな木を輪切りにした
テーブルもあって、穏やかな雰囲気です。

水出しコーヒーのフラスコが並んでいます。

コーヒー豆の瓶も飾ってあります。

然林庵ブレンド550円です。

ネルドリップで淹れ、苦味の効いた味で、とても美味しいです。
味わいのあるカップは更級で焼かれた物ということです。
ミルクも美味しいので訊いたところ、一般には売られていないミルクとのことでした。
BGMはジャズです。
ビルの6階にあるお陰で、銀座のざわめきから離れてゆったり出来る、
気持の良いお店です。
上野
前回の「国立西洋美術館 ルーヴル美術館展 1」の続きです。
玄関前の、ブールデルの「弓をひくヘラクレス」です。

ジョルジュ・ド・ラ・トゥールの「大工ヨセフ」のポスターです。

Ⅱ.旅行と「科学革命」
世界の各地や学問について描いた作品を中心にしています。
29番 クロード・ロラン 「クリュセイスを父親のもとに返すオデュッセウス」 1644年頃
出港する帆船と、朝のにぎやかな港の様子を描いています。
日の出の瞬間の太陽の光が船や港の建物を照らし、広々として清々しい状景です。
ギリシャ神話を題材にしていますが、船は当時の大航海時代の大帆船です。
30番 ディエゴ・ベラスケスとその工房 「王女マルガリータ」 1654年
スペイン王フェリペ4世の王女マルガリータの肖像です。
ふわふわとした金髪の可愛らしい少女には王族の気品も備えています。
スペイン王家がベラスケスを宮廷画家として重用した理由がよく分かります。
まだ幼いマルガリータ王女ですが、ベラスケスはこの王家に特有の顔立ちも
捉えています。
34番 ヤーコブ・ファン・ライスダール 「嵐」 1670年頃
ライスダールは広々とした空の風景画で有名ですが、これは文字通り、
嵐の海辺の状景です。
波立つ海には、風と波に揺れて傾く小船と、旗が煽られながら揺るがずにいる
大船が見えます。
私は青空と白い雲の絵が好きなのですが、今回の作品は一面の暗雲でした。
38番 ヤン・ファン・デル・ヘイデン 「ブリュッセルのブルゴーニュ公旧城」 1668-72年
城館と空を描いた小品です。
地味な作品ですが、青い空に湧く白い雲が実に美しく、生き生きとしていています。
ヘイデンの絵はフェルメール展にも出展されていました。
Ⅲ.「聖人の世紀」、古代の継承者?
宗教画を集めています。
プロテスタントに対するカトリックの立場が明確になってくる時代の作品です。
55番 ジョルジュ・ド・ラ・トゥール 「大工ヨセフ」 1642年頃
幼子イエスがロウソクを持って、大工ヨセフの仕事の手元を照らしている、
ラ・トゥールの代表作です。
ロウソクにかざしたイエスの手から光が透けて見えるばかりでなく、ヨセフの着
ているシャツまで、かすかに光が透けて描かれているのには驚きました。
ヨセフの持つ錐や床に置かれた木槌、材木は十字架の寓意でしょう。
現実には、ロウソクのような暗い光で大工仕事をすることは無いでしょうが、
不自然さを感じさせない、密度の濃い画面です。
ヨセフに語りかけているかのようなイエス、その言葉を聴こうとするヨセフ、
二人の表情には、宗教画の域を超えた人間味が表れています。
64番 ピエール・パテル(父) 「ナイル川にモーセを遺棄するヨケベト」 1660年
ニコラ・プッサンの「川から救われるモーセ」の前の、母のヨケベトがモーセを
ナイル川に流す場面です。
やはりエジプトではなく、古代ローマ風の状景を舞台にしていますが、
プッサンと違って人物は小さく描かれ、風景画のようです。
朽ちかけたローマ建築は夕暮れの光を受け、木の葉は風に揺れています。
画家は、失われた古代への共感、懐かしさを描きたかったのではないでしょうか。
私にも、この懐かしさの感覚はよく分かります。
この展覧会では同じ17世紀のヨーロッパでも、さまざまの地方の画家、題材や
技法の作品が集まっていて、色々な観かたを楽しむことができます。
何より、フェルメール、レンブラント、ベラスケス、ルーベンス、プッサン、ロラン、
ラ・トゥールなどの作品を一度に観られるのですから、是非お奨めしたい展覧会です。
展覧会のHPです。
chariot
前回の「国立西洋美術館 ルーヴル美術館展 1」の続きです。
玄関前の、ブールデルの「弓をひくヘラクレス」です。

ジョルジュ・ド・ラ・トゥールの「大工ヨセフ」のポスターです。

Ⅱ.旅行と「科学革命」
世界の各地や学問について描いた作品を中心にしています。
29番 クロード・ロラン 「クリュセイスを父親のもとに返すオデュッセウス」 1644年頃
出港する帆船と、朝のにぎやかな港の様子を描いています。
日の出の瞬間の太陽の光が船や港の建物を照らし、広々として清々しい状景です。
ギリシャ神話を題材にしていますが、船は当時の大航海時代の大帆船です。
30番 ディエゴ・ベラスケスとその工房 「王女マルガリータ」 1654年
スペイン王フェリペ4世の王女マルガリータの肖像です。
ふわふわとした金髪の可愛らしい少女には王族の気品も備えています。
スペイン王家がベラスケスを宮廷画家として重用した理由がよく分かります。
まだ幼いマルガリータ王女ですが、ベラスケスはこの王家に特有の顔立ちも
捉えています。
34番 ヤーコブ・ファン・ライスダール 「嵐」 1670年頃
ライスダールは広々とした空の風景画で有名ですが、これは文字通り、
嵐の海辺の状景です。
波立つ海には、風と波に揺れて傾く小船と、旗が煽られながら揺るがずにいる
大船が見えます。
私は青空と白い雲の絵が好きなのですが、今回の作品は一面の暗雲でした。
38番 ヤン・ファン・デル・ヘイデン 「ブリュッセルのブルゴーニュ公旧城」 1668-72年
城館と空を描いた小品です。
地味な作品ですが、青い空に湧く白い雲が実に美しく、生き生きとしていています。
ヘイデンの絵はフェルメール展にも出展されていました。
Ⅲ.「聖人の世紀」、古代の継承者?
宗教画を集めています。
プロテスタントに対するカトリックの立場が明確になってくる時代の作品です。
55番 ジョルジュ・ド・ラ・トゥール 「大工ヨセフ」 1642年頃
幼子イエスがロウソクを持って、大工ヨセフの仕事の手元を照らしている、
ラ・トゥールの代表作です。
ロウソクにかざしたイエスの手から光が透けて見えるばかりでなく、ヨセフの着
ているシャツまで、かすかに光が透けて描かれているのには驚きました。
ヨセフの持つ錐や床に置かれた木槌、材木は十字架の寓意でしょう。
現実には、ロウソクのような暗い光で大工仕事をすることは無いでしょうが、
不自然さを感じさせない、密度の濃い画面です。
ヨセフに語りかけているかのようなイエス、その言葉を聴こうとするヨセフ、
二人の表情には、宗教画の域を超えた人間味が表れています。
64番 ピエール・パテル(父) 「ナイル川にモーセを遺棄するヨケベト」 1660年
ニコラ・プッサンの「川から救われるモーセ」の前の、母のヨケベトがモーセを
ナイル川に流す場面です。
やはりエジプトではなく、古代ローマ風の状景を舞台にしていますが、
プッサンと違って人物は小さく描かれ、風景画のようです。
朽ちかけたローマ建築は夕暮れの光を受け、木の葉は風に揺れています。
画家は、失われた古代への共感、懐かしさを描きたかったのではないでしょうか。
私にも、この懐かしさの感覚はよく分かります。
この展覧会では同じ17世紀のヨーロッパでも、さまざまの地方の画家、題材や
技法の作品が集まっていて、色々な観かたを楽しむことができます。
何より、フェルメール、レンブラント、ベラスケス、ルーベンス、プッサン、ロラン、
ラ・トゥールなどの作品を一度に観られるのですから、是非お奨めしたい展覧会です。
展覧会のHPです。
上野
上野の国立西洋美術館で開かれている「ルーヴル美術館展-17世紀ヨーロッパ絵画」
に行ってきました。
不忍池を通っていきました。

上野公園の山下口に、満開の桜がありました。
オオカンザクラという種類です。


ル・コルビジェの設計した国立西洋美術館です。
モダンなデザインが際立ちます。
ル・コルビジェの建築は、世界遺産に登録申請中です。

展覧会には71点が展示され、会期は6月14日までです。
2月28日の初日の開館直後に行ったのですが、もうかなりのお客さんが来ていました。

フェルメールの「レースを編む女」のポスターです。

作品は3つのグループに分かれ、各作品には番号が付けられています。
Ⅰ.「黄金の世紀」とその陰の領域
宮廷絵画と、それと対照的な庶民の様子を描いた作品を中心に展示しています。
1番 ニコラ・プッサン 「川から救われるモーセ」 1638年
エジプトのファラオの迫害を逃れるため、ナイル川に流された、まだ赤ちゃんの
モーセが王女に拾われる場面です。
お伽話の桃太郎のような話ですが、古典劇を観るような画面で、人物たちは
エジプトというより、古代ギリシャ・ローマ風です。
背景にローマの水道橋のような橋と一緒に、ピラミッドが描かれているのが
面白いところです。
12番 ヨハネス・フェルメール 「レースを編む女」 1669-70年頃
いきなりフェルメールです。
大画面のの多い中で、一際小さい作品ですが、大きな人だかりが出来ています。
去年の8月に東京都美術館でのフェルメール展に行ったばかりなので、
またフェルメールに会えるとは思いませんでした。
編み物に励む女性はやわらかな光に包まれています。
黄色い服と青い布地の対比が印象的です。
大画面の絵を離れて眺めている時に、フェルメールのような小さな作品に出会うと、
近づいて意識を集中しなければならず、少し戸惑います。
15番 ル・ナン兄弟 「農民の家族」
暗い室内に農家の家族らしい人たちが座って、厳しい表情でこちらを見つめています。
家族の足元にいる猫も一緒になってこちらを見ています。
男の持つパンと、老女の持つワインは何かの寓意でしょう。
一様に灰色がかった画面の中で、ワインのグラスの赤い色がアクセントになっています。
光に浮かび上がる家族の姿は静謐で、威厳さえ感じます。
この展覧会で一番印象に残った作品です。
続きは次の回に書きます。
展覧会のHPです。
chariot
上野の国立西洋美術館で開かれている「ルーヴル美術館展-17世紀ヨーロッパ絵画」
に行ってきました。
不忍池を通っていきました。

上野公園の山下口に、満開の桜がありました。
オオカンザクラという種類です。


ル・コルビジェの設計した国立西洋美術館です。
モダンなデザインが際立ちます。
ル・コルビジェの建築は、世界遺産に登録申請中です。

展覧会には71点が展示され、会期は6月14日までです。
2月28日の初日の開館直後に行ったのですが、もうかなりのお客さんが来ていました。

フェルメールの「レースを編む女」のポスターです。

作品は3つのグループに分かれ、各作品には番号が付けられています。
Ⅰ.「黄金の世紀」とその陰の領域
宮廷絵画と、それと対照的な庶民の様子を描いた作品を中心に展示しています。
1番 ニコラ・プッサン 「川から救われるモーセ」 1638年
エジプトのファラオの迫害を逃れるため、ナイル川に流された、まだ赤ちゃんの
モーセが王女に拾われる場面です。
お伽話の桃太郎のような話ですが、古典劇を観るような画面で、人物たちは
エジプトというより、古代ギリシャ・ローマ風です。
背景にローマの水道橋のような橋と一緒に、ピラミッドが描かれているのが
面白いところです。
12番 ヨハネス・フェルメール 「レースを編む女」 1669-70年頃
いきなりフェルメールです。
大画面のの多い中で、一際小さい作品ですが、大きな人だかりが出来ています。
去年の8月に東京都美術館でのフェルメール展に行ったばかりなので、
またフェルメールに会えるとは思いませんでした。
編み物に励む女性はやわらかな光に包まれています。
黄色い服と青い布地の対比が印象的です。
大画面の絵を離れて眺めている時に、フェルメールのような小さな作品に出会うと、
近づいて意識を集中しなければならず、少し戸惑います。
15番 ル・ナン兄弟 「農民の家族」
暗い室内に農家の家族らしい人たちが座って、厳しい表情でこちらを見つめています。
家族の足元にいる猫も一緒になってこちらを見ています。
男の持つパンと、老女の持つワインは何かの寓意でしょう。
一様に灰色がかった画面の中で、ワインのグラスの赤い色がアクセントになっています。
光に浮かび上がる家族の姿は静謐で、威厳さえ感じます。
この展覧会で一番印象に残った作品です。
続きは次の回に書きます。
展覧会のHPです。
池袋
カフェ「ZOZOi」は池袋駅西口の東京芸術劇場と立教大学の間の裏通りにあります。
東京芸術劇場です。
建物が大きくて、全体を写せません。

立教大学のキャンパスです。
イギリス風の煉瓦造りです。


1階は15席ほどの小さなお店で、2階では食事ができます。
隣は児童公園なので、外の眺めは開けています。
お店は西に面しているので、午後は冬の日射しが入って心地良いでしょう。

床は板張り、テーブルや椅子は寄せ集め、天井は打ちっ放しで、裸電球が
下がっています。
ステンレスのテーブルもあります。

可愛い小物を売っていたり、絵本が並んだりしています。
あれこれ眺めるのも面白いでしょう。
膝掛けの置いてある席もあります。
BGMはスローな弾き語りでした。

コーヒー450円と、ラムチーズケーキ450円です。
ケーキは飲物とセットにしたので、50円引きになっています。

ラムチーズケーキはちょっと変わった味で美味しく、コーヒーはソフトな味です。
お店の人に訊いたところ、10年ほど前に開店したお店で、「ZOZOi」とはフランス語の
擬声語で、鳥の鳴き声を表しているとのことでした。
お店の人は女性三人で、一番年長の人の話しぶりは、おっとりとしておだやかです。
誰かの家の居間にお邪魔して、どうぞお構いなくと言って、くつろいでいるような
気持になります。
素人っぽさが魅力のお店です。
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カフェ「ZOZOi」は池袋駅西口の東京芸術劇場と立教大学の間の裏通りにあります。
東京芸術劇場です。
建物が大きくて、全体を写せません。

立教大学のキャンパスです。
イギリス風の煉瓦造りです。


1階は15席ほどの小さなお店で、2階では食事ができます。
隣は児童公園なので、外の眺めは開けています。
お店は西に面しているので、午後は冬の日射しが入って心地良いでしょう。

床は板張り、テーブルや椅子は寄せ集め、天井は打ちっ放しで、裸電球が
下がっています。
ステンレスのテーブルもあります。

可愛い小物を売っていたり、絵本が並んだりしています。
あれこれ眺めるのも面白いでしょう。
膝掛けの置いてある席もあります。
BGMはスローな弾き語りでした。

コーヒー450円と、ラムチーズケーキ450円です。
ケーキは飲物とセットにしたので、50円引きになっています。

ラムチーズケーキはちょっと変わった味で美味しく、コーヒーはソフトな味です。
お店の人に訊いたところ、10年ほど前に開店したお店で、「ZOZOi」とはフランス語の
擬声語で、鳥の鳴き声を表しているとのことでした。
お店の人は女性三人で、一番年長の人の話しぶりは、おっとりとしておだやかです。
誰かの家の居間にお邪魔して、どうぞお構いなくと言って、くつろいでいるような
気持になります。
素人っぽさが魅力のお店です。
日比谷・有楽町
前回書いた「小杉放菴と大観展 1」の続きです。
日比谷の出光美術館では「小杉放菴と大観-響きあう技とこころ」展が開かれています。
会期は3月22日(日)までです。
『第四章 運命的な出会い』
小杉放菴と横山大観の出会いは、ある集まりの席で放菴が初対面で年長の
横山大観に喧嘩腰で議論を吹きかけ、かえって大観が気に入ったことだそうです。
その時、大観の弟子の安田靫彦たちは憤激したものの、体が大きく、
腕力もありそうな放菴に恐れをなして、手を出せなかったと云います。
今回展示されている自画像を観ても、放菴は堂々とした体格をしていて、
安田靫彦では刃が立ちそうにありません。
横山大観作「山路」1911年
大観が小杉放菴と出会う前の、いわゆる朦朧体時代の作品です。
菱田春草の「落葉」と同じく、輪郭線を使わない画法です。
冬枯れの山道を行く人が、葉を落とし、風の吹き渡る木々を見上げています。
洋画を意識して厚塗りにした画面は、特に松の緑色がアクセントになっています。
飄々とした放菴の絵を観て来て、ここで横山大観に出会うと、やはりその力技を
印象強く感じます。
『第五章 響き合う技』
横山大観は、片ぼかしという、輪郭線の内側をぼかして立体感を出す技法で
有名ですが、これは小杉放菴から学んだということです。
横山大観作「月下逍遙」1921年頃
縦長の絵で、画面の下の山道を、杖を突いた老人を先頭に三人の人物が
歩いています。
画面上には、片ぼかしで描いた岩が重なり続いています。
「帰院」1926年
大観の「月下逍遙」とよく似た構図で、杖を突いた老僧を先にして三人の僧が
寺の境内らしい所を歩いています。
画面上には森の木々が重なっています。
この頃の二人の作風がよく似ていることが分かります。
『第六章 東洋思想への憧れ』
「寒山拾得」昭和時代
寒山拾得といえば、不思議な笑みを浮かべた二人の人物を描くのが普通ですが、
この絵では可愛い子供が二人、物陰からこちらを覗いて笑っています。
まるでかくれんぼをしているようです。
小杉放菴の魅力は、この捉われない、自由な境地にあります。
『第七章 出関老子』
小杉放菴の、自由な境地を示す絵が並んでいます。
「金太郎」1943年頃
大きな絵で、斧を持った金太郎が嬉しそうな顔で、熊にまたがっています。
モデルはお孫さんだそうで、小杉放菴は金太郎の絵を好んで描いています。
『第八章 掌中の山水人物―放菴画帖の魅力』
小杉放菴は晩年、「自分は生涯、挿絵画家だった」と、述べていたということです。
挿絵画家として出発した放菴の自己認識でしょう。
その軽妙な筆使いの面白さは、画帖によく表されています。
『第九章 麻紙の放菴・放菴の麻紙』
小杉放菴の絵の特徴は、ややかすれて、ほわっとした画面にあります。
これは麻紙といって、麻を漉いた紙を使うことによるものとのことです。
麻紙は古代に使われ、その後廃れていたものを、福井県の紙職人と共同で、
努力を重ねて復元したとのことです。
「梅花小禽」昭和時代
屏風絵と襖絵の二組あり、どちらも枝を伸ばした大きな白梅の木に鳥が
一羽留まっています。
すっきりと簡潔で、力強い画面です。
第九章で麻紙について解説してありますが、小杉放菴の多くの作品はこの麻紙に
描かれており、放菴の飄々とした画風は、麻紙の効果によって生まれています。
私はむかし、同じ出光美術館での小杉放菴を観たときに、もし部屋中に小杉放菴の
絵を並べ、その中で眠ったら桃源郷に居るような気分だろうと思ったことがあります。
今度の展覧会を観て、やはり同じ思いをしました。
chariot
前回書いた「小杉放菴と大観展 1」の続きです。
日比谷の出光美術館では「小杉放菴と大観-響きあう技とこころ」展が開かれています。
会期は3月22日(日)までです。
『第四章 運命的な出会い』
小杉放菴と横山大観の出会いは、ある集まりの席で放菴が初対面で年長の
横山大観に喧嘩腰で議論を吹きかけ、かえって大観が気に入ったことだそうです。
その時、大観の弟子の安田靫彦たちは憤激したものの、体が大きく、
腕力もありそうな放菴に恐れをなして、手を出せなかったと云います。
今回展示されている自画像を観ても、放菴は堂々とした体格をしていて、
安田靫彦では刃が立ちそうにありません。
横山大観作「山路」1911年
大観が小杉放菴と出会う前の、いわゆる朦朧体時代の作品です。
菱田春草の「落葉」と同じく、輪郭線を使わない画法です。
冬枯れの山道を行く人が、葉を落とし、風の吹き渡る木々を見上げています。
洋画を意識して厚塗りにした画面は、特に松の緑色がアクセントになっています。
飄々とした放菴の絵を観て来て、ここで横山大観に出会うと、やはりその力技を
印象強く感じます。
『第五章 響き合う技』
横山大観は、片ぼかしという、輪郭線の内側をぼかして立体感を出す技法で
有名ですが、これは小杉放菴から学んだということです。
横山大観作「月下逍遙」1921年頃
縦長の絵で、画面の下の山道を、杖を突いた老人を先頭に三人の人物が
歩いています。
画面上には、片ぼかしで描いた岩が重なり続いています。
「帰院」1926年
大観の「月下逍遙」とよく似た構図で、杖を突いた老僧を先にして三人の僧が
寺の境内らしい所を歩いています。
画面上には森の木々が重なっています。
この頃の二人の作風がよく似ていることが分かります。
『第六章 東洋思想への憧れ』
「寒山拾得」昭和時代
寒山拾得といえば、不思議な笑みを浮かべた二人の人物を描くのが普通ですが、
この絵では可愛い子供が二人、物陰からこちらを覗いて笑っています。
まるでかくれんぼをしているようです。
小杉放菴の魅力は、この捉われない、自由な境地にあります。
『第七章 出関老子』
小杉放菴の、自由な境地を示す絵が並んでいます。
「金太郎」1943年頃
大きな絵で、斧を持った金太郎が嬉しそうな顔で、熊にまたがっています。
モデルはお孫さんだそうで、小杉放菴は金太郎の絵を好んで描いています。
『第八章 掌中の山水人物―放菴画帖の魅力』
小杉放菴は晩年、「自分は生涯、挿絵画家だった」と、述べていたということです。
挿絵画家として出発した放菴の自己認識でしょう。
その軽妙な筆使いの面白さは、画帖によく表されています。
『第九章 麻紙の放菴・放菴の麻紙』
小杉放菴の絵の特徴は、ややかすれて、ほわっとした画面にあります。
これは麻紙といって、麻を漉いた紙を使うことによるものとのことです。
麻紙は古代に使われ、その後廃れていたものを、福井県の紙職人と共同で、
努力を重ねて復元したとのことです。
「梅花小禽」昭和時代
屏風絵と襖絵の二組あり、どちらも枝を伸ばした大きな白梅の木に鳥が
一羽留まっています。
すっきりと簡潔で、力強い画面です。
第九章で麻紙について解説してありますが、小杉放菴の多くの作品はこの麻紙に
描かれており、放菴の飄々とした画風は、麻紙の効果によって生まれています。
私はむかし、同じ出光美術館での小杉放菴を観たときに、もし部屋中に小杉放菴の
絵を並べ、その中で眠ったら桃源郷に居るような気分だろうと思ったことがあります。
今度の展覧会を観て、やはり同じ思いをしました。
日比谷・有楽町
日比谷の出光美術館では「小杉放菴と大観-響きあう技とこころ」展が開かれています。
会期は3月22日(日)までです。

出光美術館は小杉放菴(ほうあん)の作品を多く所蔵しており、今回は終生の友で
あったという横山大観の作品10点とともに展示しています。
各作品には解説が付いていて、鑑賞の援けになります。
ギャラリートークも行なわれ、私は2月26日に行ってきました。
小杉放菴(1881~1964)は元々は小杉未醒(みせい)と名乗った洋画家で、
のちに飄々とした画風の日本画に転向しています。
『第一章 洋画家・未醒時代』
まず洋画家として注目され、ヨーロッパに旅行したところ、西洋画の重厚さに圧倒され、
やがて東洋画に目を向けるきっかけになったとのことです。
「湖畔」1914年頃
薄い色調の緑色の森と湖です。
構図もしっかりした油彩ですが、道を行く老人の小さな姿は東洋風で、すでに
東洋画を意識し始めています。
『第二章 日本画家・放菴時代』
「南枝早春」1936年頃
縦長の画面に、白梅と、放菴が好んで題材にした大きな岩が描かれています。
岩は衣を着た観音様のの後ろ姿ようにも見え、啄木鳥が無礼にもその頭を
つつこうとしています。
放菴の特徴の、俳味、ユーモアがよく表れています。
「西行法師」昭和時代
小品で、桜花を眺める西行の姿に詞書と歌が添えられています。
西行法師 歌に曰 すてはてて身は無きものとおもへとも雪のふる日は寒くこそあれ
芭蕉翁 讃に曰 花の咲く日は浮かれこそすれ
放菴は芭蕉の付けた下の句に合わせた絵柄にしています。
「四季(夏 河童)」1961年
これも小品で、河童が三匹遊んでいて、歌が添えられています。
里川にあそぶ子ともらあのなかに芋銭が河童まじり居らずや
小川芋銭(1868~1938)は生涯、牛久沼の近くに住み、河童の絵をよく描いた
画家で、小杉放菴と親交があったということです。
放菴は、川で遊ぶ子どもたちを見て、河童を思い浮かべ、更に小川芋銭のことを
想ったのでしょう。
昔に亡くなった小川芋銭を懐かしむ気持が表れています。
『第三章 壁画に込めた祈り』
「天のうづめの命(みこと)」1951年
展覧会のポスターに使われています。
横長の大きな画面で、天のうづめの命が踊りながら、太陽を招いています。
出光興産の日章丸二世の建造を記念して描かれた絵で、船長室に飾られて
いたそうです。
モデルは何と、当時ブギの女王と呼ばれた笠置シヅ子だそうです。
そう云えば、天のうづめの命の愛嬌のある顔は笠置シヅ子に似ています。
天のうづめの命の踊っているのは「東京ブギウギ」だった訳です。
戦後日本の復興を願う気持をこの絵に託しています。
続きは次の回に書きます。
chariot
日比谷の出光美術館では「小杉放菴と大観-響きあう技とこころ」展が開かれています。
会期は3月22日(日)までです。

出光美術館は小杉放菴(ほうあん)の作品を多く所蔵しており、今回は終生の友で
あったという横山大観の作品10点とともに展示しています。
各作品には解説が付いていて、鑑賞の援けになります。
ギャラリートークも行なわれ、私は2月26日に行ってきました。
小杉放菴(1881~1964)は元々は小杉未醒(みせい)と名乗った洋画家で、
のちに飄々とした画風の日本画に転向しています。
『第一章 洋画家・未醒時代』
まず洋画家として注目され、ヨーロッパに旅行したところ、西洋画の重厚さに圧倒され、
やがて東洋画に目を向けるきっかけになったとのことです。
「湖畔」1914年頃
薄い色調の緑色の森と湖です。
構図もしっかりした油彩ですが、道を行く老人の小さな姿は東洋風で、すでに
東洋画を意識し始めています。
『第二章 日本画家・放菴時代』
「南枝早春」1936年頃
縦長の画面に、白梅と、放菴が好んで題材にした大きな岩が描かれています。
岩は衣を着た観音様のの後ろ姿ようにも見え、啄木鳥が無礼にもその頭を
つつこうとしています。
放菴の特徴の、俳味、ユーモアがよく表れています。
「西行法師」昭和時代
小品で、桜花を眺める西行の姿に詞書と歌が添えられています。
西行法師 歌に曰 すてはてて身は無きものとおもへとも雪のふる日は寒くこそあれ
芭蕉翁 讃に曰 花の咲く日は浮かれこそすれ
放菴は芭蕉の付けた下の句に合わせた絵柄にしています。
「四季(夏 河童)」1961年
これも小品で、河童が三匹遊んでいて、歌が添えられています。
里川にあそぶ子ともらあのなかに芋銭が河童まじり居らずや
小川芋銭(1868~1938)は生涯、牛久沼の近くに住み、河童の絵をよく描いた
画家で、小杉放菴と親交があったということです。
放菴は、川で遊ぶ子どもたちを見て、河童を思い浮かべ、更に小川芋銭のことを
想ったのでしょう。
昔に亡くなった小川芋銭を懐かしむ気持が表れています。
『第三章 壁画に込めた祈り』
「天のうづめの命(みこと)」1951年
展覧会のポスターに使われています。
横長の大きな画面で、天のうづめの命が踊りながら、太陽を招いています。
出光興産の日章丸二世の建造を記念して描かれた絵で、船長室に飾られて
いたそうです。
モデルは何と、当時ブギの女王と呼ばれた笠置シヅ子だそうです。
そう云えば、天のうづめの命の愛嬌のある顔は笠置シヅ子に似ています。
天のうづめの命の踊っているのは「東京ブギウギ」だった訳です。
戦後日本の復興を願う気持をこの絵に託しています。
続きは次の回に書きます。
東京
DEAN&DELUCAは丸ノ内の三菱信託銀行本店ビルにあります。



丸ノ内のオフィスビルの1階なので、天井がとても高く、広々としていてます。
二面が全面ガラスで明るく、東京駅の丸ノ内口や隣の新丸ビルを眺めることが
出来ます。
店内は完全禁煙で、床も壁も天井も白で統一され、クールな印象です。

ニューヨークに本店のある食材店の日本1号店で、この丸ノ内店はセルフの
カフェになっています。
朝7時30分から開いているので、ソトアサに便利です。
菓子パン類は置いてあるのを自分で取って、カウンターに持って行きます。
バターミルクパンケーキ630円とコーヒーS320円です。

パンケーキは、自分の札の番号が呼ばれるのを席で待ちます。
パンケーキは巨大でワイルド、ニューヨークというよりテキサス風です。
ドーナツなどもかなり大きくて、アメリカサイズです。
コーヒーはあっさりとして飲みやすいです。
BGMは(意外にも)モーツアルトでした。
ジャズのこともあるようです。
テイクアウトしたり、席でパソコンを打つお客さんも、いかにも丸ノ内勤めといった
感じの人が多く、外国の人も何人かいます。
ビジネス街らしいカフェです。
chariot
DEAN&DELUCAは丸ノ内の三菱信託銀行本店ビルにあります。



丸ノ内のオフィスビルの1階なので、天井がとても高く、広々としていてます。
二面が全面ガラスで明るく、東京駅の丸ノ内口や隣の新丸ビルを眺めることが
出来ます。
店内は完全禁煙で、床も壁も天井も白で統一され、クールな印象です。

ニューヨークに本店のある食材店の日本1号店で、この丸ノ内店はセルフの
カフェになっています。
朝7時30分から開いているので、ソトアサに便利です。
菓子パン類は置いてあるのを自分で取って、カウンターに持って行きます。
バターミルクパンケーキ630円とコーヒーS320円です。

パンケーキは、自分の札の番号が呼ばれるのを席で待ちます。
パンケーキは巨大でワイルド、ニューヨークというよりテキサス風です。
ドーナツなどもかなり大きくて、アメリカサイズです。
コーヒーはあっさりとして飲みやすいです。
BGMは(意外にも)モーツアルトでした。
ジャズのこともあるようです。
テイクアウトしたり、席でパソコンを打つお客さんも、いかにも丸ノ内勤めといった
感じの人が多く、外国の人も何人かいます。
ビジネス街らしいカフェです。
後楽園・春日
文京シビックセンターの1階にある「エクセルシオールカフェ文京シビックセンター店」で
軽いランチです。
この前、このお店に行った時には、シビックセンターの25階の展望ラウンジ(上の方の丸い部分)
にも立ち寄りましたが、その時の記事はこちらをご覧下さい。


隣がラクーアなので、満席に近いことも多く、混んでいる時は先ず席を
確保してから注文します。
満席でも全席禁煙なので、煙を気にすることはありません。

後ろのビルは東京ドームホテルです。

きのことチーズとスモークハムのチャバッタ380円、カプチーノS310円です。

きのこの食感が心地よく、寒い日のランチに温かいチャバッタはよく合います。
エクセルシオールのHPにはメニューの品目のカロリーとアレルゲンの一覧表があって
便利です。
それによると、チャバッタのカロリーは372 、 カプチーノSは137、合わせて509Kcal でした。
やはり、ミルクの入った飲料と合わせるとカロリー値は高くなるようです。
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文京シビックセンターの1階にある「エクセルシオールカフェ文京シビックセンター店」で
軽いランチです。
この前、このお店に行った時には、シビックセンターの25階の展望ラウンジ(上の方の丸い部分)
にも立ち寄りましたが、その時の記事はこちらをご覧下さい。


隣がラクーアなので、満席に近いことも多く、混んでいる時は先ず席を
確保してから注文します。
満席でも全席禁煙なので、煙を気にすることはありません。

後ろのビルは東京ドームホテルです。

きのことチーズとスモークハムのチャバッタ380円、カプチーノS310円です。

きのこの食感が心地よく、寒い日のランチに温かいチャバッタはよく合います。
エクセルシオールのHPにはメニューの品目のカロリーとアレルゲンの一覧表があって
便利です。
それによると、チャバッタのカロリーは372 、 カプチーノSは137、合わせて509Kcal でした。
やはり、ミルクの入った飲料と合わせるとカロリー値は高くなるようです。
赤坂見附・永田町
赤坂のニューオータニガーデンコート6階にあるニューオータニ美術館で
4月12日(日)まで、「アンドレ・ボーシャン いのちの輝き展」が開かれています。
途中の溜池のボート乗り場です。

2月21日のギャラリートークのある日に行ってきました。
世田谷美術館や諏訪にあるハーモ美術館にある作品と合わせて、
23点が展示されています。


アンドレ・ボーシャン(1873~1958)はフランスの素朴派の画家と言われる人です。
素朴派とは、正式な絵画教育を受けず、自己流で絵を描いた人たちを総称した
呼び名ということで、フランスのアンリ・ルソーやアメリカのグランマ・モーゼス
(モーゼスお婆さん)が有名です。
ピカソやカンディンスキーもルソーやボーシャンの素朴派に注目したそうです。
学芸員の解説によればフランス素朴派といわれる、以下の一群の人たちが
いるとのことです。
アンリ・ルソー
ルイ・ヴィヴァン
セラフィーヌ・ルイ
アンドレ・ボーシャン
カミーユ・ボンボワ
職業を別に持っていることが多く、アンリ・ルソーは税関吏、ルイ・ヴィヴィアンは
郵便局員、セラフィーヌ・ルイは掃除婦、カミーユ・ボンボワはサーカス団員や
土木作業員だったそうです。
ボーシャンは苗木栽培業で、「庭師ボーシャン」と呼ばれたそうです。
第一次大戦でフランス軍の測量隊に属して測量図を描いたことから絵画に目覚め、
46歳になって本格的に描き始めたということです。
人生の遅い時期になって絵を描き始めるのも素朴派の特徴です。
面白いことに、ボーシャンを発見した一人は建築家のル・コルビュジエで、
ボーシャンの絵を最初に買ったのもル・コルビュジエだったそうです。
作品は風景、花、神話・聖書、人物の4つのグループに分かれています。
『風景』
ボーシャンの風景画にはゴツゴツした岩肌がよく見られるということで、
確かに遠景の山肌もゴツゴツと描かれています。
これはフランスに多い石灰岩の地層を描いているのだと思います。
「フルーツのある風景」
淡い色彩の風景の前面に、桃、西洋梨、いちじくなどが山盛りに大きく
描かれています。
子供の絵もそうですが、自分の好きな物、興味のある物を大きく描くというのは
素朴派の特徴の一つです。
ボーシャンの絵は淡く、ふわっとした色調のものが多いですが、これは鉛白という
白い絵具をよく使っているためだそうです。
『花』
苗木業らしく、花の絵は生き生きとして、華やかな魅力があります。
花の束がかたまりになって、画面いっぱいに咲いている絵を多く描いています。
風景画の真中に、花を大きく描くのは、「フルーツのある風景」と同じく独特で、
最もボーシャンらしい構図です。
花はどれも正面を向き、同じ平面に並ぶように描かれています。
同じ花の絵でも、キスリングの描く花束は奥行きがあり、光による陰影も持たせて、
立体感が出るように工夫していますが、
ボーシャンにはそのような技は無く、描きたい物をそのまま全部並べた、
という描き方です。
ただ、専門家が見ても、正確には何の花を描いているのかよく分からないそうです。
植物を商売にしていたことを考えると面白い話です。
ボーシャンの想像の世界で咲いた花ということでしょうか。
「楽園」
熱帯のジャングルに咲くさまざまの花と、鳥を描いています。
アンリ・ルソーを思い出しますが、素朴派の人たちは自己流で描いていて、
お互いの関係はあまり無いそうです。
『神話・聖書』
ボーシャンが他の素朴派の画家と異なるのは、ギリシャ神話や歴史、聖書を
題材にした作品を描いていることだそうです。
「聖アントワーヌの誘惑」
砂漠で修行する聖アントワーヌに怪物たちが挑みかかる、という有名な題材です。
ボーシャンの描く怪物たちは何となくユーモラスで、聖アントワーヌも
「参ったなこれは」という表情をしている、微笑ましい作品です。
『人物』
人物画も描いていますが、どれもあまり上手とは言えません。
それがかえって、のんびりした雰囲気を出しています。
「漁夫と娘」
大きな作品で、両脇に木、間に湖と丘と淡い色の空、左下に二人の人物が
描かれています。
漁夫と思われる人物は、立って上の方をぼんやりと眺めています。
湖を描く視点は上からなのに、人物を描く視点は横からなので、画面が
微妙にゆがんで見えます。
しかも、画面が大きいため、取り留めの無さの際立つ、不思議な絵になっています。
ルソーやボーシャンを素朴派と名付けたドイツの美術評論家、ウィルヘルム・ウーデや
ル・コルビュジエは、ボーシャンの描く淡い色調の空をバルビゾン派のコローに
関連付けて紹介しているそうです。
素朴派の絵はちょっと見ると誰でも描けそうな気もしますが、有名になるのは
ごく一部の人です。
観る人たちを惹き付ける鍵は何なのでしょうか。
ともかく、技巧の混じらない、のんびりとしたアンドレ・ボーシャンの絵は、
観ていて穏やかな気分になれます。
ギャラリートークは3月14日(土)午後2時からも行なわれます。
chariot
赤坂のニューオータニガーデンコート6階にあるニューオータニ美術館で
4月12日(日)まで、「アンドレ・ボーシャン いのちの輝き展」が開かれています。
途中の溜池のボート乗り場です。

2月21日のギャラリートークのある日に行ってきました。
世田谷美術館や諏訪にあるハーモ美術館にある作品と合わせて、
23点が展示されています。


アンドレ・ボーシャン(1873~1958)はフランスの素朴派の画家と言われる人です。
素朴派とは、正式な絵画教育を受けず、自己流で絵を描いた人たちを総称した
呼び名ということで、フランスのアンリ・ルソーやアメリカのグランマ・モーゼス
(モーゼスお婆さん)が有名です。
ピカソやカンディンスキーもルソーやボーシャンの素朴派に注目したそうです。
学芸員の解説によればフランス素朴派といわれる、以下の一群の人たちが
いるとのことです。
アンリ・ルソー
ルイ・ヴィヴァン
セラフィーヌ・ルイ
アンドレ・ボーシャン
カミーユ・ボンボワ
職業を別に持っていることが多く、アンリ・ルソーは税関吏、ルイ・ヴィヴィアンは
郵便局員、セラフィーヌ・ルイは掃除婦、カミーユ・ボンボワはサーカス団員や
土木作業員だったそうです。
ボーシャンは苗木栽培業で、「庭師ボーシャン」と呼ばれたそうです。
第一次大戦でフランス軍の測量隊に属して測量図を描いたことから絵画に目覚め、
46歳になって本格的に描き始めたということです。
人生の遅い時期になって絵を描き始めるのも素朴派の特徴です。
面白いことに、ボーシャンを発見した一人は建築家のル・コルビュジエで、
ボーシャンの絵を最初に買ったのもル・コルビュジエだったそうです。
作品は風景、花、神話・聖書、人物の4つのグループに分かれています。
『風景』
ボーシャンの風景画にはゴツゴツした岩肌がよく見られるということで、
確かに遠景の山肌もゴツゴツと描かれています。
これはフランスに多い石灰岩の地層を描いているのだと思います。
「フルーツのある風景」
淡い色彩の風景の前面に、桃、西洋梨、いちじくなどが山盛りに大きく
描かれています。
子供の絵もそうですが、自分の好きな物、興味のある物を大きく描くというのは
素朴派の特徴の一つです。
ボーシャンの絵は淡く、ふわっとした色調のものが多いですが、これは鉛白という
白い絵具をよく使っているためだそうです。
『花』
苗木業らしく、花の絵は生き生きとして、華やかな魅力があります。
花の束がかたまりになって、画面いっぱいに咲いている絵を多く描いています。
風景画の真中に、花を大きく描くのは、「フルーツのある風景」と同じく独特で、
最もボーシャンらしい構図です。
花はどれも正面を向き、同じ平面に並ぶように描かれています。
同じ花の絵でも、キスリングの描く花束は奥行きがあり、光による陰影も持たせて、
立体感が出るように工夫していますが、
ボーシャンにはそのような技は無く、描きたい物をそのまま全部並べた、
という描き方です。
ただ、専門家が見ても、正確には何の花を描いているのかよく分からないそうです。
植物を商売にしていたことを考えると面白い話です。
ボーシャンの想像の世界で咲いた花ということでしょうか。
「楽園」
熱帯のジャングルに咲くさまざまの花と、鳥を描いています。
アンリ・ルソーを思い出しますが、素朴派の人たちは自己流で描いていて、
お互いの関係はあまり無いそうです。
『神話・聖書』
ボーシャンが他の素朴派の画家と異なるのは、ギリシャ神話や歴史、聖書を
題材にした作品を描いていることだそうです。
「聖アントワーヌの誘惑」
砂漠で修行する聖アントワーヌに怪物たちが挑みかかる、という有名な題材です。
ボーシャンの描く怪物たちは何となくユーモラスで、聖アントワーヌも
「参ったなこれは」という表情をしている、微笑ましい作品です。
『人物』
人物画も描いていますが、どれもあまり上手とは言えません。
それがかえって、のんびりした雰囲気を出しています。
「漁夫と娘」
大きな作品で、両脇に木、間に湖と丘と淡い色の空、左下に二人の人物が
描かれています。
漁夫と思われる人物は、立って上の方をぼんやりと眺めています。
湖を描く視点は上からなのに、人物を描く視点は横からなので、画面が
微妙にゆがんで見えます。
しかも、画面が大きいため、取り留めの無さの際立つ、不思議な絵になっています。
ルソーやボーシャンを素朴派と名付けたドイツの美術評論家、ウィルヘルム・ウーデや
ル・コルビュジエは、ボーシャンの描く淡い色調の空をバルビゾン派のコローに
関連付けて紹介しているそうです。
素朴派の絵はちょっと見ると誰でも描けそうな気もしますが、有名になるのは
ごく一部の人です。
観る人たちを惹き付ける鍵は何なのでしょうか。
ともかく、技巧の混じらない、のんびりとしたアンドレ・ボーシャンの絵は、
観ていて穏やかな気分になれます。
ギャラリートークは3月14日(土)午後2時からも行なわれます。