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「びわ湖長浜KANNON HOUSE」 2017/8
上野
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京成上野駅近くの「びわ湖長浜KANNON HOUSE」に行ってきました。
所在地は台東区上野2-14-27で、京成上野駅と不忍池の間にあります。

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観音の里として知られる滋賀県長浜市が、「観音」をテーマとして
2016年の3月にオープンした情報発信拠点で、開館時間は午前10時から午後6時、
入館は無料、休館日は月曜日です。

9月18日(月・祝)までは川並地蔵堂聖観音立像が展示されています。
最終日の18日は竪琴のコンサートも開かれます。

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平安時代、12世紀の制作とみられ、像高97.5㎝、ヒノキとみられる一材から
彫り出しています。
丸顔の優しい表情で、彫眼が施され、腰を左に捻り、左手に蓮華を持ち、
衣文の彫りは浅く簡略化されています。
川並は余呉湖の西にある集落です。


9月20日(水)から長浜市南郷町の聖観音が来られて、展示されます。

「びわ湖長浜KANNON HOUSE」のHPです。


裏の不忍池は蓮の盛りでした。

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上野広小路の証券会社のパンダは浴衣姿で涼んでいます。

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【2017/08/31 20:36】 美術館・博物館 | トラックバック(0) | コメント(0) |
「東京東―シタマチーDiscovery― 」展 銀座 クリエイションギャラリーG8
新橋
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銀座のクリエイションギャラリーG8では東京イラストレーターズ・ソサエティ(TIS)による、
「東京東―シタマチーDiscovery― 」展が開かれています。
場所は中央区銀座 8-4-17で、リクルート GINZA8ビルの1階です。
会期は9月14日(木)までで、日曜祝日は休館、入場無料です。

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東京の東半分をテーマに163人のイラストレーターによる作品が展示されていて、
1点35,000円で販売されています。
浅草の賑わいや下町の町工場、昔ながらの喫茶店など、それぞれの東京への
思いが描かれ、東京生まれの人の幼い頃の思い出、地方から東京に出てきた人の
東京の印象など、作者の短い言葉も添えられています。
ここは行ったことがあるとか、これは懐かしいと思いながら1点1点観ていたら、
163人の出展なので、結構時間が経っていました。

ヒロミチイト 「西郷ドーン!」
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松尾たいこ 「春うららスカイツリー」
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展覧会のHPです。


【2017/08/29 19:49】 美術館・博物館 | トラックバック(0) | コメント(0) |
ベーカリーカフェ「No.4」 四番町
市ヶ谷・麹町
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「No.4」は市ヶ谷駅から東京メトロ麹町駅に向かって南に下った道沿いにあります。
場所は千代田区四番町5-9です。

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広い敷地の中の平屋建てで、テラス席には何組かの親子連れがいました。

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再開発地に建てられた期間限定のお店で、No.4とは住所の四番町から来た
名前とのことです。
約50席の店内は全席禁煙、場所柄、外国人のお客さんも多いようです。

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エッグタルト220円、コーヒーヴィエノワ180円、チキンパイ380円と
コーヒー400円、カフェラテ450円です。

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コーヒーは自分でポットから注いで、お替りも出来ます。
どれも美味しく、気持ちもリフレッシュします。
朝8時から開いているので、近所にあったら通いたくなるお店です。


【2017/08/27 19:16】 お店 | トラックバック(0) | コメント(0) |
映画「セザンヌと過ごした時間」 試写会
飯田橋
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8月24日に飯田橋の神楽座で開かれた、東京新聞×青い日記帳特別映画試写会
「セザンヌと過ごした時間」に行ってきました。

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上映の後、ブログ「弐代目・青い日記帳」主催のTakさんと、「イラストで読む美術シリーズ」
作者の杉全美帆子さんのトークも伺いました。

作品はダニエル・トンプソン監督で、ポール・セザンヌ(1839-1906)と小説家の
エミール・ゾラ(1840-1902)の友情と訣別を描いています。

エクス=アン=プロヴァンスの中学校でセザンヌはゾラと知り合い、親友となります。
やがてゾラはパリで小説家として成功しますが、セザンヌはパリで印象派の画家たちと
交わったものの、世間の評価は低く、故郷に戻ります。
そして、失敗した画家の生涯を書いたゾラの小説により、二人は訣別してしまう
という内容で、概ね史実に沿っています。

パリのカフェ・ゲルボアで気勢を上げる印象派の画家たちの場面では、マネやモネ、
ピサロたちが登場します。
観ていて、ピサロは年長で、ルノワールは痩せていて、などと思って人物を特定
しようとしていたら、あっという間にその場面は過ぎてしまいました。
夜のモンマルトルの小路を歩くセザンヌとゾラの後ろにサクレ・クール寺院の
丸屋根が見えたりもします。

印象派の画家たちのピクニックの場面は、まさにモネやルノワールやカイユボットの
作品を思わせます。
二人が喧嘩別れする場面では、ゾラの物書きとしての苦悩も現れ、緊迫した会話に
迫力がありました。
近代科学の象徴である汽車や写真も登場し、バジールが戦死した普仏戦争、
ゾラがドレフュスを弁護したドレフュス事件なども会話に織り込まれ、その時代の状況や
雰囲気が伝わります。

二人それぞれの男女関係も取り入れられ、作品にふくらみを持たせています。
実際にセザンヌは夫人のオルタンスをよく描いていて、辛抱強くモデルを務めた
オルタンスを「りんごのようにポーズをとる」と褒めています。

参考
「赤いひじ掛け椅子のセザンヌ夫人」 1877年頃 ボストン美術館
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パリで初めてセザンヌの個展を開いた画商、ヴォラールが肖像を描いてもらう
場面もあって、ヴォラールは「りんごが動くか!」と怒られています。

参考
「アンブロワーズ・ヴォラールの肖像」 1899年 パリ市立プティ・パレ美術館
セ012

舞台となったエクス=アン=プロヴァンスの風景、特にサント=ヴィクトワール山の
たたずまいは印象的です。

参考
「サント=ヴィクトワール山」 1902年頃 プリンストン大学付属美術館
 (ヘンリーアンド・ローズ・パールマン財団より長期寄託)

セ014

作品の最後にもサント=ヴィクトワール山が映され、やがてそれはセザンヌの描いた
サント=ヴィクトワール山に変わります。
その中にはブリヂストン美術館所蔵の作品もあったように見えました。

参考
「サント=ヴィクトワール山とシャトー・ノワール」 1904-06年頃 ブリヂストン美術館
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セザンヌ好き、印象派好き、そしてフランス好きの方には特にお薦めする映画です。

「セザンヌと過ごした時間」は9月2日からBunkamuraル・シネマで一般公開が始まります。


日本では2012年に国立新美術館でセザンヌの展覧会が開かれました。
初期から晩年までの作品が揃い、大変見応えのある展覧会でした。

国立新美術館の「セザンヌ パリとプロヴァンス」展の記事です。


【2017/08/26 21:24】 美術館・博物館 | トラックバック(0) | コメント(0) |
「三菱商事アート・ゲート・プログラム 第36回チャリティー・オークション」 丸の内
東京
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三菱商事ビル 地下1階ロビー、丸ビル3階回廊、三菱一号館歴史資料室(月曜休館)では、
「三菱商事アート・ゲート・プログラム 第36回チャリティー・オークション」が開かれています。
会期は8月31日(木)までです。

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「三菱商事アート・ゲート・プログラム」は、三菱商事によるアーティストを志す人の
支援プログラムです。
美術系及び一般の大学・大学院や専門学校等の現役学生および卒業後3年未満の人を
対象に作品公募を行い、年間約200作品を各作品10万円で購入し、三菱商事本社や
一般のギャラリーで展示した後、チャリティー・オークションで販売し、売上金は
アーティストを志す人たちへの奨学金とするものです。

上記3会場に分かれて、オークションに出品する39作品および参考展示の30作品が
展示されています。

オークションは9月2日(土)15:00から三菱商事ビル3階で開かれます。
参加申込締切は8月31日(木)23:00ですが、当日受付も可能です。
オークション申込要領は「三菱商事アート・ゲート・プログラム」のHPに載っています。

丸ビル3階回廊に展示されていた坂場加奈子さん(2015年愛知県立芸術大学卒業、
院展初入選)の作品が柔らかな画面で、特に印象的でした。


【2017/08/26 17:04】 美術館・博物館 | トラックバック(0) | コメント(0) |
「スケロク ダイナー」 浅草
浅草
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「スケロク ダイナー」は浅草の東京メトロや都営地下鉄浅草駅から江戸通りを
少し北に進んだ所にあります。
場所は台東区花川戸1-11-1です。

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2015年にオープンしたリノヴェーションカフェで、1・2階合わせて約40席、全席禁煙、
3階はベーカリーの「マニュファクチュア」の工場になっています。

人気のあるお店で、昼前から賑わっていて、外国人のお客さんもいます。

2階席のテーブルの上のシュールな脚はメニューの板を立てる台です。

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アボカドトースト900円です。

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「マニュファクチュア」で焼く天然酵母のパンを使っていて、美味しいです。

スクランブルエッグサンドイッチ850円です。

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セットのコーヒーは200円です。

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カップはKINTOで、コーヒーはミカフェートのコーヒーとのことです。

2階の窓から下の道を通る人力車や浴衣姿で自撮りをする観光客が見えます。

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3階の「マニュファクチュア」の工場で、ここでパンも買えるので、
ベーグルなどを買いました。
大テーブルのイートインスペースもあります。

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浅草も最近はいろいろなお店が増えて、面白くなってきました。


【2017/08/25 19:35】 お店 | トラックバック(0) | コメント(0) |
「キャットドールコレクション2017」 丸善丸の内本店
東京
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丸善丸の内本店4階ギャラリーでは、「キャットドールコレクション2017」が
開かれています。
会期は8月29日(火)までです。

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妖艶な猫、とぼけた猫など、さまざまな猫ドールが展示されています。

出展作家は以下の通りです。

葵久容・有田ちゃぼ・安藤友香・石渡いくよ・稲田敦・加藤澄子・きびねの・
櫻井魔己子・田口輝彦・鈴なお・Bubu・まいけるからわた・松本浩子・葉


【2017/08/25 19:32】 美術館・博物館 | トラックバック(0) | コメント(0) |
「ベルギー 奇想の系譜 ボスからマグリット、ヤン・ファーブルまで」展 Bunkamuraザ・ミュージアム
渋谷
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渋谷のBunkamuraザ・ミュージアムでは、「ベルギー 奇想の系譜 ボスからマグリット、
ヤン・ファーブルまで」展が開かれています。
会期は9月24日(日)までです。

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ベルギーと周辺地域では、空想の世界を絵画などに作品化した人たちが多く現れています。
展覧会では15世紀から現代まで、代表的な作家たちの作品を展示しています。


第1章 15-17世紀のフランドル美術

「トゥヌグダルスの幻視」 ヒエロニムス・ボス工房
 1490-1500年頃 油彩・板 ラサロ・ガルディアーノ財団

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放蕩な騎士トゥヌグダルスが天使に連れられて、夢で地獄と天国を巡ったという逸話を描いていて、
左下でトゥヌグダルスが天使に付き添われて夢想しています。
七つの大罪の描かれた地獄の情景で、巨大な怪物の鼻からコインが落ちてくる桶に修道士と
修道女が漬かっていていて、「貪欲」を表しています。
右上の寝ている人物を化け物が囲んでいるのは「怠惰」で、左上の鏡を見せられている女性は
「傲慢」です。
地獄図なのですが、「百鬼夜行図」に似て、どこか可笑しみがあります。

「大食」 ピーテル・ブリューゲル(父)[原画]、ピーテル・ファン・デル・ヘイデン[彫版]
 1558年 エングレーヴィング・紙 神奈川県立近代美術館

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ボスのモチーフを継承していて、人や化け物が飲めや歌えの大騒ぎをしています。


第2章 19世紀末から20世紀初頭のベルギー象徴派・表現主義

「娼婦政治家」 フェリシアン・ロップス[原画]、アルベール・ベルトラン [彫版]
 1896年 多色刷銅版画・紙 フェリシアン・ロップス美術館

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ルネッサンス絵画のような雰囲気ですが、娼婦と思われる女性が豚を連れて闊歩し、
その下では、彫刻・音楽・詩・絵画の寓意が嘆いています。
フェリシアン・ロップス(1833-1898)はナミュールの出身の画家、版画家で、
ボードレールやマラルメなど、文学者と交流し、象徴主義の作品を描いています。

「レテ河の水を飲むダンテ」 ジャン・デルヴィル
 1919年 油彩・キャンヴァス 姫路市立美術館

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ダンテの「神曲」で、ダンテがマテルダに誘われて、過去の悪行を忘却させるという
レテ河の水を飲む場面です。
大きな作品で、画面は明るく輝いています。
ジャン・デルヴィル(1867-1953)はルーヴェン出身の象徴主義の画家です。

「オルガンに向かうアンソール」 ジェームズ・アンソール
 1933年 油彩、キャンヴァス メナード美術館

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晩年に描かれた自室での自画像で、壁には代表作、「キリストのブリュッセル入城」
(1888年)が掛かっています。
ジェームズ・アンソール(1860-1949)はオステンド生まれで、仮面や骸骨を描いた
おどろおどろしい作品で有名です。

2012年に損保ジャパン東郷青児美術館で開かれた、「ジェームズ・アンソール
―写実と幻想の系譜―」展の記事
です。

他にフェルナン・クノップフの作品も展示されています。


第3章 20世紀のシュルレアリスムから現代まで

「水のニンフ」(セイレン)」 ポール・デルヴオー
  1937年 油彩・キャンヴァス 姫路市立美術館

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ポール・デルヴオー(1897-1994)はリエージュ州出身のシュルレアリスムの画家で、
ギリシャ神殿のような建物などを背景にした女性像をよく描いています。
自分の好きな世界を好みのままに描いているといった風です。

「大家族」 ルネ・マグリット 1963年 油彩・キャンヴァス 宇都宮美術館
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ルネ・マグリット(1898-1967)はレシーヌ出身のシュルレアリスムを代表する画家です。
視ていると、幻の空間が鳥の羽根のように大きく広がります。

2015年に国立新美術館で開かれた、「マグリット展」の記事です。

「フランダースの戦士(絶望の戦士)」 ヤン・ファーブル
 1996年 昆虫、甲冑、金網、木材  国立国際美術館 撮影:福永一夫

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甲虫を貼った、鼻と耳の長い異様な動物が胸甲を着けています。
法隆寺の「玉虫の厨子」に似た技法ですが、どこか死の影を感じる造形です。
フランダース(フランドル)地方は16世紀にハプスブルク家からの独立戦争が起き、
戦乱が続いています。
ヤン・ファーブル(1958~)はアントウェルペン出身で、「昆虫記」で有名なファーブルの
曽孫にあたります。
曽祖父の存在の影響もあって、甲虫根をびっしり並べたオブジェなどを制作しています。

「ティンパニー」 レオ・コーペルス 2006~2010年 ミクストメディア 作家蔵
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黄金の筆を咥えた骸骨がティンパニーの上にぶら下がっています。
ビデオを見ると、この骸骨は吊り下げている紐と一緒に上下して、頭蓋骨が
ティンパニーをガチャガチャと連打します。
死してなお騒がしい芸術家といった感じで、ボスの世界につながっています。

フランドル、ベルギーは小さな地域ですが、ブリューゲル、ボス、アンソール、デルヴォー、
マグリットなど、よくこれだけ特異な作風の作家を生み出したものだと思います。
小国のため、独立戦争、第1次・第2次世界大戦など、何度も戦争による惨禍を
こうむったからなのでしょうか。

2010年に東京オペラシティ・アートギャラリーで開かれた、「アントワープ王立美術館
コレクション展 アンソールからマグリットへ ベルギー近代美術の殿堂」の記事
です。

展覧会のHPです。

次回の展覧会は「オットー・ネーベル展」です。
会期は10月7日(土)から12月17日(日)までです。

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【2017/08/24 21:37】 美術館・博物館 | トラックバック(0) | コメント(0) |
「ジャコメッティ展」 国立新美術館
乃木坂
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六本木の国立新美術館では国立新美術館開館10周年、「ジャコメッティ展」が
開かれています。
彫刻家、アルベルト・ジャコメッティ(1901-1966)の初期から晩年まで、
彫刻、油彩、素描、版画など、約130点が展示されています。
会期は9月4日(月)までで、火曜日は休館日です。

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アルベルト・ジャコメッティはスイス生まれで、彫刻をブールデルに学んでいます。
初期の作品はキュビズムやシュルレアリスム、アフリカの彫刻の影響を受けています。

「女=スプーン」 1926/27年 マルグリット&エメ・マーグ財団美術館
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アフリカ彫刻の雰囲気があります。
マルグリット&エメ・マーグ財団美術館はフランスのサン=ポール・ド・ヴァンスにあり、
ジャコメッティのコレクションで知られています。

シュルレアリスムの作品は2011年に同じ国立新美術館で開かれた、「シュルレアリスム展
-パリ、ポンピドゥーセンター所蔵作品による」にも展示されていました。

「シュルレアリスム展-パリ、ポンピドゥーセンター所蔵作品による」の記事です。

やがて作風が変わり、棒のような細い人物像の制作を始めます。

「大きな像(女:レオーニ) 1947年 マルグリット&エメ・マーグ財団美術館
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高さ167㎝あります。
見えるものを見える通りに造ろうとすると、こんな形になったそうですが、
なぜこのようなヴォリュームを捨てた形になるのでしょうか。

「林間の空地、広場、9人の人物」 1950年 マルグリット&エメ・マーグ財団美術館
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群像表現ですが、集団ではなく、それぞれが孤立しているように見えます。

以下の3点は撮影可能です。

「歩く男」 1959年 マーグ・コレクション
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「女性立像」  1959年 マーグ・コレクション
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「頭部」  1959年 マーグ・コレクション
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哲学者の矢内原伊作と親交があり、矢内原をモデルにした肖像も制作しています。
矢内原はジャコメッティのアトリエには前後230回も通い、モデルの矢内原が
ちょっとでも動くとジャコメッティは事故にでも遭ったような大声を出したそうです。

セザンヌはモデルが動くと「リンゴが動くか!」と怒ったそうなので、似た話だなと
思ったら、ジャコメッティもセザンヌを好んでいたそうです。
対象を確実に把握しようとする態度は共通しています。


弟で助手のディエゴ・ジャコメッティ(1902-1985)をモデルにした作品も何点か
展示されています。
モデルが長時間拘束されるので、家族がモデルになることが多かったようです。

「ディエゴの胸像」 1954年 豊田市美術館
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参考
ディエゴ・ジャコメッティ 「猫の給仕頭」
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ディエゴのつくった作品で、白金台の松岡美術館の玄関ホールに展示されています。
猫が自分の猫皿を抱えているようにも見えます。

「犬」 1951年 マルグリット&エメ・マーグ財団美術館
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動物を題材にしたブロンズ像は犬を1点、猫を1点だけ制作しているそうです。
頭と尾を垂れたしょんぼりした形はよく感じが出ています
街で見かけた犬に自分と似たものを見たそうです。
犬はじっとしていてくれないので、記憶による造形です。

「犬、猫、絵画」 リトグラフ 1954年 マルグリット&エメ・マーグ財団美術館
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ジャコメッティは絵画や版画も制作しています。
手前に「犬」のブロンズ像が見えます。

展覧会のHPです。


【2017/08/22 19:27】 美術館・博物館 | トラックバック(0) | コメント(0) |
カフェ「ほんのひととき」
池袋
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カフェ「ほんのひととき」はジュンク堂池袋本店の並びに完成した藤久ビル東5号館に
あります。
場所は豊島区南池袋 2-25-5です。

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8月10日にオープンしたばかりで、地下1階から2階まで都内最大級とされる
文具専門店として丸善池袋店が入り、その1・2階が併設カフェになっています。
1階は約30席、セルフ式で全席禁煙、天井は吹き抜け、ガラスの壁面で
明るい店内です。
2階にも1階を見下ろすカウンター席もあります。

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輪切りにした電車の先頭部分が置いてあるのが目を惹きます。

京浜急行電鉄800型 1979年製造
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西武鉄道新2000系 1992年製造
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東京急行電鉄7700系 1987年製造
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文具専門店ですが、鉄道関係の本も並んでいます。

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メニューには丸善名物、早矢仕(ハヤシ)ライスもあります。
バナナケーキも美味しいそうです。

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カプチーノS470円とコーヒーS420円です。

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可愛いコースターです。

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文具売り場であれこれ選んだ後の一休みにちょうど良く、鉄道ファンにも
魅力のあるお店です。

【Read More】
【2017/08/20 18:57】 お店 | トラックバック(0) | コメント(2) |
「丸猫展 2017SUMMER」 丸善日本橋店
日本橋
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丸善日本橋店では「丸猫展 2017SUMMER」が開かれています。
会期は9月5日(火)までです。

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全館のイベントスペースを使って、猫アート、猫ブック、猫雑貨など、
盛りだくさんの猫が集会を開いています。

猫がバーやカフェに集っている、布施和佳子さんの可愛い絵が特に印象的でした。
布施さんの絵は8月22日まで、3階ギャラリーに展示されています。


【2017/08/19 20:15】 美術館・博物館 | トラックバック(0) | コメント(0) |
「Point-Rhythm World -モネの小宇宙-」展 銀座 ポーラ ミュージアム アネックス
銀座一丁目
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銀座のポーラ ミュージアム アネックスでは、「Point-Rhythm World
-モネの小宇宙-」展が 開かれています。
会期は9月3日(日)まで、入場無料です。
場所は中央区銀座1-7-7、ポーラ銀座ビルの3階です。

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増田 セバスチャンさん(1970~)がポーラ美術館所蔵のモネの「睡蓮の池」(1899)を
約2トンの小物を使って再現しています。

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Point-Rhythmとは、pointillism(点描法)とrhythm(リズム)を掛け合わせた造語とのことで、
モネの絵の世界を小物を並べた点描で表しています。

太鼓橋も見えます。

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水面に映る景色も再現されています。

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素材はおもちゃなど、さまざまな可愛い小物です。

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モネの庭に夜、迷い込んだような幻想的な光景が広がります。

展覧会のHPです。


【2017/08/19 20:10】 美術館・博物館 | トラックバック(0) | コメント(0) |
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Author:chariot
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