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「カフェ113(ワンサーティーン)」 丸の内
大手町
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「カフェ113(ワンサーティーン)」は日本生命丸の内ガーデンタワーの地下1階に
2014年11月7日にオープンしています。
場所は千代田区丸の内1-1-3で、パレスホテルの隣です。

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地下1階には和食、洋食、台湾料理など6つのお店で構成される「UOMAN DINING」が
入っています。
「カフェ113」はその中の一つで、店名は住所から来ています。

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セルフ式で、全席禁煙、すっきりとした店内です。
オフィス階がまだ開いていないので、ほとんどお客さんはいません。
BGMはボサノバのような曲でした。

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ツナとマッシュルーム、ズッキーニのサンド580円です。
セットのドリンク200円はカプチーノにしました。

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カプチーノは軽い苦みで美味しいです。

6つのお店が実は1つのお店というのも、面白い形です。

隣の和田倉堀にはサギが居ました。

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【2014/11/30 19:18】 お店 | トラックバック(0) | コメント(0) |
「story―街の物語― 岩永てるみ 日本画展」 日本橋三越本店
三越前
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日本橋三越本店美術特選画廊では12月2日(火)まで、
「story―街の物語― 岩永てるみ 日本画展」が開かれています。

岩永001


岩永てるみさん(1968~)は大分県出身で、現在は愛知県立芸術大学准教授、
日本美術院院友です。
ここ10年ほどは主にヨーロッパの風景を描いています。
11月29日に岩永さんのギャラリートークがあったので、行ってきました。

以下は岩永さんのお話です。

「ヴェルサイユの影」 フランス・ヴェルサイユ
岩永004

ヴェルサイユ宮殿の鏡の間に至る通路の中庭で、晴天の日光のつくる影が像に当って
いるのを面白いと思った。
日本画には元々、影の概念が無いが、描くことによって立体感、空気感を表すことが出来る。

「雨宿り」 ポルトガル・リスボン
岩永002

雨の日にリスボンの町を歩いていて、たまたま見つけた情景。
街の風景として駅や線路を描くうちに、電車も描くようになった。
電車には人々の生活の反映がある。

ヨーロッパの風景を描くようになったのは10年くらい前から。
それ以前は新橋駅の高架や夢の島植物園のドームなどを描いていた。
美術の教師としてヨーロッパも見ておかねばと思って、あちこち行くようになった。
石畳を描くのは結構面倒だが、日本画の絵具は石を砕いて作ってあるので、
石を描くのに合っている。

「ロヴィニ」 クロアチア・ロヴィニ
岩永003

実際の景色はもっと明るく、きれいだった。
自分は明るい色彩は苦手だが、濁して描くのはもったいないので、群青などの色を
そのまま使った。
同じ群青の顔料でも、会社の違い、石の違い、粒の細かさで色合いは変わり、
フライパンで焼くことで暗い色にもなる。

「Pont des Arts」 フランス・パリ
岩永005

セーヌ川クルーズの船からの眺めでPont des Arts(芸術橋)を見たところ。
画面上にカルーゼル橋を置いてアクセントを持たせた。
普段は建物を中心に描くが、この絵は冬のパリの曇り空が主題になっている。
雲は薄い墨を何回も塗って描いた。
墨は粒ではないので、抵抗感が出ない。
群青などを焼いて暗い色を作ると、焼きむらがあったりで、塗ると自然な感じが出せる。

「雨模様」 ポルトガル・リスボン
岩永006

リスボンの街の中心にある、エレベーターを上がった展望台で、欄干の向うの市街を見下ろせる。
灰色の空と赤い屋根の色が混じって、淡いピンク色をつくっている。
人影や欄干が水たまりに映り込んでいて、何か物語を感じさせる情景。

今後も光と影といったものを主題に描いていきたい。
まだまだ表現しきれていないので、表現できる境地まで頑張っていきたい。

日本画を志すようになったのは、高校の美術の先生が日本画家だったのがきっかけ。
アトリエに畳が敷いてあり、絵具の顔料がガラス瓶に入っていて、ラベルに名前が
書いてあるのが新鮮だった。
たしかにヨーロッパの景色は油絵の方が描きやすいかも知れないが、あえて不自由さのある
顔料で描くことに挑戦してみたい。

以上

日本画の顔料の不自由さに魅了を感じるというのは日本画家の方からよく聞く言葉です。

2011年に同じ日本橋三越本店で開かれた、「岩永てるみ展」の記事です。


【2014/11/29 19:27】 美術館・博物館 | トラックバック(0) | コメント(3) |
「佐々木豊展 震災三部作とこれから―薔薇に向かって泳げ」 銀座 日動画廊本店
銀座
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銀座の日動画廊本店では12月1日(月)まで「佐々木豊展 震災三部作とこれから
―薔薇に向かって泳げ」が開かれています。
日曜日はお休みです。

佐々木豊さん(1935~)は国画会会員で、簡潔で存在感のある裸婦や女性像を
多く描いています。
展覧会では、薔薇や風景を描いた作品も含め、約40点が展示されています。
佐々木さんの描く薔薇は森のような塊です。

「三姉妹」 50F
佐々木001

堂々としていて、初期ルネッサンスのような雰囲気があります。
佐々木さんは強い調子の赤色をよく使います。 

国画会展に出品した、東日本大震災をテーマにした大作も展示されています。

「海辺のコンサート」は赤いドレスの歌手がオーケストラをバックに歌い上げていて、
背後は津波に襲われている海です。
復興への応援歌でしょうか。


【2014/11/28 19:30】 美術館・博物館 | トラックバック(0) | コメント(0) |
「鈴波」 東京ミッドタウン 2014/10
六本木
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東京ミッドタウンのガレリア地下1階の「鈴波」に行ってきました。
場所は赤坂9-7-3です。

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「鈴波」は守口漬・奈良漬の大和屋が漬ける技を魚に生かしたお店で、
名古屋に本店があり、魚介類の味醂粕漬を販売しています。
評判のお店なので、開店直後に行ったのですが、すぐに満席になりました。

「鈴」の字が書いてあります。

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鈴波定食1188円です。

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丹波黒豆の箸割、味醂粕漬の焼魚、小鉢、ご飯、赤だし、漬物です。
この日の魚はミナミカゴカマスでした。

こちらは特別定食1404円で、金目鯛、鮭、イカの盛り合わせです。

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イカがやわらくて美味しいのに感心しました。

口直しの梅粕酢です。

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いろいろな魚の味を楽しめるお店です。

以前、「鈴波」に行った時の記事です。


【2014/11/27 21:01】 お店 | トラックバック(0) | コメント(2) |
<スペシャル・オープン・ウィーク>「探検! 発見! 東京駅」 東京ステーションギャラリー
東京
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東京駅の東京ステーションギャラリーでは、<スペシャル・オープン・ウィーク>
「探検! 発見! 東京駅」が開かれています。
東京駅開業百年を記念する催しで、会期は11月30日(日)まで、入館料は一般200円、
高校生以下無料です。
会期中、さまざまなイベントが行われ、館内を撮影することも出来ます。

東京001

このチラシは線に沿って切ったり折ったりすると、立体的な丸の内駅舎になります。

東京駅は1914年(大正3年)に12月20日に開業しています。

丸の内駅舎の1/20模型を使ったプロジェクションマッピングの上映(約10分間)
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2012年に実際に丸の内駅舎を使ってこのプロジェクションマッピングが行われた時は
大変な混雑で、途中で中止になるほどでした。

工学院大学の製作による復元前・復元後の東京駅断面模型
復元前
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復元後
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3階から2階に降りる階段のランプ
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階段
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東京ステーションギャラリーの過去の展覧会
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煉瓦の壁
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鉄骨も出ています。
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炭化した木製の煉瓦
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ところどころに入っている木製煉瓦が1945年(昭和20年)5月25日の空襲による火災で
炭化したものです。

創建当時の写真
中央停車場丸の内駅舎基礎工事 1907年
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タッチパネルで写真を選びます。
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ギャラリーを出ると丸の内北口を見下ろす回廊です。
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展覧会のHPです。


東京駅改札内地下1階の「銀の鈴」ある場所には、JR東日本の「Suica のペンギン」・
大丸・松坂屋の「さくらパンダ」・髙島屋の「ローズちゃん」・三越の「三越ライオン像」が
集合しています。
さくらパンダは元は上野松坂屋のキャラクターで、上野の桜と動物園のパンダにちなんでいます。
ローズちゃんはJR東日本の制服を着ています。
「あるこう!東京駅~日本橋 百年散策」の企画の一つで、12月20日(土)まで置かれています。

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【2014/11/26 19:44】 美術館・博物館 | トラックバック(0) | コメント(0) |
「ル・ビストロ ドゥ マ(Le Bistro de Ma)」 南青山
表参道
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南青山の「ル・ビストロ ドゥ マ(Le Bistro de Ma)」でランチです。
場所は港区南青山6-2-2です。

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以前に行ったお店ですが、メニューが変わったようなので、根津美術館で開かれている、
「誰が袖図-描かれたきもの」展に行ったときに寄りました。

2013年9月のオープンで、店内は10席ほどで全席禁煙、簡素なつくりの可愛いお店です。
BGMはフランス語の番組です。

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ランチセットはどれも950円です。

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スープと5種類のパンが付きます。
お皿には2人分が乗っています。

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料理は2人で別々の物を選びました。
魚のクネル(ニョッキに近い)と軽めの魚介のソースです。

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こちらは野菜のクレープお魚巻きです。

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ソースの具合が良くて、美味しいです。

コーヒーには小さなお菓子が添えられています。

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私たちは11時30分の開店とほぼ同時に入りましたが、すぐ後で2組お客さんが入ってきました。
心地の良いお店ですが、利用されるときは、電話で空きを確認するか、予約して行かれると
良いでしょう。

8月に「ル・ビストロ ドゥ マ」に行ったときの記事です。


根津美術館の庭の写真です。

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【2014/11/25 19:27】 お店 | トラックバック(0) | コメント(0) |
「没後15年記念 東山魁夷と日本の四季」展 山種美術館
恵比寿
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恵比寿の山種美術館では特別展、「没後15年記念 東山魁夷と日本の四季」展が
開かれています。
会期は2015年2月1日(日)までで、12月21日(日)までです。

金銀013


東山魁夷(1908-1999)の没後15年を記念して、山種美術館の所蔵する東山魁夷の
作品を中心にした展示です。

東山魁夷は東京美術学校に入学し、師事した結城素明や美術学校の長老の川合玉堂から
写生の大切さを学んでいます。

結城素明は画業が進まず悩んでいた東山魁夷に、「スケッチブックを持ってどこかへ
写生に行くんだね。心を鏡のようにして、自然を見ておいで。」と助言しています。

川合玉堂 「渓雨紅樹」 1946(昭和21)年 山種美術館
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谷あいの村は秋雨に煙り、紅葉した木々の葉は濡れてうなだれています。
白い道を傘を差した人が二人歩いて行きます。

東山魁夷 「月出ず」 1965年(昭和40)年 山種美術館
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志賀高原の春の夜の情景で、白樺の新芽が初々しい色をしています。

東山魁夷 「春来る丘」 1966年(昭和41)年 山種美術館
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阿蘇外輪山の早春の風景で、小道や林、畑が重なって、面白い形になっています。
木々にはまだ緑は見えませんが、空の色には春の近さを感じます。

東山魁夷 「春を呼ぶ丘」(部分) 1972(昭和47)年 長谷川町子美術館
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丘にカラマツ、麓に芽吹き始めたケヤキのような木々、畑には青々とした麦が見えます。

東山魁夷は作品によく描かれる白馬について、「心に内在しているものの象徴、
心の祈りとでもいうべきもの」と述べています。


東山魁夷は親交の深かった川端康成に、京都らしい風景の残っている
今のうちに描くように奨められたのがきっかけで、京都の四季に取組んでいます。

東山魁夷 「北山初雪」 1968(昭和43)年 川端康成記念会
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京都の北山杉の林に積もった初雪を青味がかった白色で表しています。
刈り残された葉の茂みと幹の垂直線の面白さ、冬の朝の厳かな爽やかさに
惹かれて描いたそうです。

東山魁夷 「春静」 1968(昭和43)年 山種美術館
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洛北、鷹峯の一面の北山杉を背景に、一本の満開の桜を配しています。
深い緑に桜が映えます。
この山を、宗達の、あるいは石山切のやぶり継ぎの山のようと述べています。

東山魁夷 「夏に入る」 1968(昭和43)年 市川市東山魁夷記念館
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竹の茎の色の違い、遠くになると間隔が狭く見える竹の節、木洩れ日のつくる光と影
に興味を持って描いたそうです。

東山魁夷 「秋彩」 1986(昭和61)年 山種美術館
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小倉山の秋の景色で、「春静」の朝に対して、こちらは夕方の情景です。

東山魁夷 「年暮る」 1968(昭和43)年 山種美術館
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河原町の京都ホテルオークラの屋上からの見た景色とのことです。
瓦屋根の連なる町家にも、遠くの寺にも雪が積もっています。
手前の家の窓に一つだけ、明かりが灯っています。
いかにも京都の暮れの情景で、除夜の鐘も響きも込めてあるとのことです。
東山魁夷らしい、静寂で、詩情を感じる世界です。


1968(昭和43)年に完成した皇居宮殿を飾った作品群に感銘を受けた山種美術館の
初代館長、山﨑種二は同種の作品を各作家に直接依頼しています。

東山魁夷 「満ち来る潮」(部分) 1970(昭和45)年 山種美術館
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縦2m、横10m近い大作です。
温かい春の海の色を緑青で、砕ける波を金とプラチナの切箔や砂子で表しています。
寄せて来る波と岩に当ってなだれ落ちる波を同じ瞬間のものとして描いています。
静謐な作品の多い東山魁夷の中では、装飾性の高い、華やかな作品です。
題名も、依頼した山種美術館を創設した山崎種二の要望で、験の良いものになっています。
久しぶりにこの作品を観ることが出来ました。

橋本明治 「朝陽桜」 1970(昭和45)年 山種美術館
東山002

福島県三春の滝桜のスケッチを元にした作品です。
花弁の一枚一枚をくっきりした輪郭線で装飾性豊かに描き出しています。
橋本明治は東京美術学校で東山魁夷と同期です。

山口蓬春 「新宮殿杉戸楓4分の1下絵」 1967(昭和42)年 山種美術館
東山001

福島県の国立公園内の楓を題材にしています。
橋本明治の桜と対になって宮殿の杉戸に描かれた作品の下絵です。
山口蓬春は病のため、山崎種二に依頼された作品を完成出来ませんでした。

上村松篁 「日本の花・日本の鳥」 1970(昭和45)年 山種美術館
右隻
東山012

左隻
東山013

扇面屏風の形で、右隻に紅白梅、白牡丹、桔梗などの花、左隻に鶉、山鳩、鴛鴦などの
鳥を端正な画風で描いています。


他に東京美術学校で同期の加藤栄三、山田申吾や、同時代の画家、森田沙伊、
杉山寧、山本丘人、髙山辰雄の作品も展示されています。


山種美術館のHPです。


次回の展覧会は特別展、「花と鳥の万華鏡―春草・御舟の花・栖鳳・松篁の鳥―」展です。
会期は2015年2月11日(水・祝)から4月12日(日)までです。


【2014/11/24 19:24】 美術館・博物館 | トラックバック(0) | コメント(2) |
「吉池食堂」 御徒町と湯島天神菊まつり
御徒町・湯島
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「吉池食堂」はリニューアルオープンした、御徒町の吉池ビルの9階にあります。
場所は台東区上野3-27-12で、JR御徒町駅のすぐ側です。

エスカレーターを上がると、目の前に大きな暖簾がかかっています。

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お店の外の壁には日本酒がずらりと並んでいます。

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フロアいっぱいを使い、レストラン「放心亭」、「寿司処しゅん」、和食「池田屋」が一緒になって
料理を提供するスペースで、どのお店に居ても他のお店の料理を注文できます。
窓の近くの席だと、上野の景色が見渡せます。

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ランチの天ざるミニ丼セット1200円です。

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ミニ丼は鉄火丼、にぎりなどを選べるので、ちらしにしました。
味はそこそこですが、量はしっかりあって楽しめます。

休日の昼時はしばらく順番待ちになる、とても活気のあるお店です。


吉池ビルには他にも何軒かレストランが入っています。

その中の「Cochon d'or 香味屋 (コション・ドール カミヤ)」の記事です。


近くの湯島天神では菊まつりが11月23日まで開かれていました。

大河ドラマの高松城水攻めの場面で、左が黒田官兵衛、右が羽柴秀吉です。
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懸崖づくりの菊です。
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渡り廊下にも並んでいます。
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いろいろな会社やお店が出しています。
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東天紅
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盆栽もあります。
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【2014/11/23 20:18】 お店 | トラックバック(0) | コメント(0) |
『三瀬夏之介 「画家の方舟」』展 日本橋髙島屋
日本橋
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日本橋髙島屋美術画廊Xでは12月1日(火)まで、『三瀬夏之介 「画家の方舟」』展が
開かれています。

三瀬001


三瀬夏之介さん(1973~)は奈良県出身で、現在は山形県在住です。

「起源の起源」(部分)
パンフレットに使われている作品で、横272㎝の大きな画面に雲のような物が湧き、
よく観ると墨で奈良の大仏が描き込まれ、他にも円盤のような物が描かれています。

「ぼくの神さま」(部分)
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人の顔、布袋さま、印刷文字、空飛ぶ円盤のようなものなどで埋められた、
コラージュ風の作品です。

「画家の方舟」という題の作品は台車に載っていて、裏側には絵画、絵具、
文庫本、イコンなど、いろいろ雑多な品が置いてあります。

(パンフレットより)
三瀬004


パンフレットには三瀬さんの言葉が載っています。

 「画家の方舟」

 いつまでも逃げられる準備をはじめたのはいつの日からか。
 絵に、アトリエに、車輪がついていたっていいじゃない。
 大事な絵たちと描く道具、大好きな書籍に小物たち。
 そうだ、植物たちも連れて行こう。

 逃げて逃げて、描いて描いて。
 逃げて逃げて、描いて描いて。
                             三瀬夏之介

方舟というと、やはり東日本大震災を思い出します。


2012年に同じ日本橋髙島屋の美術画廊で開かれた、「三瀬夏之介展」の記事です。


【2014/11/22 19:29】 美術館・博物館 | トラックバック(0) | コメント(0) |
「東山御物の美―足利将軍家の至宝―」三井記念美術館に「桃鳩図」と「猫図」展示
三越前
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日本橋の三井記念美術館で11月24日(月・振替休)まで開かれている特別展、
「東山御物の美―足利将軍家の至宝―」に北宋の第8代皇帝徽宗 (きそう)の
描いたとされる「桃鳩図」と「猫図」が特別に展示されています。

東山001


特に「猫図」は急に展示の決まったもので、22・23・24日のみの展示です。
尻尾と額だけが黒い白猫が丸くなって、何かを見つけたように目を見開いている
瞬間を描き取っています。
落款はありませんが、徽宗筆と伝えられています。

「桃鳩図」は国宝で、青鳩が花の咲いた桃の枝に止まっています。
首から胸にかけての青緑色が特に鮮やかです。
徽宗独特の書体である痩金体で、大観丁亥御筆と書かれており、左下には
足利義満の所蔵印の「天山」印が捺されています。

今日、私が行った時は開館時間の10時には1階のホールに順番待ちの行列が
出来ていました。

「東山御物の美―足利将軍家の至宝―」展の記事です。

展覧会のHPです。


【2014/11/22 19:23】 美術館・博物館 | トラックバック(0) | コメント(0) |
「スターバックス・コーヒー 東京ミッドタウン コンプレックス スタジオ店」 2014/11
六本木
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東京ミッドタウンウエストの1階の「スターバックス・コーヒー 東京ミッドタウン
コンプレックス スタジオ店」に行ってきました。
場所は港区赤坂9-7-3です。

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先日書いた、「スターバックスコーヒー 有楽町ビル1階店」と同じく、
こちらもリザーブコーヒーのあるお店で、ブラックエプロンのバリスタが
注文の都度挽いて、クローバーという抽出器で淹れます。
一気に抽出されるので、コーヒーの味がしっかり出てきます。

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コロンビアエルペニョル529円とオレンジクランベリースコーン248円です。

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コロンビアエルペニョルは軽い酸味系で、飲みやすい味です。

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こちらのお店は場所柄、休日にはいつも満席状態ですが、この日は平日だったので
比較的あいていて、スーツ姿のお客さんも何人かいました。
大テーブルではPCを使っているお客さんたちが居て、6台のうち5台はリンゴのマークでした。
スターバックスとアップルは相性が良いのでしょうか。

以前、「東京ミッドタウン コンプレックス スタジオ店」に行ったときの記事です。


【2014/11/21 20:17】 お店 | トラックバック(0) | コメント(0) |
東京国立博物館本館の総合文化展(平常展) 2014/10
上野
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東京国立博物館本館の総合文化展(平常展)に行ってきました。
一部を除き、11月24日(日)までの展示です。

「ハート形土偶」 群馬県東吾妻町郷原出土 
 縄文時代(後期)・前2000~前1000年 重要文化財

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独創的な形の土偶です。

「巻貝形土製品」 新潟県村上市上山出土 
 縄文時代(後期)・前2000-前1000年 重要文化財

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貝をまねた土器は他に2.3個発見されているだけで、とても珍しいそうです。
土偶が抽象的であるのに比べ、こちらはとても写実的です。

「過去現在絵因果経断簡」 奈良時代・8世紀 個人蔵
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過去現在絵因果経は松涛美術館で11月24日(月・祝)まで開かれている、
「御法に守られし醍醐寺展」にも展示されています。 

「寛平御時后宮歌合(十巻本)」 平安時代・11世紀 国宝
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国宝室に展示されています。
46の歌合を10巻本にまとめた草稿のうちの第4巻、寛平御時后宮歌合
(かんぴょうのおんとききさいのみやうたあわせ)を書写したものと思われます。
寛平御時后宮歌合は寛平初年(889年)頃に、宇多天皇の母后班子女王の邸で
催された歌合です。

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冒頭は紀友則の歌です。

 花の香を風のたよりにたぐへてぞ鶯さそふふしるべにはやる

「仙女図」 良祐 室町時代・16世紀
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仙果である桃の枝を杖でかつぎ、巻物や瓢箪を持った不思議な姿をしています。

「秋草図屏風」 俵屋宗雪 江戸時代・17世紀
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左隻
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右隻
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10月までの展示でした。
秋らしい題材の琳派の屏風で、洗練された絵柄です。

「色絵紅葉賀図茶碗」 野々村仁清 江戸時代・17世紀
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源氏物語の紅葉賀の巻を表しています。

仁清の作品は出光美術館で12月21日(日)まで開かれている、
「仁清・乾山と京の工芸―風雅のうつわ」展にも展示されています。

「楓蒔絵文庫」 原羊遊斎 江戸時代・19世紀
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原羊遊斎(1769-1845)は江戸時代後期の蒔絵師で、大名や文化人とも交流しています。


1階の彫刻室の展示です。

「大日如来坐像」 平安時代・12世紀
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金剛界の大日如来で、優しいお顔立ちです。

「千手観音菩薩坐像」 南北朝時代・14世紀
「 四天王立像」 鎌倉時代・14世紀 文化庁蔵


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千手観音は中国風を取入れているとのことで、やや重いお顔立ちです。


1階の上野精養軒の売店で一休みしました。

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抹茶とバニラのアイスクリームです。

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【2014/11/20 19:24】 美術館・博物館 | トラックバック(0) | コメント(0) |
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Author:chariot
美術館・博物館めぐりとカフェの記事を書いています。

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