上野
上野の国立西洋美術館では、「カポディモンテ美術館展」が開かれています。
期間は9月26日までです。
その後、京都府京都文化博物館に巡回します。

カポディモンテ美術館はナポリにある美術館で、ブルボン家出身のカルロ7世
(後のスペイン王カルロス3世)によって、母親の実家、ファルネーゼ家の
美術品の収蔵と展示を目的として、1738年に建設が開始されています。
ファルネーゼ家の収集した、ルネサンスおよびバロックの作品と、ブルボン家の
収集したナポリ・バロックの作品を中心に、素描や工芸品を加えた展示です。
「ルドヴィコ(?)・ゴンザーガの肖像」 アンドレア・マンテーニャ 1470年頃
フレスコ画の小品です。
少年のおもかげの残る顔立ちを、ルネサンス時代によく使われた、真横から見た
構図で描いています。
帽子と服は、フレスコ特有の淡い赤色で、後のバロックの時代の作品に比べ、
あっさりした印象です。
「貴婦人の肖像(アンテア)」 パルミジャニーノ 1535~37年

金茶色に光る豪華な衣装を身に着け、黒テンの毛皮を肩にして、暗い背景の前に
浮かび上がるようにして立つ婦人像です。
パルミジャニーノはマニエリスムを代表する画家と言われています。
解説によれば、この作品でも右腕を前に出して大きめに、左腕を後退させて
小さめに描いて、ルネサンスの人体比率の規範を崩しているそうです。
彼の作品によく出てくる、細面で、あごのとがった顔の線は、服の襟の線と
合っています。
モデルは誰か不明ですが、この作品はアンテアと呼ばれていたそうです。
パルミジャニーノは、そのあだ名の通り、パルマ出身で、ファルネーゼ家が
パルマを支配していたことから、美術館はパルマに関係した画家の作品を
多く所蔵しています。
「マグダラのマリア」 ティツィアーノ・ヴェチェッリオ 1567年

福音書では、マグダラのマリアは香油の壷を持ってイエスの墓を訪れ、
中にイエスの遺体の無いことを発見した女性として書かれています。
その後、カトリックでは福音書に出てくる他のマリアや女性たちと
マグダラのマリアを同一人物としています。
そのため、絵画では、罪深い女で、涙を流して改悛し、イエスに高価な
香油を塗って髪で拭った女として描かれています。
この絵でもマリアは、長い巻き毛、涙、香油壷、瞑想や改悛を表す頭蓋骨や
本と一緒に描かれるという賑やかさです。
衣装の縞柄は被差別者を表しているとのことです。
ティツィアーノは巻き毛で体をおおっただけの、裸体のマグダラのマリアも
描いていますが、プロテスタントに対する対抗宗教改革の規範にあわせ、
この作品では衣装を着せているそうです。
「燃え木でロウソクを灯す少年」 エル・グレコ 1570~72年

エル・グレコの初期の作品です。
闇の中に明るく浮かび上がる少年の一瞬の表情を捉えています。
同じく、光と闇を描いたカラヴァッジョの生まれたのはこの頃で、
ジョルジュ・ド・ラ・トゥールの生まれるのは、20年ほど後です。
「リナルドとアルミーダ」 アンニーバレ・カラッチ 1601~02年

叙事詩「解放されたエルサレム」の一場面で、十字軍の王子のリナルドと
魔女のアルミーダが恋に陥っています。
水辺で、剣を置いたリナルドは、アルミーダを見上げながら鏡を差し出し、
アルミーダは鏡に映る自分を見つめています。
衣装の描き方も柔らかく、甘い雰囲気を出しています。
二人を見付けた兵士たちの驚いた顔もユーモラスです。
何ともロマンチックな作品ですが、解説によれば、リナルドはアルミーダの瞳に
映る自分の顔を見つめているとのことで、そうだとするとナルシズムの世界です。
アンニーバレ・カラッチはバロックを代表し、マニエリスムの技巧や奇抜さを離れ、
古典様式を復活させた画家とされ、ファルネーゼ家の庇護を受けています。
「キューピッド」 バルトロメオ・スケドーニ 1610~12年頃
一人のキューピッドが、商売道具の弓矢を木に掛け、座ってこちらを見ています。
スフマートという、薄いヴェールをかけたような技法で描かれた顔は、謎めいた
表情を浮かべています。
単に可愛く描かれることの多いキューピッドが、ここでは個性を持っています。
手早い筆さばきによる翼の表現も活き活きとしています。
バルトロメオ・スケドーニはモデナ出身で、パルマに住んだ画家ですが、
夭折しています。
「アタランテとヒッポメネス」 グイド・レーニ 1622年頃

アタランテは美女ですが、足が速く、彼女に求婚した男は駆け比べをして、
負けると殺されていました。
ヒッポメネスはヴィーナスから黄金のリンゴを3個貰い、追いつかれそうになると
1個づつ落として彼女の注意をそらせ、競争に勝ってアタランテと結婚したと
いうことです。
日本の昔話のようなお話で、場面はちょうどアタランテが2つ目のリンゴを拾って
いるところです。
対角線に沿った構図を巧みに使い、左への動きと右への動きの合わさった、
躍動感のある画面です。
色彩も、アタランテの衣は後退色の青を使い、体も青みを帯び、ヒッポメネスは
前進色の赤で、立体感を出しています。
グイド・レーニはアンニーバレ・カラッチの系統に属する、バロックの画家です。
「悔悛するマグダラのマリア」 フセペ・デ・リベーラ 1618~23年
マグダラのマリアを表す、長い巻き毛の女性が頭蓋骨を抱えるようにして、
憂い顔で物思いに沈んでいます。
カラヴァッジョに倣った、明暗の対比を強調した画面です。
小品ですが、大げさな表現は無く、内面的な深みを感じます。
フセペ・デ・リベーラはスペイン出身で、おもにナポリで活動した、
バロックの画家です。
「給仕の少年を助けるバーリの聖ニコラウス」 ルカ・ジョルダーノ 1655年

聖ニコラウスはサンタクロース伝説の元になった聖人です。
貴族の少年が異教徒に捉えられ、その王の給仕をさせられている時、
少年が王に聖ニコラウスの話をしたところ、王は聖ニコラウスを愚弄します。
すると、天上から聖ニコラウスが舞い降りてきて、少年を掴んで家族の
元まで送り届けたというお話です。
明暗を強調し、多くの人物を三角形にまとめて、ダイナミックでありながら、
秩序のある画面を構成しています。
ルカ・ジョルダーノはナポリ出身で、フセペ・デ・リベーラに師事し、
ローマやスペインで活動した後、晩年はナポリに帰郷しています。
バロック特有の、神話や聖書を題材にした、劇的な場面の作品の多い展示でした。
イタリアバロックを代表する画家たちの作品をまとめて観ることの出来る、
興味深い展覧会です。
7月24日(土)と、8月14日(土)には記念講演会が開かれます。
また、期間中にスライドトークが5回開かれます。
詳しくは展覧会のHPをご覧下さい。
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上野の国立西洋美術館では、「カポディモンテ美術館展」が開かれています。
期間は9月26日までです。
その後、京都府京都文化博物館に巡回します。

カポディモンテ美術館はナポリにある美術館で、ブルボン家出身のカルロ7世
(後のスペイン王カルロス3世)によって、母親の実家、ファルネーゼ家の
美術品の収蔵と展示を目的として、1738年に建設が開始されています。
ファルネーゼ家の収集した、ルネサンスおよびバロックの作品と、ブルボン家の
収集したナポリ・バロックの作品を中心に、素描や工芸品を加えた展示です。
「ルドヴィコ(?)・ゴンザーガの肖像」 アンドレア・マンテーニャ 1470年頃
フレスコ画の小品です。
少年のおもかげの残る顔立ちを、ルネサンス時代によく使われた、真横から見た
構図で描いています。
帽子と服は、フレスコ特有の淡い赤色で、後のバロックの時代の作品に比べ、
あっさりした印象です。
「貴婦人の肖像(アンテア)」 パルミジャニーノ 1535~37年

金茶色に光る豪華な衣装を身に着け、黒テンの毛皮を肩にして、暗い背景の前に
浮かび上がるようにして立つ婦人像です。
パルミジャニーノはマニエリスムを代表する画家と言われています。
解説によれば、この作品でも右腕を前に出して大きめに、左腕を後退させて
小さめに描いて、ルネサンスの人体比率の規範を崩しているそうです。
彼の作品によく出てくる、細面で、あごのとがった顔の線は、服の襟の線と
合っています。
モデルは誰か不明ですが、この作品はアンテアと呼ばれていたそうです。
パルミジャニーノは、そのあだ名の通り、パルマ出身で、ファルネーゼ家が
パルマを支配していたことから、美術館はパルマに関係した画家の作品を
多く所蔵しています。
「マグダラのマリア」 ティツィアーノ・ヴェチェッリオ 1567年

福音書では、マグダラのマリアは香油の壷を持ってイエスの墓を訪れ、
中にイエスの遺体の無いことを発見した女性として書かれています。
その後、カトリックでは福音書に出てくる他のマリアや女性たちと
マグダラのマリアを同一人物としています。
そのため、絵画では、罪深い女で、涙を流して改悛し、イエスに高価な
香油を塗って髪で拭った女として描かれています。
この絵でもマリアは、長い巻き毛、涙、香油壷、瞑想や改悛を表す頭蓋骨や
本と一緒に描かれるという賑やかさです。
衣装の縞柄は被差別者を表しているとのことです。
ティツィアーノは巻き毛で体をおおっただけの、裸体のマグダラのマリアも
描いていますが、プロテスタントに対する対抗宗教改革の規範にあわせ、
この作品では衣装を着せているそうです。
「燃え木でロウソクを灯す少年」 エル・グレコ 1570~72年

エル・グレコの初期の作品です。
闇の中に明るく浮かび上がる少年の一瞬の表情を捉えています。
同じく、光と闇を描いたカラヴァッジョの生まれたのはこの頃で、
ジョルジュ・ド・ラ・トゥールの生まれるのは、20年ほど後です。
「リナルドとアルミーダ」 アンニーバレ・カラッチ 1601~02年

叙事詩「解放されたエルサレム」の一場面で、十字軍の王子のリナルドと
魔女のアルミーダが恋に陥っています。
水辺で、剣を置いたリナルドは、アルミーダを見上げながら鏡を差し出し、
アルミーダは鏡に映る自分を見つめています。
衣装の描き方も柔らかく、甘い雰囲気を出しています。
二人を見付けた兵士たちの驚いた顔もユーモラスです。
何ともロマンチックな作品ですが、解説によれば、リナルドはアルミーダの瞳に
映る自分の顔を見つめているとのことで、そうだとするとナルシズムの世界です。
アンニーバレ・カラッチはバロックを代表し、マニエリスムの技巧や奇抜さを離れ、
古典様式を復活させた画家とされ、ファルネーゼ家の庇護を受けています。
「キューピッド」 バルトロメオ・スケドーニ 1610~12年頃
一人のキューピッドが、商売道具の弓矢を木に掛け、座ってこちらを見ています。
スフマートという、薄いヴェールをかけたような技法で描かれた顔は、謎めいた
表情を浮かべています。
単に可愛く描かれることの多いキューピッドが、ここでは個性を持っています。
手早い筆さばきによる翼の表現も活き活きとしています。
バルトロメオ・スケドーニはモデナ出身で、パルマに住んだ画家ですが、
夭折しています。
「アタランテとヒッポメネス」 グイド・レーニ 1622年頃

アタランテは美女ですが、足が速く、彼女に求婚した男は駆け比べをして、
負けると殺されていました。
ヒッポメネスはヴィーナスから黄金のリンゴを3個貰い、追いつかれそうになると
1個づつ落として彼女の注意をそらせ、競争に勝ってアタランテと結婚したと
いうことです。
日本の昔話のようなお話で、場面はちょうどアタランテが2つ目のリンゴを拾って
いるところです。
対角線に沿った構図を巧みに使い、左への動きと右への動きの合わさった、
躍動感のある画面です。
色彩も、アタランテの衣は後退色の青を使い、体も青みを帯び、ヒッポメネスは
前進色の赤で、立体感を出しています。
グイド・レーニはアンニーバレ・カラッチの系統に属する、バロックの画家です。
「悔悛するマグダラのマリア」 フセペ・デ・リベーラ 1618~23年
マグダラのマリアを表す、長い巻き毛の女性が頭蓋骨を抱えるようにして、
憂い顔で物思いに沈んでいます。
カラヴァッジョに倣った、明暗の対比を強調した画面です。
小品ですが、大げさな表現は無く、内面的な深みを感じます。
フセペ・デ・リベーラはスペイン出身で、おもにナポリで活動した、
バロックの画家です。
「給仕の少年を助けるバーリの聖ニコラウス」 ルカ・ジョルダーノ 1655年

聖ニコラウスはサンタクロース伝説の元になった聖人です。
貴族の少年が異教徒に捉えられ、その王の給仕をさせられている時、
少年が王に聖ニコラウスの話をしたところ、王は聖ニコラウスを愚弄します。
すると、天上から聖ニコラウスが舞い降りてきて、少年を掴んで家族の
元まで送り届けたというお話です。
明暗を強調し、多くの人物を三角形にまとめて、ダイナミックでありながら、
秩序のある画面を構成しています。
ルカ・ジョルダーノはナポリ出身で、フセペ・デ・リベーラに師事し、
ローマやスペインで活動した後、晩年はナポリに帰郷しています。
バロック特有の、神話や聖書を題材にした、劇的な場面の作品の多い展示でした。
イタリアバロックを代表する画家たちの作品をまとめて観ることの出来る、
興味深い展覧会です。
7月24日(土)と、8月14日(土)には記念講演会が開かれます。
また、期間中にスライドトークが5回開かれます。
詳しくは展覧会のHPをご覧下さい。
銀座
銀座の日動画廊では7月2日まで、「井上悟展 にんげんもよう」が開かれています。
井上悟さん(1931~)は国画会会員で、パリなどの街角の何気ない風景などを
ユーモラスに描いています。
三菱一号館美術館のマネ展で観た、「ラトゥイユ親父の店」のような、
カフェで話しこむ男女をマスターが見ている絵もあります。
「そろそろお客の来るころ」という小品では、運河に浮かぶゴンドラの横の
柱の陰に、船頭がひそんでいます。
遠景に富士山がチョコンと描かれていて、日本の風景と分かる作品もあります。
カンゲイするひとたち

バーでの歓迎会のようです。
この人たちは歌っているわけではなく、井上さんの絵の人物はたいてい、
ぽかんと口を開けていて、何かを語っているようでもあり、何もしゃべって
いないようでもあります。
視点や遠近法も、セザンヌ風にかなり自由です。
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銀座の日動画廊では7月2日まで、「井上悟展 にんげんもよう」が開かれています。
井上悟さん(1931~)は国画会会員で、パリなどの街角の何気ない風景などを
ユーモラスに描いています。
三菱一号館美術館のマネ展で観た、「ラトゥイユ親父の店」のような、
カフェで話しこむ男女をマスターが見ている絵もあります。
「そろそろお客の来るころ」という小品では、運河に浮かぶゴンドラの横の
柱の陰に、船頭がひそんでいます。
遠景に富士山がチョコンと描かれていて、日本の風景と分かる作品もあります。
カンゲイするひとたち

バーでの歓迎会のようです。
この人たちは歌っているわけではなく、井上さんの絵の人物はたいてい、
ぽかんと口を開けていて、何かを語っているようでもあり、何もしゃべって
いないようでもあります。
視点や遠近法も、セザンヌ風にかなり自由です。
銀座
「ミエルドーナツ銀座本店」は銀座松坂屋から奥に入った小路の角にあります。
場所は中央区銀座6丁目12-1です。

焼き立てのドーナツを販売するお店で、「miel」とはフランス語で、
蜂蜜という意味です。
赤をテーマカラーにした店内は明るく、清潔な雰囲気です。
ココア、シナモン、きなこなど、色々の種類のドーナツがあり、
テイクアウトのお客さんが次々と買って行きます。

イートインスペースは23席で、道路に面して、全面ガラス張りです。
BGMはボサノバでした。
プレーンドーナツとコーヒーのセット、700円を注文しました。
ドーナツは注文を受けてから焼くので、少し待ちます。
コーヒーはやや薄めです。

運ばれて来たドーナツは、ほのかに甘い香りがします。

温かいうちにお召し上がりくださいとのことなので、早速いただきます。
フォークを入れるとふんわり柔らかく、ホットケーキのような美味しさです。
休日の午後の店内は、若い女性のお客さんで一杯でした。
銀座で疲れ安めに、軽く甘い物をいただくのに、ちょうど良いお店です。
銀座の中央通りには、毎年恒例の七夕飾りが並んでいました。
8丁目から1丁目方向を見たところです。


向こうは、8丁目の老舗喫茶店、「カフヱーパウリスタ」です。

参議院選挙の期間中なので、銀座の大通りでは、テレビでよく見かけた
女性議員が街頭演説をしていました。
chariot
「ミエルドーナツ銀座本店」は銀座松坂屋から奥に入った小路の角にあります。
場所は中央区銀座6丁目12-1です。

焼き立てのドーナツを販売するお店で、「miel」とはフランス語で、
蜂蜜という意味です。
赤をテーマカラーにした店内は明るく、清潔な雰囲気です。
ココア、シナモン、きなこなど、色々の種類のドーナツがあり、
テイクアウトのお客さんが次々と買って行きます。

イートインスペースは23席で、道路に面して、全面ガラス張りです。
BGMはボサノバでした。
プレーンドーナツとコーヒーのセット、700円を注文しました。
ドーナツは注文を受けてから焼くので、少し待ちます。
コーヒーはやや薄めです。

運ばれて来たドーナツは、ほのかに甘い香りがします。

温かいうちにお召し上がりくださいとのことなので、早速いただきます。
フォークを入れるとふんわり柔らかく、ホットケーキのような美味しさです。
休日の午後の店内は、若い女性のお客さんで一杯でした。
銀座で疲れ安めに、軽く甘い物をいただくのに、ちょうど良いお店です。
銀座の中央通りには、毎年恒例の七夕飾りが並んでいました。
8丁目から1丁目方向を見たところです。


向こうは、8丁目の老舗喫茶店、「カフヱーパウリスタ」です。

参議院選挙の期間中なので、銀座の大通りでは、テレビでよく見かけた
女性議員が街頭演説をしていました。
日本橋
日本橋高島屋画廊では6月29日まで、「安達博文展」が開かれています。
安達博文さん(1952~)は国画会会員で、独特の姿の動物や人の作る
ユーモラスな世界を、テンペラ画によって描き出しています。
「時の符-VIII」 アクリル・テンペラ

逆三角形の形の犬、猫、人が並び、視点も上からと横からが混じった、
ちょっと変わった世界です。
縦1m、横10mの紙2枚に延々と水彩で描き続けた絵日記も展示されています。
この展覧会の案内絵葉書も描き込まれた絵日記は、「時の符-VIII」の背景
としても描かれています。
安達さんの作品は、去年、高島屋画廊で開かれた、国画会メンバーによる、
「個の地平展」にも出品されていました。
「個の地平展」の記事です。
chariot
日本橋高島屋画廊では6月29日まで、「安達博文展」が開かれています。
安達博文さん(1952~)は国画会会員で、独特の姿の動物や人の作る
ユーモラスな世界を、テンペラ画によって描き出しています。
「時の符-VIII」 アクリル・テンペラ

逆三角形の形の犬、猫、人が並び、視点も上からと横からが混じった、
ちょっと変わった世界です。
縦1m、横10mの紙2枚に延々と水彩で描き続けた絵日記も展示されています。
この展覧会の案内絵葉書も描き込まれた絵日記は、「時の符-VIII」の背景
としても描かれています。
安達さんの作品は、去年、高島屋画廊で開かれた、国画会メンバーによる、
「個の地平展」にも出品されていました。
「個の地平展」の記事です。
三越前
日本橋三越本店画廊では6月29日まで、「鍋島正一 洋画展」が開かれています。
鍋島正一さん(1955~)は新制作協会会員で、童話的な雰囲気を持った不思議な
世界を描いています。
今回はクープランの作曲した、「神秘の防壁」をテーマにした作品、
約40点が展示されています。
おもに、イタリアなどのヨーロッパの風景や、楽器を主題にしていますが、
夢の中のような非現実の世界です。
円錐状の階段をピエロの人形が上っていくと、天辺には、煙突に「ゆ」と
書かれたお風呂屋さんが建っていたりもします。
少女のような顔をした、「寒山拾得」の絵もあります。
「虹の音楽」

不思議な形のオルガンを弾く女性と、「不思議の国のアリス」に出て来そうな、
時計を持った人物が、濃密な色彩で描かれています。
会場の作品を観ていると、オルゴールを聴きながら、メリーゴーランドを
眺めているような気分になります。
去年の、「第73回 新制作展」に出品された、クープランの曲と同じ題名の
「神秘の防壁」も展示されていました。
「第73回 新制作展」の記事はこちらです。
chariot
日本橋三越本店画廊では6月29日まで、「鍋島正一 洋画展」が開かれています。
鍋島正一さん(1955~)は新制作協会会員で、童話的な雰囲気を持った不思議な
世界を描いています。
今回はクープランの作曲した、「神秘の防壁」をテーマにした作品、
約40点が展示されています。
おもに、イタリアなどのヨーロッパの風景や、楽器を主題にしていますが、
夢の中のような非現実の世界です。
円錐状の階段をピエロの人形が上っていくと、天辺には、煙突に「ゆ」と
書かれたお風呂屋さんが建っていたりもします。
少女のような顔をした、「寒山拾得」の絵もあります。
「虹の音楽」

不思議な形のオルガンを弾く女性と、「不思議の国のアリス」に出て来そうな、
時計を持った人物が、濃密な色彩で描かれています。
会場の作品を観ていると、オルゴールを聴きながら、メリーゴーランドを
眺めているような気分になります。
去年の、「第73回 新制作展」に出品された、クープランの曲と同じ題名の
「神秘の防壁」も展示されていました。
「第73回 新制作展」の記事はこちらです。
上野
上野の東京国立博物館本館の平常展に行ってきました。


平常展もよく展示替えがあるので、時々観に行くと面白いです。
この時は、茶器や陶磁器を中心に観て来ました。
「青磁象耳花入」 中国 龍泉窯 元~明時代 14~15世紀

銅器をかたどったものとのことです。
すっきりした形と涼しい色合いの、精巧な作品です。
官窯ということで、完全さを目指している分、やや冷たい印象があります。
「古染付手桶型水指」 中国 景徳鎮窯 明時代 17世紀

日本の茶人の注文で、景徳鎮で作られた水指です。
土や釉薬の質の悪さから、虫喰と呼ばれる釉薬の剥落が出来ていますが、
かえって味わいが出て、茶人に好まれたそうです。
「彫三島茶碗 銘 木村」 朝鮮 李朝時代 16~17世紀

朝鮮に注文して作られた茶碗です。
三島手という、線や花模様を彫った象嵌の技法が使われています。
線に力強さがあり、素朴さと華やかさを一緒に備えています。
「染付洗象図大皿」 伊万里 江戸時代・19世紀

明や清の時代に行なわれていた、旧暦6月に宮廷で飼っている象を洗う行事を
絵にしたものです。
8人がかりで、梯子をかけたり、ブラシを使ったりして、象を洗っています。
とても楽しい状景で、中国の製品の絵柄を借りたものでしょう。
このお皿は、去年、こちらで開かれていた「染付-藍が彩るアジアの器」展でも
展示されていました。
「染付-藍が彩るアジアの器」展の記事はこちらです。
「園城寺霰釜」 芦屋 室町時代 15~16世紀

松江藩の松平不昧の所持とのことです。
丸みのある肩をした、おだやかな形の茶釜です。
何だか栗の実のようにも見えます。
肩に「園」「城」「寺」の字を鋳出してあり、園城寺からの注文品ではないかと
思われます。
「染付洗象図大皿」は8月1日まで、それ以外は8月8日までの展示です。
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上野の東京国立博物館本館の平常展に行ってきました。


平常展もよく展示替えがあるので、時々観に行くと面白いです。
この時は、茶器や陶磁器を中心に観て来ました。
「青磁象耳花入」 中国 龍泉窯 元~明時代 14~15世紀

銅器をかたどったものとのことです。
すっきりした形と涼しい色合いの、精巧な作品です。
官窯ということで、完全さを目指している分、やや冷たい印象があります。
「古染付手桶型水指」 中国 景徳鎮窯 明時代 17世紀

日本の茶人の注文で、景徳鎮で作られた水指です。
土や釉薬の質の悪さから、虫喰と呼ばれる釉薬の剥落が出来ていますが、
かえって味わいが出て、茶人に好まれたそうです。
「彫三島茶碗 銘 木村」 朝鮮 李朝時代 16~17世紀

朝鮮に注文して作られた茶碗です。
三島手という、線や花模様を彫った象嵌の技法が使われています。
線に力強さがあり、素朴さと華やかさを一緒に備えています。
「染付洗象図大皿」 伊万里 江戸時代・19世紀

明や清の時代に行なわれていた、旧暦6月に宮廷で飼っている象を洗う行事を
絵にしたものです。
8人がかりで、梯子をかけたり、ブラシを使ったりして、象を洗っています。
とても楽しい状景で、中国の製品の絵柄を借りたものでしょう。
このお皿は、去年、こちらで開かれていた「染付-藍が彩るアジアの器」展でも
展示されていました。
「染付-藍が彩るアジアの器」展の記事はこちらです。
「園城寺霰釜」 芦屋 室町時代 15~16世紀

松江藩の松平不昧の所持とのことです。
丸みのある肩をした、おだやかな形の茶釜です。
何だか栗の実のようにも見えます。
肩に「園」「城」「寺」の字を鋳出してあり、園城寺からの注文品ではないかと
思われます。
「染付洗象図大皿」は8月1日まで、それ以外は8月8日までの展示です。
後楽園・春日
「自家焙煎珈琲庵」は、春日通りの西片交差点から菊坂下交差点に続く道を入った
右側にあります。
場所は文京区本郷4-25-11です。

外見は暖簾もかかった和風で、喫茶店というより、茶店の雰囲気です。
「自家焙煎」の名前の通り、入口に焙煎室があります。
BGMはジャズでした。
ランチは各種サンドイッチの日替わりで、コーヒーか紅茶が付いて、790円です。
コーヒー単品は420円です。

ローストチキンサンドのセットにしました。

大きなチキンで、パンからはみ出しそうになります。
コーヒーは苦味系で、すっきりしています。
カップも和風で、口当たりの良い厚みです。
5年前に開店したそうですが、常連さんで賑わっている、街に馴染んだお店です。
樋口一葉ゆかりの菊坂散策の折に利用するのも良いかもしれません。
chariot
「自家焙煎珈琲庵」は、春日通りの西片交差点から菊坂下交差点に続く道を入った
右側にあります。
場所は文京区本郷4-25-11です。

外見は暖簾もかかった和風で、喫茶店というより、茶店の雰囲気です。
「自家焙煎」の名前の通り、入口に焙煎室があります。
BGMはジャズでした。
ランチは各種サンドイッチの日替わりで、コーヒーか紅茶が付いて、790円です。
コーヒー単品は420円です。

ローストチキンサンドのセットにしました。

大きなチキンで、パンからはみ出しそうになります。
コーヒーは苦味系で、すっきりしています。
カップも和風で、口当たりの良い厚みです。
5年前に開店したそうですが、常連さんで賑わっている、街に馴染んだお店です。
樋口一葉ゆかりの菊坂散策の折に利用するのも良いかもしれません。
両国
両国の江戸東京博物館では、「発掘された日本列島2010」展が開かれています。


文化庁主催で、期間は7月25日まで、その後、青森市、多賀城市、宇佐市、
高松市、大阪市を巡回します。
近年の発掘で特に注目される20遺跡の約450点の出土品が展示されています。
旧石器時代の遺跡から、近代の「沖縄陸軍病院南風原(はえばる)壕群」まで、
各時代にまたがっています。
同時に、地域展として古代武蔵国の郡衙(ぐんが)についての展示もあります。
郡衙は古代の郡ごとに置かれた役所で、武蔵国では北区飛鳥山にあった
豊島郡衙が重要とのことです。

豊島郡衙の倉庫の柱穴跡を示す、原寸大のシートも敷いてあります。

毎週土曜日と日曜日の午後1時と3時には、文化庁の調査官による展示解説もあり、
私も聴いてきました。
1.上白井西伊熊遺跡 群馬県渋川市 旧石器時代 約20,000年前
5000点以上の石器がまとまって出土しています。
割れた破片の復元によって、近畿や瀬戸内地方で行なわれていた、
瀬戸内技法といわれる技法で石器を作っていたことが分かったそうです。
どのようにして関東と西日本と交流していたのかは不明です。

3.観音寺本馬遺跡 奈良県橿原市・御所市 縄文時代晩期 約3,000年前
土偶は、多産豊穣を祈って、女性の姿を表しているとされていますが、
この土偶はふくらはぎの張った形をしていて、男性の可能性があるとのことです。
男性だとすると、今度は目的が分からなくなります。

5.史跡唐古・鍵(からこ・かぎ)遺跡 奈良県田原本町
弥生時代前期~後期 約2,500~1,800年前
奈良盆地の中央にある大規模集落跡で、邪馬台国の成立と関係があるのでは
ないかと言われています。
銅鐸の製造地であったらしく、銅鐸の鋳型が出土しています。
近畿地方の鋳型の特徴は、土製であることで、銅鐸のような大型の物には向くが、
一度使うと壊れてしまうので、大量生産は出来ないとのことです。

6.須玖(すぐ)遺跡群 福岡県春日市
弥生時代中期~後期 約2,000~1,800年前
魏志倭人伝の「奴国」の中心地と言われています。
銅剣や銅鉾の製造地で、石製の鋳型が出土しています。
北九州の鋳型は石製が特徴で、大型の物には向かないものの、
繰り返し使用出来るとのことです。

7.三雲井原(みくもいわら)遺跡 弥生時代後期 約1,900年前
魏志倭人伝の「伊都国」の中心地と言われています。
銅鏡や多数のガラス玉を出土しています。
北九州の遺跡には大陸との交流を示す遺物を多く出土するのに対し、
大和地方ではあまり見られないとのことです。

8.纒向(まきむく)遺跡 奈良県桜井市
古墳時代前期 約1,800~1,700年前
邪馬台国の有力候補地となっている遺跡です。
2009年には大型建物群が見付かっています。
南関東から北九州まで、全国各地の土器が出土していて、纒向が全国規模の
センターであったことを示しています。
台の上の左が北陸系、真中が吉備系、右が東海系の土器です。
やはり邪馬台国は大和にあったのでしょうか。

10.史跡赤土山古墳 奈良県天理市 古墳時代前期 約1,700年前
円筒埴輪、朝顔形埴輪が並んで埋められた状態で出土しています。
古墳築造後の地震で変形しているとのことです。

11.池田古墳 兵庫県朝来市 古墳時代中期 約1,600年前
水鳥の形をした埴輪を出土しています。
背中に雛を乗せ、周りにも雛の集まった、珍しい形のもあります。

16.博多遺跡群 福岡県福岡市 室町時代 約500年前
陶磁器が一ヶ所にまとまって出土しています。
戦国時代の争乱の被害を避けるため、地中に埋められたもののようです。
青磁、白磁、染付があります。

出土した時の状態を撮った写真です。

文化庁の方による解説によって見所が良く分かり、とても興味深い展覧会でした。
特に、邪馬台国と関係のある弥生時代の展示は、今回のポイントとのことでした。
解説の終り頃には、隣のホールでは寄席太鼓が鳴り始め、落語が始まって、
解説もお開きとなりました。

「発掘された日本列島2010」展のHPです。
博物館前から見た東京スカイツリーです。

chariot
両国の江戸東京博物館では、「発掘された日本列島2010」展が開かれています。


文化庁主催で、期間は7月25日まで、その後、青森市、多賀城市、宇佐市、
高松市、大阪市を巡回します。
近年の発掘で特に注目される20遺跡の約450点の出土品が展示されています。
旧石器時代の遺跡から、近代の「沖縄陸軍病院南風原(はえばる)壕群」まで、
各時代にまたがっています。
同時に、地域展として古代武蔵国の郡衙(ぐんが)についての展示もあります。
郡衙は古代の郡ごとに置かれた役所で、武蔵国では北区飛鳥山にあった
豊島郡衙が重要とのことです。

豊島郡衙の倉庫の柱穴跡を示す、原寸大のシートも敷いてあります。

毎週土曜日と日曜日の午後1時と3時には、文化庁の調査官による展示解説もあり、
私も聴いてきました。
1.上白井西伊熊遺跡 群馬県渋川市 旧石器時代 約20,000年前
5000点以上の石器がまとまって出土しています。
割れた破片の復元によって、近畿や瀬戸内地方で行なわれていた、
瀬戸内技法といわれる技法で石器を作っていたことが分かったそうです。
どのようにして関東と西日本と交流していたのかは不明です。

3.観音寺本馬遺跡 奈良県橿原市・御所市 縄文時代晩期 約3,000年前
土偶は、多産豊穣を祈って、女性の姿を表しているとされていますが、
この土偶はふくらはぎの張った形をしていて、男性の可能性があるとのことです。
男性だとすると、今度は目的が分からなくなります。

5.史跡唐古・鍵(からこ・かぎ)遺跡 奈良県田原本町
弥生時代前期~後期 約2,500~1,800年前
奈良盆地の中央にある大規模集落跡で、邪馬台国の成立と関係があるのでは
ないかと言われています。
銅鐸の製造地であったらしく、銅鐸の鋳型が出土しています。
近畿地方の鋳型の特徴は、土製であることで、銅鐸のような大型の物には向くが、
一度使うと壊れてしまうので、大量生産は出来ないとのことです。

6.須玖(すぐ)遺跡群 福岡県春日市
弥生時代中期~後期 約2,000~1,800年前
魏志倭人伝の「奴国」の中心地と言われています。
銅剣や銅鉾の製造地で、石製の鋳型が出土しています。
北九州の鋳型は石製が特徴で、大型の物には向かないものの、
繰り返し使用出来るとのことです。

7.三雲井原(みくもいわら)遺跡 弥生時代後期 約1,900年前
魏志倭人伝の「伊都国」の中心地と言われています。
銅鏡や多数のガラス玉を出土しています。
北九州の遺跡には大陸との交流を示す遺物を多く出土するのに対し、
大和地方ではあまり見られないとのことです。

8.纒向(まきむく)遺跡 奈良県桜井市
古墳時代前期 約1,800~1,700年前
邪馬台国の有力候補地となっている遺跡です。
2009年には大型建物群が見付かっています。
南関東から北九州まで、全国各地の土器が出土していて、纒向が全国規模の
センターであったことを示しています。
台の上の左が北陸系、真中が吉備系、右が東海系の土器です。
やはり邪馬台国は大和にあったのでしょうか。

10.史跡赤土山古墳 奈良県天理市 古墳時代前期 約1,700年前
円筒埴輪、朝顔形埴輪が並んで埋められた状態で出土しています。
古墳築造後の地震で変形しているとのことです。

11.池田古墳 兵庫県朝来市 古墳時代中期 約1,600年前
水鳥の形をした埴輪を出土しています。
背中に雛を乗せ、周りにも雛の集まった、珍しい形のもあります。

16.博多遺跡群 福岡県福岡市 室町時代 約500年前
陶磁器が一ヶ所にまとまって出土しています。
戦国時代の争乱の被害を避けるため、地中に埋められたもののようです。
青磁、白磁、染付があります。

出土した時の状態を撮った写真です。

文化庁の方による解説によって見所が良く分かり、とても興味深い展覧会でした。
特に、邪馬台国と関係のある弥生時代の展示は、今回のポイントとのことでした。
解説の終り頃には、隣のホールでは寄席太鼓が鳴り始め、落語が始まって、
解説もお開きとなりました。

「発掘された日本列島2010」展のHPです。
博物館前から見た東京スカイツリーです。

上野広小路・御徒町
「厳選洋食さくらい」は、上野広小路交差点から春日通りを天神下交差点方向に
歩いて左側のビルの7階と8階にあります。
場所は文京区湯島3-40-7です。
ビルの1階にある看板です。

エレベーターで7階に上がった店内は明るく、すっきりとモダンな造りです。
休日には、家族連れで賑わっています。
8階に上がる階段も見えます。

ハンバーグ、メンチカツ、エビフライ、コロッケ、スパゲティ、グラタン、
ハヤシライス、カレーライスといった、洋食の定番が揃っています。
ハンバーグやコロッケには千切りキャベツが付きます。
どれもていねいに作ってあって美味しいです。

オムライス1300円です。

デミグラソースとトマトケチャップの2種類があります。
卵はふわふわとして、ケチャップも良い味です。
カウンター席もあり、カツサンドやシチューなどのテイクアウトメニューもあって、
気軽に楽しめるお店です。
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「厳選洋食さくらい」は、上野広小路交差点から春日通りを天神下交差点方向に
歩いて左側のビルの7階と8階にあります。
場所は文京区湯島3-40-7です。
ビルの1階にある看板です。

エレベーターで7階に上がった店内は明るく、すっきりとモダンな造りです。
休日には、家族連れで賑わっています。
8階に上がる階段も見えます。

ハンバーグ、メンチカツ、エビフライ、コロッケ、スパゲティ、グラタン、
ハヤシライス、カレーライスといった、洋食の定番が揃っています。
ハンバーグやコロッケには千切りキャベツが付きます。
どれもていねいに作ってあって美味しいです。

オムライス1300円です。

デミグラソースとトマトケチャップの2種類があります。
卵はふわふわとして、ケチャップも良い味です。
カウンター席もあり、カツサンドやシチューなどのテイクアウトメニューもあって、
気軽に楽しめるお店です。
上野・御徒町
先日、東京国立博物館に行った時に、上野公園や湯島あたりで撮った写真です。
不忍池はボート日和です。

左側の建物は、ソフィテル東京の跡地に建った三井の30階建タワーマンションで、
売り出し中のようです。

蓮の葉の緑がきれいです。

だいぶ大きくなった所もあります。


上野公園の広場では、「2010 TOKYO純氷まつり」が開かれていました。
東京の氷卸組合の主催で、純氷とは氷屋さんの氷とのことです。
クレーンで巨大な「氷」の旗を吊り下げています。

コックさんたちによる氷の彫刻のコンテストです。
課題は「パンダ」です。

TVも取材に来ていました。


東京国立博物館前の池と表慶館です。

睡蓮もモネ風です。

ここからは湯島あたりの写真です。
東京大学の構内からも東京スカイツリーが見えます。
上野公園でもよく見える場所があります。

東京大学横の無縁坂です。
森鴎外の小説、「雁」の舞台になっています。

下から見上げたところです。
左側の塀は旧岩崎邸です。

湯島天神の女坂です。
梅の木が葉を繁らせています。

境内の梅の木も実を付けていました。
湯島天神では、梅まつりの頃に合格梅干しを販売しています。


chariot
先日、東京国立博物館に行った時に、上野公園や湯島あたりで撮った写真です。
不忍池はボート日和です。

左側の建物は、ソフィテル東京の跡地に建った三井の30階建タワーマンションで、
売り出し中のようです。

蓮の葉の緑がきれいです。

だいぶ大きくなった所もあります。


上野公園の広場では、「2010 TOKYO純氷まつり」が開かれていました。
東京の氷卸組合の主催で、純氷とは氷屋さんの氷とのことです。
クレーンで巨大な「氷」の旗を吊り下げています。

コックさんたちによる氷の彫刻のコンテストです。
課題は「パンダ」です。

TVも取材に来ていました。


東京国立博物館前の池と表慶館です。

睡蓮もモネ風です。

ここからは湯島あたりの写真です。
東京大学の構内からも東京スカイツリーが見えます。
上野公園でもよく見える場所があります。

東京大学横の無縁坂です。
森鴎外の小説、「雁」の舞台になっています。

下から見上げたところです。
左側の塀は旧岩崎邸です。

湯島天神の女坂です。
梅の木が葉を繁らせています。

境内の梅の木も実を付けていました。
湯島天神では、梅まつりの頃に合格梅干しを販売しています。


神保町
「エリカ神保町店」は神保町交差点の北側の小路の四つ角にあります。
場所は千代田区神田神保町1-32です。

家族経営の、昔ながらの雰囲気のお店で、木製のテーブル、椅子も年季が
入っています。

ドアは開いていて、中では常連さんが世間話をしていました。
朝は7時の開店で、土曜日は1時頃まで、日曜日はお休みとのことです。
BGMはありません。
モーニングセット500円です。

コーヒーは、濃くて酸味もある味です。
お店の女性の方に、今は閉店している「エリカ西神田店」について訊いて
みました。
女性のお父さんがこちら「神保町店」のお店のマスターで、そのお兄さんが
「西神田店」のマスターでしたが、4年前に亡くなられたとのことです。
確かに、愛想の良いこちらのマスターは、かつての「西神田店」のマスターと
よく似ていらっしゃるように思います。
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「エリカ神保町店」は神保町交差点の北側の小路の四つ角にあります。
場所は千代田区神田神保町1-32です。

家族経営の、昔ながらの雰囲気のお店で、木製のテーブル、椅子も年季が
入っています。

ドアは開いていて、中では常連さんが世間話をしていました。
朝は7時の開店で、土曜日は1時頃まで、日曜日はお休みとのことです。
BGMはありません。
モーニングセット500円です。

コーヒーは、濃くて酸味もある味です。
お店の女性の方に、今は閉店している「エリカ西神田店」について訊いて
みました。
女性のお父さんがこちら「神保町店」のお店のマスターで、そのお兄さんが
「西神田店」のマスターでしたが、4年前に亡くなられたとのことです。
確かに、愛想の良いこちらのマスターは、かつての「西神田店」のマスターと
よく似ていらっしゃるように思います。