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「かふぇ ぺしゃわーる」 日本橋 2015/6
東京・日本橋
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日本橋の「かふぇ ぺしゃわーる」に行ってきました。
場所は中央区日本橋3-1-4で、ビルの地下にあります。

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昼はカフェ、夜はバーのお店で、照明を落としたほの暗い店内はゆっくり落着ける雰囲気です。
壁に井上靖の直筆や、織田広喜の絵が飾ってあったりします。

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コロンビア950円です。

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都度挽いてネルドリップで淹れるコーヒーは、値段は高めですが、コクがあって、
とても美味しいです。
カップはロイヤルコペンハーゲンです。

カウンターでは常連らしいお客さんがマスターと、昔の日本橋について話していました。
こちらも20年以上前からあるお店です。

BGMに古いジャズが流れていました。
ルイ・アームストロングの「ミス・ニューオーリンズ」でした。

初めて、「かふぇ ぺしゃわーる」に行った時の記事です。


【2015/06/30 20:48】 お店 | トラックバック(0) | コメント(0) |
「旅の風景 安野光雅 ヨーロッパ周遊旅行」展予告 東郷青児記念損保ジャパン日本興亜美術館
新宿
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新宿の東郷青児記念損保ジャパン日本興亜美術館では7月7日(火)から8月23日(日)まで、
「旅の風景 安野光雅 ヨーロッパ周遊旅行」展が開かれます。

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安野光雅さんがヨーロッパを旅行して描いてきた、風景の水彩原画約100点を
展示する展覧会です。
すべて安野さんの郷里、島根県津和野町の安野光雅美術館の所蔵する作品で、
今回は東京で観ることが出来ます。

展覧会の公式サイトURLです。


【2015/06/30 20:30】 美術館・博物館 | トラックバック(0) | コメント(0) |
「ボルドー展―美と陶酔の都へ―」 国立西洋美術館
上野
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上野の国立西洋美術館では、「ボルドー展―美と陶酔の都へ―」が開かれています。
会期は9月23日(水・祝)までです。

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フランス、ボルドーの先史時代から現代までの歴史を紹介する展覧会で、
約200点が展示されています。

ボルドーは大西洋に面したアキテーヌ地方のジロンド県にあります。
ガロンヌ川沿いの港町として栄え、ガロンヌ川が市内で三日月型に
湾曲していることから「月の港」と呼ばれています。

「角を持つヴィーナス(ローセルのヴィーナス)」 
25000年前頃 アキテーヌ博物館

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アキテーヌ地方の洞窟で発見された、旧石器時代の浮き彫りです。
岩の曲面を巧く利用していて、腰の部分が突き出て来るように見えます。
持っている角の意味は不明ですが、豊穣を表すのではないかとされています。
まだ農耕の始まっていない時代です。

ボルドーはガリア人の建てた町で、ブルディガラと呼ばれていました。
紀元前1世紀にカエサルのガリア征服によってローマ領となっています。

「ボルドー・ワイン用のアンフォラ」 
テラコッタ製 1世紀半ば アキテーヌ博物館

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アンフォラは2つの持ち手のある運搬・保存容器です。
通常のアンフォラは細長い形をしていますが、こちらはずんぐりしています。
1世紀末にはこの地域はワインの醸造地として知られるようになっています。

「ボルドー市の紋章」 石灰岩 14世紀末-15世紀初頭 アキテーヌ博物館
イングランドが支配していた時代の紋章で、ガロンヌ川とボルドー市庁舎の上に
3頭のライオンが彫られています。
3頭のライオンはイングランド王室の紋章で、イギリスの国章にも使われています。
アキテーヌ女公のアリエノール・ダキテーヌと後のイングランド王ヘンリー2世の結婚により、
アキテーヌ地方は12世紀からイングランド領となりますが、百年戦争の末期の1453年に
イングランド軍は撤退しています。

やがてボルドーは、ヨーロッパの製品をアフリカに、アフリカの黒人奴隷をアンティル諸島に、
アンティル諸島の大農園で栽培したコーヒーや砂糖をヨーロッパに送る三角貿易の
拠点として発展し、18世紀に最盛期を迎えます。

「ボルドーの港と河岸の眺め(シャルトロン河岸とバカラン河岸)」
  ピエール・ラクール(父) 1804-1806年 ボルドー美術館

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横340㎝の大作で、川岸にはネゴシアン(ワインの醸造・卸売業者)の館や倉庫が建ち並び、
小舟からは建築資材が陸揚げされています。
ピエール・ラクールはボルドー美術館の学芸員で、絵の中に柵の横でスケッチしている姿を
描き込んでいます。
日傘をさして覗いているのは妻で、左隅でやはりスケッチをしている人物は息子です。

「玉座の聖母子と聖ヒエロニムス、聖アウグスティヌス」 
 ピエトロ・ヴァンヌッチ、通称ペルジーノ/ジョヴァンニ・バティスタ・カポラーリ、
 通称ピッティ(工房)/エウセビオ・ダ・サン・ジョルジョ 
 1500‒1510 年頃 ボルドー美術館

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横217㎝の大きな作品で、左の赤い服はラテン語訳聖書のヴルガータ聖書の
翻訳者とされる聖ヒエロニムスです。
右は古代キリスト教の神学者、聖アウグスティヌスです。
ボルドー美術館は、フランス革命戦争で各国から集めた美術品をフランス各地に
分配するために1801年に設立された美術館です。
この絵も1797年のナポレオンのイタリア遠征による戦利品です。

「フェードルとイポリット」 ピエール・ナルシス・ゲラン 1815年 ボルドー美術館
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「フェードルとイポリット」はラシーヌ作の悲劇で、継子のイポリットを恋してしまった
フェードルの物語です。
身に降りかかった嫌疑に驚くイポリット、疑う父のテゼー、うろたえる妻のフェードル、
悪知恵を吹き込む乳母のエノーヌを緊迫した一場面の中に描き込んでいます。
ピエール=ナルシス・ゲラン(1774-1833)は新古典派の画家で、人物も磁器のように
玲瓏としています。
この作品は、アイルランド出身のネゴシアン、ウォルター・ジョンストンのボルドー郊外の
別荘の図書室に飾られていました。

「ライオン狩り」 ウジェーヌ・ドラクロワ 1854-55年 ボルドー美術館
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横360㎝の大作で、躍動的で色彩豊かな、東方趣味にあふれた作品です。
1855年のパリ万博のために政府の依頼により制作され、後にボルドー市に送られましたが、
1870年の火災のために、上の方を損傷しています。
ドラクロワは幼年時代をボルドーで過ごし、後にゲランに師事していますが、作風は整然とした
新古典主義とは対照的で、躍動的なロマン主義です。

「ライオン狩り」(ドラクロワ作品に基づく模写) 
 オディロン・ルドン 1860-70年 オルセー美術館(ボルドー美術館へ寄託)

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サイズを縮めた模写で、原作の今は火災で失われた部分も描かれています。
ルドンは少年時代をボルドー近郊のペイルルバードで過ごしています。
初期のルドンは黒と白の作品で知られていますが、早くから色彩への関心を
持っていたようです。

「ボルドー・ワイン」 クロード・モネ 
 1857年 マルモッタン・モネ美術館

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モネは10代の頃、戯画を描くのを得意としていました。
栓抜きになった顔の酔っ払ったような赤い鼻と頬のあしらいが巧みで、
ブドウの紫や緑と釣り合っています。

「ボルドー―港、歴史建築、ワイン」 
ジャン・デュバ 1937年 アキテーヌ博物館

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ポスターでしょうか、アール・デコ調の作品で、帆船の載ったブドウの柱、
蒸気船の載った歴史的建造物の柱を女性が支えています。


ワインで知られるボルドーの、先史時代からの歴史をたどることが出来る、
とても興味深い展覧会です。
特に「ローセルのヴィーナス」とドラクロワの「ライオン狩り」は印象的でした。

展覧会のHPです。


【2015/06/29 19:36】 美術館・博物館 | トラックバック(0) | コメント(0) |
レストラン「ラ・ルティザン(l’artisan)」 南青山
表参道
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レストラン「ラ・ルティザン(l’artisan)」は南青山の骨董通りにあります。
場所は港区南青山5-16-2です。

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オープンして1年半とのことで、結婚式の2次会にも利用されるお店で、
ディナーは団体の予約制です。

白を基調にした店内は通りに面した部分が全面ガラス張りで明るく
30席ほどあって、全席禁煙です。

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11時30分の開店と同時に入ったので、まだ他のお客さんはいませんが、
この後次々入ってきました。


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ランチにはサラダとスープが付きます。
サラダはサラダバーになっていて、新鮮な野菜が並んでいます。

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木のボウルに取って、好みのドレッシングをかけます。

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旬野菜たっぷりカレー1000円です。

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こちらは鶏肉とつくね丼900円です。

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どちらもていねいに美味しく作られています。
ランチには中トロの極レアサイコロステーキもあり、気になるメニューでした。

特にサラダ好きの人には魅力的なお店です。


【2015/06/28 19:20】 お店 | トラックバック(0) | コメント(2) |
「―あの街のどこか―市川嘉一 油彩画展」 丸善丸の内本店 2015/6
東京
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丸の内オアゾ内の丸善丸の内本店4階ギャラリーBでは、「―あの街のどこか―
市川嘉一 油彩画展」が開かれています。
会期は6月30日(火)までです。

市川嘉一さん(1953~)は滋賀県大津市出身で、現在も大津市に在住し、
風景や静物を細密な写実によって描いています。

展覧会ではスペインやイタリア、ドイツなどのヨーロッパの風景を
描いた作品を中心に、静物画も展示されています。

「ナポリの街角で」 8M
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街角の何気ない風景を切り取って、情趣のある作品にしています。

2013年に同じ丸善丸の内本店で開かれた、「市川嘉一展」の記事です。


【2015/06/27 19:09】 美術館・博物館 | トラックバック(0) | コメント(0) |
「ニッポンのマンガ*アニメ*ゲーム展」 国立新美術館
乃木坂
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六本木の国立新美術館では、「ニッポンのマンガ*アニメ*ゲーム展」が開かれています。
会期は8月31日(月)までです。
火曜日は休館日です。

9月19日(土)から11月23日(月・祝)まで兵庫県立美術館でも開かれます。

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イラストはアラキマリ、背景は国立新美術館です。

手塚治虫の亡くなった年である平成元年(1989)から現在に至る四半世紀の間に制作された
マンガ、アニメ、ゲームを8つのテーマに分けて紹介する展覧会で、パネル、原画、映像などが
展示されています。

解説のパンフレットもあります。

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第1章 現代のヒーロー&ヒロイン

「美少女戦士セーラームーン」「名探偵コナン」「NARUTO」など。


第2章 テクノロジーが描く「リアリティー」―作品世界と視覚表現

「攻殻機動隊」「バイオハザード」など。


第3章 ネット社会が生み出したもの

「ひぐらしのなく頃に」「Fate/stay night」など。

「ひぐらしのなく頃に」
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第4章 出会う、集まる―「場」としてのゲーム

「ドラゴンクエスト」「ファイナルファンタジー」「スーパーマリオ」「ポケットモンスター」など。

「ポケットモンスター」
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第5章 キャラクターが生きる=「世界」

「初音ミク」「艦隊コレクション」「戦国BASARA」など。


第6章 交差する「日常」と「非日常」

「新世紀エヴァンゲリオン」「あの日見た花の名前を僕たちはまだ知らない」
「涼宮ハルヒの憂鬱」「など。

「あの日見た花の名前を僕たちはまだ知らない」
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第7章 現実とのリンク

「ジョジョの奇妙な冒険」「花より男子」「ママはテンパリスト」「あの日からのマンガ」など。

「あの日からのマンガ」
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第8章 作り手の「手業」

『山内一典と「グランツーリスモ6」』など。


解説を読むと、それぞれの作品の特徴や各ジャンルにおける位置付けが分かります。

実写のような臨場感を出す努力、細かな心理描写エンターテインメント性の追求など、
日本人の凝り性な性格がこれだけの作品群を生み出してきたと言えます。

鳥獣戯画に始まるとされるニッポンのマンガ、そこから発展したアニメ、ゲームの現在を
まとめて観ることの出来る、興味深い展覧会です。

外国でも日本のマンガやアニメの人気は高く、外国人の来館者も多そうなので、
外国語の解説もあれば良いのにと思いました。

展覧会のHPです。


【2015/06/26 19:46】 美術館・博物館 | トラックバック(0) | コメント(0) |
「自家焙煎珈琲 みじんこ」 湯島 2015/6
御茶ノ水・湯島
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湯島の「自家焙煎珈琲 みじんこ」に行ってきました。
場所は文京区湯島2-9-10で、JR御茶ノ水駅の聖橋口からも近い所です。

入口のオブジェも時々変わります。

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壁に動物の絵が飾ってあり、販売もされていました。
人気のあるお店なので、閉店の時間までお客さんの出入りが多いようです。

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以前あった焙煎機は本郷にある姉妹店の「アンモナイト」に移したので、
少しスペースが広くなりました。

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ストレートコーヒーのエチオピア、イルガチェフェ550円を注文しました。

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説明書きには「グレープフルーツのような酸とコクのすばらしいバランス」とあります。
たしかに、ほのかにフルーティーで美味しいコーヒーでした。

以前、「みじんこ」に行った時の記事です。

「アンモナイト」の記事です。


【2015/06/25 19:31】 お店 | トラックバック(0) | コメント(0) |
「アール・ヌーヴォーのガラス展」予告 新橋 パナソニック汐留ミュージアム
新橋・汐留
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新橋のパナソニック汐留ミュージアムでは、7月4日(土)から9月6日(日)まで、
「アール・ヌーヴォーのガラス展」が開かれます。

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デュッセルドルフ美術館に寄贈されたゲルダ・ケプフ夫人のガラスコレクションを
初めてドイツ国外でまとまった形で展示する展覧会です。

ジャポニスム(日本趣味)やシノワズリ(中国趣味)を反映したガラス器や、
エミール・ガレ、ドーム兄弟などのアール・ヌーヴォーの作品、約140点が
展示されます。

展覧会の公式サイトURLです。


【2015/06/25 19:16】 美術館・博物館 | トラックバック(0) | コメント(0) |
「没後180年 田能村竹田展」 出光美術館
日比谷・有楽町
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日比谷の出光美術館では、「没後180年 田能村竹田展」が開かれています。
会期は8月20日(日)までです。

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田能村竹田(1777-1835)は江戸時代の文人画家です。
豊後竹田、岡藩の藩医の子として生まれ、一時は藩に出仕して藩政に参加しますが、
37歳で隠居し、各地を旅して多くの文人と交流しています。

出光美術館は竹田の作品、約200点を所蔵しています。
展覧会では約60点が展示され、おもな作品について、賛の訓読と大意が添えられ、
解の助けになっています。

「自画像図」(部分) 田能村竹田 文政5年(1822)
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賛に、心は秋の満月のように澄み切って、出家して僧になる必要も無い、とあります。
俗事を離れた、文人としての自己の境地を表しています。


「果蔬草虫図巻」(部分) 田能村竹田 文政3年(1820)
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2か月の間、故郷の竹田で患っていて、治った頃に描いた図巻で、野菜や虫などが
さらりと描かれています。
細かい筆遣いで、栗のイガの感じを出しています。

「梅花書屋図」(部分) 田能村竹田 天保3年(1832) 重要文化財
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大きな画面の文人画で、ゆるやかに流れる川の岸には白梅が咲き誇り、
道を行く三人の人物が手前に見えます。
中景に書斎があり、二人の人物が語り合っていて、遠景の書斎では
一人が書を読んでいます。

春らしい明るい色彩で、文人たちの理想郷を描いた清雅な作品ですが、
これは友である頼山陽が亡くなったのを悼んで描いた作品とのことです。

「琵琶行図」(部分) 田能村竹田 天保4年(1833)
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「琵琶行」は唐の白居易の詩で、船上でかつて長安で名妓と謳われた婦人の身の上話を聞き、
左遷された我が身と引き比べるというものです。
白居易と友が婦人の奏でる琵琶の音に耳を傾け、岸辺には馬と馬子が控えています。


田能村竹田の作品には文人としての清雅な心境が表れていて、観ているとこちらも
清々しい気持ちになります。

展覧会のHPです。


次回の展覧会は日本の美・発見X「躍動と回帰―桃山の美術」展です。
会期は8月8日(土)~10月12日(月・祝)です。

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【2015/06/24 19:42】 美術館・博物館 | トラックバック(0) | コメント(0) |
「ザ・パントリー(The Pantry) 丸の内店」
東京
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「ザ・パントリー(The Pantry) 丸の内店」は丸の内の新東京ビルの1階にあります。
場所は千代田区丸の内3-3-1 です。

デリバリー用の自転車もお店の飾りになっています。

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ハンバーガーとサンドイッチのお店で、30席ほどの店内は全席禁煙、
BGMはありません。
「Homework’s」の姉妹店で、今年でオープン10周年ということです。

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キーマカリーバーガー90g、フレンチフライ付き950円です。
150gだと1450円になります。

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ナイフとフォークで少し切り分けて食べてから、手で持って食べました。
軽いカレー味で、野菜も新鮮で美味しいです。

こちらはヒヨコ豆のコロッケサンド950円です。

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添えられているフライドポテトも揚げ立てで、たっぷりあって、食べ応えがあります。

コーヒーは470円です。

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ハンバーガー店らしい気軽なお店です。


【2015/06/23 19:35】 お店 | トラックバック(0) | コメント(0) |
[フィラデルフィア美術館浮世絵名品展 春信一番! 写楽二番!」 三井記念美術館
三越前
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日本橋の三井記念美術館では特別展、「浮世絵誕生250年、フィラデルフィア美術館浮世絵名品展 
春信一番! 写楽二番!」が開かれています。
会期は8月16日(日)までです。
アメリカ・フィラデルフィア美術館の所蔵する4000点以上の浮世絵から150点を選び、
日本で初めて公開するものです。
7月20日までの前期と7月22日からの後期で、ほぼ半分ずつ展示替えされます。

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鈴木春信が一番多く、30点が展示され、清長、歌麿、写楽、北斎、広重などの作品も
展示されています。

鈴木春信 「やつし芦葉達磨」 明和2-4年(1765-67)頃
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「芦葉達磨」は達磨大師が芦の葉に乗って長江を渡ったという故事を描いたもので、
禅画の画題になっています。
達磨の代わりに芦の葉に乗った女性は輪郭線を用いず、着物の部分だけで
3回刷りを重ねているそうです。
月夜を表す灰色の地に、達磨を暗示する紅色が映えています。

錦絵と呼ばれる多色刷りの版画はこの鈴木春信の頃に完成しています。

初代喜多川歌麿 「歌撰恋之部 稀ニ逢恋」 寛政5-6年(1793-94)頃
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画面いっぱいに半身を描く大首絵によって、恋する若い娘の一瞬の表情を捉えています。
少しあごを引いた姿は初々しさと気持ちの張りを見せて、袖の間からのぞく指にも
表情があります。

東洲斎写楽 「三代目大谷鬼次の江戸兵衛」 寛政6年(1794)
大金を脅し取ろうと、懐から両手を突き出し、口を引き結び、にらみつけている瞬間です。
写楽の作品は11点が前期後期に分けて展示されます。

葛飾北斎 「富嶽三十六景 凱風快晴」 天保元~3年(1830~32)頃
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葛飾北斎の代表作です。

歌川国芳 「かごのとりすゞめいろどき」 弘化2-3年(1845-46)頃
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夜の吉原の情景が団扇の台紙用の紙に摺られています。
吉原雀の言葉通り、男の雀たちが籠に入れられた格子女郎を冷かしています。
歌川国芳はよく猫、金魚、雀などを人に見立てています。


私は展覧会初日の6月20日の朝一番に行ってきましたが、かなりの入館者で賑わっていました。
作品保護のため、室温を下げてありますので、何か着る物を用意しておかれると良いでしょう。

展覧会のHPです。


次回の展覧会は特別展、「蔵王権現と修験の秘宝」です。
会期は8月29日(土)から11月3日(火・祝)までです。


【2015/06/22 19:37】 美術館・博物館 | トラックバック(0) | コメント(0) |
「アンデルセン アトレ上野店」と上野公園の猫
上野
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「アンデルセン アトレ上野店」は上野駅のアトレ上野の1階にあります。
場所は台東区上野7-1-1です。

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上野のお店らしく、パンダをあしらったパンも売っています。
イートインはカウンター席含めて30席ほどあり、全席禁煙、すっきりしたつくりです。

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ツナ&チェダーのグリルサンド450円とコーヒー300円です。

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サンドは塩味が効いていて美味しいです。
コーヒーは苦味のある味です。

朝7時30分から開いていて、外国人のお客さんも何人かイートインを利用していました。


上野公園を歩いていたら、道端に何か落ちているのを発見しました。

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パンダ柄の猫でした。

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昼寝も終わってパトロールに出かけます。

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【2015/06/21 21:47】 お店 | トラックバック(0) | コメント(0) |
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Author:chariot
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