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「スターバックスコーヒー 上野恩賜公園店」 2015/9
上野
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「スターバックスコーヒー 上野恩賜公園店」に行ってきました。
場所は台東区上野公園8-22です。

東京国立博物館で11月29日(日)まで開かれている、「アート オブ ブルガリ 
130年にわたるイタリアの美の至宝」展を観る前に寄りました。

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休日はいつも満席ですが、まだ時間が早いので空いています。

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隣の東京都美術館の赤い壁が見えます。

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ハニーハム&チェダーチーズサンドイッチ480円、
アップルシナモン&クリームチーズベーグル340円、
ほうじ茶ラテS370円、ショートカプチーノS330円を注文しました。

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「アート オブ ブルガリ展」の記事です

秋晴れの東京国立博物館です。

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【2015/09/30 19:38】 お店 | トラックバック(0) | コメント(0) |
「片岡鶴太郎 四季彩花」展 パナソニック汐留ミュージアム
新橋・汐留
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新橋のパナソニック汐留ミュージアムでは、パナソニックの空間演出ソリューション特別展、
「片岡鶴太郎 四季彩花」展が開かれています。
会期は10月18日(日)までです。

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片岡鶴太郎さんの、四季の景物を描いた絵画を中心に、書、陶器、ガラス器、
着物など約70点が展示されています。
会場ではプロジェクションマッピングを使って、壁に映った薄の穂が揺れたり、
蝶が飛んだりといろいろな工夫がされています。 

片岡さんの季節感は繊細で、花火の消える瞬間や夏の盛りにふと感じる
哀しみについて感慨を述べています。

「絞り椿」 2013年
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片岡さんが絵を描き始めたのは、ある時、椿の花を見て感動したことだそうで、
椿はよく画題に選ばれています。

「桜 椿」 2013年
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椿と桜をあしらった、華やかな扇面です。

「ふく」 2010年
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墨の滲みを活かしていて、魚の水気まで感じます。

「金魚十一尾」 2013年
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片岡さんの金魚はきらめいて、花の泳ぐようです。

今回の展覧会では、枝垂桜、竹、紅葉、寒椿を描いた、高さ3mの連作、
「四季彩花」とプロジェクションマッピングを組合わせた、幻想的な空間も
用意されています。

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片岡鶴太郎さんのほのぼのと情感のある作品と、パナソニックの美術館らしい,、
映像表現を楽しめる展覧会です。

展覧会のHPです。

2014年に松屋銀座で開かれた、「画業20周年 片岡鶴太郎展 還暦紅」の記事です。

2010年に日本橋三越で開かれた、「画業15周年記念 片岡鶴太郎展 艶葉樹」の記事です。


次回の展覧会は、「ゴーギャンとポン=タヴァンの画家たち展」です。
会期は10月29日(木)から12月20日(日)までです。

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【2015/09/29 19:45】 美術館・博物館 | トラックバック(0) | コメント(0) |
「田中武 浄(じょう)・穢(え) ~Pure land, This impure world~」展 日本橋髙島屋
日本橋
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日本橋髙島屋の美術画廊Xでは10月5日(月)まで、「田中武 浄(じょう)・穢(え)
~Pure land, This impure world~」展が開かれています。
10月14日(水)から10月26日(月)まで、新宿高島屋美術画廊でも開かれます。

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田中武さん(1982~)は福岡県出身・在住の日本画家で、古典に拠りながら、
ひねりを加えたユニークな作品を描いています。

田中さんは、釈迦の弟子を描いた「十六羅漢図」になぞらえ、人間の欲望を象徴した
「十六恥漢図」を制作中で、現在11点が完成しており、会場には3点が展示されています。

「財」 2015年
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右手に大黒様を乗せたお金持ちのお嬢さんが、蔦に掴まって上ってくる男たちを
弄んでいます。
会場におられた田中さんによれば、狩野一信の「五百羅漢図」の中の、
羅漢が亡者を地獄から救う場面に拠っているそうです。
縁取りも軸物に似せて描いたものです。

「皮算用」 2015年
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膝に狸を乗せた女性が両手を使って何か勘定していて、周りには妄想の雲が
いくつも湧き上がっています。

「噂」 2015年
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携帯電話を手にして何かしゃべっていますが、口許はモザイクで隠れていて、
いわくありげです。

手前に描かれている草花は江戸時代の博物画を観るようです。
田中さんによれば、それぞれの花の絵の出典を表すため、横に元の画家の落款を
描いてあるそうです。


田中さんは円山応挙に倣った作品も描いています。

「大氷瀑布図」 2015年 
パンフレットの表紙に載っている作品で、高さ400㎝あり、応挙の「大瀑布図」を
凍らせたような図柄です。
崖に懸かる松は応挙の「雪松図」、凍った滝つぼは同じく応挙の「氷図」に
拠っているとのことです。
高い所から吊り下げて、滝つぼの部分で折って床で手前に伸ばすと、
垂直の滝と水平の滝つぼの感じが出ます。
凍って動きを止めた滝が目の前に現れたような迫力があります。

「鯰上白骨印相図」 2015年
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応挙の「波上白骨坐禅図」に倣った作品で、地震を起こす元と思われていた
ナマズの上で、白骨が揺るぎもせずに印を結んでいます。
印相は指で輪をつくる来迎印ですが、左右の手を逆にしています。

田中武さんの作品には古典や仏画などの要素が入っていて面白く、
いろいろ楽しめます。

2012年に同じ日本橋髙島屋で開かれた、「田中武展」の記事です。


【2015/09/28 19:04】 美術館・博物館 | トラックバック(0) | コメント(0) |
「パニーノ ジュスト(PANINO GISTO) 丸の内店」 2015/9
東京
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丸の内OAZOの1階にある、「パニーノ ジュスト(PANINO GISTO) 丸の内店」に
行ってきました。
場所は東京都千代田区丸の内1-6-4です。

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OAZOのゲルニカ広場(私の命名、ピカソの「ゲルニカ」のレプリカが壁に貼ってある
広場です)に面していて、全席禁煙、イタリアらしいインテリアです。

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紅い色のシャンデリアが下がっています。

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紅いベリーソースのかかったパンナコッタ550円はなめらかです。

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紅茶500円とカプチーノ550円です。

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こちらのコーヒーはきりっとして美味しく、カップはd'ANCAPを使っています。

以前、「パニーノ ジュスト 丸の内店」に行ったときの記事です。


【2015/09/27 20:14】 お店 | トラックバック(0) | コメント(0) |
「ウィーン美術史美術館所蔵 風景画の誕生」展 Bunkamuraザ・ミュージアム
渋谷
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渋谷のBunkamuraザ・ミュージアムでは「ウィーン美術史美術館所蔵 風景画の誕生」展が
開かれています。
会期は12月7日(月)までで、10月5日(月)のみ休館です。

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ウィーン美術史美術館の所蔵する、風景を描いた作品、約70点を展示する展覧会です。

「風景画」は17世紀のオランダを中心に誕生したとされていますが、
それ以前の宗教画などにも背景として風景が描かれています。

南ネーデルラントの画家 「東方三博士の礼拝」1520年頃 油彩・板
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手前では豪華な衣装を身に着けた東方の三博士が聖母子を訪れています。
背景に描かれているのはアントワープの港で、カタツムリのような形をした
クレーンも見えます。
画面の右上には、華やかな出来事に背を向けて街の景色を眺めている
小さな人物が2人、描かれています。

(部分)
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ヤン・ファン・エイクが1435年頃に描いた「宰相ロランの聖母」でも、こちらに背を向けて
窓の向こうの景色を眺める人物が2人、小さく描かれています。

ヨアヒム・パティニール 「聖カタリナの車輪の奇跡」 1515年以前 油彩・板
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(部分)
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車裂きの刑に遭いかけた聖カタリナが天使によって救われる場面ですが、
画面のほとんどは風景で、遠近感を出すため、遠景には後退色の青が使われています。、
ヨアヒム・パティニール(1480頃 - 1524)はフランドルの画家で、風景画を得意としています。
デューラーとも親しく、デューラーはパティニールを「素晴らしい風景画家」と呼んでいます。
これは、ドイツ語で「風景画」という言葉が使われた最初の例とのことです。

ルーカス・ファン・ファルケンボルフ 「夏の風景(7月または8月)」 
 1585年 油彩・キャンヴァス

チラシに載っている作品です。
手前には麦の刈り入れをしたり、昼食を摂る農民たちが描かれています。
犬を連れた地主らしい男、俺の飯はどこだと叫んでいる男もいます。

(部分)
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遠く広がる平野では川が蛇行し、ところどころに水車も見えます。
もう、完全に世俗の風景で、宗教的なテーマは描かれていません。

(部分)
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同じファルケンボルフの「盗賊の奇襲が描かれた高炉のある山岳風景」も
展示されています。
手前では旅人が盗賊から必死に逃げていますが、河原での製鉄作業や平野の村など、
のどかな風景が広がっています。
まだ、人の世の出来事と一緒に描かれていて、独立した風景画とはなっていません。

レアンドロ・バッサーノ(通称) 「5月」(部分) 1580–85年頃 油彩・キャンヴァス
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レアンドロ・バッサーノ(1517頃 - 1592)はイタリアの画家で、風俗画を得意としています。
12ヶ月を絵画化した月暦画で、ウィーン美術史美術館は9・10・12月以外を所蔵しており、
そのすべてが今回展示されています。
どれも大きな作品で、農民の1年の営みが牛や羊、犬、猫など動物たちとともに
活き活きと描かれ、遠くには山々も見えます。
この展覧会の中で一番印象に残る作品群です。
「5月」には、上の方に黄道十二宮の双子座が描かれています。

(部分)
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カナレット(通称) 「ヴェネツィアのスキアヴォーニ河岸」 1730年頃 油彩・キャンヴァス
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カナレット(1697‐1768)はヴェネツィアの風景画家で、ヴェネツィアの景観を
広々と、細密に描いています。
カナレットの作品は都市の景観そのものが画題となっています。


歴史画や宗教画の一部だった風景がやがて主要な画題となり、風景画として
独立するまでの過程の分かる、興味深い展覧会です。

展覧会のHPです。


次回の展覧会は、「英国の夢 ラファエル前派展」です。
会期は12月22日(火)から2016年3月6日(日)までです。

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【2015/09/26 20:36】 美術館・博物館 | トラックバック(0) | コメント(0) |
「マダム ブロ 京葉ストリート店」 2015/9
東京
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東京駅の京葉線に続く京葉ストリートにある「マダム ブロ 京葉ストリート店」での
軽いランチです。

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JR東日本のグループ会社の運営するデンマークスタイルのカフェで、店内は30席ほどで
やや狭く、全席禁煙、北欧風のインテリアです。

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マリボーチーズサンド670円とダージリンS220円です。

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マリボーはデンマークのチーズです。

デンマークスタイルということで、カップやお皿はロイヤルコペンハーゲンを
使っています。

駅ナカのお店なので、キャリーバッグと一緒のお客さんも多く、回転は速くて、
活気のあるお店です。


【2015/09/25 19:24】 お店 | トラックバック(0) | コメント(0) |
「第79回 新制作展」 国立新美術館
乃木坂
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六本木の国立新美術館では、「第79回 新制作展」が開かれています。
会期は9月28日(月)までで、会期中は無休です。

新制作協会は1936年設立の美術団体で、現在は絵画部、彫刻部、
スペースデザイン部があります。

絵画部の作品を何点か紹介します。
新制作展は撮影可能です。

2014年に89歳で亡くなった、会員の田澤茂さんの作品も展示されています。
田澤さんの作品には民俗的な力強さがあります。

田澤茂 「太陽と普賢菩薩」
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田澤茂 「炎樹菩薩」
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臼井恵之輔 「田澤さんへのオマージュ」
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東北弁で書かれた、宮沢賢治の「雨ノモマケズ」です。
田澤さんは津軽の出身です。

福田徳樹 「PATHOS(不信のトマ)」
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トマスが、磔の傷に指を入れるまではイエスの復活を信じない、と主張した、
「トマスの不信」です。
トマスを実証主義者として評価する、現代的な解釈もあるようです。

鍋島正一 「光のペニソラ」
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象と猫が横から現れ、雲も人の顔をしています。

松浦安弘 「羊飼いの家(サルデーニャ)」
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明るく乾いた色調です。

佐藤泰正 「竜宮の使い」
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水の色が鮮やかな水族館です。

金森宰司 『ライフ「時」』
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人物と樽の丸みが揃っています。

森弘江 「斜光 II」
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光がガラスに戯れています。

甲斐美奈子 「回想 II」
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目の眩むような輝きです。

石川由子 「夜学が始まる頃」
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元気あふれる昔の学校です。

田村研一 「妄想楽団」
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妖怪ロボットたちがピアノやチェロを弾いて、大騒ぎしています。

和田和子 「すれ違う散策風景 III」
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上からだと、公園もこんな風に見えます。

近藤オリガ 「開眼」
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ブリューゲルの「盲人の寓話」を背景にしています。

奥田善章 「森で見た夢(II)」 絵画部章受章
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ロンジーを着た女性が丸々と眠っています。

小野仁良 左「オトノキオク・モクゾウコウシャ I」
     右「オトノキオク・モクゾウコウシャ II」

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毎年、木造の建物を題材にしています。

高堀正俊 「食卓」
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不思議な雰囲気を持った家族の肖像です。

板谷諭使 「Gran Via」
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ベランダの向こうに、マドリードの大通り、グラン ビアが見えます。


2014年に同じ国立新美術館で開かれた、「第78回 新制作展」の記事です。


【2015/09/24 19:30】 美術館・博物館 | トラックバック(0) | コメント(0) |
「神戸屋アーバンダイニング 丸の内店」 2015/9
東京
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丸の内オアゾの地下1階の「神戸屋アーバンダイニング 丸の内店」に行ってきました。
場所は千代田区丸の内1-6-4です。

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メニューには秋らしいジュースもあります。

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パンの神戸屋のレストランで、売店に向かって右側がレストラン、左側がイートインに
なっています。
この日はイートインを利用しました。

イートインは細長く、20席ほどで、全席禁煙、神戸屋のカラーの青いシートは
少し古びています。

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アーモンドペストリー248円と紅茶299円です。

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アーモンドペストリーはふわふわとして、ほんのり甘く美味しいです。

以前、「神戸屋アーバンダイニング 丸の内店」に行ったときの記事です。


【2015/09/23 19:59】 お店 | トラックバック(0) | コメント(0) |
「マルモッタン・モネ美術館所蔵 モネ展」 東京都美術館
上野
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上野の東京都美術館では、「モネ展」が開かれています。
会期は12月13日(日)までです。

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クロード・モネ(1840-1926)のコレクションで知られる、パリのマルモッタン・モネ美術館の
所蔵する作品、約90点を展示する展覧会です。

副題が『「印象、日の出」から「睡蓮」まで』となっていて、モネが1874年の第1回印象派展に
出品し、印象派という名前の元になった、「印象、日の出」も展示されています。
展示期間は10月18日(日)までです。

マルモッタン・モネ美術館は、モネの早くからの後援者だった、医師のジョルジュ・ド・ベリオの
「印象、日の出」を含むコレクションや、モネの次男のミシェル・モネの所蔵するモネの作品の
寄贈を受けています。


「劇作家フランソワ・ニコライ、通称クレルヴィル」 1858年
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モネは10代の頃、ル・アーヴルで人物の戯画を描いていました。
この頃の戯画が何点か展示されていますが、どれもとても巧みで、風刺画家としても
やって行けたのではないかと思います。
モネはル・アーヴルに居たウジェーヌ=ルイ・ブーダンから屋外で絵を描くことを勧められ、
やがて印象派の画家となる道を進むことになります。

ピエール・オーギュスト・ルノワール 「新聞を読むクロード・モネ」 1873年
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ルノワールはモネと親しく、モネと家族を何点か描いています。
アルジャントゥイユのモネの家で描いた作品で、パイプの煙も描き込まれています。

ルノワールがモネの最初の妻、カミーユと長男のジャンを描いた、「モネ夫人とその息子」が
2011に国立新美術館で開かれた「ワシントン・ナショナル・ギャラリー展」と、2015年に
三菱一号館美術館で開かれた、「ワシントン・ナショナル・ギャラリー展」に展示されていました。

国立新美術館の「ワシントン・ナショナル・ギャラリー展」の記事です。

三菱一号館美術館の「ワシントン・ナショナル・ギャラリー展」の記事です。


「ポンポン付きの帽子をかぶったミシェル・モネの肖像」 1880年
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次男のミシェルの肖像で、人物画をあまり描かないモネですが、家族の肖像は描いています。

モネが自分の子どもたちを描いた作品は、2014年に森アーツセンターギャラリーで開かれた、
「こども展 名画にみるこどもと画家の絆」にも展示されていました。 

「こども展 名画にみるこどもと画家の絆」の記事です。

「トゥルーヴィルの海辺にて」 1870年
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トゥルーヴィルはノルマンディーを代表する保養地で、1863年にパリと結ぶ鉄道が開通すると、
多くの観光客がノルマンディーを訪れるようになり、画家たちの絵の題材にもなりました。
ブーダンもその観光客がすぐ買ってくれるような海辺の風景をよく描いています。
モネは都会の人たちが海辺に集う様子を描き出しています。

ブーダンがトゥルーヴィルの海辺を描いた作品は、2014年に東郷青児記念
損保ジャパン日本興亜美術館で開かれた、「印象派のふるさと ノルマンディー」展
などにも展示されていました。

「印象派のふるさと ノルマンディー」展の記事です。

「印象、日の出」 1872年
チラシに載っている作品で、東京では21年振りの公開です。
ル・アーヴルの港を描いており、批評家から、下描きのようなもので印象を描いただけと
悪評を書かれたことから、「印象派」という名前が生まれています。

「ヨーロッパ橋、サン=ラザール駅」 1877年
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10月20日からの展示です。
サン=ラザール駅はモネをはじめ、印象派の画家たちがよく題材にしています。
モネが同じ題材を描いた、「サン=ラザール駅」(1877年)は2014年に国立新美術館で
開かれた、「オルセー美術館展」に展示されていました。

「オルセー美術館展」の記事です。

「オランダのチューリップ畑」 1886年
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オランダに招かれた時に制作した作品で、風景の中心に風車があります。

「睡蓮」 1903年
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モネは1883年にジヴェルニーに移り、川の水を庭に引いて日本庭園を作り、
やがて睡蓮の連作に取組んでいます。

「睡蓮」 1917-19年
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モネは晩年、白内障を患い、作品も筆遣いが粗くなってきます。
横3mの大きな作品で、視力が落ちても衰えない、描こうとするエネルギーにあふれています。

「バラの小道、ジヴェルニー」 1920-22年
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最晩年の作品で、小道が続いているのが何とか分かりますが、ほとんど抽象画に
近くなっています。
色の重なりには迫力があります。

このバラの小道は、モネの2人目の妻、アリス・オシュデの連れ子で、後にモネの長男の
ジャンと結婚した、ブランシュ・オシュデ=モネも描いています。
ブランシュの描いたバラの小道は、2010年にBunkamuraザ・ミュージアムで開かれた、
「モネとジヴェルニーの画家たち」展にも展示されていました。

「モネとジヴェルニーの画家たち」展の記事です。
 
ブランシュ・オシュデ=モネの作品はこの展覧会でも2点、展示されています。
ブランシュはジャンの早世した後は、モネの亡くなるまでその世話をしています。


私は初日の9月19日(土)の開館時間とほぼ同時に入りましたが、来館者はとても多く、
入場は順番待ちでした。

展覧会のHPです。


【2015/09/22 19:23】 美術館・博物館 | トラックバック(0) | コメント(0) |
「珈琲館専大前本店」
神保町
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「珈琲館専大前本店」は靖国通りの専大前交差点の南側にあります。
場所は千代田区神田神保町3-1です。

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こちらは珈琲館チェーンの本店で、オープンしたのは1970年です。

1970年は学生運動の盛んな頃で、神保町では各セクトがそれぞれ根城にする
喫茶店を決めて、たむろしていたということです。

ブラウン系でまとめた店内は約60席、本店といっても特別変わったところはありません。
最近改装されて、全席禁煙になりました。

珈琲館ブレンド420円とミックスサンド500円です。

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レモンティー420円です。

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珈琲館はチェーン店の中ではコーヒーの美味しい所で、安心して利用出来ます。

神保町の喫茶店もかなり様変わりし、学生運動の溜まり場だったお店も、
経営者が変わったりしましたが、今も昔の面影はかすかに残っています。


【2015/09/21 19:56】 お店 | トラックバック(0) | コメント(0) |
「第62回 日本伝統工芸展」 日本橋三越本店 
三越前
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日本橋三越本店本館・新館7階ギャラリーでは9月28日(月)まで、
「第62回 日本伝統工芸展」が開かれています。
入場は無料です。

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1950年に施行された文化財保護法の趣旨に沿って、1954年以来毎年
陶芸、染織、漆芸、金工、木竹工、人形、諸工芸の7部門の作品を審査し、
入選作品を展示するものです。
今年は約600点が展示されています。

高松宮記念賞  銀泥彩磁鉢 陶芸 井戸川豊
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カイワレダイコンを押し葉にしたように淡い緑色が滲み出ています。

文部科学大臣賞 編込接合器「ひびき」 金工 家出隆浩
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2種類の金属板を網代に編んであります。

東京都知事賞 栃拭漆盛鉢 木竹工 細川毅
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トチノキの木目の面白さを活かしています。

NHK会長賞 緑釉花器 陶芸 鈴木徹
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緑釉の流れる織部です。

日本工芸会会長賞 桐塑彩色「目覚めの刻」 人形 井上楊彩
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やわらかな心地よいフォルムです。

日本工芸会奨励賞 硝子切子花器「清溢」 諸工芸 気賀澤雅人
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青が涼やかにカットされています。

日本工芸会新人賞 琉球紅入藍型着物「むるぶし浜」 染織 城間栄市
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浜に打ち寄せる波と、夜空の星をかたどっています。


今年も、各分野にさまざまな技法の作品が並び、観ていて飽きません。

2014年に開かれた、「第62回 日本伝統工芸展」の記事です。


【2015/09/20 17:48】 美術館・博物館 | トラックバック(0) | コメント(2) |
「高級喫茶 古城」 上野 2015/9
上野・稲荷町
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「高級喫茶 古城」は上野駅近く、浅草通りの上野警察署向かいの道を入って
すぐ右側の地下にあります。
場所は台東区東上野3-39-10です。

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地下への階段もシャンデリアやモザイクで飾られています。

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開店したのは東京オリンピックの前年の1963年で、70席ほどの店内は広く、
ソファーの席は低くて大きく、岩の板で席を仕切り、壁にも大理石の板を
積み上げ、奥の壁はステンドグラスになっています。

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花のつぼみをかたどったシャンデリアが下がっています。

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床も大理石で、アールデコ調のモザイクが施されています。

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ともかく豪華な内装で、今ではこんな凝ったお店が作られることは無く、
同じ上野の「丘」「王城」とともに貴重な存在です。

ランチセット980円のドリンクは紅茶にしました。

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紅茶はフレーバーティーの味がします。

BGMのモーツァルトを聞きながら、タイムスリップした気分で時間を過ごしました。

以前、「古城」に行ったときの記事です。


【2015/09/19 19:58】 お店 | トラックバック(0) | コメント(0) |
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Author:chariot
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