東京
東京駅大丸8階の「イノダコーヒ東京大丸支店」(コーヒーとは書きません)での一休みです。

秋らしく、栗のタルトや栗の載ったモンブランなどが並んでいます。


人気のあるお店で、順番待ちのことが多いですが、平日の午後だったので、
窓際の席が一つ空いていました。
窓から八重洲側が見渡せます。


「アラビアの真珠」というロマンチックな名前のブレンドコーヒー680円です。

ミルクと砂糖が始めから入っているのが標準ですが、砂糖抜きを注文しました。
心地良い苦みで目が覚めます。
少し休んだ後、お店を出たら順番待ちのお客さんが何人も並んでいました。
以前、「イノダコーヒ東京大丸支店」に行った時の記事です。
大丸東京店地下1階の「Kit Kat」売り場に下がっている、パッケージを使った
赤いシャンデリアです。

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東京駅大丸8階の「イノダコーヒ東京大丸支店」(コーヒーとは書きません)での一休みです。

秋らしく、栗のタルトや栗の載ったモンブランなどが並んでいます。


人気のあるお店で、順番待ちのことが多いですが、平日の午後だったので、
窓際の席が一つ空いていました。
窓から八重洲側が見渡せます。


「アラビアの真珠」というロマンチックな名前のブレンドコーヒー680円です。

ミルクと砂糖が始めから入っているのが標準ですが、砂糖抜きを注文しました。
心地良い苦みで目が覚めます。
少し休んだ後、お店を出たら順番待ちのお客さんが何人も並んでいました。
以前、「イノダコーヒ東京大丸支店」に行った時の記事です。
大丸東京店地下1階の「Kit Kat」売り場に下がっている、パッケージを使った
赤いシャンデリアです。

京橋
京橋のLIXILギャラリーに行った帰りに、「デンマーク・ザ・ロイヤルカフェテラス」に
寄りました。
場所は中央区京橋三丁目1番で、2013年に東京スクエアガーデンに合わせて
オープンしたお店です。
地下1階の中庭に面していて、60席ほどの店内は明るく広々として、清潔感があり、
心地良い雰囲気です。


天井のランプも綺麗です。

アールグレイティー510円とカプチーノS380円にしました。

カプチーノにはたっぷりシナモンがかけてあります。
以前、「デンマーク・ザ・ロイヤルカフェテラス」に行ったときの記事です。
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京橋のLIXILギャラリーに行った帰りに、「デンマーク・ザ・ロイヤルカフェテラス」に
寄りました。
場所は中央区京橋三丁目1番で、2013年に東京スクエアガーデンに合わせて
オープンしたお店です。
地下1階の中庭に面していて、60席ほどの店内は明るく広々として、清潔感があり、
心地良い雰囲気です。


天井のランプも綺麗です。

アールグレイティー510円とカプチーノS380円にしました。

カプチーノにはたっぷりシナモンがかけてあります。
以前、「デンマーク・ザ・ロイヤルカフェテラス」に行ったときの記事です。
京橋
京橋のLIXIL:GINZA2階のLIXILギャラリー2では「クリエイションの未来展」第5回として、
「未来食 食に関する3つのストーリー展 謝琳+間島領一+品川明(農学博士)」が
開かれています。
場所は中央区京橋 3-6-18 です。
会期は11月24日(火)まで、水曜日は休館日です。
「食」にまつわる作品の展示で、会場は撮影可能です。
間島領一 「まな板に乗ってしまった養殖深海魚」 2015年

見事な深海魚で、目にライトが入っていて、光っています。
間島領一 「この子誰の子?」 1994年



ニワトリと目玉焼きで作ったテーブルセットです。
ちょっと座ってみたくなります。
謝琳 「Sugarland」 2015年


卵、砂糖、発泡スチロールなどで化学プラント、高層ビル、建売住宅などを作ってあります。
砂糖の粒が輝いています。
展覧会のHPです。
LIXILギャラリーでは11月21日(土)まで、「鉄道遺構再発見展」も開かれています。
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京橋のLIXIL:GINZA2階のLIXILギャラリー2では「クリエイションの未来展」第5回として、
「未来食 食に関する3つのストーリー展 謝琳+間島領一+品川明(農学博士)」が
開かれています。
場所は中央区京橋 3-6-18 です。
会期は11月24日(火)まで、水曜日は休館日です。
「食」にまつわる作品の展示で、会場は撮影可能です。
間島領一 「まな板に乗ってしまった養殖深海魚」 2015年

見事な深海魚で、目にライトが入っていて、光っています。
間島領一 「この子誰の子?」 1994年



ニワトリと目玉焼きで作ったテーブルセットです。
ちょっと座ってみたくなります。
謝琳 「Sugarland」 2015年


卵、砂糖、発泡スチロールなどで化学プラント、高層ビル、建売住宅などを作ってあります。
砂糖の粒が輝いています。
展覧会のHPです。
LIXILギャラリーでは11月21日(土)まで、「鉄道遺構再発見展」も開かれています。
池袋
西武池袋本店5階の「トラムカフェ」にランチに行ってきました。

右側に見える紳士服売り場にはもう冬物ジャケットが並んでいます。
スウェーデンのトラム(路面電車)をイメージしていて、完全分煙式、
禁煙席は30席ほど、席の間も広くゆったりしています。
西武池袋店に行った時は時々利用するお店です。


和風スパゲッティ1300円です。

こちらはクロックムッシュ1080円で、デザートのアイスクリームが付きます。


それぞれのセットのコーヒーは435円で、Spodeのカップを使っています。

店員さんの応対もていねいで、居心地の良いお店です。
以前、「トラムカフェ」に行ったときの記事です。
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西武池袋本店5階の「トラムカフェ」にランチに行ってきました。

右側に見える紳士服売り場にはもう冬物ジャケットが並んでいます。
スウェーデンのトラム(路面電車)をイメージしていて、完全分煙式、
禁煙席は30席ほど、席の間も広くゆったりしています。
西武池袋店に行った時は時々利用するお店です。


和風スパゲッティ1300円です。

こちらはクロックムッシュ1080円で、デザートのアイスクリームが付きます。


それぞれのセットのコーヒーは435円で、Spodeのカップを使っています。

店員さんの応対もていねいで、居心地の良いお店です。
以前、「トラムカフェ」に行ったときの記事です。
日本橋
日本橋髙島屋の美術画廊の「-いのちの景色- 西田俊英展」での西田さんの
ギャラリートークを聴きました。
展覧会の会期は10月27日(火)までです。
以下はそのあらましです。
「聖牛」 2015年

私が画壇に出た時の絵も牛を題材にしており、若い頃にインドに行った時も
先ず牛を描いていた。
師の奥村土牛先生も、インドから贈られた牛を写生するため、長野県の善光寺まで行き、
「聖牛」(1953年)を描かれている。
右 「火喰鳥」 2015年
左 「エミュー」 2015年

丹頂鶴を写生に動物園に行ったが、動きが多くて写生が難しく困っていたら、
この火喰鳥と目が合い、その睨み付けるような目付きに魅せられた。
このような感じの絵は売れないと思うが、当り障りの無い絵ばかり
描いていてはいけない。
「潜む」 2015年

画龍点晴という言葉があるが、私の場合は先ず目から描き始めている。
画家もマンガ家も目を最後にする人もいれば、最初に描く人もいる。
他の部分は豹の目の邪魔にならないように描いている。
木の葉なども豹のいる何層か向こうの空間にあるようにしている。
「ゼウスの世界」 2013年 再興第98回院展

桜と犬を描こうと思い、紹介してもらって会ったのが、ボルゾイ犬のゼウス。
ボルゾイはロシア皇帝も愛した犬で、ゼウスは砧公園で咲いている
桜の木の下で休んでいた。
会った瞬間に、描く世界がはっきり見えた気がした。
作品にするときは豪徳寺の枝垂桜と組み合わせた。
「月窓」 2014年 再興第99回院展

部分

構想から数えると10年かかった作品。
始めは窓の外の月と桜を考えていたが、それでは物足りないので、
室内に人物を配することにした。
ゼウスと出会ったので、ゼウスと女性を組み合わせることにして、
デッサンを重ねた。
しかし、女性だとロマンチックになりすぎるので、考えあぐねた結果、
自分自身が月光を浴びている気持ちを描くつもりで、男性に替えた。
モデルは前衛舞踏のダンサーに頼んで、少しニヒルな雰囲気を出した。
さらに、人物と犬で偶数だとバランスが悪いと思い、イグアナを加えた。
映画監督がキャストを決めるような感じだった。
絵の中心である月には色を塗っておらず、地の紙の色のまま。
最初から、月をどう描くかが大きなテーマだった。
必要だと思った色を塗ると、その色は必ず応えてくれるので、
それを出すために50回も塗りを重ねることもある。
それが、命を含んだ色になる。
何かが絵の中から静かに湧いてくるのが日本画の真髄だと思っている。
「ゼウス」 2015年

ゼウスの座るソファに(中国)皇帝の使用する文様をあしらって、
その高貴な姿を表した。
「観」 2014年

これは大下絵で、本作は島根県の足立美術館にある。
ゼウスと一緒に暮らしていた同じボルゾイのタチアナが死んだ後、遺骨を置いた部屋で、
その霊が昇っていくのを見るように、ゼウスは上を見続けていたというお話を飼い主の
方から伺って描いた作品。
横山大観先生の仰られた「天霊地気」のごとく、対象の周りの空間、宇宙といったものを
如何に描き出すかが大事。
最近、友人の宮廻正明氏から、密に描いて疎に至る稀有な作家になったとほめてもらった。
空間を描けたご褒美のようなものだと思う。
絵を描いていても、肩は凝る、目は痛む、指は腱鞘炎になるで、楽しいと思うことは無い。
しかし、上手い人に負けないためには、練習しかないと思って描き続けている。
一日中描き続け、夜も疲れて指から筆を取り落としてやっと気付き、寝ているような毎日。
「月窓」を観た巨匠の方からも、もう少し描き込むのを控えたら良いと忠告されているが、
体力のある今のうちは何かにしがみつくようにして描いていきたい。
とても興味深い内容で、西田さんの誠実な人柄の伝わるギャラリートークでした。
展覧会はこの後、大阪、京都、名古屋、松山、横浜の各髙島屋を巡回します。
「-いのちの景色- 西田俊英展」の記事です。
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日本橋髙島屋の美術画廊の「-いのちの景色- 西田俊英展」での西田さんの
ギャラリートークを聴きました。
展覧会の会期は10月27日(火)までです。
以下はそのあらましです。
「聖牛」 2015年

私が画壇に出た時の絵も牛を題材にしており、若い頃にインドに行った時も
先ず牛を描いていた。
師の奥村土牛先生も、インドから贈られた牛を写生するため、長野県の善光寺まで行き、
「聖牛」(1953年)を描かれている。
右 「火喰鳥」 2015年
左 「エミュー」 2015年


丹頂鶴を写生に動物園に行ったが、動きが多くて写生が難しく困っていたら、
この火喰鳥と目が合い、その睨み付けるような目付きに魅せられた。
このような感じの絵は売れないと思うが、当り障りの無い絵ばかり
描いていてはいけない。
「潜む」 2015年

画龍点晴という言葉があるが、私の場合は先ず目から描き始めている。
画家もマンガ家も目を最後にする人もいれば、最初に描く人もいる。
他の部分は豹の目の邪魔にならないように描いている。
木の葉なども豹のいる何層か向こうの空間にあるようにしている。
「ゼウスの世界」 2013年 再興第98回院展

桜と犬を描こうと思い、紹介してもらって会ったのが、ボルゾイ犬のゼウス。
ボルゾイはロシア皇帝も愛した犬で、ゼウスは砧公園で咲いている
桜の木の下で休んでいた。
会った瞬間に、描く世界がはっきり見えた気がした。
作品にするときは豪徳寺の枝垂桜と組み合わせた。
「月窓」 2014年 再興第99回院展

部分

構想から数えると10年かかった作品。
始めは窓の外の月と桜を考えていたが、それでは物足りないので、
室内に人物を配することにした。
ゼウスと出会ったので、ゼウスと女性を組み合わせることにして、
デッサンを重ねた。
しかし、女性だとロマンチックになりすぎるので、考えあぐねた結果、
自分自身が月光を浴びている気持ちを描くつもりで、男性に替えた。
モデルは前衛舞踏のダンサーに頼んで、少しニヒルな雰囲気を出した。
さらに、人物と犬で偶数だとバランスが悪いと思い、イグアナを加えた。
映画監督がキャストを決めるような感じだった。
絵の中心である月には色を塗っておらず、地の紙の色のまま。
最初から、月をどう描くかが大きなテーマだった。
必要だと思った色を塗ると、その色は必ず応えてくれるので、
それを出すために50回も塗りを重ねることもある。
それが、命を含んだ色になる。
何かが絵の中から静かに湧いてくるのが日本画の真髄だと思っている。
「ゼウス」 2015年

ゼウスの座るソファに(中国)皇帝の使用する文様をあしらって、
その高貴な姿を表した。
「観」 2014年

これは大下絵で、本作は島根県の足立美術館にある。
ゼウスと一緒に暮らしていた同じボルゾイのタチアナが死んだ後、遺骨を置いた部屋で、
その霊が昇っていくのを見るように、ゼウスは上を見続けていたというお話を飼い主の
方から伺って描いた作品。
横山大観先生の仰られた「天霊地気」のごとく、対象の周りの空間、宇宙といったものを
如何に描き出すかが大事。
最近、友人の宮廻正明氏から、密に描いて疎に至る稀有な作家になったとほめてもらった。
空間を描けたご褒美のようなものだと思う。
絵を描いていても、肩は凝る、目は痛む、指は腱鞘炎になるで、楽しいと思うことは無い。
しかし、上手い人に負けないためには、練習しかないと思って描き続けている。
一日中描き続け、夜も疲れて指から筆を取り落としてやっと気付き、寝ているような毎日。
「月窓」を観た巨匠の方からも、もう少し描き込むのを控えたら良いと忠告されているが、
体力のある今のうちは何かにしがみつくようにして描いていきたい。
とても興味深い内容で、西田さんの誠実な人柄の伝わるギャラリートークでした。
展覧会はこの後、大阪、京都、名古屋、松山、横浜の各髙島屋を巡回します。
「-いのちの景色- 西田俊英展」の記事です。
京橋
「コッレベレート」は京橋の東京スクエアガーデンの地下1階にあります。
場所は中央区京橋三丁目1番で、東京メトロ京橋駅と直結しています。

イタリアンのカフェ&ワインバーで、店内は全席禁煙、30席ほどとカウンター席で、
中庭にテラス席もあります。
休日のお昼少し前なので、まだ空いています。

窓から中庭を見渡せます。


ランチのパスタセット1300円を注文しました。
前菜は、サラダに玉ねぎのトマト煮込み、ツナと白いんげん、ベーコン、オムレツです。

パスタは豚の白いラグーとじゃがいものペンネにしました。

ペンネは弾力があり、穏やかな味付けです。
食後のコーヒーです。

こちらの料理はきっちりと作られて美味しく、トスカーナ料理を中心にしたお店とのことで、
夜はいろいろなメニューを楽しめそうです。
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「コッレベレート」は京橋の東京スクエアガーデンの地下1階にあります。
場所は中央区京橋三丁目1番で、東京メトロ京橋駅と直結しています。

イタリアンのカフェ&ワインバーで、店内は全席禁煙、30席ほどとカウンター席で、
中庭にテラス席もあります。
休日のお昼少し前なので、まだ空いています。

窓から中庭を見渡せます。


ランチのパスタセット1300円を注文しました。
前菜は、サラダに玉ねぎのトマト煮込み、ツナと白いんげん、ベーコン、オムレツです。

パスタは豚の白いラグーとじゃがいものペンネにしました。

ペンネは弾力があり、穏やかな味付けです。
食後のコーヒーです。

こちらの料理はきっちりと作られて美味しく、トスカーナ料理を中心にしたお店とのことで、
夜はいろいろなメニューを楽しめそうです。
日本橋
日本橋髙島屋の美術画廊では10月27日(火)まで、「-いのちの景色- 西田俊英展」が
開かれています。
西田俊英さん(1953~)は三重県伊勢市出身で、現在は日本美術院同人です。
人物、風景、花鳥など、画題は幅広く、インドでの取材に基く作品も数多く制作しています。
私が西田さんの作品に惹かれるようになったのも、現在、山種美術館に所蔵されている、
インドに取材した作品、「華鬢(けまん)」を観て以来です。
「ゼウスの世界」 西田俊英

2013年の第98回院展の出展作です。
ゼウスはボルゾイ犬の名前で、ボルゾイはロシア貴族が好んで
飼っていた犬種です。
西田さんは桜の下の犬という画題を考えていた時にこの犬と出会って、
構想が固まったそうです。
儚く咲く満開の枝垂桜の下の水辺に、高貴なボルゾイが座っています。
展覧会ではこのゼウスを描いた作品も何点か展示されています。
「月窓」

部分

2014年の第99回院展の出展作です。
窓の外には満月と桜、室内には男性とボルゾイのゼウス、窓辺ではイグアナが
月を見上げています。
静かな白い幻想に満ちた景色が浮かび上がっています。
西田さんの作品は綿密に描かれ、抒情性があり、時に儚さを秘めています。
展覧会はこの後、大阪、京都、名古屋、松山、横浜の各髙島屋を巡回します。
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日本橋髙島屋の美術画廊では10月27日(火)まで、「-いのちの景色- 西田俊英展」が
開かれています。
西田俊英さん(1953~)は三重県伊勢市出身で、現在は日本美術院同人です。
人物、風景、花鳥など、画題は幅広く、インドでの取材に基く作品も数多く制作しています。
私が西田さんの作品に惹かれるようになったのも、現在、山種美術館に所蔵されている、
インドに取材した作品、「華鬢(けまん)」を観て以来です。
「ゼウスの世界」 西田俊英

2013年の第98回院展の出展作です。
ゼウスはボルゾイ犬の名前で、ボルゾイはロシア貴族が好んで
飼っていた犬種です。
西田さんは桜の下の犬という画題を考えていた時にこの犬と出会って、
構想が固まったそうです。
儚く咲く満開の枝垂桜の下の水辺に、高貴なボルゾイが座っています。
展覧会ではこのゼウスを描いた作品も何点か展示されています。
「月窓」

部分

2014年の第99回院展の出展作です。
窓の外には満月と桜、室内には男性とボルゾイのゼウス、窓辺ではイグアナが
月を見上げています。
静かな白い幻想に満ちた景色が浮かび上がっています。
西田さんの作品は綿密に描かれ、抒情性があり、時に儚さを秘めています。
展覧会はこの後、大阪、京都、名古屋、松山、横浜の各髙島屋を巡回します。
新橋・汐留
新橋のパナソニック汐留ミュージアムでは、10月29日(木)から12月20日(日)まで、
「ゴーギャンとポン=タヴァンの画家たち展」が開かれます。

19世紀の末にフランス、ブルターニュ半島のポン=タヴァンにはポール・ゴーギャンが
滞在し、エミール・ベルナールたちと「総合主義」という方式を生み出しています。
また、ポール・セリュジエはゴーギャンの指導を受け、モーリス・ドニたちによるナビ派の
結成のきっかけとなっています。
このポン=タヴァンの画家たちの作品73点を展示する展覧会です。
展覧会の公式サイトURLです。
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新橋のパナソニック汐留ミュージアムでは、10月29日(木)から12月20日(日)まで、
「ゴーギャンとポン=タヴァンの画家たち展」が開かれます。

19世紀の末にフランス、ブルターニュ半島のポン=タヴァンにはポール・ゴーギャンが
滞在し、エミール・ベルナールたちと「総合主義」という方式を生み出しています。
また、ポール・セリュジエはゴーギャンの指導を受け、モーリス・ドニたちによるナビ派の
結成のきっかけとなっています。
このポン=タヴァンの画家たちの作品73点を展示する展覧会です。
展覧会の公式サイトURLです。
上野
上野の国立西洋美術館では、「黄金伝説展 古代地中海の秘宝」が開かれています。
会期は2016年1月11日(月・祝)までです。

ギリシャ、トラキア、エトルリア、ローマなど、古代地中海世界を飾った金製品を中心に、
約280点が展示されています。
あわせて、古代の黄金伝説を題材にした絵画作品も展示されています。
第1章 世界最古の金
ブルガリアのヴァルナは黒海沿岸にあり、1972年に古代の墓地と世界最古の
金の工芸品が発見された所です。
「ヴァルナ銅石器時代墓地第43号墓」 紀元前5千年紀 ヴァルナ歴史博物館

最も多くの金製の副葬品が出土した第43号墓を復元してあります。
被葬者は50~65歳の男性で、手に錫杖を持っているので、王のような人物と思われます。
翡翠の斧やビーズなどと共に金の腕輪、指輪、飾り金具などが数多く納められていて、
金の総重量は1.5㎏にもなるそうです。
第1章の展示室にはギリシャ神話の金羊毛の物語を描いた作品が何点か展示されています。
ギュスターヴ・モロー 「イアソン」 1865年 パリ、オルセー美術館

黒海沿岸のコルキスに冒険の旅に出て、怪物を斃して金羊毛を得たイアソンと、
それを助けたコルキスの王女メディアです。
二人の姿も金色がかった色調で輝いています。
第2章 古代ギリシャ
古代ギリシャのさまざまな金製装身具などの展示です。
どれも精巧な細工が施されていて、ピラミッドのような四角錐を組合わせたり、
羽根を広げた女神ニケを象った耳飾りもあります。
ニコラ・プッサン 「パクトロス川の源のミダス王」 1626年頃 アジャクシオ、フェッシュ美術館
ギリシャ神話のお話しで、、ディオニソスに頼んで、触るものすべてを黄金に変える力を得た
ミダス王は、手にした食物まで金に変わってしまうため、またディオニソスに願うと、
パクトロス川で水浴すれば、その力は川に移ると言われます。
川のほとりで元に戻ってほっとしているミダス王と、その横で砂金に変わった川砂を
拾おうとしている若者が描かれています。
グスタフ・クリムト 「人生は戦いなり(黄金の騎士)」 1903年 愛知県美術館

黄金の甲冑を着けた騎士が馬上に直立しています。
背景も点描で細かく彩色された、クリムト特有の装飾性に満ちた画面です。
ピエール=オーギュスト・ルノワール 「パリスの審判」 1908年 三菱一号館美術館寄託

ギリシャ神話の一場面の、パリスがアフロディーテに黄金の林檎を与えているところです。
トロイア戦争の原因となった出来事です。
ルノワール晩年の作品で、三美神は豊麗な姿で描かれています。
第3章 トラキア
トラキアは黒海の西南部のブルガリアを中心にした地域で、古代には黄金の文化が
栄えています。
「ヴァルチトラン遺宝」 紀元前14世紀後半―紀元前13世紀初頭
ソフィア国立考古学研究所・博物館

13点の金製品で、総重量は16㎏以上あります。
1925年に農民が発見しますが、最初は金と気付かず、一番大きな容器を
豚のエサ入れにしていたところ、豚にきれいに舐められて耀きだしたため、
金製と分かったそうです。
豚に真珠ならぬ、豚に黄金というお話しです。
「パナギュリシュテ遺宝」 紀元前4世紀-紀元前3世紀 プロヴディフ考古学博物館

1949年に偶然発見された、細工の施された金製品です。
ヴァルチトラン遺宝より約1000年後の製品で、動物や人物が精巧に打ち出されています。
第4章 エトルリアと古代ローマ
エトルリアはローマ以前にイタリア半島に栄えた国家で、優れた金属加工技術を
持っていました。
「動物模様のある留め具」(部分) 紀元前7世紀第1四半期
ローマ、ヴィラ・ジュリア国立考古学博物館

動物の細工を隙間なく並べた、エトルリアの見事な工芸品です。
「腕輪」紀元前675年―紀元前650年 イタリア、チェルヴェテリ、ソルボ墓地出土、
レゴリーニ・ガラッシの墓 ヴァチカン美術館

女神の像と幾何学模様がびっしりと打ち出されています。
レゴリーニ・ガラッシの墓はエトルリア時代の墓で、多くの副葬品が発見されています。
「首飾り」 紀元前4世紀 ローマ、ヴィラ・ジュリア国立考古学博物館

エトルリア時代の品で、金細工とガラスで出来ています。
技術を駆使した精巧な細工の施された金の装飾品の数々を観ていると、古代世界の
黄金への熱い情熱が伝わります。
展覧会のHPです。
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上野の国立西洋美術館では、「黄金伝説展 古代地中海の秘宝」が開かれています。
会期は2016年1月11日(月・祝)までです。

ギリシャ、トラキア、エトルリア、ローマなど、古代地中海世界を飾った金製品を中心に、
約280点が展示されています。
あわせて、古代の黄金伝説を題材にした絵画作品も展示されています。
第1章 世界最古の金
ブルガリアのヴァルナは黒海沿岸にあり、1972年に古代の墓地と世界最古の
金の工芸品が発見された所です。
「ヴァルナ銅石器時代墓地第43号墓」 紀元前5千年紀 ヴァルナ歴史博物館

最も多くの金製の副葬品が出土した第43号墓を復元してあります。
被葬者は50~65歳の男性で、手に錫杖を持っているので、王のような人物と思われます。
翡翠の斧やビーズなどと共に金の腕輪、指輪、飾り金具などが数多く納められていて、
金の総重量は1.5㎏にもなるそうです。
第1章の展示室にはギリシャ神話の金羊毛の物語を描いた作品が何点か展示されています。
ギュスターヴ・モロー 「イアソン」 1865年 パリ、オルセー美術館

黒海沿岸のコルキスに冒険の旅に出て、怪物を斃して金羊毛を得たイアソンと、
それを助けたコルキスの王女メディアです。
二人の姿も金色がかった色調で輝いています。
第2章 古代ギリシャ
古代ギリシャのさまざまな金製装身具などの展示です。
どれも精巧な細工が施されていて、ピラミッドのような四角錐を組合わせたり、
羽根を広げた女神ニケを象った耳飾りもあります。
ニコラ・プッサン 「パクトロス川の源のミダス王」 1626年頃 アジャクシオ、フェッシュ美術館
ギリシャ神話のお話しで、、ディオニソスに頼んで、触るものすべてを黄金に変える力を得た
ミダス王は、手にした食物まで金に変わってしまうため、またディオニソスに願うと、
パクトロス川で水浴すれば、その力は川に移ると言われます。
川のほとりで元に戻ってほっとしているミダス王と、その横で砂金に変わった川砂を
拾おうとしている若者が描かれています。
グスタフ・クリムト 「人生は戦いなり(黄金の騎士)」 1903年 愛知県美術館

黄金の甲冑を着けた騎士が馬上に直立しています。
背景も点描で細かく彩色された、クリムト特有の装飾性に満ちた画面です。
ピエール=オーギュスト・ルノワール 「パリスの審判」 1908年 三菱一号館美術館寄託

ギリシャ神話の一場面の、パリスがアフロディーテに黄金の林檎を与えているところです。
トロイア戦争の原因となった出来事です。
ルノワール晩年の作品で、三美神は豊麗な姿で描かれています。
第3章 トラキア
トラキアは黒海の西南部のブルガリアを中心にした地域で、古代には黄金の文化が
栄えています。
「ヴァルチトラン遺宝」 紀元前14世紀後半―紀元前13世紀初頭
ソフィア国立考古学研究所・博物館

13点の金製品で、総重量は16㎏以上あります。
1925年に農民が発見しますが、最初は金と気付かず、一番大きな容器を
豚のエサ入れにしていたところ、豚にきれいに舐められて耀きだしたため、
金製と分かったそうです。
豚に真珠ならぬ、豚に黄金というお話しです。
「パナギュリシュテ遺宝」 紀元前4世紀-紀元前3世紀 プロヴディフ考古学博物館

1949年に偶然発見された、細工の施された金製品です。
ヴァルチトラン遺宝より約1000年後の製品で、動物や人物が精巧に打ち出されています。
第4章 エトルリアと古代ローマ
エトルリアはローマ以前にイタリア半島に栄えた国家で、優れた金属加工技術を
持っていました。
「動物模様のある留め具」(部分) 紀元前7世紀第1四半期
ローマ、ヴィラ・ジュリア国立考古学博物館

動物の細工を隙間なく並べた、エトルリアの見事な工芸品です。
「腕輪」紀元前675年―紀元前650年 イタリア、チェルヴェテリ、ソルボ墓地出土、
レゴリーニ・ガラッシの墓 ヴァチカン美術館

女神の像と幾何学模様がびっしりと打ち出されています。
レゴリーニ・ガラッシの墓はエトルリア時代の墓で、多くの副葬品が発見されています。
「首飾り」 紀元前4世紀 ローマ、ヴィラ・ジュリア国立考古学博物館

エトルリア時代の品で、金細工とガラスで出来ています。
技術を駆使した精巧な細工の施された金の装飾品の数々を観ていると、古代世界の
黄金への熱い情熱が伝わります。
展覧会のHPです。
東京
丸の内オアゾ内の丸善丸の内本店4階ギャラリーでは、今年も
「橋本不二子 作品展」が開かれています。
会期は10月27日(火)までです。

橋本不二子さん(1935~)は明るい透明な色彩の水彩やアクリルで
花の絵を描いています。
ガラス器などに入った薔薇や百合、葡萄などさまざまな草花の絵や
版画が展示販売されています。
来年のカレンダーや絵葉書も販売されています。
橋本さんのカレンダーが出てくると、今年も年末が近いのだなと思います。
「サクランボ」

赤い実がこぼれています。
2014年の「橋本不二子展」の記事です。
橋本不二子さんのHPです。
chariot
丸の内オアゾ内の丸善丸の内本店4階ギャラリーでは、今年も
「橋本不二子 作品展」が開かれています。
会期は10月27日(火)までです。

橋本不二子さん(1935~)は明るい透明な色彩の水彩やアクリルで
花の絵を描いています。
ガラス器などに入った薔薇や百合、葡萄などさまざまな草花の絵や
版画が展示販売されています。
来年のカレンダーや絵葉書も販売されています。
橋本さんのカレンダーが出てくると、今年も年末が近いのだなと思います。
「サクランボ」

赤い実がこぼれています。
2014年の「橋本不二子展」の記事です。
橋本不二子さんのHPです。