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「厳選洋食さくらい」 上野広小路
上野広小路・御徒町
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上野広小路の「厳選洋食さくらい」で軽いランチです。
場所は文京区湯島3-40-7で、ビルの7階と8階にあります。

さ0152

人気のあるお店で、休日のランチタイムは順番待ちになります。

黒豚の生姜焼き丼のハーフサイズ(赤だし・香物付)850円です。

さ0147

大根おろしの付いた生姜焼きはさっぱりとして美味しいです。
実物は写真で見た感じより小さいです。

オムライス(手作りトマトケチャップ)のハーフサイズ650円です。

さ0144

ライスは玄米が半分入っていて、さらりとした食感です。

いつも混んでいるので、ゆっくりは出来ませんが、料理はていねいに
作られていて、また行きたくなるお店です。

最初に 「厳選洋食さくらい」に行った時の記事です。


【2014/03/23 23:34】 お店 | トラックバック(0) | コメント(0) |
「富士と桜と春の花展」 広尾 山種美術館
恵比寿
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広尾の山種美術館では特別展、富士山世界文化遺産登録記念、
「富士と桜と春の花展」が開かれています。
会期は5月11日(日)までで、会期中一部展示替えがあります。

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富士山や桜を描いた作品を中心に約90点が展示されています。

司馬江漢 「駿州薩陀山富士遠望図」(部分) 1804年 静岡県立美術館
冨士006

司馬江漢(1747-1818)は江戸時代に西洋画を学び、独自の油絵具を開発して、
洋風画を描いています。
富士の景色を油彩で描いた作品で、富士山の形は写実的です。
長崎への旅の途中で見た富士山に感動して、よく富士の絵を描いています。
ちょっと稚拙なところが銭湯の絵を思わせる、のどかな景色です。


葛飾北斎 「冨嶽三十六景 凱風快晴」 大判錦絵 1830年 山種美術館
冨士003

3月30日までの展示です。
歌川広重の「東海道五拾三次」のうち、富士山を描いた作品も展示されています。

片岡球子 「めでたき富士」 1991年 東京美術倶楽部 東美ミュージアム
冨士004

元気いっぱいの富士山で、ふもとには梅や鈴蘭が咲いています。


上村松園 「桜可里」 1926-29年頃 山種美術館
冨士001
 
4月15日から5月11日までの展示です。
浮世絵風の華やかな絵柄です。

川合玉堂 「春風春水」 1940年 山種美術館
玉006

川の急流に張ったワイヤーを使った渡し舟には農婦が乗り、
岩場には山桜が咲いています。
満々とした蒼い水の描写が印象的な作品です。
ワイヤーと滑車を使った渡し舟は岐阜県出身の実業家、
岡田只治(1850-1914)の発明で、最盛期には全国約60ヶ所で
使われていたそうです。

小野竹喬 『春野秋溪のうち「春野」』 1944年頃 山種美術館
冨士007

4月13日までの展示です。
いかにも京都の画家、小野竹喬らしいやわらかな色彩で、
空も霞と同じ色に霞んでいます。

奥村土牛 「醍醐」 1972年 山種美術館 
百003

醍醐寺三宝院の枝垂桜に感激し、その後10年越しで完成させた作品です。
幹と支柱の縦線、土塀の横線を基本にして、幹を真中に据え、画面上を
桜で埋め尽くし、土塀の連なりで奥行きを見せています。
花弁の重なりは濃く薄く描かれて、立体感があり、塗りを重ねた幹の色は
桜の経てきた年月を感じさせます。

奥村土牛 「吉野」 1977年 山種美術館
冨士008

霞の中に広がる、花の吉野です。
緑から青へと変わる色彩と山の間の霞によって、遠近感を出しています。
手前から奥へと三角形を重ね、桜の木も三角形にした理知的な構成の画面ですが、
描いていて、「歴史画を描いているようで、目頭が熱くなった」とのことです。
歴史画を描かなかった奥村土牛ですが、戦前の人だけに、南朝の歴史への思いは
深かったのでしょう。

千住博 「夜桜」 2001年 山種美術館
冨士005

覆いかぶさる夜桜を、下から見上げた視線で捉えています。
黒々とした夜空の中、ライトに照らされたような紅く細かい点を
びっしり重ねた桜は、現実の夜桜を見ているようで、伝統的な
日本画とは異なる凄みがあります。

鈴木其一 「牡丹図」 1851年 山種美術館
冨士002

白、薄紅、赤と色を変え、蕾から盛り、しおれ始めまでを
一つの絵の中に収めています。

山種美術館で桜の絵が展示されると春本番です。

山種美術館のHPです。


山種美術館の次回の展覧会は、「クールな男とおしゃれな女
-絵の中のよそおい」展です。
会期は5月17日(土)から7月13日(日)までです。

クール001


【2014/03/22 19:52】 美術館・博物館 | トラックバック(0) | コメント(0) |
レストラン「ムーセイオン」と「Cafe MORI」 上野
上野
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上野の国立科学博物館の地球館の中2階にあるレストラン「ムーセイオン」での
ランチです。
ムーセイオンはギリシャ語で、英語のミュージアムの語源になった言葉です。

「医は仁術」展を観た後に寄りました。

「医は仁術」展の記事です。

ム0446


奥の窓際席からは1階の展示スペースを見下ろすことが出来ます。
すぐ下にマッコウクジラの骨格が見えます。

ム0434

メニューはたくさんあります。
休日のお昼時で賑わっていて、5分くらい待って入りました。

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白身魚のポワレとパン、860円です。

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魚はさっぱりとして、ムール貝と海老が添えてあります。

こちらはチキンディアブルとライス、850円です。

ム0437

ディアブルなので、マスタード味です。

お味はまあそれなりといったところです。


食後のコーヒーは近くの上野の森美術館の中にあるカフェ
「Cafe MORI」にしました。

小さな20席ほどの店内は明るく、全席禁煙です。
利用には展覧会の入場券が必要です。

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すっきりと美味しいコーヒー500円にはベルギーチョコが付いています。

モ0455


一休みした後、美術館で開かれている、「VOCA展2014」を観ました。

「VOCA展2014」の記事です。

上野の森美術館のHPの中のお店のページです。


【2014/03/21 23:17】 お店 | トラックバック(0) | コメント(0) |
「医は仁術」展 上野 国立科学博物館
上野
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上野の国立科学博物館では特別展、「医は仁術」が開かれています。
会期は6月15日(日)までです。

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儒教の「仁」の思想により施されていたという江戸時代の医療を中心に
紹介する展覧会です。

徳川家康の薬壺
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十一子の水戸徳川家初代頼房に贈ったものです。
徳川家康は健康への関心が高く、自分で薬の調合も行なっています。

薬箱
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御典医クラスの立派な薬箱で、原羊遊斎の蒔絵が施され、ガラスの壺や
べっ甲のさじも入っています。

錦絵 「うさぎのはしか退治」
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うさぎは月で杵を突いて仙薬を作っているという、中国の伝説に
拠っているのでしょう。
病気への知識の乏しかった時代の庶民の願望を表しています。

薬屋の看板や薬箱
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福久屋石黒傳六商店の看板
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石黒傳六商店は金沢市尾張町で現在も営業しており、当代は20代目です。
看板に書いてある烏犀圓や紫雪は江戸時代から伝わる名薬です。

貝原益軒 「養生訓」 正徳3年(1713)
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黒田藩の藩医で儒者の貝原益軒が83歳の時に長寿の秘訣を書いたもので、
養生の大切さを述べています。

「神農本草経(しんのうほんぞうけい)」
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中国最古の医薬書(医薬書)で365種類の生薬が分類されています。

山田図南 「傷寒論集成」
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江戸中期の医者、山田図南による「傷寒論」の研究書です。
「傷寒論」は後漢末期から三国時代に書かれた中国の医学書で、
日本でも広く読まれています。

平田長太夫の阿蘭陀流外科修行証書 寛文6年(1666)
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和蘭流(紅毛流)の免状の写しで、オランダ商館医と商館長代理のサイン、
訳文と解説を記した阿蘭陀通詞の署名があります。
当時の出島にも現在の大使館医務官に相当する医者が駐在していました。

「和蘭全躯内分合図」と「験号(げんごう)」
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長崎通詞の本木良意が天和2年(1682)頃に翻訳した日本最初の翻訳解剖書です。
明和9年(1772)に鈴木宗伝が図版「和蘭全躯内分合図」と解説書「験号」として
刊行しています。
十二指腸を「指十二ハバの長の腸」とするなど、その後の翻訳語の元になっています。

「山脇東洋像」
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山脇東洋(1706-1762)は京都の医師で、伝統的な陰陽五行説による五臓六腑の
概念に疑問を持ち、日本で初めて刑死人の解剖を行なっています。

「山脇東洋真蹟解剖図」 宝暦4年(1754)以降
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「海上随鴎解剖記録及び解剖下図」 文化5年(1808)
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稲村三伯(後の海上随鴎)が京都で主催した解剖の記録で、60人近くが
参加しています。

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山脇東洋の頃に比べると解剖図もかなり精密になっています。

「重訂解体新書銅版全図」 文政9年(1826)
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杉田玄白(1733-1817)や前野良沢(1723-1803)たちの編纂した「解体新書」は
内容に誤りが多かったので、杉田玄白は高弟の大槻玄沢(1757-1827)に
改訂を依頼し、大槻玄沢は36年かけて内容を充実させた改訂版を刊行しています。

大槻玄沢 「蘭学階梯」 
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大槻玄沢の編纂した、初の全般的蘭学入門書の初版本です。
その後の日本の蘭学の普及と発展に大いに貢献しています。

緒方春朔 「種痘必順弁」
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筑前秋月藩の藩医、緒方春朔(1748-1810)の著した、日本で最初の種痘書です。
読みやすいように漢字仮名混じり文で書いてあります。
緒方春朔の行なった種痘は牛痘ではなく、人痘です。

「奥田木骨」 文政2年(1819)
木骨は整骨医が勉学のために工人に制作させたもので、この木骨は
大阪の医師奥田万里が尾張藩に献納したものです。

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「鳴滝塾舎之図」
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文政7年(1824)に長崎郊外の鳴滝に設けられた、シーボルトの診療所兼学塾です。
日本初の本格的な西洋医学の教えられた所です。
シーボルト(1796-1866)はドイツ人医師で、1823年にオランダ商館医として
来日し、塾の開設を許可され、多くの塾生に西洋医学を教授しています。

シーボルトの書いた蘭文免許状
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阿波の医師、高良斎(1799-1846)に出した免許状で、内科、外科、
本草学を修め、手術も行なったとあります。
高良斎はシーボルトの元で7年間学んでいます。

シーボルトの処方箋
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「華岡青洲像」
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「南紀青洲先生乳岩奇核之図」
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乳がん手術の症例図で、患者の名前、症例、手術手順、治験が書かれています。
華岡青洲(1760-1835)は日本で初めて全身麻酔による乳がんの摘出手術に
成功しています。

「奥伝誓約文之事」
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華岡青洲の塾、春林軒で修学を終えた門人たちが提出した、血判を押した誓約書で、
手術や秘薬のことなどを親・友人といえどもみだりに教えないというものです。
筆頭にある高松涛亭は土佐の医師で、兄の妻、千鶴は坂本龍馬の長姉です。

緒方洪庵の書
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医者自然之臣也とあります。
緒方洪庵(1810-1863)の適塾は、医学・衛生行政の発展に尽した長与専斎、
日本赤十字社を設立した佐野常民などを輩出していますが、塾頭を務めた
福沢諭吉は血を見るのが怖いこともあってか、医学への道には進んでいません。

扁額 「順天堂」 天保14年(1843) 順天堂大学蔵
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佐藤泰然(1804-1872)が佐倉に順天堂を開いた時に、「順天堂」と命名した
姫路藩医山田安朴の揮毫したものです。

ポンペの講義録
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松本良順(1832-1907)が翻訳しています。
西暦紀元一千八百五十八年 於長崎出嶋和蘭医官ポンペ氏筆記 とあります。
ポンペ((1829-1908)はオランダの軍医で、長崎の医学伝習所で本格的な
西洋医学を講じています。
松本良順は佐藤泰然の子で、後に初代の陸軍軍医総監を努めており、
司馬遼太郎の「胡蝶の夢」の主人公の一人です。

「七新薬」
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ポンペの講義録の一部を刊行したもので、7つの新薬について述べています。
訳者の司馬凌海(1840-1879)は6カ国語に通じ、語学の天才と云われた人で、
司馬遼太郎の「胡蝶の夢」の主人公の一人です。


最後は現代医学のコーナーです。

3Dプロジェクションマッピングで各臓器が次々映し出され、その解説が
されています。
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3Dプリンターによる臓器モデルで、正常肺モデルと肺がんモデルが
並んでいます。
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ヒトiPS細胞も展示されていて、顕微鏡で見ることが出来ます。
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ミュージアムショップの商品もかなり個性的です。
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タイムスリップシアターや鉄拳のパラパラ漫画シアターも上映され、
豊富な資料を駆使して、江戸から現代への医療の進歩の跡を辿る、
大変興味深い展覧会です。
日本の医療は先人たちの努力と工夫により、和漢洋を取り混ぜて
連綿と受け継がれてきたものだと思います。

展覧会のHPです。


【2014/03/20 22:28】 美術館・博物館 | トラックバック(2) | コメント(0) |
「cafe chou chou(カフェ シュシュ)」 有楽町
有楽町
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「cafe chou chou(カフェ シュシュ)」は有楽町マルイの5階にあります。
場所は千代田区有楽町2-7-1です。

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70席ほどのお店で、全席禁煙、広くてゆったりしています。
壁紙やシート席の布やクッションはオレンジ色や黄色の暖色を使っていて、
店内は柔らかい雰囲気です。

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黒糖ロールケーキ600円とセットのコーヒー300円です。
350円で幾つかのドリンクを選べるドリンクバーになります。

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甘みの強い小豆餡が添えられています。

BGMにオールドジャズソングが流れていて、コーヒーを飲み終わった後、
ルイ・アームストロングの「What a Wonderful World」をしばらく
聴いていました。


【2014/03/19 23:12】 お店 | トラックバック(0) | コメント(0) |
「米田和恵展」 銀座 日動画廊
銀座
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銀座の日動画廊では3月25日(火)まで「米田和恵展」が開かれています。
日曜日はお休みです。

米田和恵さん(1984~)は北九州市出身で、作品では明るい写実の中に
ちょっと不思議な光景が展開します。
展覧会ではコッツウォルズやイタリアの風景を描いた作品など約20点が
展示されています。

「魔女のいる街」
100号の作品に大聖堂を中心にしたフィレンツェの街が広がっていて、
空をホウキに乗った魔女が飛んでいます。

「朝の散歩」
コッツウォルズでしょうか、ペットを連れた女の子が花屋さんを覗いています。
リードでつながれているのは蛙です。

「光の差す方へ」 50M
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椅子に置かれた本のページの間から鳥が飛び立ち、ドアの外に出ていきます。

米田さんの作品は描写が巧みなので、描き込まれた動物にも違和感は無く、
さりげなく自然に見えます。

米田和恵さんのHPです。


【2014/03/18 21:37】 美術館・博物館 | トラックバック(0) | コメント(0) |
「カフェ・ド・クリエ 御徒町駅南口店」
御徒町
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「カフェ・ド・クリエ 御徒町駅南口店」は上野松坂屋の駐車場の南隣にあります。
場所は台東区上野3-22-4です。

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最近オープンしたお店で、1階席と2階席があり、ドアで仕切られた分煙式です。
BGMにニューヨーク・シティ・セレナーデが流れていました。

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カプチーノ310円です。

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ブレンドコーヒー250円はあっさりめの味です。
期間限定の桜のシフォンケーキ390円はセット価格で50円引きになります。

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2階の窓の向こうに松坂屋南館が見えます。

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南館は3月11日に営業終了しました。
これから建て替えられ、2017年秋に高層複合ビルとして開業予定とのことです。

上野公園入口のオオカンザクラも咲いていて、大勢の人が写真を撮っていました。

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パンダ柄のパトカーが通ります。

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【2014/03/17 22:53】 お店 | トラックバック(0) | コメント(0) |
「VOCA展2014」 上野の森美術館
上野
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上野の森美術館では、「VOCA展2014」が開かれています。
会期は3月30日(日)までです。

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VOCA展は全国の学芸員、ジャーナリスト、研究者などに、40歳以下の
若手作家を推薦してもらい、その作家が平面作品の新作を出品する
というもので、今年で21回目です。
VOCAとは、"THE VISION OF CONTEMPORARY ART"のことです。
今回は34名の作家が展示しています。

VOCA賞1名、VOCA奨励賞2名、佳作賞2名、大原美術館賞1名の受賞です。

VOCA賞 田中望 「ものおくり」 
 白亜地、胡粉、墨、箔、モデリングペースト、岩絵具、綿布パネル

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兎たちが和船を漕ぎ寄せて鯨に挑み、鯨のつくる輪の中では大勢の兎たちが
鯨の山車を曳きながら、輪になってさまざまな風流踊(ふりゅうおどり)を
繰り広げています。
秋田の竿灯も見えます。
風流踊は盆踊や念仏踊の源流とされる芸能で、「ものおくり」とは
動物の霊を送る狩猟儀礼です。
三陸沖では昔は鯨漁が行なわれていました。

東日本大震災の犠牲者の鎮魂の意味も込めているのでしょうか、
VOCA賞にふさわしい力作です。

田中望さんは東北芸術工科大学の大学院生で、制作のかたわら、
東北地方の民俗学の研究やフィールドワークも行なっているそうです。

VOCA奨励賞 大小島真木 「遺伝子 / Gene」 鉛筆、アクリル、紙パネル
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生命の曼荼羅の世界です。

VOCA奨励賞 金光男 「row-kanaami #17」「row-kanaami #16」 
 パラフィンをひいたパネルにシルクスクリーン、バーナー

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金網の映像が焼けちぎれています。

佳作賞 大坂秩加 「そんなに強くなってどうするのあなた」 
 アクリル、白亜地、鉛筆、凹版、紙、パネル

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継ぎはぎの建物や木の枝に女性たちが取り付いて、何かを求めています。

佳作賞 染谷悠子 「かみあわぬ水に沈む月」 
 和紙、鉛筆、水彩、墨、リトグラフインク、カンヴァス、パネル

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大小の青い水紋が響き合っています。

大原美術館賞 佐藤香菜 「マブイグミ(enter)」「 マブイグミ(exit)」 
 油彩、刺繍、カンヴァス

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マブイグミは沖縄の言葉で、抜け出していった魂を呼び戻す行為を言います。

2013年のVOCA展の記事です。

展覧会のHPです。


【2014/03/16 20:48】 美術館・博物館 | トラックバック(0) | コメント(0) |
「ラ ブティック ドゥ ジョエル・ロブション」 丸の内
東京
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カフェ「ラ ブティック ドゥ ジョエル・ロブション」は丸の内の
三菱ブリックスクエア・アネックスにあります。
場所は千代田区丸の内2-6-1です。

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赤いタイルの壁が印象的なお店で、15席とカウンター10席ほど、
全席禁煙で、外側は全面ガラス張りです。
BGMは洒落たジャズ・ボーカルでした。

パンやお菓子を販売しています。

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休日は満席のことが多いお店ですが、私が行ったのは平日の
午後5時頃で、すぐ座れました。

窓の向こうには花屋さんとティファニーのお店が見えます。

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イートインに選んだ苺のブリオッシュ336円とコーヒー300円です。

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ブリオッシュはほど良い甘さで、食感も良くて美味しく、
濃い目のコーヒーと合います。

ブリックスクエアの一角にあるということで、眺めも良く、
お洒落な雰囲気を楽しめるお店です。


【2014/03/15 23:47】 お店 | トラックバック(0) | コメント(2) |
「支倉常長像と南蛮美術―400年前の日欧交流―」展 東京国立博物館
上野
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上野の東京国立博物館では「支倉常長像と南蛮美術―400年前の日欧交流―」展が
開かれています。
会期は3月23日(日)までです。
総合文化展(平常展)の観覧料で観覧できます。

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慶長18年(1613)に伊達政宗の命で「慶長遣欧使節」としてヨーロッパに遣わされた
支倉常長(1571-1622)を描いた肖像画を「南蛮人渡来図屏風」や「世界図屏風」と
ともに展示するものです。

支倉常長の一行は太平洋を渡り、メキシコを越えて、大西洋を渡って
スペインに到着し、1615年にマドリードでフェリペ3世に謁見しています。
そして同年にローマに入っています。
日本では大坂夏の陣で豊臣氏が滅びた年です。

「支倉常長像」 アルキータ・リッチ 17世紀 イタリア・個人蔵
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ローマ教皇パウロ5世に謁見するためローマを訪れた時の姿です。
鹿と薄をあしらった豪華な装束を着ています。
窓の向こうの海で祝砲を放っているのは、支倉常長の乗ってきた
サン・ファン・バティスタ号です。

髪は総髪の天正髷のようですが、髷は描かれておらず、口がやや開いて、
歯を覗かせています。
画面左上には支倉家の紋の逆卍に違い矢が見えます。

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襟や袖に西洋のシャツが見え、指輪もしているのが分かります。
伊達家の紋の一つである九曜紋を彫った鍔、脇差の鮫皮も描きこまれています。

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右下には忠誠を象徴する犬が立派な首輪を着けて座っています。
足袋の素材はヨーロッパ製の金唐革らしいとのことです。

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ローマ側での大歓迎の気持ちが表れた肖像画で、この絵は支倉一行の
接待役であったボルゲーゼ枢機卿の描かせたものす。
2010年に東京都美術館で開かれた「ボルゲーゼ美術館展」の折にも
来日したことがあります。


「世界図屏風」 安土桃山~江戸時代・16~17世紀 個人蔵 重要文化財
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スペインを中心にした世界図で、インドには南蛮、中国には大明と書き入れてあり、
呂宋、琉球の字も見えます。
世界を一周する線が朱色の線で描かれていて、支倉常長もこの航路を通っています。

参考 「伊達政宗の夢-慶長遣欧使節と南蛮文化」展図録 仙台市博物館 2013年
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「南蛮人渡来図屏風」 安土桃山時代・16世紀 個人蔵 重要文化財
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左隻の左側から南蛮船が来航し、小舟を使って商品を荷揚げしています。

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右隻には黒いマントを着た宣教師たちの姿があります。

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これらの屏風は関ヶ原の戦いで西軍側の織田秀信(織田信長の嫡孫)の岐阜城が
落城した時、池田輝政が分捕った品と伝えられています。

日本にも吹き寄せていた大航海時代の風を感じる展示です。

展覧会のHPです。


【2014/03/14 20:27】 美術館・博物館 | トラックバック(2) | コメント(0) |
喫茶店「王城」 上野 2014/3
上野
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上野の喫茶店、「王城」にランチに寄りました。
場所は台東区上野6-8-15です。

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休日のお昼過ぎで、空いていました。
BGMはモダンなジャズです。

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ミートソースセット950円です。

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こちらのパスタはミートソースもナポリタンも美味しく出来ています。

最初に「王城」に行った時の記事です。
もう6年前のことにになります。

上野公園では寒桜が咲いていました。

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【2014/03/13 23:15】 お店 | トラックバック(0) | コメント(0) |
「江戸桜ルネッサンス~夜桜うたげ~」展 日本橋三井ホール
三越前
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コレド室町5階の日本橋三井ホールでは「江戸桜ルネッサンス~夜桜うたげ~」展が
開かれています。
会期は3月30日(日)まで、会期中は無休です。

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同じ日本橋三井ホールで、夏に「アートアクアリウム」をプロデュースした
木村英智さんの総合プロデュースによる企画で、東京の桜より一足先に、
江戸の桜の文化を楽しもうという趣向です。

毎日19時から23時は音楽や照明の演出が変わり「夜桜うたげ」を開催し、
日本酒をメインとしたドリンクと一緒に作品を鑑賞できます。

会場に入ったところでは日本画家の西野正望さん(1962~)が
「日本橋未来予想絵図」を公開制作中です。
文化2年(1805)の日本橋の賑わいを長さ約12mにわたって描いた絵巻、
「熈代勝覧(きだいしょうらん)」を現代に再現する試みです。

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「熈代勝覧」は、複製が東京メトロ三越前駅の地下コンコースに常時展示
されています。

「熈代勝覧」の画像です。

「和桜並木道」
さまざまな桜柄の着物が道の両側に並んでいます。

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紺鼠地縮緬滝に孔雀文様小袖 江戸時代後期
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孔雀が刺繍で描かれています。
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萌黄地縮緬清水寺春景文様小袖 江戸時代後期
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浅葱地縮緬桜に御簾琴文様振袖 江戸時代後期
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帯も展示されています。
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「江戸桜ふぶき」
江戸切子で作った桜の花びらをプロジェクションマッピングで投影して
桜吹雪を現出しています。

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「江戸桜リウム」は江戸切子のグラス約1000個で出来た、高さ約2.5m、
直径約4mの「江戸切子シャンデリア」と、桜錦、桜琉金、桜和金といった、
桜にちなんだ名前の金魚が泳ぐ「サクラリウム」で構成されています。

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桜柄の手漉き和紙で作られた、「桜和紙の門」です。

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「伊勢型桜の間」
重要無形文化財指定の三重県鈴鹿市の「伊勢型紙」を使って、
桜の影絵を映し出しています。

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「五日桜の間」はお茶と和菓子で春を表しています。

「老松」の和菓子
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「亀末廣」の干菓子
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19時から営業する夜桜バーには江戸切子のグラスが並んでいます。

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桜柄の織物を壁に貼った、3つの「夜桜宴の間」が設けられています。

清水焼(六兵衛窯)と手描き友禅
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京漆器(象彦)と京鹿の子絞
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伊賀焼(土楽窯)と摺型友禅
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夜桜宴の間は夜7時以降は予約制花見席になります。


桜とともに日本の伝統工芸を粋を楽しむ展示で、外はまだ寒いですが、
おかげで春爛漫の気分を味わうことが出来ました。

展覧会のHPです。

2013年の夏に開かれたアートアクアリウムの記事です。


日本橋三越本店のショーウインドウは杉浦非水をテーマにしています。
3月17日(月)までの展示です。

杉浦非水(1876-1965)は日本のグラフィックデザイナーの先駆者とされる人で、
アール・ヌーボーを取り入れた三越の広告や地下鉄開業のポスターが有名です。
明治41年(1908)に三越のデザイナーに就任し、ポスターやPR誌を手掛けています。

杉0262

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参考 PR誌「三越」 表紙絵 1932年
大002


【2014/03/12 21:08】 美術館・博物館 | トラックバック(0) | コメント(0) |
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