御茶ノ水
神田明神では神田祭の一つとして、毎年薪能を催しています。
この神田明神薪能「明神能・幽玄の花」に行ってきました。

今年は第8回で、5月18日(火曜日)午後6時から開かれました。
昨年の記事はこちらです。
今年の演目は和泉流狂言「墨塗」、金剛流能「綾鼓(あやのつづみ)」です。
拝殿入口に舞台を仮設し、前の広場に大きなテントを張って客席にします。
全席指定で、S席6000円、A席4000円、B席3000円です。
上演中は撮影禁止です。

「綾鼓(あやのつづみ)」は、世阿弥の作で、天智天皇のご在所だった
筑前の国の木の丸御所が舞台です。
庭掃きの老人が、女御の姿を垣間見て恋心を起こし、悩んでいると、
女御の使いの者がやって来ます。
池の畔の桂の木に掛けた鼓を打って、その音が御所に聞こえたら、
今一度姿を見せようというのです。
老人は喜び、一晩中打ち続けますが、鼓は綾絹張りなので、鳴る筈も
ありません。
絶望した老人は池に身を投げ、死んでしまいます。
やがて怨霊となった老人は女御に取り憑き、鳴らぬ鼓を鳴らせと責め立て、
鬼の姿のまま池に沈んで行きます。
この演目のすさまじいのは、怨霊が成仏を願うことも無く、最後まで怨念を
抱え続けることです。
思うのは、怨霊に貴賤は無いことです。
貴人に嘲弄されても、身分卑しい者は何も抵抗出来ません。
しかし、怨霊となれば、相手に取り憑き、苦しめることも出来ます。
命と引き換えの復讐の恐ろしさを表した物語です。
chariot
神田明神では神田祭の一つとして、毎年薪能を催しています。
この神田明神薪能「明神能・幽玄の花」に行ってきました。

今年は第8回で、5月18日(火曜日)午後6時から開かれました。
昨年の記事はこちらです。
今年の演目は和泉流狂言「墨塗」、金剛流能「綾鼓(あやのつづみ)」です。
拝殿入口に舞台を仮設し、前の広場に大きなテントを張って客席にします。
全席指定で、S席6000円、A席4000円、B席3000円です。
上演中は撮影禁止です。

「綾鼓(あやのつづみ)」は、世阿弥の作で、天智天皇のご在所だった
筑前の国の木の丸御所が舞台です。
庭掃きの老人が、女御の姿を垣間見て恋心を起こし、悩んでいると、
女御の使いの者がやって来ます。
池の畔の桂の木に掛けた鼓を打って、その音が御所に聞こえたら、
今一度姿を見せようというのです。
老人は喜び、一晩中打ち続けますが、鼓は綾絹張りなので、鳴る筈も
ありません。
絶望した老人は池に身を投げ、死んでしまいます。
やがて怨霊となった老人は女御に取り憑き、鳴らぬ鼓を鳴らせと責め立て、
鬼の姿のまま池に沈んで行きます。
この演目のすさまじいのは、怨霊が成仏を願うことも無く、最後まで怨念を
抱え続けることです。
思うのは、怨霊に貴賤は無いことです。
貴人に嘲弄されても、身分卑しい者は何も抵抗出来ません。
しかし、怨霊となれば、相手に取り憑き、苦しめることも出来ます。
命と引き換えの復讐の恐ろしさを表した物語です。
渋谷
渋谷のBunkamuraザ・ミュージアムでは「ストラスブール美術館所蔵
語りかける風景」展が開かれています。
期間は7月11日までです。

フランスのストラスブール美術館所蔵の風景画、約80点が、窓、人物、
都市、水辺、田園、木の6つテーマに分かれて展示されています。
カミーユ・コロー 「ヴィル・ダウレーの池」 1860~63年頃

ヴィル・ダウレーはパリ近郊にあり、遠くの家は両親の家とのことで、
コローにとって懐かしい風景です。
コロー独特の、緑色がかった銀灰色の静かな世界は、心に沁みるものがあります。
アルフレッド・シスレー 「家のある風景」 1873年
パンフレットに載っている絵です。
印象派らしい、明るく、のびやかな作品です。
観る者の目は小経をたどって、画面の奥に進みます。
ギュスターヴ・ブリオン 「女性とバラの木」 1875年

背景を暗くして、日の光を浴びて輝いている白い服を際立たせています。
ギュスターヴ・ブリオンはストラスブールで学んだ画家とのことです。
ストラスブール美術館は、地元に関係した画家の作品も多く展示されています。
クロード・モネ 「ひなげしの咲く麦畑」 1890年

手前のひなげしの赤いスポットは、遠くになると一面の薄紅に変わり、
空も同じ色に染まっています。
変化する色彩で構成された画面です。
フランソワ=ルイ・フランセ 「アンティーブの眺め」 1894年

アンティーブは地中海沿いの町です。
フランソワ=ルイ・フランセはアカデミズムの画家ということですが、
明るい画面は印象派に近いものを感じます。
巨木を中心に据えた風景は広々と穏やかです。
海に張り出した建物は、同時に展示されているシニヤックの作品にも
描かれています。
ヘンドリク・ウィレム・メスダッハ 「海景」 1895年

夕日の輝きを背にして、漁船が静かに泊まっています。
メスダッハはオランダの画家で、海の風景をよく描いています。
2009年の「栄光のオランダ絵画展」でも、同じような主題の作品を
観たことがあります。
モーリス・ドニ 「内なる光」 1914年頃
妻のマルトがテーブルの横に端然と座り、3人の娘が果物や花を捧げ持ったり、
祈りを捧げるような仕草をしています。
開かれたドアの外には空が広がっています。
全体に赤茶色に統一され、人物の瞳の青と、空の青が照応しています。
ドニ特有の、精神性を感じさせる世界です。
ポール・シニャック 「アンティーブ、夕暮れ」 1914年

夕焼けの海辺の風景を、タイルを貼ったような点描で表しています。
海はシニャックの好んだ題材で、赤と青に輝く空と海は爽やかです。
高い塔は昔の砦で、ピカソも中の部屋をアトリエに使っていたことがあり、
今はピカソ美術館になっているそうです。
アルベール・マルケ 「ルアーヴルの桟橋」 1930年頃

色彩は淡く、筆遣いも軽やかです。
人物の描き方もユーモラスで、船も気持ち良く走っているように見えます。
マルケはフォービズムの画家に分類されていますが、荒々しさのある
フォービズムとは気質の違う人のようです。
chariot
渋谷のBunkamuraザ・ミュージアムでは「ストラスブール美術館所蔵
語りかける風景」展が開かれています。
期間は7月11日までです。

フランスのストラスブール美術館所蔵の風景画、約80点が、窓、人物、
都市、水辺、田園、木の6つテーマに分かれて展示されています。
カミーユ・コロー 「ヴィル・ダウレーの池」 1860~63年頃

ヴィル・ダウレーはパリ近郊にあり、遠くの家は両親の家とのことで、
コローにとって懐かしい風景です。
コロー独特の、緑色がかった銀灰色の静かな世界は、心に沁みるものがあります。
アルフレッド・シスレー 「家のある風景」 1873年
パンフレットに載っている絵です。
印象派らしい、明るく、のびやかな作品です。
観る者の目は小経をたどって、画面の奥に進みます。
ギュスターヴ・ブリオン 「女性とバラの木」 1875年

背景を暗くして、日の光を浴びて輝いている白い服を際立たせています。
ギュスターヴ・ブリオンはストラスブールで学んだ画家とのことです。
ストラスブール美術館は、地元に関係した画家の作品も多く展示されています。
クロード・モネ 「ひなげしの咲く麦畑」 1890年

手前のひなげしの赤いスポットは、遠くになると一面の薄紅に変わり、
空も同じ色に染まっています。
変化する色彩で構成された画面です。
フランソワ=ルイ・フランセ 「アンティーブの眺め」 1894年

アンティーブは地中海沿いの町です。
フランソワ=ルイ・フランセはアカデミズムの画家ということですが、
明るい画面は印象派に近いものを感じます。
巨木を中心に据えた風景は広々と穏やかです。
海に張り出した建物は、同時に展示されているシニヤックの作品にも
描かれています。
ヘンドリク・ウィレム・メスダッハ 「海景」 1895年

夕日の輝きを背にして、漁船が静かに泊まっています。
メスダッハはオランダの画家で、海の風景をよく描いています。
2009年の「栄光のオランダ絵画展」でも、同じような主題の作品を
観たことがあります。
モーリス・ドニ 「内なる光」 1914年頃
妻のマルトがテーブルの横に端然と座り、3人の娘が果物や花を捧げ持ったり、
祈りを捧げるような仕草をしています。
開かれたドアの外には空が広がっています。
全体に赤茶色に統一され、人物の瞳の青と、空の青が照応しています。
ドニ特有の、精神性を感じさせる世界です。
ポール・シニャック 「アンティーブ、夕暮れ」 1914年

夕焼けの海辺の風景を、タイルを貼ったような点描で表しています。
海はシニャックの好んだ題材で、赤と青に輝く空と海は爽やかです。
高い塔は昔の砦で、ピカソも中の部屋をアトリエに使っていたことがあり、
今はピカソ美術館になっているそうです。
アルベール・マルケ 「ルアーヴルの桟橋」 1930年頃

色彩は淡く、筆遣いも軽やかです。
人物の描き方もユーモラスで、船も気持ち良く走っているように見えます。
マルケはフォービズムの画家に分類されていますが、荒々しさのある
フォービズムとは気質の違う人のようです。
東京
丸の内オアゾの丸善丸の内本店4階ギャラリーでは「風祭竜二 切画の世界展」が
6月1日まで開かれています。
風祭竜二(1944~)は切り絵作家で、「切画」とは風祭さんの造語です。
黒紙から小刀で絵柄を切り出し、黒紙の下に色紙を入れて完成させる方法です。
神社仏閣、古い町並みや歌舞伎、お祭など日本の伝統を題材にした作品、
約70点が展示されています。
明治神宮之図

黒の輪郭線が鮮やかな活き活きとした画面で、石畳に映る木の影も印象的です。
とても細かい仕事で、屋根瓦や木の葉の一枚一枚まで丁寧に切り出しています。
木の葉の緑も幾つもの色を使っていますが、色紙は全部で約200種類あるそうです。
画廊の方によれば、大きな作品は完成まで半月はかかるそうですが、
逆に言えばよく半月で出来るものだと感心します。
風祭さんのblogもあります。
chariot
丸の内オアゾの丸善丸の内本店4階ギャラリーでは「風祭竜二 切画の世界展」が
6月1日まで開かれています。
風祭竜二(1944~)は切り絵作家で、「切画」とは風祭さんの造語です。
黒紙から小刀で絵柄を切り出し、黒紙の下に色紙を入れて完成させる方法です。
神社仏閣、古い町並みや歌舞伎、お祭など日本の伝統を題材にした作品、
約70点が展示されています。
明治神宮之図

黒の輪郭線が鮮やかな活き活きとした画面で、石畳に映る木の影も印象的です。
とても細かい仕事で、屋根瓦や木の葉の一枚一枚まで丁寧に切り出しています。
木の葉の緑も幾つもの色を使っていますが、色紙は全部で約200種類あるそうです。
画廊の方によれば、大きな作品は完成まで半月はかかるそうですが、
逆に言えばよく半月で出来るものだと感心します。
風祭さんのblogもあります。
浅草
東京スカイツリーを見に行った日に、浅草三社祭を見に行き、隅田川にも
寄ってきました。
東京スカイツリーと三社祭の記事はこちらです。
水上バスの「あじさい」です。

隅田川越しにスカイツリーの写真を撮っていたら、大きなサイレンの音が
聞こえて来ました。
何だろうと思ったら、消防艇「はまかぜ」が猛スピードで走って来ました。

また、サイレンが聞こえてきて、今度は「きよす」が来ました。
「はまかぜ」と「きよす」は、日本橋消防署の所属です。
赤い橋は吾妻橋です。


吾妻橋のアサヒビール本社ビルに、工事中のスカイツリーが映っています。
この時の高さは358mです。

水上バスの「ヒミコ」が浅草の乗船場が空くまで待機しています。

「ヒミコ」は2004年に就航して、浅草とお台場・豊洲の間を運航しています。
船が出る時間が近づくと、どこからともなく多くの人たちが集まってきて、
乗船場には行列が出来ます。
スーツケースを押している人や、外国からの団体客もいます。
後ろの橋は言問橋です。



お客さんを乗せると、お台場に向って出航しました。

Camera:
Nikon D90
chariot
photo by taro
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東京スカイツリーを見に行った日に、浅草三社祭を見に行き、隅田川にも
寄ってきました。
東京スカイツリーと三社祭の記事はこちらです。
水上バスの「あじさい」です。

隅田川越しにスカイツリーの写真を撮っていたら、大きなサイレンの音が
聞こえて来ました。
何だろうと思ったら、消防艇「はまかぜ」が猛スピードで走って来ました。

また、サイレンが聞こえてきて、今度は「きよす」が来ました。
「はまかぜ」と「きよす」は、日本橋消防署の所属です。
赤い橋は吾妻橋です。


吾妻橋のアサヒビール本社ビルに、工事中のスカイツリーが映っています。
この時の高さは358mです。

水上バスの「ヒミコ」が浅草の乗船場が空くまで待機しています。

「ヒミコ」は2004年に就航して、浅草とお台場・豊洲の間を運航しています。
船が出る時間が近づくと、どこからともなく多くの人たちが集まってきて、
乗船場には行列が出来ます。
スーツケースを押している人や、外国からの団体客もいます。
後ろの橋は言問橋です。



お客さんを乗せると、お台場に向って出航しました。

Camera:
Nikon D90
日本橋
日本橋高島屋では、「式年遷宮記念神宮美術館所蔵 伊勢神宮に捧ぐ
近・現代の美」展が開かれています。
期間は5月31日までです。

伊勢市にある神宮美術館は、日本を代表する芸術家の奉納した絵画、彫塑、書、
工芸などの作品を収蔵する美術館です。
伊勢神宮では20年に1度、社殿を隣の敷地に建て、御神体を遷す「式年遷宮」が
行なわれています。
戦後、政府の援助を受けられなくなった伊勢神宮は昭和28年の遷宮にあたり、
当時の代表的な芸術家から作品の奉納を受け、全国で巡回展示することで、
遷宮への機運を高めたとのことです。
神宮美術館は平成20年の遷宮を記念して建設され、奉納作品を展示しています。
今回は、平成25年の第62回式年遷宮を前にしての公開です。
昭和28年頃の奉納は小品ですが、前田青邨、河合玉堂、鏑木清方、小磯良平、
坂本繁二郎、安井曽太郎、熊谷守一らの作品が並んでいます。
平成の奉納作品は大きくなっています。
高山辰雄 「春秋」 平成4年奉納

那智の滝を思わせる滝から流れる川が画面を左右に分けています。
左には昔の漁村、右には自動車も走る現代の町が見えます。
よく観ると、画面左から右へ、漁村の桜と菜の花、滝の紅葉、町の落葉、
遠山の雪と、季節がめぐっています。
時の遷り変わりを表していて、高山辰雄には思想の感じられる作品が多くあります。
大山忠作 「朝日に匂ふ」 平成5年奉納

朝日と桜で、本居宣長の歌に拠っています。
しきしまのやまと心を人とはば朝日ににほふ山ざくらばな
作品では、桜に葉が描かれていないので、山桜では無いようです。
本居宣長は伊勢松阪の人です。
中山忠彦 「午後の訪問」 平成12年奉納

中山忠彦は夫人をモデルにした肖像画を描き続けています。
華やかな色遣いによる細密描写ですが、穏やかで品の良い雰囲気です。
円い鏡から右腕、ソファの丸みにかけての線の流れなど、
細かく気を配っていることが分かります。
鈴木竹柏 「雨に煙る五十鈴川」 平成20年奉納

五十鈴川は伊勢神宮の内宮の横を流れている清流です。
川に架かる宇治橋からの眺めのようです。
清水達三 「熊野灘」 平成21年奉納
熊野灘に面した七里御浜の波打ち際です。
那智黒といわれる黒い玉砂利が敷き詰められています。
寄せる波の青や緑は、吸い込まれるような深い色です。
清水達三の作品は、「再興第九十四回 院展」の「曳船」も観ましたが、
波や水の表現はとりわけ見事です。
他にも、東山魁夷、杉山寧、上村松篁、片岡珠子、絹谷幸二など多くの作品が
展示されていて、見応えのある展覧会です。
chariot
日本橋高島屋では、「式年遷宮記念神宮美術館所蔵 伊勢神宮に捧ぐ
近・現代の美」展が開かれています。
期間は5月31日までです。

伊勢市にある神宮美術館は、日本を代表する芸術家の奉納した絵画、彫塑、書、
工芸などの作品を収蔵する美術館です。
伊勢神宮では20年に1度、社殿を隣の敷地に建て、御神体を遷す「式年遷宮」が
行なわれています。
戦後、政府の援助を受けられなくなった伊勢神宮は昭和28年の遷宮にあたり、
当時の代表的な芸術家から作品の奉納を受け、全国で巡回展示することで、
遷宮への機運を高めたとのことです。
神宮美術館は平成20年の遷宮を記念して建設され、奉納作品を展示しています。
今回は、平成25年の第62回式年遷宮を前にしての公開です。
昭和28年頃の奉納は小品ですが、前田青邨、河合玉堂、鏑木清方、小磯良平、
坂本繁二郎、安井曽太郎、熊谷守一らの作品が並んでいます。
平成の奉納作品は大きくなっています。
高山辰雄 「春秋」 平成4年奉納

那智の滝を思わせる滝から流れる川が画面を左右に分けています。
左には昔の漁村、右には自動車も走る現代の町が見えます。
よく観ると、画面左から右へ、漁村の桜と菜の花、滝の紅葉、町の落葉、
遠山の雪と、季節がめぐっています。
時の遷り変わりを表していて、高山辰雄には思想の感じられる作品が多くあります。
大山忠作 「朝日に匂ふ」 平成5年奉納

朝日と桜で、本居宣長の歌に拠っています。
しきしまのやまと心を人とはば朝日ににほふ山ざくらばな
作品では、桜に葉が描かれていないので、山桜では無いようです。
本居宣長は伊勢松阪の人です。
中山忠彦 「午後の訪問」 平成12年奉納

中山忠彦は夫人をモデルにした肖像画を描き続けています。
華やかな色遣いによる細密描写ですが、穏やかで品の良い雰囲気です。
円い鏡から右腕、ソファの丸みにかけての線の流れなど、
細かく気を配っていることが分かります。
鈴木竹柏 「雨に煙る五十鈴川」 平成20年奉納

五十鈴川は伊勢神宮の内宮の横を流れている清流です。
川に架かる宇治橋からの眺めのようです。
清水達三 「熊野灘」 平成21年奉納
熊野灘に面した七里御浜の波打ち際です。
那智黒といわれる黒い玉砂利が敷き詰められています。
寄せる波の青や緑は、吸い込まれるような深い色です。
清水達三の作品は、「再興第九十四回 院展」の「曳船」も観ましたが、
波や水の表現はとりわけ見事です。
他にも、東山魁夷、杉山寧、上村松篁、片岡珠子、絹谷幸二など多くの作品が
展示されていて、見応えのある展覧会です。
東京
海へ写真を撮りに行った帰りに、taroと「イノダコーヒ東京大丸支店」に
行ってきました。
こちらは場所が便利で、コーヒ(コーヒーとは書きません)も美味しいので、
時々利用します。
この前行った時の記事はこちらです。
休日の午後でしたが、少し待ったら窓際のカウンター席が空きました。
ホットコーヒ630円と卵サンド735円を注文しました。

卵サンドは薄味で美味しいです。
イノダは砂糖とミルクを入れたコーヒの味にこだわりがあるので、
入れるかどうか予め訊かれますが、今日はブラックにしました。
taroの注文したケーキセットは945円で、ケーキはココアトルテです。

KETELというのは、イノダのケーキのブランド名です。
名前の通りドイツ型で、がっしりしています。
メニューには、本店と同じ極太麺で濃厚な味のスパゲティや、かなりの
ボリュームのビーフカツサンドなどもあって、色々楽しめます。
chariot
海へ写真を撮りに行った帰りに、taroと「イノダコーヒ東京大丸支店」に
行ってきました。
こちらは場所が便利で、コーヒ(コーヒーとは書きません)も美味しいので、
時々利用します。
この前行った時の記事はこちらです。
休日の午後でしたが、少し待ったら窓際のカウンター席が空きました。
ホットコーヒ630円と卵サンド735円を注文しました。

卵サンドは薄味で美味しいです。
イノダは砂糖とミルクを入れたコーヒの味にこだわりがあるので、
入れるかどうか予め訊かれますが、今日はブラックにしました。
taroの注文したケーキセットは945円で、ケーキはココアトルテです。

KETELというのは、イノダのケーキのブランド名です。
名前の通りドイツ型で、がっしりしています。
メニューには、本店と同じ極太麺で濃厚な味のスパゲティや、かなりの
ボリュームのビーフカツサンドなどもあって、色々楽しめます。
東京
丸の内オアゾ内の丸善丸の内本店4階ギャラリーでは「-バーン・ジョーンズと
19世紀ヨーロッパ版画- 世紀末の天使とヴィーナス展」が5月25日まで
開かれています。
バーン・ジョーンズを中心に、ロセッティ、グブロー、カバネル、モロー、
クリムト、エゴン・シーレ、ファンタン・ラトゥールらが女性を描いた、
約50点の版画を展示販売しています。
バーン・ジョーンズ 「愛の唄」

三人の人物は、誰も視線を合わせず、静かに佇んでいます。
物憂げで、ロマンティックな世界です。
ギャラリーに並んでいる作品は、アカデミズム、ラファエル前派、象徴派、
ウイーン分離派とさまざまです。
多くの作品に世紀末の濃厚な雰囲気が漂う中で、アカデミズムのグブロー、
カバネルは、ある意味、まともに見えてきます。
chariot
丸の内オアゾ内の丸善丸の内本店4階ギャラリーでは「-バーン・ジョーンズと
19世紀ヨーロッパ版画- 世紀末の天使とヴィーナス展」が5月25日まで
開かれています。
バーン・ジョーンズを中心に、ロセッティ、グブロー、カバネル、モロー、
クリムト、エゴン・シーレ、ファンタン・ラトゥールらが女性を描いた、
約50点の版画を展示販売しています。
バーン・ジョーンズ 「愛の唄」

三人の人物は、誰も視線を合わせず、静かに佇んでいます。
物憂げで、ロマンティックな世界です。
ギャラリーに並んでいる作品は、アカデミズム、ラファエル前派、象徴派、
ウイーン分離派とさまざまです。
多くの作品に世紀末の濃厚な雰囲気が漂う中で、アカデミズムのグブロー、
カバネルは、ある意味、まともに見えてきます。
みなとみらい
先日、横浜美術館で 「ポンペイ展 世界遺産古代ローマ文明の奇跡」を観た帰りに
新緑がきれいな横浜を歩いてみました。

美術館のエリアには、噴水や木陰があって涼しそうでした。



ランドマークタワーの展望フロアに行ってみることにしました。
右側が横浜美術館、右奥がランドマークタワー、左奥がクイーンズタワーです。

ランドマークタワー69階の展望フロアからの眺めです。
横浜港を見渡しています。

横浜赤レンガ倉庫です。
お店やイベント会場が入っています。

横浜スタジアムです。
プロ野球の試合があるようです。


巡視船も見えます。

練習帆船の日本丸I世です。
今は退役して、ランドマークタワーの横の日本丸メモリアルパークに
係留されています。

山下埠頭です。
寒い頃には沢山いたユリカモメの姿も見えません。
今はどこで暮らしているのでしょうか。



ヒイラギナンテンの実です。
実物はもっと小粒です。






5月の連休中だったので、「あかいくつ」のバスを待つ人も一杯いました。


Camera:
Nikon D90
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photo by taro
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先日、横浜美術館で 「ポンペイ展 世界遺産古代ローマ文明の奇跡」を観た帰りに
新緑がきれいな横浜を歩いてみました。

美術館のエリアには、噴水や木陰があって涼しそうでした。



ランドマークタワーの展望フロアに行ってみることにしました。
右側が横浜美術館、右奥がランドマークタワー、左奥がクイーンズタワーです。

ランドマークタワー69階の展望フロアからの眺めです。
横浜港を見渡しています。

横浜赤レンガ倉庫です。
お店やイベント会場が入っています。

横浜スタジアムです。
プロ野球の試合があるようです。


巡視船も見えます。

練習帆船の日本丸I世です。
今は退役して、ランドマークタワーの横の日本丸メモリアルパークに
係留されています。

山下埠頭です。
寒い頃には沢山いたユリカモメの姿も見えません。
今はどこで暮らしているのでしょうか。



ヒイラギナンテンの実です。
実物はもっと小粒です。






5月の連休中だったので、「あかいくつ」のバスを待つ人も一杯いました。


Camera:
Nikon D90
日本橋
日本橋の西村画廊では、「小林孝亘 夏の月」展が6月5日まで開かれています。
場所は中央区日本橋2-10-8です
小林孝亘(1960~)の作品は、柔らかな色彩で、淡い光の中の単純化された形を
描き出しています。
静かな雰囲気に包まれた、穏やかな、心休まる世界です。
夏のキャンプを題材にしています。
1.Ventilation case
百葉箱や地面に木洩れ日が差しています。
2.Boat
水色の水面にボートが浮かび、水底に影が映っています。
3.Boat ( river)
緑の木陰の川にボートが浮かんでいます。
4.Vineyard
ブドウ棚に下がる、緑色の大きなブドウの房です。
5.Tent
月の光でしょうか、黄色いテントを照らしています。
6.Sleeping bag ( green)

何だかイモムシのようで、とぼけた味わいがあります。
7.Sleeping bag ( blue)
少し色合いの違うイモムシです。
8.Sitting fire
炭火の赤い光です。
西村画廊は小林孝亘さんの作品を紹介する展覧会をよく開いています。
展覧会のHPです。
chariot
日本橋の西村画廊では、「小林孝亘 夏の月」展が6月5日まで開かれています。
場所は中央区日本橋2-10-8です
小林孝亘(1960~)の作品は、柔らかな色彩で、淡い光の中の単純化された形を
描き出しています。
静かな雰囲気に包まれた、穏やかな、心休まる世界です。
夏のキャンプを題材にしています。
1.Ventilation case
百葉箱や地面に木洩れ日が差しています。
2.Boat
水色の水面にボートが浮かび、水底に影が映っています。
3.Boat ( river)
緑の木陰の川にボートが浮かんでいます。
4.Vineyard
ブドウ棚に下がる、緑色の大きなブドウの房です。
5.Tent
月の光でしょうか、黄色いテントを照らしています。
6.Sleeping bag ( green)

何だかイモムシのようで、とぼけた味わいがあります。
7.Sleeping bag ( blue)
少し色合いの違うイモムシです。
8.Sitting fire
炭火の赤い光です。
西村画廊は小林孝亘さんの作品を紹介する展覧会をよく開いています。
展覧会のHPです。