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第15回「人・形展」 丸善丸の内本店4階ギャラリー
東京
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丸善丸の内本店4階ギャラリーでは第15回「人・形展」が開かれています。
会期は11月3日(火)までです。

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60名近くのさまざまな個性の作家の人形が展示されています。
球体関節人形が中心の展示で、妖しさのある作品が多いです。

60歳で人形制作を始めたというCOOL氏(1951~)の作品は、
モダンでお洒落な趣きがあり、文字通りCOOLです。


【2020/10/31 18:29】 美術館・博物館 | トラックバック(0) | コメント(0) |
「エクセルシオールカフェ新お茶の水店」 2020/10
御茶ノ水・新御茶ノ水
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新お茶の水サンクレールの地下1階にある、「エクセルシオールカフェ新お茶の水店」に
行ってきました。
場所は千代田区神田駿河台4-3です。

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夜、オープンテラスでいただきました。

テイクアウト価格でカプチーノS360円、ドリップコーヒーS300円、ブラウニー280円です。

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軽快なジャズバンドの曲がきれいな音で流れています。

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クリスマスが近付くと、広場にはクリスマスツリーが飾られます。

(参考)
2014年のクリスマスツリーです。
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【2020/10/30 20:51】 お店 | トラックバック(0) | コメント(0) |
「KING&QUEEN展 ―名画で読み解く 英国王室物語―」 上野の森美術館
上野
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上野の森美術館では「KING&QUEEN展 ―名画で読み解く 英国王室物語―」が
開かれています。
会期は2011年1月11日(月・祝)までで、休館日はありません。

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ロンドン・ナショナル・ポートレートギャラリーの所蔵する肖像画と写真により、
イギリス王室の歴史をたどる展覧会です。

「ヘンリー8世」 作者不詳 17世紀か
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宮廷画家のハンス・ホルバインが1536年に描いた肖像画を基にしています。
イングランド王、ヘンリー8世(1491-1547)はチューダー朝の祖、ヘンリー7世の子で、
生涯6度の結婚をし、そのうち2人を処刑しています。

「アン・ブーリン」 作者不詳 16世紀後半
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アン・ブーリン(1501-1536)はヘンリー8世の2番目の王妃でエリザベス1世の母です。
しかしヘンリーが世継ぎとして望んだ男子を産まなかったためもあって邪魔にされ、
処刑されています。

「レディー・ジェーン・グレイ」 作者不詳 1590-1600年頃
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ジェーン・グレイ(1537-1554)はヘンリー8世の妹の孫で、政治的な陰謀に巻き込まれ、
ヘンリー8世の子、エドワード6世の後に16歳でイングランド王に即位しますが、
わずか9日で廃位され、メアリー1世の命により、ロンドン塔で斬首され、「九日間の女王」と
呼ばれています。

参考
「レディ・ジェーン・グレイの処刑」 ポール・ドラローシュ 
 1833年  ロンドン、ナショナル・ギャラリー
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ジェーン・グレイは実際には屋外のタワーグリーンで処刑されていますが、作品では
劇的効果を高めるため、舞台を暗い屋内にして、純白のドレスのジェーン・グレイを
際立たせています。

「メアリー1世」 作者不詳 1555年
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オランダの画家、アントニス・モルの絵に基く作品です。
メアリー1世(1516-1558)はヘンリー8世と最初の王妃キャサリン・オブ・アラゴンの
娘で、ジェーン・グレイを廃位させ、王位に就いています。
父のヘンリー8世がカトリックから離れ、弟のエドワード6世がプロテスタントに
近付いたのに対し、メアリーはカトリックに復帰し、それに反対する約300人を
処刑したので、「ブラッディ・メアリー(血まみれメアリ―)」と呼ばれ、カクテルの
ブラッディ・マリーの語源ともなっています。

「エリザベス1世(アルマダの肖像画)」 作者不詳 1588年頃
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エリザベス1世(1533-1603)はメアリー1世の異母妹で、メアリー1世の後に
王位を継いでいます。
しかしメアリ―は自分の母の地位を奪ったアン・ブーリンの娘であるエリザベスを
生涯憎んでいました。
1588年にイングランドがスペインの無敵艦隊(アルマダ)を破った海戦を記念して
描かれた絵です。、
エリザベス1世は豪華な衣装を着て、イングランドの勢いを誇示しています。
エリザベス1世は独身で子がおらず、彼女の死によってチューダー朝が終わり、
遠縁のジェームズ6世の即位によりステュアート朝が始まります。

「チャールズ1世」 ヘリット・フォン・ホントホルスト 1628年
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チャールズ1世(1600-1649)はジェームズ6世の子で、カトリックを信奉し、絶対王政を
進めたため、議会と対立して内戦となり(清教徒革命)、敗れて処刑されています。
ヘリット・フォン・ホントホルスト(1592-1656)はオランダの画家で、カラヴァッジョの
影響を受け、チャールズ1世の招きでイングランドに渡り、王家の人たちを描いています。

「チャールズ1世の処刑」 エッチング 作者不詳 1649年
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チャールズ1世が公開処刑により斧で斬首される光景です。
右側には卒倒した人もいます。

「チャールズ1世の5人の子どもたち」 17世紀
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アンソニー・ヴァン・ダイクの原作(1637年)に基いています。
犬の頭に手を置いているのがチャールズ2世(1630-1685)です。
チャールズ2世は清教徒革命のため亡命生活を送っていましたが、1660年に
イングランドに戻り、即位しています。
チャールズ1世の処刑に関わった者たち(レジサイド)を逮捕し、処刑、投獄
しています。
清教徒革命の指導者だったオリバー・クロムウェルたち3人は既に死亡して
いましたが、墓を掘り起こされ、絞首、斬首され、首を晒されています。

「アン女王」 ゴドフリー・ネラー 1690年頃
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アン女王(1665-1714)はチャールズ2世の弟、ジェームズ2世の子です。
カンバーランド公ジョージと結婚し、17回も妊娠していますが、成人した子はおらず、
ステュアート朝最後の王となっています。
ブランデー好きだったことから「ブランデー・ナン」と呼ばれ、晩年は肥満が進んで
宮殿内でも車椅子を使う程になっています。
ゴドフリー・ネラー(1646 – 1723)はドイツ出身で、イギリスに渡り、肖像画家として
活躍しています。

「ジョージ4世」 トーマス・ローレンス 1814年頃
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ジョージ4世(1762-1830)はステュアート朝に続くハノーヴァー朝の4代目の王です。
親しみやすい性格と高い教養からイングランド一の紳士と呼ばれましたが、
ぜいたくを好み、数多くの愛人を持ち、無責任で、大食の大酒飲みでした。
父のジョージ3世が精神を病んでいたため摂政を勤めていた間の1815年に
イギリス軍などがワーテルローの戦いでナポレオンのフランス軍を破っています。
トーマス・ローレンス(1769-1830)はブリストル生まれで、ジョシュア・レノルズが
会長のロイヤル・アカデミーに入り、肖像画家として活躍し、後にロイヤル・アカデミーの
会長にもなっています。
太ったジョージ4世の欠点を巧みに隠し、たるんだ首も衣服で覆って描いています。

「消化におびえる酒色にふけった人、ジョージ4世」
 ジェームズ・ギルレイ原画、 ハンナ・ハンフリー出版 1792年

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不摂生のため、皇太子の時から太りすぎ、「クジラ太子」と呼ばれた姿を戯画化しています。
ジェームズ・ギルレイ(1757-1815)はロンドン生まれの画家で、辛辣な諷刺画で
知られています。

「マリア・アンヌ・フィッツハーバート」 ジョシュア・レノルズ 1788年頃
ジョージ4世が最も長く愛した女性です。
絵が活きているなと思って作者を見たら、ジョシュア・レノルズでした。
ジョシュア・レノルズ(1723-1792)はイギリスのロイヤル・アカデミーの初代会長に
なった画家で、特に肖像画に優れていました。

「ヴィクトリア女王」 バーサ・ミュラー 1900年
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ハインリヒ・フォン・アンゲリの1899年の原作に基く作品です。
ヴィクトリア女王(1819-1901)はジョージ3世の孫で、18歳で王位に就いています。
夫のアルバート公との仲も良く、大英帝国全盛期の女王として長く君臨します。
最晩年の肖像で、ヴィクトリア女王は1861年のアルバート公の没後、ずっと黒の
喪服姿を続けていました。
以後、喪服は黒という習慣が定着したそうです。
肩から掛けている青い帯はイングランドの最高勲章、ガーター勲章です。
白いウェディングドレスが広まったのも、ヴィクトリア女王の結婚式に由来しています。

ヴィクトリア女王の没後、ハノーヴァー朝はドイツ出身のアルバート公の家名を採って、
サクス=コバーグ=ゴータ朝と改称します。

ヴィクトリア女王の頃から王族の写真も撮影されるようになります。

サクス=コバーグ=ゴータ朝は第1次世界大戦中の1917年、敵国ドイツ由来の
家名であることをはばかって、エリザベスの祖父、ジョージ5世によりウィンザー朝と
改称しています。

「エリザベス2世」 ドロシー・ウィルディング撮影、ベアトリス・ジョンソン彩色 1952年
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エリザベス2世(1926-)はヴィクトリア女王の玄孫で、父のジョージ6世の急死を受け、
1952年に即位しています。
真珠と1000個以上のダイヤモンドを嵌めたステート・ダイアデムとガーター勲章を
着けています。

「エリザベス2世」 アンディー・ウォーホル 1985年
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エリザベス2世は現代アートの題材にもなっています。
強烈な印象のヌードを描くことでも知られたルシアン・フロイドも肖像画を描いていて、
そのことを訊かれたエリザベス2世は「あのような絵(ヌード)ではなくて」と答えています。

「ダイアナ妃」 ブライアン・オーガン 1981年
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チャールズ皇太子との婚約時の肖像で、すっきりとした描き方です。

ヘンリー8世以来のイギリスとイギリス王室の歴史をたどれる、特に歴史好きには
とても興味深い展覧会です。

展覧会のHPです。


【2020/10/29 20:03】 美術館・博物館 | トラックバック(0) | コメント(0) |
「モノクロームの冒険−日本近世の水墨と白描−」 南青山 根津美術館
表参道
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南青山の根津美術館では企画展、「モノクロームの冒険−日本近世の水墨と白描−」が
開かれています。
会期は11月3日(火・祝)までです。

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水墨画は墨の濃淡やぼかし、抑揚を活かした技法で、平安時代末期から日本に
伝わっています。
白描画は均質な細い線で描く技法で、奈良時代に伝わっています。

「赤壁図屏風」 長沢芦雪 6曲1双 江戸時代 18世紀 重要美術品
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北宋の詩人、蘇軾(蘇東坡)が「前赤壁賦」と「後赤壁賦」に詠んだ景色です。
左右並べると、中央に広々とした空間が開けています。

右隻
月夜に舟を浮かべて遊ぶ「前赤壁賦」の情景です。
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左隻
「後赤壁賦」に表された冬の赤壁です。
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「梟鶏図」 狩野山雪 江戸時代 17世紀
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2幅の掛軸で、夜のフクロウと朝のニワトリが面白い目付きをしています。
狩野山雪(1590ー1651)は京狩野の狩野山楽の婿養子で、斬新な構図や
動物の表情に特徴があります。

「鷲鷹図屏風」 曾我宗庵 2曲1隻 江戸時代 17 〜 18世紀
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羽根の白と黒を対比させています。
曾我宗庵は曾我派の絵師ですが、生没年未詳です。
鷹図を得意とした曾我直庵の系統ではないかということです。

「源氏物語画帖」 伝住吉具慶 江戸時代 17世紀
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賢木の帖でしょうか。
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白描画でも彩色した作品もあります。

「納涼図」 冷泉為恭 江戸時代 19世紀
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寝殿造の泉殿で涼む親子です。

展示室5のテーマは「陶片から学ぶー中国陶磁編―」です。

「青磁陶片」 越窯 唐~北宋時代 10~11世紀
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展示室6のテーマは「秋寂(あきさぶ)の茶」です。
秋にふさわしい茶道具約20件の展示です。

「銹絵富士山図茶壷」 野々村仁清 江戸時代 17世紀
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すっきりした色と形で、富士山、三保の松原、背面に帆掛け船が描かれています。
富士山の形は様式的な三つ峰型です。

「秋草蒔絵棗」 桃山時代 16世紀
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秋草が器にまつわりついています。

展覧会のHPです。


【2020/10/27 20:25】 美術館・博物館 | トラックバック(0) | コメント(2) |
「第45回 日動展」 銀座 日動画廊
銀座
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銀座の日動画廊では「第45回 日動展」が開かれています。
会期は11月5日(木)まで、会期中は無休、入場は無料です。

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大家から新人まで、日本の洋画家の作品を展示する展覧会で、日動画廊で
お馴染みの画家の方々の作品が壁一杯に並んでいます。
モネ、シスレー、ヴラマンク、フジタらの作品もあり、私の好きなシダネルが
夕暮れの家々を描いた絵も展示されています。

藤島武二 「屋島」
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藤島武二(1867-1943)はロマンチックな画風で知られていますが、晩年の風景画は
簡略化された、大掴みな描き振りです。


【2020/10/25 21:08】 美術館・博物館 | トラックバック(0) | コメント(0) |
「分離派建築会100年展 建築は芸術か?」 パナソニック汐留美術館
新橋・汐留
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パナソニック汐留美術館では「分離派建築会100年展 建築は芸術か?」が
開かれています。
会期は12月15日(火)まで、休館日は水曜日です。
入館時に検温があります。

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明治時代に流入した西洋建築と1930年代からのモダニズム建築の間をつなぐ、
分離派建築会の建築運動を紹介する展覧会です。
1920年代に登場した9人の建築家の活動を紹介しています。

分離派建築会は100年前の大正9年(1920)に東京帝国大学建築学科同期の
石本喜久治、瀧澤眞弓、堀口捨己、森田慶一、矢田茂、山田守によって結成され、
これに大内秀一郎、蔵田周忠、山口文象が加わった9人により、関東大震災を経て、
昭和3年(1928)まで活動しています。

分離派の名称は従来の建築様式に捉われないという意味での命名だそうです。
実用的な建築が重視され、建築非芸術論が唱えられた時期で、これに対し
芸術としての建築を主張しています。

曲線を使った、柔らかな印象の建築が多く、現代のガラスを多用した直線的な
高層建築とは印象が違います。

森田慶一の設計した大正14年(1925)完成の京都大学楽友会館は玄関に
キノコのような大きな半円形の屋根が付いていて、ユーモラスです。

石本喜久治の設計した、有楽町にあった昭和2年(1927)完成の旧東京朝日新聞社
社屋の模型を見ると、形にいろいろ変化を付けていて面白く、ちょっとノスタルジーも
感じます。

山田守の設計した、お茶の水の昭和2年(1927)完成の聖橋もアーチの曲線が
柔らかです。

2013年の聖橋の写真です。
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山田守は戦後に九段の日本武道館も設計しています。
モダニズム建築の代表者で東京中央郵便局を設計した吉田鉄郎も東京帝国大学
建築学科卒業で、山田と同じく逓信省営繕課に入っていますが、卒業が山田達より
1年早い大正8年(1919)なので、分離派建築会には入っていません。

蔵田周忠が関根要太郎と共に設計した、多摩市にある昭和5年(1930)完成の
旧多摩聖蹟記念館は円形の建物と円柱で構成されています。

近代日本の建築史を知る上で興味深い展覧会です。

展覧会のHPです。


【2020/10/24 17:52】 美術館・博物館 | トラックバック(0) | コメント(0) |
「WISE SONS TOKYO(ワイズ サンズ トウキョウ)」 丸ビル 2020/10
東京
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丸ビル地下1階の「WISE SONS TOKYO(ワイズ サンズ トウキョウ)」に行ってきました。
場所は千代田区丸の内2-4-1です。

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サンフランシスコ発のベーグルとデリのお店で、店内は約40席、全席禁煙です。
通路に面して広く開いていて、風が通ります。

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カプチーノ462円はしっかりとした味で、美味しいです。

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「WISE SONS」はユダヤ系のお店で、ユダヤの食品を販売していますが、
民主党の牙城、カリフォルニアのサンフランシスコ発です。
賢い息子たちは大統領選ではどちらを支持しているのでしょうか。

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以前、「WISE SONS TOKYO (ワイズ サンズ トウキョウ)」に行った時の記事です。


【2020/10/23 19:40】 お店 | トラックバック(0) | コメント(0) |
「あべとしゆき水彩画展ー雨が残した光の香りー」 丸善丸の内本店
東京
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丸善丸の内本店4階ギャラリーでは「あべとしゆき水彩画展ー雨が残した光の香りー」が
開かれています。
会期は10月27日(火)まで、水彩画の新作約40点が展示され、新刊本、カレンダーも
販売されています。

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あべとしゆきさん(1959~)は山形県出身で、四季の自然の風景がさらりとした水彩で
描かれています。
野原や水辺、建物など、見慣れた景色ですが、力みの無い、心安らぐおだやかな作品です。

窓辺の黄色いバラ
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柔らかな光が花や葉を照らし、木漏れ日が壁に当たっています。


【2020/10/22 18:56】 美術館・博物館 | トラックバック(0) | コメント(0) |
『畠山耕治「青銅」』展 日本橋髙島屋
日本橋
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日本橋髙島屋美術画廊Xでは『畠山耕治「青銅」』展が開かれています。
会期は10月26日(月)までです。

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畠山耕治さん(1956~)は富山県高岡市出身で、金沢美術工芸大学
工芸科鋳金専攻を卒業し、鋳金による青銅器を制作されています。

作品はどれも端正な姿で、表面に腐食による見事な装飾がなされています。

平安時代の破り継ぎ料紙のような趣きがあります。
蓋が付いているので花器ではなく、内側は全面、金色に輝いています。

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深みのある赤色の地に黒い川のような模様が流れています。

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茶道具の棗や風炉もあります。

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色を塗るのではなく、腐食の作用によってさまざまな色彩が生み出され、
作品を味わいのあるものにしています。


【2020/10/20 19:06】 美術館・博物館 | トラックバック(0) | コメント(0) |
「DEAN & DELUCA MARKET STORES 六本木」 東京ミッドタウン
六本木
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「DEAN & DELUCA MARKET STORES 六本木」でコーヒーをテイクアウトしました。
場所は港区赤坂9-7-4で、六本木の東京ミッドタウン ガレリアの地下1階です。

サントリー美術館の帰りに寄りました。

東京ミッドタウンには「DEAN & DELUCA CAFES 六本木」もあります。
アメリカのDEAN & DELUCAは3月に経営破綻しましたが、日本は健在の様です。

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プラザの、1階に上がるエスカレーターの横のテーブルで一休みです。

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ガラスの天井を流れる流水が見えます。

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カプチーノS432円です。

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リーガースベゴニアが咲いていました。

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花屋さんには時節柄、大きなカボチャが並んでいました。

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【2020/10/18 23:09】 お店 | トラックバック(0) | コメント(0) |
「木原和敏展―そこに在るものー」 日本橋三越本店
三越前
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日本橋三越本店本館6階美術特選画廊では10月19日(月)まで、
「木原和敏展―そこに在るものー」が開かれています。

木原和敏さん(1958~)は広島市出身で、細密な写実で女性を描いておられます。
白日会会員、日展会員で、春と秋の展覧会では最新作を観ることが出来ます。

「twinkle」 100号
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カーテンを通しての淡い光に包まれ、ガラスに当たる光のきらめきも捉えています。
木原さんの作品の魅力は静謐な空間と柔らかな光の表現にあります。

「見つめる先に」 100号
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ターコイズブルーが映えます。

「step」 100号
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「始まりの予感」 100号
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「これから」
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「波音が聞こえる」 100号
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イタリアの景色でしょうか、海の色と響き合っています。


【2020/10/17 20:29】 美術館・博物館 | トラックバック(0) | コメント(0) |
「ノブ・サチ ゆのん 二人展~風の紡ぎ詩~」と「経塚真代個展 幾星霜の時を越えて」 丸善丸の内本店
東京
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丸善丸の内本店4階ギャラリーAでは、「ノブ・サチ ゆのん 二人展~風の紡ぎ詩~」が
開かれています。
会期は10月20日(火)までです。

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ノブ・サチさん(1968~)は神戸市出身で、油彩により童話のような可愛いい界を
描いています。

「森のソリスト」
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明るく輝く紅葉の中で、ヴァイオリンのリサイタルを開いています。


ゆのんさんは創作オルゴール作家で、木工によるオルゴールを制作しています。
壁掛け型で、木の味わいを活かした、温かみのある形です。

「ノスタルジア」
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72弁シリンダーオルゴールで、高さは58㎝あり、つまみを回すと、時計の文字盤が
ゆっくり回転し、「ハウルの動く城」のテーマ曲、「人生のメリーゴーランド」が流れます。

***

また、ギャラリーBでは、「経塚真代個展 幾星霜の時を越えて」が開かれています。
会期は同じく10月20日(火)までです。

経塚真代さんは木粉粘土によって少女の人形を制作しています。
首が長く、撫で肩の姿で、ふわっとした、風に晒されたような表情をしています。

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【2020/10/16 19:33】 美術館・博物館 | トラックバック(0) | コメント(0) |
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Author:chariot
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