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「海を渡ったアーティスト展」 丸善丸の内本店
東京
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丸の内オアゾ内の丸善丸の内本店4階ギャラリーでは、「海を渡ったアーティスト展」が
開かれています。
会期は8月5日(火)までです。

荻須高徳、草間彌生、奈良美智、千住博、村上豊など海外の美術市場で高い評価を
受けている日本人アーティストの版画作品を展示しています。

荻須高徳 「広告塔」 1980年
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荻須高徳はパリで制作を続け、レジオン・ド・ヌール勲章も授与されています。

千住博 「ウォータホール VII」 2004年
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代表作の「ウォータホール」のシリーズです。

草間彌生 「PUMPKIN」 2005年
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草間さんの作品には強烈な自己主張と生命力があります。

奈良美智 「mellow girl」 2009年
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大きな目をしていますが、独特のにらみつけるような絵とは
少し雰囲気が違います。


【2014/07/31 21:12】 美術館・博物館 | トラックバック(0) | コメント(0) |
「ドロップコーヒー」 横浜
横浜
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「ドロップコーヒー」は横浜駅の相鉄ジョイナス2階にあるカフェです。
場所は横浜市西区南幸1-5-1です。

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2014年の4月にオープンしたばかりで、50席ほどの店内は全席禁煙、
活気のあるお店で、休日の午後はほぼ満員でした。

クランベリージュース420円とアイスコーヒー430円です。

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取っ手の付いたガラス瓶という面白い形をしています。
クランベリージュースは酸味が程よく、すっきりとして美味しいです。

サードウェーブコーヒーのお店で、味にこだわりがあるということなので、
今度来た時はシングルコーヒーを試してみようと思います。


【2014/07/30 23:15】 お店 | トラックバック(0) | コメント(2) |
「太古の哺乳類展―日本の化石でたどる進化と絶滅―」 国立科学博物館
上野
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上野の国立科学博物館では特別展、「太古の哺乳類展―日本の化石でたどる進化と絶滅―」が
開かれています。
会期は10月5日(日)までです。

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今から1億2000万年前から1万年前まで日本に生息し、今では絶滅した哺乳類を
紹介する展覧会で、標本約170点が展示されています。

第1章 恐竜とともに生きた哺乳類 約1億2000万年~6600万年前

哺乳類は2億2千万年前の最古の恐竜と同じ時期に出現しています。
恐竜が栄えている間も、恐竜と競うことは無く、夜行性の小動物の段階でした。

小動物の歯やあごの化石です。
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ササヤマミロスは兵庫県篠山市で発見され、2013年に名付けられています。
正式名称はササヤマミロス・カワイイで、ネズミのような大きさと姿をしています。
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拡大模型
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第2章 繁栄のはじまり 約5000万年~3400万年前

恐竜の絶滅とともにに中生代は終わり、「新しい生物の時代」を意味する、新生代が始まります。
恐竜のいなくなったところに哺乳類は急速に広がり、大型化し、活動時間も夜から昼に
変わっています。

クシロムカシバク
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釧路炭田の元になった亜熱帯性の森に住んでいました。
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第3章 巨大大陸の時代 約2300万年~1700万年前

2300年前の中新世のはじめにアフリカ大陸とユーラシア大陸がつながり、中新世の前期に
日本海が出来るまではユーラシア・北アメリカ・アフリカは日本も含めて地続きでした。
この時代には日本にもその大陸と同じか、ごく近い種類の哺乳類が分布していました。

ゴンフォテリウム・アネクテンシス
岐阜県可児市で発見されました。
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アフリカ大陸とユーラシア大陸がつながって、最初に世界に広がったゾウが
ゴンフォテリウムです。
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第4章 日本海と日本列島の成立 約2500万年~1500万年前

日本がアジア大陸から離れ、小さな島に分かれると、大型動物は種族を維持していくのが
難しくなり、小型化していきます。

約1800年前から約1600年前にかけての地層で、各地でステゴロフォドンの化石が
発見されています。

宮城県船岡町で発見されました。
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ステゴロフォドンは次第に小型化しています。
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第5章 デスモスチルスの世界 約2800万年~1200万年前

円柱(スチルス)を束ねた(デスモス)のような臼歯をもつことから、束中目といわれる
デスモスチルスの展示です。

パレオパラドキシアはラテン語で「古い不思議な生き物」という意味で、水辺に生息していました。
束中類全体の中でも世界で最初の化石として岐阜県土岐市で発見され、その後各地で
発見されています。
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アショロアはデスモスチルスの系統の原始的な種類で、日本でしか見付かっていません。
約2800万年前の化石で、北海道足寄町で発見されています。
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レプリカ
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第6章 ゾウの楽園 約530万年~50万年前  

日本にはいろいろな種類のゾウが生息していました。

アケボノゾウ(レプリカ)
小型化したゾウで、埼玉県で発見されたこの化石は肩の高さ1.7mです。
この系統のゾウは約70万年前に絶滅しています。
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第7章 ナウマンゾウの世界 約35万~2万年前

ナウマンゾウは日本中に広く分布していたゾウで、化石は北海道から九州までの
各地で発見されています。
約34万年前の氷期の海面が下がった時期に東シナ海か対馬海峡付近を通って
日本に渡ってきたと考えられますが、約2万年前に絶滅しています。

ナウマンゾウの下あごの骨と大腿骨
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ナウマンゾウのレプリカ
各地で発見された化石を元に、家族に見立てて復元しています。
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右:オス
藤沢市、渋谷区、千葉県下総市で見付かった化石を組合わせてあり、肩の高さ2.5mです。

中:子ども
北九州市で発見された、おそらく日本の唯一の子どもの頭骨を元に、体はアフリカゾウの
子どもから推定して復元しています。
年齢は1歳半頃と推定されています。

左:メス
東京都中央区で発見された2体の骨格を元に復元されていて、肩の高さ1.9mです。


第8章 大型哺乳類の絶滅 約3万年~約1万年前

世界で大型哺乳類が絶滅したこの時期に、日本でも絶滅した大型哺乳類の展示です。
絶滅の原因は急激な気候変動と考えられています。

ヤベオオツノジカ(レプリカ)
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更新世後期の代表的哺乳類で、日本最大のシカです。
ナウマンゾウと一緒か同じ地層でよく見付かっています。
山口県美祢市で発見された胴と群馬県富岡市で発見された頭を元に復元されています。

ハナイズミモリウシ(レプリカ)
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岩手県一関市で発見された、約2万~2万3000年前の化石です。
大陸に生息していたステップ・バイソンと同じ種類と考えられ、氷期の寒い時期に
サハリンを経由して渡ってきています。

哺乳類は恐竜・爬虫類に比べ身近な存在なので、親近感が湧きます。
今では絶滅した多くの哺乳類を観ていると、同じ哺乳類であるヒト科に属する私としては
いろいろ考えさせられます。
ヒトはこれからの環境の変化にどれだけ耐えられるのでしょうか。

展覧会のHPです。


グッズ売り場は種類も豊富です。
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上野広小路の証券会社のショーウインドウでは、絶滅危惧種の
ジャイアントパンダの家族が夏を楽しんでいます。

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【2014/07/29 21:42】 美術館・博物館 | トラックバック(0) | コメント(0) |
カフェ「STAR'S(スターズ)」 六本木
乃木坂・六本木
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カフェ「STAR'S(スターズ)」は国立新美術館前にあるカフェです。
場所は港区六本木7-5-11です。

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2013年12月にオープンしたお店で、店内は20席ほど、窓が通りに面しています。
BGMは軽いポップスでした。

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ガレットとロティサリーチキンがお奨めのようです。

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ランチにはサラダバーのサラダとコーンスープとドリンクが付きます。

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ガレットは出来上がるのに、少し時間がかかります。

野菜とチーズのガレット1050円です。

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こちらはキノコとチーズのガレット1080円です。

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目玉焼きが壊れてしまいました。
しっかり食べ応えのあるガレットで、美味しいです。

ドリンクはコーヒーにしました。

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国立新美術館を出てすぐの所にあり、美術館の行き帰りに立ち寄るのに
都合の良いお店です。

追記
カフェ「STAR'S(スターズ)」は閉店しました。


【2014/07/28 23:22】 お店 | トラックバック(0) | コメント(0) |
「水の音―広重から千住博まで―」展 山種美術館
恵比寿
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恵比寿の山種美術館では、「水の音―広重から千住博まで―」展が開かれています。
会期は9月15日(月・祝)までです。

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歌川広重の浮世絵から現代の千住博まで、滝や雨など、水にちなんだ作品の展示です。

第1章 波のイメージ

川や海の波を描いた作品です。

川合玉堂「鵜飼」 1939(昭和14)年頃
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川合玉堂は多摩川の景色をよく描いていますが、岐阜県育ちなので、長良川の鵜飼も
500点あまり描いているそうです。
鵜飼舟の篝火の明と岩場の暗が対照的に描かれ、船頭も煙に霞んで見える、
躍動感のある作品です。

奥田元宋 「奥入瀬(秋)」(部分) 1983(昭和58)年
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縦約2m、横約5mの大作で、71歳のときの作品です。
奥田元宋は大きな画面いっぱいにあふれるように赤色を使ったことで有名で、
「元宋の赤」と呼ばれています。
その赤は深く重みがあり、荘厳な感じを抱かせます。

宮廻正明 「水花火(螺)」 2012(平成24)年
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四国の四万十川の投網漁を題材にしていて、真昼に一瞬咲いた花火を捉えています。
水面を点描で描き、網の目も細かく一本一本描き込んでいます。
宮廻さんの作品は幾何学的な構図が新鮮です。

奥村土牛「鳴門」 1959(昭和34)年
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近景の渦潮と遠景の島の静が一体となった、重厚な作品です。
幾重にも塗り重ねた堅牢な画面造りは、奥村土牛の特徴です。
小さな連絡船に乗っていて、たまたま渦潮に出会い、奥さんに帯を
掴んでもらって渦潮を覗き込んで写生したということです。


第2章 滝のダイナミズム

千住博 「ウォーターフォール」 1995(平成7)年
大作で、白い絵具を流して描く、千住さん独特の技法による作品です。
絵具の滝が滝の絵になる、と千住さんは述べています。
しんと静かな画面を観ていると、轟く水音が聴こえてきます。


第3章 きらめく水面(みなも)

小野竹喬 「沖の灯」 1977(昭和52)年
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夕陽に焼けた雲の色が海に映り、沖には漁火が見えます。
最晩年の作で、色も形も単純化され、本質だけになっています。


第4章 雨の情景

奥村土牛 「雨趣」 1928(昭和3)年
麻布谷町(今の六本木1丁目)の雨の景色です。
谷あいに並ぶ木造家屋の上に降る雨が、細かく一本一本描かれています。
院展に出品したときは、ここまで雨を細かく描くことはないだろうと批判されています。
現在では高速道路が走り、アークヒルズなどが建っている場所の昭和初めの情景です。

横山操 「越路十景」のうち「親不知夜雨」 1968(昭和43)年 
親不知の崖下の磯に降る雨です。
「越路十景」は故郷の新潟の風景を瀟湘八景や近江八景になぞらえ、富山県と福井県の
景色を加えて、十景としたものです。
水墨に一部薄く彩色した、厳しく力強い北陸の景色です。


ひととき涼しさを味わえる、夏にふさわしい展覧会です。

山種美術館のHPです。


山種美術館の次回の展覧会は特別展、「輝ける金と銀―琳派から加山又造まで―」展です。
会期は9月23日(火・祝)から11月16日(日)までです。

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【2014/07/27 20:03】 美術館・博物館 | トラックバック(0) | コメント(2) |
「カンダコーヒー」 神保町
神保町
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「カンダコーヒー」は水道橋西通りの西神田交差点そばにあります。
場所は千代田区神田神保町2-38-10です。

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古い民家を改造した自家焙煎のコーヒー専門店で、2年半前のオープンとのことです。
背の高い小さなテーブル席が3つとカウンター席だけの小さいお店です。
BGMは切れの良いジャズでした。

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ドリップで淹れるコーヒー320円は日替わりで、この日はルワンダでした。

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軽い苦みで、後味に甘味があって、すっきりとして美味しいです。
カップはフランスのGienで、涼しげな青に趣きがあります。

気軽にコーヒーを楽しめて、心地の良いお店です。

こちらは近所の喫茶店、「きっさこ」の姉妹店でもあります。

[「きっさこ」の記事です。


【2014/07/26 21:36】 お店 | トラックバック(0) | コメント(0) |
「笹倉鉄平 淡彩画展」 丸善丸の内本店 2014/7
東京
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丸の内オアゾ内の丸善丸の内本店4階ギャラリーでは、「笹倉鉄平 淡彩画展」が
開かれています。
会期は7月29日(火)までです。

笹倉鉄平さん(1954~)はヨーロッパの風景を親しみやすく描いて人気があります。
作品は明るく楽しく、幸福感に満ちています。

今回の展覧会ではアクリル淡彩による原画約30点と版画約50点が展示・販売されています。
27日(日)の午後2時~3時には笹倉さんのサイン会も開かれます。

上:「ラ・ランス」のための習作 アクリル淡彩
下:ゴースランド駅 アクリル淡彩

映画の「ハリー・ポッター」で、ホグズミート駅のロケに使われた駅です。
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淡彩の原画には、みずみずしく柔らかな味わいがあります。

2013年の「笹倉鉄平展」の記事です。


【2014/07/25 21:45】 美術館・博物館 | トラックバック(0) | コメント(0) |
「IDEE CAFE PARC (イデーカフェ パルク)東京ミッドタウン店」
六本木・乃木坂
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「IDEE CAFE PARC (イデーカフェ パルク)東京ミッドタウン店」は東京ミッドタウンの
ガレリア3階にあります。
場所は赤坂9-7-4です。

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アパレルショップのIDEEに併設されているカフェで、ショップの奥にカフェがあります。
店内にも数席ありますが、見晴らしの良いテラス席がおすすめです。

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雨も降り込まず、心地良い風が吹き渡ってきます。

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六本木雀も寄ってきます。

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ベーグルサンド580円とセットのコーヒー200円です。

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真夏はちょっと暑いですが、それ以外のシーズンは広々とした所で
開放的な気分を味わえるお店です。


【2014/07/24 23:39】 お店 | トラックバック(0) | コメント(0) |
「橋本コレクション 指輪 神々の時代から現代まで―時を超える輝き」展 国立西洋美術館
上野
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上野の国立西洋美術館では、「橋本コレクション 指輪 神々の時代から現代まで
―時を超える輝き」展が開かれています。
会期は9月15日(月・祝)までです。

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2012年に国立西洋美術館に寄贈された、橋本貫志氏(1924-)の収集した
指輪を中心とする宝飾品約870点のうち、約300点を展示する展覧会です。

「スカラベ」 紀元前1991-1650年頃、エジプト アメシスト、金
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古代エジプトではスカラベ(フンコロガシ類)は糞を転がす様が太陽を運ぶのに
似ているとして、復活や再生の象徴とされています。
この指輪も護符の役割を持っていました。
アメシストはエジプト中王国時代(紀元前20055-1752)に普及したそうです。

「女神ニケ」 紀元前4世紀後期、古典期ギリシャ 金、ガラス
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ニケはギリシャ神話の勝利の女神です。
有翼の姿で表され、ルーヴル美術館の所蔵する「サモトラケのニケ像」で有名です。
青いガラスの上に金箔で描かれ、小さなロゼット文が囲んでいます。
かつては透明ガラスにおおわれていたそうです。

「ハートのギメル・リング」 17世紀 金、ルビー、ダイヤモンド
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ギメルはイタリア語で双子という意味で、2個でセットになった指輪です。
台の内側に彫ってあるのは骸骨で、「メメント・モリ(死を忘れるな)」という
ラテン語の格言を表しています。

「フェデ・リング」 17世紀、イギリス 金、エナメル
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握り合う手の形を表した結婚指輪で、現在も用いられる意匠です。

「ダイヤとエメラルドの花」 18世紀後期 ダイヤモンド、エメラルド、金、銀
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ロココ時代の作で、植物をあしらったデザインはとても優雅です。

「エメラルドのソリティア(一粒石)リング」 1840年頃 金、エメラルド
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古風な感じですが、19世紀のロマン主義時代の作で、中世や
ルネッサンス様式を思わせる復古調の意匠です。
実物は深みのある青色が輝いています。

「真珠とエナメルの花」 1900年頃 フランス 
 真珠、ダイヤモンド、エナメル、金

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植物を題材にしたアール・ヌーヴォーの意匠で、作者はジョルジュ・フーケ
(1862-1957)です。

「アール・デコのダイヤのリング」 1920年頃 プラチナ、ダイヤモンド
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曲線的なアール・ヌーヴォーに続くアール・デコ調の直線的で幾何学的なデザインです。

「アメシストと二羽の鳥」 イギリス 1920年頃 
 アメシスト、ペリドット、エナメル、銀

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アーツアンドクラフト運動の意匠で、作者はジョージ・ハント(1892-1960)、
堅牢な職人技を見せています。

会場には古代から現代まで、意匠をこらしたさまざまな種類の指輪が並び、
ライトに照らされて光り輝いています。
技法の変化の展示もあって、ダイヤモンドもいろいろなカットがあります。
各時代の衣装や、西洋美術館の所蔵する、指輪などの装飾品の描かれた作品も
共に展示されています。
一つ一つ観ていて、その多彩さに飽きることがありません。

展覧会のHPです。


【2014/07/23 20:53】 美術館・博物館 | トラックバック(0) | コメント(0) |
「ティーサロンアール」 渋谷西武
渋谷
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「ティーサロンアール」は渋谷西武B館地下1階にあります。
住所は渋谷区宇田川町21-1です。

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紅茶専門店で、白でまとめた店内は約40席、落着いた雰囲気です。
分煙式ですが、完全には仕切られていません。
BGMはクラシックでした。

Bランチセット1188円はツナ&アボカド&カッテージチーズ&トマトのサンドウィッチです。

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あっさりとした味で、美味しいです。


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カップはウェッジウッドです。

単品の紅茶ウヴァ864円はポットに入っています。

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ワイルドストロベリー模様は華やかで、紅茶の雰囲気によく合います。

デパートの中ですが、静かでゆっくりくつろげるお店です。

渋谷のBunkamuraの花屋さんのディスプレーはいつも鮮やかです。

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【2014/07/22 23:01】 お店 | トラックバック(0) | コメント(0) |
「メトロポリタン美術館古代エジプト展 女王と女神」 東京都美術館
上野
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上野の東京都美術館では、「メトロポリタン美術館古代エジプト展 女王と女神」が
開かれています。
会期は9月23日(火・祝)までです。

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ニューヨークのメトロポリタン美術館の所蔵する約3万点のエジプト・コレクションから、
「女王と女神」をテーマにした約200点を展示しています。

メトロポリタン美術館は1906年創設で、ハトシェプスト女王葬祭殿周辺の発掘を行なう
などして、多数のコレクションを得ています。

「ハトシェプスト女王像の頭部」 
 新王国時代第18王朝 前1473-1458年頃 石灰岩、彩色 高さ47.8㎝

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上エジプトを象徴する白の王冠と下エジプトを象徴する赤の王冠を組合わせた王冠を
被った姿で表されています。
鼻筋の通ったとても端整な顔立ちです。

ハトシェプスト女王は夫のトトメス2世の死後、幼かった継子のトトメス3世の摂政として
共同統治を行ないますが、やがて自身が王(ファラオ)となって約20年間統治しています。
ハトシェプストとは「最も高貴なる女性」という意味です。

古代エジプトで女性が王になるのは極めて珍しく、ハトシェプストはその中の成功例だそうで、
長い治世の間、戦争を行なわず平和外交に務め、エジプトを繁栄させています。
後に単独統治を行なったトトメス3世が積極的に外征し、エジプトの版図を最大に広めて、
「エジプトのナポレオン」と呼ばれたのと対照的です。

ルクソールのハトシェプスト女王葬祭殿は彼女の命による造営で、その規模と壮麗さは
当時のエジプトの国力の充実を示しています。

後に葬祭殿の彫刻や碑文など、彼女に関する部分の多くはトトメス3世によって
削られていますが、その理由は不明です。

「ひざまずくハトシェプスト女王像」 
 新王国時代第18王朝 前1473-1458年頃 花崗岩 高さ61.6㎝

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頭巾を着け、あごひげを生やした男性像として表されています。
ハトシェプスト自身も王として登場する時は付けひげをして、男装していたそうです。

「牛の女神像の頭部」 
新王国時代第18王朝 前1390-1352年頃 花崗閃緑岩 高さ50.8㎝

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ハトホル女神ともメヘトウェレト女神ともされる像です。
ハトホル女神は誕生や母性の象徴で、太陽神ラーの配偶者とされ、ラーの子とされる
ファラオの母でもあります。
また、死と復活にも関連付けられる神でもあるそうです。
雌牛の姿をしていて、角の間の円盤は太陽神ラーとの結合を表しています。

「ハトホル女神の象徴がついた建物装飾」 
 末期王朝時代 前380-前342年頃スギ 高さ 44.8 cm

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眉の下がった、身近にいそうな親しみやすい顔をしています。
耳が牛の耳の形をしているので、ハトホル女神と分かります。

古代エジプトの神々が人と動物の合体した姿なのは、自然界の存在によって
その威力を表現しているそうです。

「清めの儀式を受けるキヤのレリーフ」 新王国時代、アマルナ時代、第18王朝 
 前1352-1336年頃 石灰岩、彩色 高さ22.8㎝

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キヤはアメンホテプ4世(アクエンアテン)の王妃の一人です。
周囲には儀式の際の水を表す線が彫られています。
アマルナ時代の特徴なのか、ハトシェプスト女王とはかなり顔立ちが違います。
後に正妃ネフェルティティの長女、メリトアテンの像に変えるため、髪を彫り直されている
とのことです。
ネフェルティティは美女として名高い王妃です。

アメンホテプ4世(アクエンアテン)は多神教を廃し、アテン神のみを信仰するという、
アマルナ改革を行なった王として有名で、ツタンカーメンの父でもありますが、
死後に反対勢力によってその存在を抹殺されています。
キヤもその関係で彫り直されたのでしょうか。
古代エジプト王朝の権力闘争もいろいろ激しかったようです。

「二つのガゼルの頭がついた冠」
 新王国時代第18王朝 前1479-1425年頃 金、紅玉髄、ガラス

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この形の冠は王妃たちがハトホル女神のための儀式の際に被ったものらしいとのことです。

「ハトホル女神の象徴がついた柄鏡」 
 新王国時代第18王朝 前1479-1425年頃 銀、金箔、木 高さ30㎝

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牛の耳をしたハトホル女神の顔が付いていて、鏡も柄も古代の品とは思えないほど
光り輝いています。

「王家の女性の頭をかたどった蓋つきのカノポス容器」  新王国時代、アマルナ時代 
 第18王朝 前1352-1336年頃 トラバーチン、青ガラス、黒曜石

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カノポス容器はミイラを作るために取り出した内臓を入れる容器です。
碑文が消されていますが、キヤのものではないかとされています。
容器の前面に四角く削った跡が残っています。

「アメン・ラー神の歌い手ヘネトタウィの人型内棺とミイラ板」 
 第3中間期、第21王朝 前1040-992年頃 木、石膏、彩色

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翼を広げたイシス神やスカラベなど、エジプトの意匠がびっしりと描き込まれています。
この棺を観ただけでも、古代エジプト文明の厚みを感じます。

何しろ3000年続いたエジプト文明は広大ですが、この展覧会は女性と女神を
テーマにしているので、内容がまとまっていて分かりやすいです。


【2014/07/21 20:55】 美術館・博物館 | トラックバック(1) | コメント(0) |
「東白庵 かりべ」 神楽坂
神楽坂
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蕎麦店、「東白庵 かりべ」は神楽坂下交差点から早稲田通りを上がって
左に入った所にあります。
場所は新宿区若宮町11-7です。

住宅街の中のお店で、金魚をあしらった暖簾が涼しそうです。

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粗く切った板壁で囲われた路地を入っていきます。

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ドアは洋風で可愛いステンドグラスが付いています。

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20席ほどのお店は全席禁煙、テーブルはしっかりした板張りで、
椅子はクラシックなデザインです。
壁にはこちらのご主人が以前働いていた、「竹やぶ」のご主人の書が飾ってあります。
相田みつを風の書体です。

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人気のあるお店なので、開店後しばらくでほぼ満席になりました。

まず、柚子大根が出されます。

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野菜てんぷら700円を注文しました。

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夏野菜が良い具合に揚がっていました。

せいろそば1000円です。

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石臼のような形の器に盛ってあります。

こちらは田舎せいろ1000円です。

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すっきりした喉越しで、美味しいです。
汁はやや塩味が強めです。

ちょっとアンティークな雰囲気で蕎麦を楽しめる、神楽坂らしい粋なお店です。

お店のHPです。


【2014/07/20 23:05】 お店 | トラックバック(0) | コメント(2) |
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