人形町・水天宮
「coffee 高久」は地下鉄人形町駅と水天宮駅の間の大通りにあります。
場所は中央区日本橋人形町1-16-7です。
朝の水天宮です。
4月に行った時の写真なので、桜が咲いています。

朝7時から開いています。
19年前に開店したお店とのことで、30席ほどの店内はモダンで、
すっきりした造りです。
BGMはクラシックでした。

モーニングセット480円です。

厚めのバタートーストにジャムが付きます。
サンドイッチのセットもあります。
コーヒーは濃く、しっかりした味で、美味しいです。
カップは南蛮人が描かれている有田焼の染付で、温かみがあります。
こちらのお店のカップやお皿は有田焼を使っています。
人形町で、有田焼のカップで飲むコーヒーというのも味わいのあるものです。
お店のHPです。
「coffee 高久」は地下鉄人形町駅と水天宮駅の間の大通りにあります。
場所は中央区日本橋人形町1-16-7です。
朝の水天宮です。
4月に行った時の写真なので、桜が咲いています。

朝7時から開いています。
19年前に開店したお店とのことで、30席ほどの店内はモダンで、
すっきりした造りです。
BGMはクラシックでした。

モーニングセット480円です。

厚めのバタートーストにジャムが付きます。
サンドイッチのセットもあります。
コーヒーは濃く、しっかりした味で、美味しいです。
カップは南蛮人が描かれている有田焼の染付で、温かみがあります。
こちらのお店のカップやお皿は有田焼を使っています。
人形町で、有田焼のカップで飲むコーヒーというのも味わいのあるものです。
お店のHPです。
chariot
神田・三越前
「カフェ ビィオット」は神田駅と地下鉄三越前駅の間の神田中央通りの
裏にあります。
場所は千代田区神田美倉町1です。


朝7時30分から開いていて、お店に入ると、「いらっしゃいませ」と、元気な声で
迎えてくれます。
自家焙煎のお店で、入口左に焙煎室があり、暗めの店内は広く、カウンター席を
合わせて40席ほどで、木の床、木の調度の落着いた雰囲気です。

常連さんが次々入ってきて、思い思いの席に座っていました。
BGMはジャズです。
このお店ではジャズライブも開かれるそうです。
モーニングの玉子トーストセット480円です。

サラダにミニフルーツヨーグルトも付きます。
他にバタートースト、チーズトーストのセットもあります。
自家焙煎でネルドリップで淹れるコーヒーはとても美味しいです。
銀髪の、感じの良いマスターによれば、「ビィオット」とは、南フランスにある、
ガラス工芸で有名な村で、ピカソも訪れたことがあるそうです。
その名前が気に入って、店の名にしたとのことです。
確かにお店の雰囲気はフランス風です。
名前の付け方や外観、内装、メニューなど、御徒町の「カフェ ラパン」と
よく似ていると思って一緒に働いている奥さんに訊いてみると、「ラパン」の
マスターは以前、このお店で働いていたとのことで、「ラパン」の内装も
同じ設計士が手掛けたそうです。
道理で、似ている訳です。
「ラパン」の焙煎はこちらより強いので、味がやや濃いそうです。
開店時間は8時だったのが、常連さんが早めにやって来るので、
とうとう7時30分になったそうです。
お客さんに好かれるお店ということでしょう。
お店を出る時も、ていねいな挨拶で送り出してくれました。
お店のHPです。
近くには、アーチや柱が見事なロマネスク風建築もあります。

chariot
「カフェ ビィオット」は神田駅と地下鉄三越前駅の間の神田中央通りの
裏にあります。
場所は千代田区神田美倉町1です。


朝7時30分から開いていて、お店に入ると、「いらっしゃいませ」と、元気な声で
迎えてくれます。
自家焙煎のお店で、入口左に焙煎室があり、暗めの店内は広く、カウンター席を
合わせて40席ほどで、木の床、木の調度の落着いた雰囲気です。

常連さんが次々入ってきて、思い思いの席に座っていました。
BGMはジャズです。
このお店ではジャズライブも開かれるそうです。
モーニングの玉子トーストセット480円です。

サラダにミニフルーツヨーグルトも付きます。
他にバタートースト、チーズトーストのセットもあります。
自家焙煎でネルドリップで淹れるコーヒーはとても美味しいです。
銀髪の、感じの良いマスターによれば、「ビィオット」とは、南フランスにある、
ガラス工芸で有名な村で、ピカソも訪れたことがあるそうです。
その名前が気に入って、店の名にしたとのことです。
確かにお店の雰囲気はフランス風です。
名前の付け方や外観、内装、メニューなど、御徒町の「カフェ ラパン」と
よく似ていると思って一緒に働いている奥さんに訊いてみると、「ラパン」の
マスターは以前、このお店で働いていたとのことで、「ラパン」の内装も
同じ設計士が手掛けたそうです。
道理で、似ている訳です。
「ラパン」の焙煎はこちらより強いので、味がやや濃いそうです。
開店時間は8時だったのが、常連さんが早めにやって来るので、
とうとう7時30分になったそうです。
お客さんに好かれるお店ということでしょう。
お店を出る時も、ていねいな挨拶で送り出してくれました。
お店のHPです。
近くには、アーチや柱が見事なロマネスク風建築もあります。

湯島・上野広小路
湯島にあるイタリアン・レストラン「ラ・サエッタ」に行ってきました。
場所は台東区上野1-3-5です。
裏通りの静かなところにある、隠れスポットのようなお店です。

店内はあっさりとしていて、サービスもていねいで、居心地が良いです。
分煙になっています。

元は自然食のお店だったとのことで、材料を吟味してあるのが分かります。
4,800円のコースにしました。
小皿料理のブロッコリーです。

前菜の白身魚と季節の野菜です。

パスタは、冷たいパスタで、ウニとカラスミが載っています。

メインのローストは写真を撮るのを忘れて、少し食べてしまいました。

ドルチェです。
エスプレッソか紅茶が付きます。

さらに、最後に小さなお菓子もありました。

どの料理も彩りが美しく、野菜に季節感があり、とても美味しかったです。
4種類のパンが付きますが、どれも違う味わいで、楽しめます。
ランチが1,000円で各種あるので、今度行ってみようと思います。
chariot
湯島にあるイタリアン・レストラン「ラ・サエッタ」に行ってきました。
場所は台東区上野1-3-5です。
裏通りの静かなところにある、隠れスポットのようなお店です。

店内はあっさりとしていて、サービスもていねいで、居心地が良いです。
分煙になっています。

元は自然食のお店だったとのことで、材料を吟味してあるのが分かります。
4,800円のコースにしました。
小皿料理のブロッコリーです。

前菜の白身魚と季節の野菜です。

パスタは、冷たいパスタで、ウニとカラスミが載っています。

メインのローストは写真を撮るのを忘れて、少し食べてしまいました。

ドルチェです。
エスプレッソか紅茶が付きます。

さらに、最後に小さなお菓子もありました。

どの料理も彩りが美しく、野菜に季節感があり、とても美味しかったです。
4種類のパンが付きますが、どれも違う味わいで、楽しめます。
ランチが1,000円で各種あるので、今度行ってみようと思います。
御茶ノ水
神田明神では神田祭の一つとして薪能を催しています。
この神田明神薪能「明神能・幽玄の花」に行ってきました。
神田明神の随身門に夕陽が当たっています。

今年は第7回で、5月14日(木曜日)午後6時から開かれました。
演目は大蔵流狂言「千鳥」、金剛流能「清経」です。
拝殿入口に舞台を仮設し、前の広場に大きなテントを張って客席にします。
全席指定で、S席6000円、A席4000円、B席3000円です。


狂言「千鳥」は、金払いの悪い主人の言いつけで酒屋に酒を買いにやらされた
太郎冠者が、尾張の津島祭の様を語りながら、酒屋を油断させ、体よく酒樽を
騙し取ってくるというものです。
にぎやかなお話ですが、津島という尾張の町が、狂言に登場するほど、室町の
頃には栄えていたことが分かります。
能「清経」は世阿弥の作で、源氏に逐われ、平家一門と共に西国に落ちた後、
世をはかなんで入水した平清経の亡霊が妻の夢に現われ、入水に至る様を
語ります。
平清経は平重盛の三男で、平清盛の孫にあたります。
一門の他の人々は一の谷や壇ノ浦の戦いで討たれましたが、清経はその前に
戦わぬうちに二十一歳で入水しています。
武門の生まれでありながら、繊細な心の人だったのでしょう。
能の清経は修羅道に墜ちるものの、入水の前に唱えた念仏の功徳によって
成仏します。
舞台の上で演じられる清経の姿を観ていると、本当の清経の亡霊を観るようです。
能の修羅物といわれる演目では、非業の死を遂げた武者の多くは、「実盛」「頼政」
「忠度」のように亡者のままで、さ迷っています。
世阿弥の頃の人々も、目の前の若い清経の亡霊を観て哀れを感じ、成仏して
ほしいと思ったことでしょう。
その思いによって、ありがたくも清経が成仏を果たす結末となったのでしょうか。

随身門の周りにはろうそくが並べられていました。
chariot
神田明神では神田祭の一つとして薪能を催しています。
この神田明神薪能「明神能・幽玄の花」に行ってきました。
神田明神の随身門に夕陽が当たっています。

今年は第7回で、5月14日(木曜日)午後6時から開かれました。
演目は大蔵流狂言「千鳥」、金剛流能「清経」です。
拝殿入口に舞台を仮設し、前の広場に大きなテントを張って客席にします。
全席指定で、S席6000円、A席4000円、B席3000円です。


狂言「千鳥」は、金払いの悪い主人の言いつけで酒屋に酒を買いにやらされた
太郎冠者が、尾張の津島祭の様を語りながら、酒屋を油断させ、体よく酒樽を
騙し取ってくるというものです。
にぎやかなお話ですが、津島という尾張の町が、狂言に登場するほど、室町の
頃には栄えていたことが分かります。
能「清経」は世阿弥の作で、源氏に逐われ、平家一門と共に西国に落ちた後、
世をはかなんで入水した平清経の亡霊が妻の夢に現われ、入水に至る様を
語ります。
平清経は平重盛の三男で、平清盛の孫にあたります。
一門の他の人々は一の谷や壇ノ浦の戦いで討たれましたが、清経はその前に
戦わぬうちに二十一歳で入水しています。
武門の生まれでありながら、繊細な心の人だったのでしょう。
能の清経は修羅道に墜ちるものの、入水の前に唱えた念仏の功徳によって
成仏します。
舞台の上で演じられる清経の姿を観ていると、本当の清経の亡霊を観るようです。
能の修羅物といわれる演目では、非業の死を遂げた武者の多くは、「実盛」「頼政」
「忠度」のように亡者のままで、さ迷っています。
世阿弥の頃の人々も、目の前の若い清経の亡霊を観て哀れを感じ、成仏して
ほしいと思ったことでしょう。
その思いによって、ありがたくも清経が成仏を果たす結末となったのでしょうか。

随身門の周りにはろうそくが並べられていました。
岩本町・秋葉原
喫茶店「明石屋」は地下鉄岩本町と神田川の間、和泉橋のそばにあります。
場所は千代田区神田岩本町15-2です。
近くの万世橋です。

万世橋近くの煉瓦の高架です。

かなり年季の入ったビルにあるお店で、入口の木のドアも日焼けしています。

「明石屋」は「アカシヤ」とも書くようです。
昭和48年に開店したお店とのことで、昔ながらの喫茶店です。
2階席もあり、階段近くの席に座っていると、常連さんの集まっている1階の
カウンターでの会話がよく聞こえてきます。
BGMはソフトなポップスでした。



モーニングセット430円です。

トーストは3つに切り分け、ゆで卵とサラダが付きます。
コーヒーは濃くて酸味もあり、美味しく、懐かしい味です。
この味は開店以来、変えていないそうですが、最近は薄味を好むお客さんも
増えているそうです。
お店の女性の方は話好きで、とても気持の良い応対をしてくれます。
写真を撮ってよいか訊いたところ、場所が暗くないか気にかけてくれました。
日祝は休みで、朝は7時開店ですが、常連さんは7時前からやって来るそうです。
こんな居心地の良いお店なら、お客さんも開店前から押しかけてくるでしょう。
chariot
喫茶店「明石屋」は地下鉄岩本町と神田川の間、和泉橋のそばにあります。
場所は千代田区神田岩本町15-2です。
近くの万世橋です。

万世橋近くの煉瓦の高架です。

かなり年季の入ったビルにあるお店で、入口の木のドアも日焼けしています。

「明石屋」は「アカシヤ」とも書くようです。
昭和48年に開店したお店とのことで、昔ながらの喫茶店です。
2階席もあり、階段近くの席に座っていると、常連さんの集まっている1階の
カウンターでの会話がよく聞こえてきます。
BGMはソフトなポップスでした。



モーニングセット430円です。

トーストは3つに切り分け、ゆで卵とサラダが付きます。
コーヒーは濃くて酸味もあり、美味しく、懐かしい味です。
この味は開店以来、変えていないそうですが、最近は薄味を好むお客さんも
増えているそうです。
お店の女性の方は話好きで、とても気持の良い応対をしてくれます。
写真を撮ってよいか訊いたところ、場所が暗くないか気にかけてくれました。
日祝は休みで、朝は7時開店ですが、常連さんは7時前からやって来るそうです。
こんな居心地の良いお店なら、お客さんも開店前から押しかけてくるでしょう。
上野
前回の「日本の美術館名品展 2」の続きです。
美術館の外観です。

3階は日本画などです。
141番 竹内栖鳳「絵になる最初」 1913年 京都市美術館
竹内栖鳳は京都市生まれです。
絵のモデルになるため着物を脱いだ少女が、その着物で体を隠して、羞いの
表情を見せている瞬間です。
顔を半ば隠している左手の仕草に気持ちが良く出ています。
有名な「班猫」もそうですが、一瞬を捉えて描き出すのは、なかなか技量が
ないと出来ません。
竹内栖鳳の弟子の上村松園も、「花がたみ」という作品を描く時に、狂女の
心を表す手の形について、栖鳳の助言を受けたそうです。
京都について紹介しているHPに載っている、作品の画像です。
157番 村上華岳「観世音菩薩施無畏印像」 1928年 兵庫県立美術館
村上華岳は兵庫県育ちです。
村上華岳はこの作品をはじめ、仏画の掛軸を数多く描いています。
柔らかな線描で描かれたどの仏も、お顔はまるく大きく、半眼のまなざしは
とても優しく、かすかに微笑んでおられます。
私は以前、山種美術館の「村上華岳展」で、会場いっぱいに並んだ仏画を
観たことがあります。
至福の時と言ってよいものでした。
159番 速水御舟「女二題 其一」1931年 福島県立美術館
160番 速水御舟「女二題 其二」1931年 福島県立美術館
伸び伸びとした線描で、奥さんをモデルにして、着物姿で座る女性を描いています。
片方は黒っぽい色の着物で、両手を上げて、髪を束ねているところです。
もう片方は白の浴衣で、日本髪を結い、両手を後ろに回し、少し背を反らせて、
後ろ手で帯を整えています。
浴衣の女性の側には、カットグラスに入った緑色の西洋梨があり、髪に挿した
翡翠のかんざしと調和しています。
いかにも夏らしい涼やかな絵柄で、何気ない動作を上手く捉えているのですが、
面白いのは女性がむっとした顔をしていることです。
それで画面が生き生きしてくるのですから、不思議です。
相手が奥さんだから、こういう珍しい表情を描けたのでしょうが、その容赦の無い
描写力は、さすが速水御舟です。
福島県立美術館のHPに載っている、作品の画像です。
161番 小倉遊亀「童女入浴」1926年 滋賀県立近代美術館
小倉遊亀は滋賀県生まれです。
二人の女の子が湯気の立つ湯舟に浸かって、ゆだっています。
一人は髪を束ねようとして櫛を手に持ち、首まで浸かったもう一人はそれを
見上げています。
二人の表情がとてもユーモラスです。
何気ない日常の一駒ですが、小倉遊亀にはセンスの良さと優しさがあり、
心を和ませてくれます。
井原市立田中美術館での展覧会に出品された時の、ポスターです。
181番 高山辰雄「食べる」 1973年 大分県立芸術会館
高山辰雄は大分県生まれです。
子供が独り、食卓に向かって何か食べている姿をシルエットで描いています。
生きることの哀しみの伝わる作品です。
高山辰雄はよく、食べる、ということをテーマにしています。
この絵は練馬区立美術館で開かれていた「高山辰雄遺作展」で観たことがあり、
ここで再会出来たという思いがします。
他にも、多くの作家の絵画、彫刻、版画が展示されていますので、展覧会のHPに
載っている展示品リストで調べてから行かれると良いでしょう。
美術館の中庭では、東京都が公認した、ヘブンアーティストと呼ばれる人が
大道芸を披露しています。
この人はオペラを歌っていました。

上野公園の噴水が水煙を上げています。

噴水前広場です。

chariot
photo by taro
photo by taro
前回の「日本の美術館名品展 2」の続きです。
美術館の外観です。

3階は日本画などです。
141番 竹内栖鳳「絵になる最初」 1913年 京都市美術館
竹内栖鳳は京都市生まれです。
絵のモデルになるため着物を脱いだ少女が、その着物で体を隠して、羞いの
表情を見せている瞬間です。
顔を半ば隠している左手の仕草に気持ちが良く出ています。
有名な「班猫」もそうですが、一瞬を捉えて描き出すのは、なかなか技量が
ないと出来ません。
竹内栖鳳の弟子の上村松園も、「花がたみ」という作品を描く時に、狂女の
心を表す手の形について、栖鳳の助言を受けたそうです。
京都について紹介しているHPに載っている、作品の画像です。
157番 村上華岳「観世音菩薩施無畏印像」 1928年 兵庫県立美術館
村上華岳は兵庫県育ちです。
村上華岳はこの作品をはじめ、仏画の掛軸を数多く描いています。
柔らかな線描で描かれたどの仏も、お顔はまるく大きく、半眼のまなざしは
とても優しく、かすかに微笑んでおられます。
私は以前、山種美術館の「村上華岳展」で、会場いっぱいに並んだ仏画を
観たことがあります。
至福の時と言ってよいものでした。
159番 速水御舟「女二題 其一」1931年 福島県立美術館
160番 速水御舟「女二題 其二」1931年 福島県立美術館
伸び伸びとした線描で、奥さんをモデルにして、着物姿で座る女性を描いています。
片方は黒っぽい色の着物で、両手を上げて、髪を束ねているところです。
もう片方は白の浴衣で、日本髪を結い、両手を後ろに回し、少し背を反らせて、
後ろ手で帯を整えています。
浴衣の女性の側には、カットグラスに入った緑色の西洋梨があり、髪に挿した
翡翠のかんざしと調和しています。
いかにも夏らしい涼やかな絵柄で、何気ない動作を上手く捉えているのですが、
面白いのは女性がむっとした顔をしていることです。
それで画面が生き生きしてくるのですから、不思議です。
相手が奥さんだから、こういう珍しい表情を描けたのでしょうが、その容赦の無い
描写力は、さすが速水御舟です。
福島県立美術館のHPに載っている、作品の画像です。
161番 小倉遊亀「童女入浴」1926年 滋賀県立近代美術館
小倉遊亀は滋賀県生まれです。
二人の女の子が湯気の立つ湯舟に浸かって、ゆだっています。
一人は髪を束ねようとして櫛を手に持ち、首まで浸かったもう一人はそれを
見上げています。
二人の表情がとてもユーモラスです。
何気ない日常の一駒ですが、小倉遊亀にはセンスの良さと優しさがあり、
心を和ませてくれます。
井原市立田中美術館での展覧会に出品された時の、ポスターです。
181番 高山辰雄「食べる」 1973年 大分県立芸術会館
高山辰雄は大分県生まれです。
子供が独り、食卓に向かって何か食べている姿をシルエットで描いています。
生きることの哀しみの伝わる作品です。
高山辰雄はよく、食べる、ということをテーマにしています。
この絵は練馬区立美術館で開かれていた「高山辰雄遺作展」で観たことがあり、
ここで再会出来たという思いがします。
他にも、多くの作家の絵画、彫刻、版画が展示されていますので、展覧会のHPに
載っている展示品リストで調べてから行かれると良いでしょう。
美術館の中庭では、東京都が公認した、ヘブンアーティストと呼ばれる人が
大道芸を披露しています。
この人はオペラを歌っていました。

上野公園の噴水が水煙を上げています。

噴水前広場です。

上野
前回の「日本の美術館名品展 1」の続きです。
天気の良い日で、上野公園の空に白い雲が浮かんでいました。

ポスターは藤田嗣治の「私の夢」です。

2階は日本の洋画などです。
85番 藤田嗣治「私の夢」 1947年 新潟県立美術館・万代島美術館
これもポスターになっている作品です。
横たわる裸婦の周りに狐や猿、猫などがさまざまな姿で取り巻いています。
藤田得意の裸婦と猫などの取り合わせですが、この動物たちは何だか
妖怪のようにも見えてきます。
1947年の作品ですから、戦後2年目、戦争画を描いた責任を一身に背負わされた
藤田の心の裡を表しているのでしょうか。
88番 岡鹿之助「信号台」 1926年 目黒区美術館
89番 岡鹿之助「遊蝶花」 1951年 下関市立美術館
かっちりとした画面構成の、点描による風景画です。
同じ点描でも、本家のスーラやシニャックに理屈っぽさ感じるのに比べ、
岡鹿之助には柔らかい味わいがあります。
遊蝶花とはパンジーのことだそうです。
90番 清水登之「パリ夜街」 1926年 栃木県立美術館
清水登之は栃木県生まれです。
夜の街角に若い男女や水兵、親子連れなどが居ます。
店の入口には男が座り込み、子供が別の子の肩車に乗って、窓から中の様子を
見ようとしています。
画面の中心には、黒い服を着て悠然と歩く神父の姿があり、聖と俗が
一緒になっています。
猫を追う犬の姿はユーモラスで、清水登之がこの世界をどう見ていたかが
分かります。
100番 野田英夫「牛乳ワゴン」 1936年 福島県立美術館
アメリカの街角で、牛乳を配る馬車の御者台に座る親子を正面から描いています。
移民してきたばかりなのでしょうか、二人ともこわばった表情で目を見開き、
前を見つめています。
馬を操れるのは、農民だったからでしょうか。
日々の苦闘を示す表情ですが、私には、馬車を牽く馬は力強く道を蹴って
前に進んでいるようにも見えます。
野田英夫は日系アメリカ人で、日本とアメリカを往復して、アメリカの現実を
描いていましたが、30歳で亡くなり、作品数も少ないそうです。
111番 国吉康雄「夜明けが来る」 1944年 岡山県立美術館
国吉康雄は岡山県生まれです。
ベランダの手摺りに持たれて、女性がぼんやりと外を眺めています。
題名からすると、夜明け前の時間なのでしょうか。
大きなスペイン風の髪飾りを着けていますが、国吉特有の、深い憂いが
煙のように漂っています。
1944年は第二次大戦の終わる前年ですから、日系人としてアメリカにいた
国吉としては、夜明けが来るのが近いような思いがあったのでしょうか。
131番 斉藤真一「星になった瞽女(みさお瞽女の悲しみ)」 1971年 倉敷市立美術館
斉藤真一は倉敷市生まれです。
斉藤真一は盲目の旅芸人、瞽女(ごぜ)を数多く描いています。
雪の野にすわった瞽女が、円空仏のような顔に涙を流しています。
膝元の三味線には袋が掛けられ、もう鳴ることはありません。
遠くの、雪を戴いた山々には紅い夕陽が残り、空には宵の明星が輝いています。
斉藤真一独特の、民俗の世界です。
倉敷市立美術館のHPのコレクションリストに作品の画像が載っています。
続きはその3に書きます。
上野公園のボート池には足漕ぎボートが並んでいました。

池の横ではカモが昼寝しています。

蓮池では、蓮の葉が伸びてきていました。

chariot
photo by taro
photo by taro
前回の「日本の美術館名品展 1」の続きです。
天気の良い日で、上野公園の空に白い雲が浮かんでいました。

ポスターは藤田嗣治の「私の夢」です。

2階は日本の洋画などです。
85番 藤田嗣治「私の夢」 1947年 新潟県立美術館・万代島美術館
これもポスターになっている作品です。
横たわる裸婦の周りに狐や猿、猫などがさまざまな姿で取り巻いています。
藤田得意の裸婦と猫などの取り合わせですが、この動物たちは何だか
妖怪のようにも見えてきます。
1947年の作品ですから、戦後2年目、戦争画を描いた責任を一身に背負わされた
藤田の心の裡を表しているのでしょうか。
88番 岡鹿之助「信号台」 1926年 目黒区美術館
89番 岡鹿之助「遊蝶花」 1951年 下関市立美術館
かっちりとした画面構成の、点描による風景画です。
同じ点描でも、本家のスーラやシニャックに理屈っぽさ感じるのに比べ、
岡鹿之助には柔らかい味わいがあります。
遊蝶花とはパンジーのことだそうです。
90番 清水登之「パリ夜街」 1926年 栃木県立美術館
清水登之は栃木県生まれです。
夜の街角に若い男女や水兵、親子連れなどが居ます。
店の入口には男が座り込み、子供が別の子の肩車に乗って、窓から中の様子を
見ようとしています。
画面の中心には、黒い服を着て悠然と歩く神父の姿があり、聖と俗が
一緒になっています。
猫を追う犬の姿はユーモラスで、清水登之がこの世界をどう見ていたかが
分かります。
100番 野田英夫「牛乳ワゴン」 1936年 福島県立美術館
アメリカの街角で、牛乳を配る馬車の御者台に座る親子を正面から描いています。
移民してきたばかりなのでしょうか、二人ともこわばった表情で目を見開き、
前を見つめています。
馬を操れるのは、農民だったからでしょうか。
日々の苦闘を示す表情ですが、私には、馬車を牽く馬は力強く道を蹴って
前に進んでいるようにも見えます。
野田英夫は日系アメリカ人で、日本とアメリカを往復して、アメリカの現実を
描いていましたが、30歳で亡くなり、作品数も少ないそうです。
111番 国吉康雄「夜明けが来る」 1944年 岡山県立美術館
国吉康雄は岡山県生まれです。
ベランダの手摺りに持たれて、女性がぼんやりと外を眺めています。
題名からすると、夜明け前の時間なのでしょうか。
大きなスペイン風の髪飾りを着けていますが、国吉特有の、深い憂いが
煙のように漂っています。
1944年は第二次大戦の終わる前年ですから、日系人としてアメリカにいた
国吉としては、夜明けが来るのが近いような思いがあったのでしょうか。
131番 斉藤真一「星になった瞽女(みさお瞽女の悲しみ)」 1971年 倉敷市立美術館
斉藤真一は倉敷市生まれです。
斉藤真一は盲目の旅芸人、瞽女(ごぜ)を数多く描いています。
雪の野にすわった瞽女が、円空仏のような顔に涙を流しています。
膝元の三味線には袋が掛けられ、もう鳴ることはありません。
遠くの、雪を戴いた山々には紅い夕陽が残り、空には宵の明星が輝いています。
斉藤真一独特の、民俗の世界です。
倉敷市立美術館のHPのコレクションリストに作品の画像が載っています。
続きはその3に書きます。
上野公園のボート池には足漕ぎボートが並んでいました。

池の横ではカモが昼寝しています。

蓮池では、蓮の葉が伸びてきていました。

上野
上野の東京都美術館で開かれている「日本の美術館名品展」に行ってきました。
期間は7月5日(日)までです。
新緑の上野公園を通って行きました。


東京都美術館の入口です。

ポスターは、エゴン・シーレの「カール・グリュンヴァルドの肖像」です。

今度の展覧会は、日本の公立美術館100館の代表的所蔵作品220点が
集まるという、見逃すことの出来ない企画です。
全国に散らばっている美術館に行くのは大変ですが、この機会を使えば一度に
見ることが出来ます。
もう一度観たい作品があれば、その美術館に出掛けていく楽しみが増える
というものです。
作品に添えられている、各美術館からのメッセージには、それぞれの館の思いが
込められています。
1階は西洋絵画などです。
10番 カミーユ・ピサロ「エラニーの菜園」1899年 福島県立美術館
晩年に住んでいたエラニーの家の窓から見た風景ということです。
ピサロらしい、明るい穏やかな、いかにも印象派の色彩で、庭に点々と咲く
紅い花がアクセントになっています。
福島県立美術館のHPに載っている、作品の画像です。
14番 アンリ・ルソー「サン=ニコラ河岸から見たサン=ルイ島」1888年頃
世田谷美術館
セーヌ川沿いの風景で、川船のマストには三色旗、遠くにノートル・ダム大聖堂も
見えます。
抑えた色彩なので、太陽も月のようにも見え、静かで幻想的な風景です。
光の当たる所と陰の部分の描き分けも上手く、とても「日曜画家」のレベルでは
ありません。
16番 オディロン・ルドン「ペガサスに乗るミューズ」1907-10年
群馬県立近代美術館
夕焼け色の雲の湧き上がる中を、ミューズを乗せたペガサスが駆け上がります。
空の青が印象的で、前期のルドンの黒くて奇怪な絵とは大きく異なり、色彩に
喜びがあります。
18番 ピエール・ボナール「アンドレ・ボナール嬢の肖像」1890年 愛媛県美術館
この展覧会のポスターにもなっている作品です。
縦長の画面で、風に揺れる木の葉と長いスカート、駆け出す犬と、左上から
右下への流れがあります。
花の描き方などは装飾的で、ジャポニズムの影響が見られるということです。
24番 エゴン・シーレ「カール・グリュンヴァルドの肖像」1917年 豊田市美術館
これもポスターになっている作品です。
暗い背景の中で、椅子に掛けている白い服の人物が際立っています。
荒々しいタッチの画面ですが、組んだ手やシャツの描線は確かで、
力にあふれています。
エゴン・シーレは翌年にはスペイン風邪で、奥さんとほぼ同時に亡くなっています。
もし生きていたら、この後どんな作品を描いたろうかと思わせます。
豊田市美術館のHPに載っている、作品の画像です。
35番 モイーズ・キスリング「オランダの娘」1928年 北海道立美術館
今度の展覧会で一番印象に残った作品です。
民族衣装を着けた若い女性の肖像です。
単純化された描き方で、丸々とした腰、肩、レースを被った頭と積み重ねた
構図には安定したリズムがあります。
胸の前で交差したレースのショールに合わせるように、見事に太い腕も
交差させています。
印象的な上目遣いの目の青色に合わせるように、服も背景も青色でまとめ、
レースとエプロンは白、それにヘアバンドの黄色、ネックバンドと唇の赤色が
アクセントになっています。
キスリングはポーランド出身ということですが、全体の丸いユーモラスな感じ、
髪の毛や眉の描き方など、何となくロシアのマトリョーシカ人形に似ています。
続きはその2、その3に書きます。
そちらにも上野公園の風景の写真を少し載せています。
chariot
photo by taro
photo by taro
上野の東京都美術館で開かれている「日本の美術館名品展」に行ってきました。
期間は7月5日(日)までです。
新緑の上野公園を通って行きました。


東京都美術館の入口です。

ポスターは、エゴン・シーレの「カール・グリュンヴァルドの肖像」です。

今度の展覧会は、日本の公立美術館100館の代表的所蔵作品220点が
集まるという、見逃すことの出来ない企画です。
全国に散らばっている美術館に行くのは大変ですが、この機会を使えば一度に
見ることが出来ます。
もう一度観たい作品があれば、その美術館に出掛けていく楽しみが増える
というものです。
作品に添えられている、各美術館からのメッセージには、それぞれの館の思いが
込められています。
1階は西洋絵画などです。
10番 カミーユ・ピサロ「エラニーの菜園」1899年 福島県立美術館
晩年に住んでいたエラニーの家の窓から見た風景ということです。
ピサロらしい、明るい穏やかな、いかにも印象派の色彩で、庭に点々と咲く
紅い花がアクセントになっています。
福島県立美術館のHPに載っている、作品の画像です。
14番 アンリ・ルソー「サン=ニコラ河岸から見たサン=ルイ島」1888年頃
世田谷美術館
セーヌ川沿いの風景で、川船のマストには三色旗、遠くにノートル・ダム大聖堂も
見えます。
抑えた色彩なので、太陽も月のようにも見え、静かで幻想的な風景です。
光の当たる所と陰の部分の描き分けも上手く、とても「日曜画家」のレベルでは
ありません。
16番 オディロン・ルドン「ペガサスに乗るミューズ」1907-10年
群馬県立近代美術館
夕焼け色の雲の湧き上がる中を、ミューズを乗せたペガサスが駆け上がります。
空の青が印象的で、前期のルドンの黒くて奇怪な絵とは大きく異なり、色彩に
喜びがあります。
18番 ピエール・ボナール「アンドレ・ボナール嬢の肖像」1890年 愛媛県美術館
この展覧会のポスターにもなっている作品です。
縦長の画面で、風に揺れる木の葉と長いスカート、駆け出す犬と、左上から
右下への流れがあります。
花の描き方などは装飾的で、ジャポニズムの影響が見られるということです。
24番 エゴン・シーレ「カール・グリュンヴァルドの肖像」1917年 豊田市美術館
これもポスターになっている作品です。
暗い背景の中で、椅子に掛けている白い服の人物が際立っています。
荒々しいタッチの画面ですが、組んだ手やシャツの描線は確かで、
力にあふれています。
エゴン・シーレは翌年にはスペイン風邪で、奥さんとほぼ同時に亡くなっています。
もし生きていたら、この後どんな作品を描いたろうかと思わせます。
豊田市美術館のHPに載っている、作品の画像です。
35番 モイーズ・キスリング「オランダの娘」1928年 北海道立美術館
今度の展覧会で一番印象に残った作品です。
民族衣装を着けた若い女性の肖像です。
単純化された描き方で、丸々とした腰、肩、レースを被った頭と積み重ねた
構図には安定したリズムがあります。
胸の前で交差したレースのショールに合わせるように、見事に太い腕も
交差させています。
印象的な上目遣いの目の青色に合わせるように、服も背景も青色でまとめ、
レースとエプロンは白、それにヘアバンドの黄色、ネックバンドと唇の赤色が
アクセントになっています。
キスリングはポーランド出身ということですが、全体の丸いユーモラスな感じ、
髪の毛や眉の描き方など、何となくロシアのマトリョーシカ人形に似ています。
続きはその2、その3に書きます。
そちらにも上野公園の風景の写真を少し載せています。
駒込・千石
「カフェ・クラナッハ」は駒込六霧園のすぐ横の住宅街にある喫茶店です。
場所は文京区本駒込6-11-16です。
「ヘンゼルとグレーテル」に出てくる、お菓子の家のような形のお店です。

20席ほどの店内は明るい薄茶色のしっかりした造りで、棚にはコーヒー豆の
瓶が並び、東と南に向いた窓からの光がよく入ります。
同じ薄茶色の制服の店員さんたちの応対もきちんとしています。
壁には、ドイツの画家のルーカス・クラナッハの小さな絵が飾ってあります。
BGMはリュートによるルネッサンス時代の曲のようでした。
こちらは南千住の「カフェ・バッハ」の系統の自家焙煎のお店です。
「カフェバッハ」と同じように、カウンターで錫の箱に入ったコーヒー豆から
不良豆をピッキングしています。
体育会系の大きなヤカンでお湯を沸かしているのは面白いところです。
コーヒーはペーパードリップで淹れます。
中深煎りという、クラナッハブレンド550円はイタリアンブレンドの次の苦さ
ということですが、すっきりとした美味しさで、それほど苦くはありません。
カップはウェッジウッドでした。
フードはトーストとケーキがあります。
ジャムトースト300円は3枚に切ったパンにジャムが塗ってあります。
六義園の帰りに、疲れ休めに寄られると良いお店です。
お店の横はすぐ六義園の煉瓦塀です。

近くの白山通りにトチノキの花が咲いていました。

chariot
「カフェ・クラナッハ」は駒込六霧園のすぐ横の住宅街にある喫茶店です。
場所は文京区本駒込6-11-16です。
「ヘンゼルとグレーテル」に出てくる、お菓子の家のような形のお店です。

20席ほどの店内は明るい薄茶色のしっかりした造りで、棚にはコーヒー豆の
瓶が並び、東と南に向いた窓からの光がよく入ります。
同じ薄茶色の制服の店員さんたちの応対もきちんとしています。
壁には、ドイツの画家のルーカス・クラナッハの小さな絵が飾ってあります。
BGMはリュートによるルネッサンス時代の曲のようでした。
こちらは南千住の「カフェ・バッハ」の系統の自家焙煎のお店です。
「カフェバッハ」と同じように、カウンターで錫の箱に入ったコーヒー豆から
不良豆をピッキングしています。
体育会系の大きなヤカンでお湯を沸かしているのは面白いところです。
コーヒーはペーパードリップで淹れます。
中深煎りという、クラナッハブレンド550円はイタリアンブレンドの次の苦さ
ということですが、すっきりとした美味しさで、それほど苦くはありません。
カップはウェッジウッドでした。
フードはトーストとケーキがあります。
ジャムトースト300円は3枚に切ったパンにジャムが塗ってあります。
六義園の帰りに、疲れ休めに寄られると良いお店です。
お店の横はすぐ六義園の煉瓦塀です。

近くの白山通りにトチノキの花が咲いていました。

御茶ノ水
画廊喫茶ミロは、中央線御茶ノ水駅を出てすぐの細い路地、というより建物と
建物のすき間を入った所にあります。
喫茶店「穂高」の斜め向い側の奥にあたります。
場所は千代田区神田駿河台2-4-6です。
御茶ノ水のニコライ堂です。

路地には昼間から明かりが点いています。


建物のすき間にある店ですから、店内は暗く、内装も昔風で、テーブルは小さく、
小豆色のソファには白いカバーが掛かっています。

これくらい奥まった店も珍しいですが、常連さんが仕事の打ち合わせをしたり、
パソコンを打ったりで、かなり賑わっています。
お店のママはとても元気で、親切です。
BGMはNHKのFMのようでした。
ブレンドコーヒー500円です。
ナッツが付いています。

画廊喫茶を名乗るだけあって、壁には確かにミロの絵が何枚か掛かっていますが、
座っていてもあまりそれを意識することはありません。
それより、入り口あたりの確信的に雑然とした様子や、カウンター後ろの壁の
ベートーベンのデスマスクの方がよほどインパクトがあります。
この、まとまりの無さがかえって落ち着くという不思議なお店です。
chariot
画廊喫茶ミロは、中央線御茶ノ水駅を出てすぐの細い路地、というより建物と
建物のすき間を入った所にあります。
喫茶店「穂高」の斜め向い側の奥にあたります。
場所は千代田区神田駿河台2-4-6です。
御茶ノ水のニコライ堂です。

路地には昼間から明かりが点いています。


建物のすき間にある店ですから、店内は暗く、内装も昔風で、テーブルは小さく、
小豆色のソファには白いカバーが掛かっています。

これくらい奥まった店も珍しいですが、常連さんが仕事の打ち合わせをしたり、
パソコンを打ったりで、かなり賑わっています。
お店のママはとても元気で、親切です。
BGMはNHKのFMのようでした。
ブレンドコーヒー500円です。
ナッツが付いています。

画廊喫茶を名乗るだけあって、壁には確かにミロの絵が何枚か掛かっていますが、
座っていてもあまりそれを意識することはありません。
それより、入り口あたりの確信的に雑然とした様子や、カウンター後ろの壁の
ベートーベンのデスマスクの方がよほどインパクトがあります。
この、まとまりの無さがかえって落ち着くという不思議なお店です。
御茶ノ水
今年の神田明神の神田祭は2年に1度の本祭に当たります。
9日の神幸祭の様子は、11日の記事に少し載っています。
5月10日(日曜日)は各氏子町会の神輿の宮入がありました。



向こうに、神幸祭の附け祭の行列で曳かれていた、大江山の鬼の首の作り物が
置いてあります。

神田市場の千貫神輿の宮入です。
音頭取が三人も乗っている大きな神輿で、迫力があります。

右側に加茂能人形山車が見えます。
江戸時代の神田祭はこのような山車の巡行が中心だったそうです。


境内も暗くなってきました。

東日本橋三丁目橘町会の宮入です。



半纏の背中に「橘」とあります。

露店もたくさん出ていて、賑わっています。


神門前で宮入を待っているところです。

宮入の最後は鳥居横の天野屋糀店の女神輿です。

夜の天野屋さんです。

表通りの本郷通りに待機していた警察の車も、帰り支度を始めていました。

chariot
photo by taro
photo by taro
今年の神田明神の神田祭は2年に1度の本祭に当たります。
9日の神幸祭の様子は、11日の記事に少し載っています。
5月10日(日曜日)は各氏子町会の神輿の宮入がありました。



向こうに、神幸祭の附け祭の行列で曳かれていた、大江山の鬼の首の作り物が
置いてあります。

神田市場の千貫神輿の宮入です。
音頭取が三人も乗っている大きな神輿で、迫力があります。

右側に加茂能人形山車が見えます。
江戸時代の神田祭はこのような山車の巡行が中心だったそうです。


境内も暗くなってきました。

東日本橋三丁目橘町会の宮入です。



半纏の背中に「橘」とあります。

露店もたくさん出ていて、賑わっています。


神門前で宮入を待っているところです。

宮入の最後は鳥居横の天野屋糀店の女神輿です。

夜の天野屋さんです。

表通りの本郷通りに待機していた警察の車も、帰り支度を始めていました。

浅草橋・御茶ノ水
浅草橋から日本橋横山町、御茶ノ水の神田明神にかけての写真です。
浅草橋駅から南に下ると、神田川に出ます。
隅田川の川遊びの屋形船が並んでいます。


神田川の一番川下に掛かる柳橋です。
1929年完成の古い橋で、リベットが打ってあります。

柳橋の名前の由来の説の一つに、土手に柳が植えてあったから、
というのがあります。
佃煮の小松屋の横に柳がありました。

神田川は柳橋のすぐ下で隅田川に合流します。

浅草橋にはビーズやおもちゃ、小物の問屋が集まっています。

5月9日は神田祭の神幸祭の当日で、神輿と鳳輦が氏子町の東日本橋界隈を
巡行していました。
猿田彦です。




鳳輦の鳳凰です。

神輿です。

女性の曲芸師が歩きながら傘の上で鞠を転がして、喝采を浴びていました。

お獅子も耳に鉢巻をしています。

町内会のお神輿です。

総武線で御茶ノ水に行き、神田祭の最中の神田明神に行きました。

露店ではラムネを売っています。

神田祭を中継するインターネットテレビのテレビカメラが据えられています。

神田明神の門前にある「天野屋糀店」です。
神田祭で宮入する最後の神輿は天野屋の女神輿です。

chariot
photo by taro
photo by taro
浅草橋から日本橋横山町、御茶ノ水の神田明神にかけての写真です。
浅草橋駅から南に下ると、神田川に出ます。
隅田川の川遊びの屋形船が並んでいます。


神田川の一番川下に掛かる柳橋です。
1929年完成の古い橋で、リベットが打ってあります。

柳橋の名前の由来の説の一つに、土手に柳が植えてあったから、
というのがあります。
佃煮の小松屋の横に柳がありました。

神田川は柳橋のすぐ下で隅田川に合流します。

浅草橋にはビーズやおもちゃ、小物の問屋が集まっています。

5月9日は神田祭の神幸祭の当日で、神輿と鳳輦が氏子町の東日本橋界隈を
巡行していました。
猿田彦です。




鳳輦の鳳凰です。

神輿です。

女性の曲芸師が歩きながら傘の上で鞠を転がして、喝采を浴びていました。

お獅子も耳に鉢巻をしています。

町内会のお神輿です。

総武線で御茶ノ水に行き、神田祭の最中の神田明神に行きました。

露店ではラムネを売っています。

神田祭を中継するインターネットテレビのテレビカメラが据えられています。

神田明神の門前にある「天野屋糀店」です。
神田祭で宮入する最後の神輿は天野屋の女神輿です。
