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「画家が見たこども展 ゴッホ、ボナール、ヴュイヤール、ドニ、ヴァロットン」 三菱一号館美術館
東京
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丸の内の三菱一号館美術館で開かれている、「開館10周年記念 画家が見たこども展
ゴッホ、ボナール、ヴュイヤール、ドニ、ヴァロットン」、ブロガー内覧会に行ってきました。
展覧会の会期は6月7日(日)までです。

なお、残念なことに、三菱一号館美術館は新型コロナウイルス対策のため、
3月16日(月)まで臨時休館することになりました。


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新型コロナウイルス対策のため、残念ながら今回はギャラリートークもありませんでした。
弐代目・青い日記帳」主催のTakさん(右)がモデレーターで、高橋明也館長(左)の
挨拶がありました。

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後ろの絵は絵画はモーリス・ブーテ・ド・モンヴェルの「ブレのベルナールとロジェ」1883年、
オルセー美術館蔵です。
会場の写真は特別の許可を得て撮影しています。

19世紀末のパリで活動したナビ派の描いた子どもたちの絵の展示です。

ナビ派はポール・セリュジエが、ゴーギャンの指導で描いた1枚の風景画に
触発されて結成された絵画グループで、ナビとはヘブライ語で「預言者」の意味です。
対象の固有色を否定して、自由に色彩を使って平面的な画面を作ります。
写実からも離れるので、象徴的で、装飾的な傾向が強くなります。

高橋館長によれば、西洋では子どもは半人前の存在であり、絵画の主役とは
ならなかったものが、18世紀のシャルダンの頃から、子どもは人間の原初的なものを
持っている存在として見直されるようになったそうです。
ナビ派は普段の生活や身の回りの物事を絵画の題材とし、子どもを盛んに描いたと
いうことです。


プロローグ 「子ども」の誕生

右 ウジェーヌ・カリエール 「画家の家族の肖像」 1893年 パリ、オルセー美術館
左 ウジェーヌ・カリエール 「病める子ども」 1885年 パリ、オルセー美術館

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ウジェーヌ・カリエール(1849-1906)はフランス象徴主義の画家で、母子像などを
よく描いています。
輪郭をぼかした、かすむような褐色の画面が特徴で、神秘的な雰囲気を持っています。

2016年に損保ジャパン日本興亜美術館で開かれた「没後110年 カリエール展」の記事です。

ピエール・オーギュスト・ルノワール 「ジュヌヴィエーヴ・ベルネーム・ド・ヴィレール」
 1910年 パリ、オルセー美術館

金色の髪、金と青の服、青い目とリボンの可愛い女の子す。
晩年の作で、腕は太く描かれ、表情が活き活きとしています。
印象派のモネやルノワール、メアリー・カサットもよく子どもの絵を描いています。

右 メイエル・デ・ハーン 「ミミの横顔のある静物」
 1889年 アムステルダム、ファン・ゴッホ美術館
左 フィンセント・ファン・ゴッホ 「マルセル・ルーランの肖像」
 1888年 アムステルダム、ファン・ゴッホ美術館

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「マルセル・ルーランの肖像」
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(チラシより)

メイエル・デ・ハーン(1852-1895)はアムステルダム生まれで、パリでファン・ゴッホの
弟の画商、テオと一緒に生活し、ファン・ゴッホを通じてゴーガンとも会い、影響を
受けています。
絵では子どもがテーブルの上の果物と対峙しています。

マルセル・ルーランはアルルでのファン・ゴッホのモデルになり、「郵便配達人
ジョゼフ・ルーラン」で有名な、駅の郵便物取扱係、ジョゼフ・ルーランの末娘です。
ふっくらとした頬に、しっかりとした目鼻立ちの、何とも元気そうな子です。

モーリス・ブーテ・ド・モンヴェル 「ブレのベルナールとロジェ」
 1883年 パリ、オルセー美術館

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(チラシより)

ブレはフランス中部のロワール=エ=シェールにあります。
セーラー服を着て野原に立つ、モンヴェルの二人の息子は画面に貼り付けたように
描かれています。
モーリス・ブーテ・ド・モンヴェル(1850-1913)はオルレアン出身で、パリの
国立美術学校(エコール・デ・ボザール)で学び、後に挿絵画家となっています。

以下はナビ派の画家たちの作品です。

1 路上の光景、散策する人々

街頭の風景です。

エドゥアール・ヴュイヤール「赤いスカーフの子ども」 
  1891年頃 ワシントン・ナショナル・ギャラリー

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(チラシより)

エドゥアール・ヴュイヤール(1868-1940)は身の回りや室内の情景を好んで描き、
自らアンティミスト(親密派)と名乗っています。
影も無く、平面的に描いています。

エドゥアール・ヴュイヤール 「乗り合い馬車」 1895年頃 ハマー美術館
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(チラシより)
お揃いの服に帽子の二人が馬車の窓から外を眺めています。
子どもの好きなことは世界共通です。

右 ピエール・ボナール 「並木道(「パリ生活の小景」より)」
 1899年 三菱一号館美術館
左 ピエール・ボナール 「街角(「パリ生活の小景」より)」
 1899年 三菱一号館美術館

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12点のリトグラフで構成された画集で、子どもや犬も歩いています。

フェリックス・ヴァロットン 「息づく街パリ」の口絵 1894年
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パリの人々の生活を描いた木版画集です。
いわくありげな人物たちが街角に並び、真ん中の子は見る者の視線を拒否
するような、表情の無い白目をしています。
フェリックス・ヴァロットン(1865-1925)はスイスのローザンヌ生まれで、
ナビ派に参加していますが、ドニ、ボナール、ヴュイヤールのような親密さは無く、
冷やりとしています。

フェリックス・ヴァロットン 「可愛い天使たち(「息づく街パリ」)より」
 1894年 三菱一号館美術館

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木版で、警官に連れられていく男の周りで、まるで可愛くない子どもたちが
囃し立てています。
こういうとき、大人より残酷な子どもをヴァロットンはシニカルな目で見ています。


2 都市の公園と家族の庭

右 アリスティード・マイヨール 「若い少女の横顔」
 1891年 個人蔵(パリ、ギャルリー・ディナ・ヴィエルニー寄託)
左 アリスティード・マイヨール 「若い少女の胸像」
 1891年頃 パリ、マイヨール美術館

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アリスティード・マイヨール(1861-1944)は彫刻家として有名ですが、視力が弱って
彫刻に転向するまでは画家として活動し、ナビ派の画家たちと交流していました。
色彩は明るく、背景を単純化した斬新な図柄です。

モーリス・ドニ 「赤いエプロンドレスを着た子ども」 1897年 個人蔵
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(チラシより)

絵本のような優しい絵で、赤い点々だけでドレスを表しています。


3 家族の情景

ピエール・ボナール 「子どもたちの昼食」 1897年頃 ナンシー美術館
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(チラシより)

ヒゲを生やした猫も一緒に集っています。
床の市松模様も装飾的です。

右 ピエール・ボナール 「歌う子どもたち(シャルルとジャン・テラス)」
   1900年頃 ル・カネ、ボナール美術館寄託
左 ピエール・ボナール 「小さな少年」
   1904年 モナコ、個人蔵(パリ、デュアメル・ファイン・アーツ寄託)

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ピエール・ボナール(1867-1947)の義弟で作曲家のクロード・テラスの子どもたちが
歌っています。
ボナール自身には子どもがいませんでしたが、子どもの絵をよく描いています。

右 ピエール・ボナール 「少年のいる室内」
   1910年 ワシントン、フィリップス・コレクション
左 ピエール・ボナール 「猫と子どもたち」
   1909年 ワシントン、フィリップス・コレクション

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ボナールは絵の中に子どもと一緒によく猫や犬を参加させています。

右 モーリス・ドニ 「入浴するノノ」
   1897年 個人蔵(パリ、ギャルリー・ディナ・ヴィエルニー寄託)
左 モーリス・ドニ 「 入浴、システィーナ通り」 1904年 個人蔵

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モーリス・ドニ(1870-1943)は子だくさんで、子どもたちを描いた絵を数多く描いています。
印象派のメアリー・カサットも子どもを入浴させる母親を描いています。

右 モーリス・ドニ 「親密さ(窓辺で繕い物をする女性)」
   1903年 パリ、プティ・パレ美術館
左 モーリス・ドニ 「ベランダでボールを持つ子ども」 1901年頃 個人蔵

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右 モーリス・ドニ 「子ども部屋(二つの揺りかご)」
   1899年 個人蔵(モーリス・ドニ遺族)
左 モーリス・ドニ 「 ばら色の子どものいる窓」 1898年 個人蔵

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「子ども部屋(二つの揺りかご)」は左右対称の構図が面白く、微笑ましい作品です。

右 モーリス・ドニ 「ノエルと母親」1896年頃 個人蔵
左 モーリス・ドニ 「「開いた窓辺の母親」のための習作」 1899年頃 個人蔵

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ドニは敬けんなカトリック教徒で、聖母子像になぞらえたような母子像をよく描いています。

モーリス・ドニ 「サクランボを持つノエルの肖像」 1899年 ブリュッセル、個人蔵
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(チラシより)

ノエルはドニの長女で、赤いサクランボを持って、おすまし顔をしています。
左上に「ノエル3歳」と書いています。

ドニは絵画のことを「ある秩序によって集められた色彩による平面」と表現して、
現代絵画への理論的な支えとなったことで知られています。
抽象画への道を開く考えですが、実際にはドニは親しみやすく分かりやすい作品を
描いています。

2011年に損保ジャパン日本興亜美術館で開かれた「モーリス・ドニ ― いのちの輝き、
子どものいる風景」展の記事
です。

右 アリスティード・マイヨール 「リュシアンの肖像」 1896年 パリ、マイヨール美術館
左 アリスティード・マイヨール 「母と子」 1896年 個人蔵

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「リュシアンの肖像」は後光のような白いベビー服に囲まれています。
「母と子」は花瓶と花模様の壁紙の間に母子がいます。
マイヨールは装飾的な画風が特徴で、作品は7点、展示されています。

ジョルジュ・ラコンブ 「立つシルヴィの肖像」1900年 個人蔵
ジョルジュ・ラコンブ 「シルヴィの胸像」 1901年 木彫 個人蔵

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「シルヴィ。スカートちょっと摘んでこっち見て」という、ラコンブの声が聞こえそうです。
ジョルジュ・ラコンブ(1868-1916)はヴェルサイユ生まれの画家、彫刻家で、
ナビ派に参加し、「彫刻家のナビ」と呼ばれています。


4 挿画と物語、写真

ドニやボナールの撮った家族の写真などの展示です。
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エピローグ 永遠の子ども時代

最後の展示室で、ボナールの作品が5点、展示されています。

右 ピエール・ボナール 「大装飾画、街路風景」 1905年頃 個人蔵
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テラスでくつろぐ人たち、屋台の売店、母子、子どもたちが大きな画面にあふれています。
犬にかまっている女の子もいます。

右 ピエール・ボナール 「サーカスの馬」
   1946年 モナコ、個人蔵(マーク・カウフマン氏蔵)
左 ピエール・ボナール 「 雄牛と子ども」
   1946年 モナコ、個人蔵(マーク・カウフマン氏蔵)

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「雄牛と子ども」
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(チラシより)

亡くなる前年の作品で、明るく大らかに描かれ、ボナールはここまで来たのか
という思いがします。

ヴァロットンが出口を教えてくれています。
コロナウイルスも出て行ってくれると良いのですが。
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展覧会のHPです。


【2020/02/29 19:12】 美術館・博物館 | トラックバック(0) | コメント(0) |
「スターバックス リザーブ(R)ストア 銀座マロニエ通り店」
銀座
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「スターバックス リザーブ(R)ストア 銀座マロニエ通り店」は銀座マロニエ通り店と
銀座三原通りとの角にあります。
場所は中央区銀座3-7-3です。

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リザーブコーヒーのあるお店で、すっきりした木調の店内の1階は売店、
2階に席とリザーブコーナーがあります。

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スイーツの他に代官山の「プリンチ」のパンも販売されています。

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リザーブプアオーバー(タンザニアイロマ)710円とリザーブカプチーノ630円です。

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タンザニアイロマは軽い酸味で、飲みやすいです。

すぐ近くにある日本1号店の「銀座松屋通り店」のあっさりした店構えに比べると、
スターバックスも進化したものです。

2008年の「スターバックスコーヒー銀座松屋通り店」の記事です。


新型コロナウイルスの影響で、最近は銀座も人通りが少なくなり、
デパートのお客さんも減っているようです。
早い収束を願っています。


【2020/02/28 19:34】 お店 | トラックバック(0) | コメント(0) |
「奇蹟の芸術都市 バルセロナ」展 東京駅 東京ステーションギャラリー
東京
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東京駅の東京ステーションギャラリーでは「奇蹟の芸術都市 バルセロナ」展が
開かれています。
会期は4月5日(日)までです。

残念なことに東京ステーションギャラリーは新型コロナウイルス対策のため、
3月16日(月)まで臨時休館することになりました。



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スペインのカタルーニャ自治州の州都、バルセロナの19世紀からスペイン内戦
(1936-39)の頃までの文化についての展覧会です。
カタルーニャはスペインの東部、フランスと地中海に接しており、かつては
独立した王国でしたが、現在はスペインの一部となっています。
そのため、独自の言語、文化を持ち、最近は独立運動がさかんです。


ルマー・リベラ 「夜会のあとで」 1894年頃 カタルーニャ美術館
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パーティーから帰り、靴を脱いでくつろぐ女性です。
花鳥画を描いた漆絵らしい屏風も置いてあり、東洋趣味を見せています。
バルセロナは19世紀に繊維産業を中心に産業が発展しています。
ルマー・リベラはバルセロナの産業発展に伴い勃興した有産階級の生活を
描いています。

ジュアン・プラネッリャ 「織工の娘」 1882年 個人蔵
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古びた服を着て、汚れた手で織機を操作する少女を克明な写実で描いています。
街の発展の影にはこのような過酷な児童労働があった訳です。
黒く頑丈な織機は産業革命と資本主義の怖ろしさを表しています。


「四匹の猫」はバルセロナにあったカフェで、1897年から1903年まで営業していました。
パリのモンマルトルにあったキャバレー、「ル・シャ・ノワール(黒猫)」になぞらえた命名で、
設立に関係した4人、ラモン・カザス、サンティアゴ・ルシニョル、ミケル・ウトリリョ、
ペラ・ルメウにもちなんでいます。
4人はモンマルトルに居たことがあり、パリの芸術の動きを伝えています。
「四匹の猫」はカザやスルシニョルの提唱するムダルニズマ(近代主義)の拠点と
なっています。

ラモン・カザス 「入浴前」 1894年 ムンサラット美術館
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ラモン・カザス(1866-1932)はバルセロナ生まれの画家で、パリとバルセロナで
活躍しています。
窓からの淡い光の中の若い女性を描いています。
黒田清輝がパリに留学中に描いた「読書」(1892年)も窓からの光で女性を
描いています。

サンティアゴ・ルシニョル 「青い中庭」 1892年頃 ムンサラット美術館
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地中海沿いの建築様式である中庭が明るい青色に包まれています。
サンティアゴ・ルシニョル(1861-1931)はバルセロナ生まれの画家で、
印象派風の明るい風景画を描いています。

サンティアゴ・ルシニョル 「ボヘミアン―室内のエリック・サティ」
 1891年 カタルーニャ自治州

ルシニョルはエリック・サティ(1866-1925)と親しく、パリの自室の暖炉の前で
縮こまっているサティを描いています。

ミケル・ウトリリョ 「シュザンヌ・ヴァラドン」 1891年 カウ・ファラット美術館
鉛筆とコンテで描いたシュザンヌ・ヴァラドン(1865-1938)の横顔です。
ミケル・ウトリリョはシュザンヌ・ヴァラドンの私生児だったモーリス・ユトリロ
(1883-1955)を自分の子として認知しています。

パブロ・ピカソ 「座る若い男」 1899年 東京ステーションギャラリー
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パブロ・ピカソ(1881-1973)はスペイン南部マラガの生まれです。
マドリードの美術学校のアカデミズムに失望し、1899年に当時住んでいた
バルセロナに戻り、「四匹の猫」の常連になっています。
初の個展もそこで開いています。
モデルは医師のヌマエル・リバス・イ・カレラスという人物とのことです。

ジョアン・ミロ 「花と蝶」 1922-23年 横浜美術館
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ジョアン・ミロ(1893-1983)はバルセロナの生まれで、1918年にバルセロナの
ジュゼップ・ダルマウの画廊で初の個展を開いています。
パリに出て、シュルレアリスムの運動に参加していますが、作風は他の
シュルレアリスムの画家とかなり違います。

サルバドール・ダリ 「ヴィーナスと水兵(サルバット=パパサイットへのオマージュ)」
 1925年 公益財団法人池田20世紀美術館

サルバドール・ダリ(1904-1989)はカタルーニャの生まれで、1925年に
ダルマウの画廊で初の個展を開いています。
1927年にパリに出て、シュルレアリスムの画家として活躍することになります。
亡くなった詩人へのオマージュとして描かれ、ダルマウの画廊に出展された作品で、
大きな画面に青、白、黒を基調にキュビスム風の女性と水兵を描いています。
後の画風とは違いますが、堂々とした描き振りで、その力量を示しています。
背景に海や船が描いてあるのはデュフィ風でもあります。

アントニ・ガウディ(デザイン)、カザス・イ・バルデス工房 「カザ・バッリョーの組椅子」
 1904~06年頃 カタルーニャ美術館

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アントニ・ガウディ(1852-1926)はカタルーニャの生まれで、バルセロナで建築を学び、
サグラダ・ファミリアを始めとして、おもにバルセロナで建築を設計しています。
ガウディの設計した邸宅の椅子と扉も展示されています。
曲線で構成され、生き物のような趣きです。
カザ・バッリョーはバルセロナに興った有産階級のために建設された邸宅で、
ムダルニズマの建築です。

ムダルニズマの表記はカタルーニャ語によるもので、スペイン語(カスティーリャ語)では
モデルニスモとなります。
ジョアン・ミロ(ジュアン・ミロ)もスペイン語ではホアン・ミロです。

スペイン近代の芸術家の多くがバルセロナなどのカタルーニャ地方とゆかりが
深いのには驚きます。
それだけ独立した文化の伝統があるということで、カタルーニャ州と中央政府の
対立が根深いこともうなずけます。

展覧会のHPです。


次回の展覧会は、「神田日勝 大地への筆触」です。
会期は4月18日(土)から6月28日(日)です。

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【2020/02/27 19:31】 美術館・博物館 | トラックバック(0) | コメント(0) |
「びわ湖長浜KANNON HOUSE」 正妙寺の千手千足観音立像
上野
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京成上野駅近くの「びわ湖長浜KANNON HOUSE」に行ってきました。
場所は台東区上野2-14-27で、京成上野駅と不忍池の間にあります。

観音の里として知られる滋賀県長浜市には130体を超える観音像があります。
「びわ湖長浜KANNON HOUSE」は「観音」をテーマとして2016年に上野に
オープンした情報発信拠点で、長浜市の観音像を2~3か月に1体ずつこちらで
展示しています。
開館時間は午前10時から午後6時、入館は無料、休館日は月曜日です。

12月24日からは高月町西野、正妙寺の千手千足観音立像が展示されています。
今回は2017年に続いて2回目の展示です。

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像高42.1cm、憤怒の相を浮かべ、千手千足という他に例の無い、極めて珍しい姿を
していて、何だか百足のようにも見えます。

江戸時代の作と思われますが、仏像の姿は古来の基準に従って作られるものなので、
江戸時代に創作されたものではなく、かつてこの寺にあった千手千足観音が戦禍に遭い、
復興された可能性もあるとのことです。
平安時代の寛弘年間(1004~12)に阿曾津の土豪の子孫、阿曾津秀道の妻の
守護仏である千手千足観音立像を安置する観音堂を建立し、正妙寺と号したと
伝えられています。、
現在は充満寺の飛地境内の薬師堂横の旧堂に遷され、拝観可能となっています。

前回のびわ湖長浜KANNON HOUSEの記事です。

「びわ湖長浜KANNON HOUSE」のHPです。

次回の展示は長浜城歴史博物館の聖観音立像の予定です。


2016年に上野に開設説された「びわ湖長浜KANNON HOUSE」は、首都圏で一定の
成果を上げたということで、10月に閉館予定とのことです。
いろいろな観音様をゆっくり拝観できる場所ですから、閉館は寂しいことです。


蓮の枯れた上野不忍池の弁天堂と精養軒をバックに、ユリカモメに
ポーズをとってもらいました。

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【2020/02/25 23:22】 美術館・博物館 | トラックバック(0) | コメント(0) |
「ロハスビーンズコーヒー(lohasbeans coffee)」 南青山
表参道
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「ロハスビーンズコーヒー(lohasbeans coffee)」は青山通りから骨董通りを
少し入った左側にあります。
場所は港区南青山5-8-10です。

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旧店名が「Lounge1908 cafe」だったお店で、約30席の店内は全席禁煙、
おしゃれな雰囲気のお店です。

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メニューにはランチやスイーツもいろいろあります。
BGMはポップスでした。

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クイックブリューコーヒー(ドリップ)440円とカヌレ198円です。

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たっぷりのコーヒーは濃い目の味で美味しいです。

女性率は高く、スイーツとおしゃべりをを楽しんでいましたた。


【2020/02/23 20:57】 お店 | トラックバック(0) | コメント(0) |
「三井家のおひなさま」展 三井記念美術館 2020年
三越前
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日本橋の三井記念美術館では「三井家のおひなさま」展が開かれています。
会期は4月5日日)までです。

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「立雛」 文化12年(1815)
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災厄を託して海や川に流す人形(ひとがた)から発展した形です。
松は男、藤は女、撫子は子どもを表しています。
簡素な姿ですが、金地に緑と赤の華やかで上品な色彩です。

「紫宸殿雛人形」 五世大木平藏 昭和9年(1934)
浅野久子氏(北三井家十一代・高公長女)旧蔵

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北三井家十一代・高公の長女で浅野セメントの浅野久弥に嫁いだ久子氏の
寄贈品で、久子氏の初節句に祖父の三井高棟より贈られた品です。
御殿付きの雛人形は江戸時代の末から昭和20年頃にかけて西日本で
流行したそうです。

「内裏雛」 五世大木平藏 昭和9年(1934)
浅野久子(北三井家十一代・高公長女)旧蔵

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紫宸殿雛人形とともに飾られています。
男雛は最も格式の高い黄櫨染御袍(こうろぜんのごほう)を着ています。

「雛人形・雛道具段飾り」 五世大木平藏 昭和9年(1934年)
浅野久子氏(北三井家十一代・高公長女)旧蔵

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三人官女ならぬ五人官女もいます。

「内裏雛」 三世大木平藏製 明治28 年(1895)
三井苞子(北三井家十代・高棟夫人)旧蔵

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内裏雛は江戸の人形師、原舟月の考案した写実的なお雛様で、
瞳にガラスや水晶が入っています。
私たちが見慣れている現代のお雛様はこの内裏雛の系統です。

「内裏雛」 四世大木平藏 明治33 年(1900)
三井興子(伊皿子三井家九代・高長夫人)旧蔵

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今の人形に伝わる古今雛と呼ばれる面長の顔立ちです。

「内裏雛」 二代永徳齋 明治~大正時代 20世紀
三井鋹子(北三井家十一代・高公夫人)旧蔵

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永徳齋は江戸時代から昭和まで四代にわたり、江戸、東京で活躍した人形師です。

「次郎左衛門雛」 二代永徳齋 明治~大正時代 20世紀
三井鋹子(北三井家十一代・高公夫人)旧蔵

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次郎左衛門雛は丸顔の引目鉤鼻が特徴で、幕府御用も勤めた京の人形師の
雛屋次郎左衛門が創めたとされています。
江戸後期に江戸で流行し、公家や諸大名家では雛人形の本流とされたそうです。


御所人形の展示もあります。
御所人形は江戸時代、幕府の役人や参勤交代の大名が朝廷に挨拶に伺った時に
朝廷からおみやげとして贈られていて、御所人形と呼ばれるのは明治に
なってからとのことです。

「御所人形 内裏雛」 五世大木平藏製 昭和時代初期 20世紀 丸平文庫蔵
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男雛を向かって右側に置くのは京都の伝統的な飾り方です。
丸平とは京都の丸平大木人形店のことで、当主は代々、大木平藏を名乗っています。

「御所人形 肩車」 五世大木平藏製 昭和時代初期 20世紀 丸平文庫蔵
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目隠しされた人形はでんでん太鼓を持っています。

「御所人形 お福の花見」 五世大木平藏製 昭和時代初期 20世紀 丸平文庫蔵
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福を呼ぶお福さんが集まってお多福になり、女子会を開いて、花見を楽しんでいます。
鬼さんこちらをやっているところで、目隠しの女性は気合を入れて、片袖脱ぎになっています。

「御所人形 大名行列」 五世大木平藏製 昭和8年(1933) 丸平文庫蔵
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毛槍や挟み箱を担いだ奴さん、弓、鉄砲を担いだ徒武者、騎馬武者など、
58体の人形が行列を組んでいます。
奴さんの一人はかがんで草鞋のひもを結んでいます。
錫杖を持った烏帽子姿の侍や坊主頭の医者も加わっています。
蒔絵を施したお駕篭は6人で担いでいて、なぜか振袖姿です。
着けている紋は、三井家の四つ目結です。
四つ目結は近江源氏佐々木氏の紋で、三井家は遠祖を佐々木氏と名乗っています。

「御所人形 神輿」 五世大木平藏製 昭和8年(1933) 個人蔵
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21体の可愛い御所人形たちが足並みを揃えてお神輿を担いでいます。
威勢の良い掛け声も聞えてきそうで、酒樽を抱えてご機嫌でひっくり返っている
人形もいます。
氏子たちの腹掛けにも四つ目結が着いています。

他に、雅楽、能、狂言の御所人形もあります。
能の演目は三番叟、竹生島、猩々、狂言は末広狩、福の神などのようです。


「斗々屋茶碗 銘 かすみ」 朝鮮王朝時代 16世紀
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茶室、如庵に置かれています。
斗々屋茶碗は高麗茶碗の一種で、薄手でろくろ目が付き、薄く釉が
掛かっているのが特徴です。
「斗々屋(ととや)」の意味は、境の豪商斗々屋が所持していたからとも、
千利休が魚屋で見付けたからとも言われています。
春にふさわしい銘の茶碗です。

「ねずみの嫁入り」 崎山智水 2019-2020 年丸平文庫蔵
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展示室入口に置かれています。


スポットライトの光が紫宸殿雛人形の内裏雛と三人官女に当たり、
その影を金屏風に映しているのを眺めていると、春が来たという
思いがします。

展覧会のHPです。


次回の展覧会は「知られざる芸術と文化のオリンピック展」です。
会期は4月24日(金)から6月16日(火)までです。

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【2020/02/22 19:27】 美術館・博物館 | トラックバック(0) | コメント(0) |
「アーティゾン美術館ミュージアムカフェ」 京橋
京橋・東京
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「アーティゾン美術館ミュージアムカフェ」は旧ブリヂストン美術館がリニューアルされ、
1月にオープンしたアーティゾン美術館の1階にあります。

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美術館の中ですが、カフェだけの利用もできます。
喫茶店方式で、席まで案内してもらいます。
細長い店内は約60席、吹き抜けの下にあり、広々としています。

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ガラス壁の向こうは隣のビルの建設中なので、板囲いになっています。

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コーヒー660円です。

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長野県の丸山コーヒーの豆で、今使っているのはインドネシア産とのことで、
なかなか美味しいです。

インテリアも新しい美術館のデザインに合わせてある、スタイリッシュなカフェです。

アーティゾン美術館で開かれている「見えてくる光景 コレクションの現在地」展の記事です。


【2020/02/22 09:37】 お店 | トラックバック(0) | コメント(0) |
「第16回 Catアートフェスタ Part2」 丸善丸の内本店
東京
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丸善丸の内本店4階ギャラリーでは、「第16回 Catアートフェスタ Part2」が
開かれています。
会期は2月25日(火)までです。

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2月22日は猫の日ということで、ギャラリーA・Bの両方を使った会場いっぱいに、
18人の猫アーティストがショップを開いて、人形、置物、絵画、アクセサリーなどを
展示販売しています。

出品作家は以下の通りです。
有田ひろみ・ちゃぼ(墨絵・ぬいぐるみ)、五十嵐俊介(張り子)、岡村洋子(陶芸)、
奥平浩美(ジュエリー)、小澤康麿(陶芸他)、桐山暁(銅版画)、小出信久
(ミニチュア木彫り)、小島美知代(立体造形)、櫻井魔己子(立体造形)、
すみ田理恵(陶芸)、半澤淳子(陶芸)、東早苗(九谷焼)、HISOKA(FRP造形)、
平林義教・利依子(七宝焼)、細山田匡宏(立体造形)、宮内久美子(絵画、造形)、
吉野光宝(人形)、よねやまりゅう(彫刻、人形)

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また、4階の売り場でも絵画、写真、雑貨などさまざまな猫グッズが販売されていて、
フロア全体が猫まみれになっています。

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【2020/02/20 20:17】 美術館・博物館 | トラックバック(0) | コメント(2) |
「FACE展2020 損保ジャパン日本興亜美術賞展」 損保ジャパン日本興亜美術館
新宿
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新宿の東郷青児記念損保ジャパン日本興亜美術館では、
「FACE展2020 損保ジャパン日本興亜美術賞展」が開かれています。
会期は3月15日(日)までです。
隣接地に新美術館建設中で、この展覧会は美術館移転前の、42階での
最後の展覧会になります。

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FACEは損保ジャパン美術財団の公益財団法人への移行を期に創設された
公募コンクールです。
会場には受賞作品9点を含む入選作品71点が展示されています。
会期中、観覧者投票による「オーディエンス賞」の選出も行われます。
会場は撮影可能です。

2月14日にブロガー内覧会があったので、行ってきました。

今年はグランプリの受賞はありません。

優秀賞 大槻和浩 「明日を見つめて」 アクリル・キャンバス
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優秀賞 齋藤詩織 「女狩人のごちそう」 油彩・キャンバス
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優秀賞 松浦清晴 「身体記」 アクリル・キャンバス
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優秀賞 小俣花名 「朝ご飯」 墨・胡粉・水彩色鉛筆・和紙
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家族の朝食の情景を気持ちよく描き込んでいます。

読売新聞社賞 木俣創志 「木漏れ日・慟哭(05-19)」 アクリル・キャンバス
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審査員特別賞 木村不二雄 「崖屋美術館」 ろうけつ染(墨)・綿布
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巨大な木造家屋の中に古今東西の名画がびっしりと並び、観ていて飽きません。
メデュース号の筏の横でモネの池でボートを漕いでいたりします。

審査員特別賞 髙木陽 「世界は均衡を望む」 
 デジタルプリント・アクリル・油彩・メディウム・紙・ベニヤ・キャンバス
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審査員特別賞 財田翔悟 「とるにたらない」
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 ピグメント・岩絵具・硫酸カルシウム・箔・綿布

審査員特別賞 檜垣春帆 「ライツ・ライト」 油彩・ペンキ・キャンバス
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伊藤ちさと 「夏の前」 油彩・キャンバス
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屈託なく、伸びやかです。

倉田和夫 「BREAD・121」 鉛筆・ガッシュ・水彩紙
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倉田さんは細密な描写でパンを描いていて、今回はモノクロでイギリスパンです。

瀬川寛 「衛星からの田園/秋田」 アクリル・キャンバス
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Google Earthの画像を規則的な筆遣いで再現しています。
大仙市の辺りのようです。

太細春乃 「私のFACE」 木炭・木炭紙・パネル
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大きな画面に思い切り良く描き込んでいます。

山田康平 「Landscape」 油彩・キャンバス
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力強く築き上げた風景です。

山田彩加 「遺伝子の行方-眼差し」 リトグラフ・ダーマトグラフ・アクリル
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女性は細密に描かれた植物に包まれ、溶け込んでいます。
私は「オーディエンス賞」にこの作品を押します。

由芽 「ぼくつぶちゃん‼」 水性ペン・水性絵具
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作者は小学生のお嬢さんで、楽しい世界を繰り広げています。

展覧会のHPです。


次回の展覧会は開館記念展Ⅰ「珠玉のコレクション-いのちの輝き・つくる喜び」です。
会期は5月28日(木)から7月5日(日)までです。


【2020/02/18 20:35】 美術館・博物館 | トラックバック(0) | コメント(0) |
「イーグル カフェ」 湯島 2019/12
湯島
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湯島の「イーグル カフェ」に行ってきました。
場所は文京区湯島3-31-2で、湯島の天神下交差点から春日通りを
少し上がった左です。

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テーブル席10席とカウンター席10席ほどの小さなお店で、白を基調にした
明るい店内は全席禁煙、夜にはバーにもなります。
休日は第1・3水曜です。

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ランチのチキンサンド650円とセットのブレンドコーヒー400円です。

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フルーツヨーグルトが添えられています。
サンドイッチは他にハムタマゴ、ホットサンドがあり、ホットサンドや
スパゲティもあります。
サンドイッチはていねいに作られ、美味しいランチセットです。
ていねいな分だけ、少し時間はかかります。

注文の都度挽いてドリップで淹れるブレンドコーヒーはフレンチ、
ジャーマン、アメリカンがあります。
ブレンドコーヒー単品は540円です。

マスターの応対は柔らかく、BGMには真空管のアンプを使っていて、
ジャズが心地良く響きます。
良い気分で、「亡き王女のためのパヴァーヌ」の変奏を聴いていました。

以前、「イーグル カフェ」に行った時の記事です。


湯島天神の梅が咲きました。
2月8日から梅まつりも始まっています。

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【2020/02/16 20:42】 お店 | トラックバック(0) | コメント(2) |
「ものいう仕口-白山麓で集めた民家のかけら-」展 京橋 LIXILギャラリー
京橋
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京橋のLIXIL:GINZA2階のLIXILギャラリーでは2020年2月22日(土)まで、
「ものいう仕口-白山麓で集めた民家のかけら-」展が開かれています。
場所は中央区京橋3-6-18で、水曜日は休館日です。

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仕口(しぐち)とは建物の柱、梁、桁などの接合部分とその方法のことです。

建築家の瀧下嘉弘氏(1945~)の収集した、福井県の白山麓にあった築200年以上の
民家で使われていた仕口、16点が展示されています。
頑丈な造りが必要な豪雪地帯の家屋で、複雑なホゾ穴を彫って組合わせています。

スギ材を鉛筆のように削っています。

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見える板の部分に薄く漆が塗られています。

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丈夫なケヤキ材の大黒柱です。

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どうやって組合わせるのだろうと思う、パズルのような複雑な木組みです。

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これは越後地方の民家の部材です。

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各部分の詳細な解説もあって、民家の普段は目にすることの無い部分にも
さまざまな高度な技が使われ、受け継がれてきたことに驚きました。
このような技が将来も絶えずに継承されていくのか気になるところです。

展覧会のHPです。


【2020/02/15 19:11】 美術館・博物館 | トラックバック(0) | コメント(0) |
「コメダ珈琲店高田馬場駅前店」
高田馬場
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「コメダ珈琲店高田馬場駅前店」はJR高田馬場駅を出て、早稲田通りを
西に少し行った北側にあります。
場所は新宿区高田馬場3-2-5です。

2019年12月にオープンしたお店で、ビルの2階です。

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約70席の店内は全席禁煙、木調の内装と赤いソファが特徴です。
おしぼりが出て、席のベルで元気な店員さんを呼んで注文します。
カウンター席の仕切りは置いてあるだけなので、自由に動かせます。
BGMはジャズでした。

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コンセントや注意書きもあります。

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豆乳オーレ550円です。

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カップは古典的な縦型で、ナッツが添えられています。
お皿に「豆」のシールが貼ってありました。

名古屋発のコメダ珈琲店も東京でかなり数が増えました。
洗練されていない,、コメダ流のところも魅力なのでしょうか。
最近はセルフ式のお店が主流なので、従来型の喫茶店がこれだけ
増えるのは珍しいことです。


【2020/02/14 19:36】 お店 | トラックバック(0) | コメント(0) |
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