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「藤田朋一 展 ―NEO TOKYO―」 日本橋髙島屋
日本橋
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日本橋髙島屋美術画廊Xでは「藤田朋一 展 ―NEO TOKYO―」が開かれています。
会期は6月26日(月)までです。

藤田朋一さん(1976~)は千葉県出身で、細い木材やアクリルを使った作品を
制作されています。

「35°41’ 18.0’’ N,139°45’ 16.0’’E―NEO TOKYO―」
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どこかで見たような形だなと思ったら、江戸城でした。
角櫓や御殿も揃っています。
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題名の数字は北緯35度41分18秒 東経139度45分16秒は本丸天守台を表す
緯度経度の数字です。
天守台の位置にも緯度経度が表示されています。
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「東京塔」
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芝増上寺に五重塔があればということで、東京タワーと合体しています。

コラボ作品もあります。

古賀勇人作品「SANCTUARY | urbanized nature No.1575
(Roppongi, Tokyo Japan)」に額装

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現代の東京を写した写真に、唐破風や千鳥破風の付いた額を組み合せています。

加藤美紀作品「宇宙人のあなた」に額装
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不服そうな顔をした火星人を捕まえた女性は石庭に立ち、古典的な額に納まっています。
着物の柄の水紋は石庭の模様と合っています。

伝統文化と現代が融合して、どれも観ていて面白く、きれいな造形の作品です。

2020年に同じ日本橋髙島屋美術画廊Xで開かれた「藤田朋一展」の記事です。


【2023/06/13 18:31】 美術館・博物館 | トラックバック(0) | コメント(0) |
「松樹路人展」銀座日動画廊と「坂東玉三郎 衣裳展」銀座和光
銀座
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銀座の日動画廊では6月19日(月)まで、「画集刊行記念 松樹路人展」が
開かれています。
日曜祝日は休廊です。

松樹路人(1927 - 2017)は北海道出身で、東京美術学校を卒業し、
後に武蔵野美術大学の教授として後進を育てています。

初期の作品は地味な色彩の厚塗りの写実でしたが、藤田嗣治の作品を観たことを
きっかけに大きく作風が変わり、明るい色彩の薄塗りで、遊び心も入ったものに
変わっています。

「蝶と小鳥の巣」
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カーテンや家具にはクラシックな雰囲気があり、フクロウの絵や鳥の巣、蝶などには
幻想味があります。

「M氏の日曜日」 北海道立近代美術館蔵
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画集の表紙の作品です。
家族の肖像で、気球も浮かんでおり、持っているパレットが赤色で洒落ています。

***

銀座和光本館6階のセイコーハウス銀座ホールでは「坂東玉三郎 衣裳展
 四季・自然・生命 ~時の移ろいと自然美~」が開かれています。
会期は6月18日(日)まで、入場は無料です。

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歌舞伎の豪華な舞台衣装10点が展示されています。

「黒紅段織物藤に御所車唐織」
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演目「葵の上」での六条御息所の役の衣装です。
藤の花と源氏物語の車争いの場面を想像させる牛車を織り出しています。
嫉妬に狂う六条御息所の姿を描いた上村松園が描いた「焔」でも、
六条御息所は藤の模様の着物を着ています。

「黒繻子地雪持ち枝垂れ柳に流水鷺縫裲襠」
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演目「廓文章」での扇屋夕霧の衣装です。
雪の夜に伊左衛門と逢う夕霧大夫の打掛は黒地に雪、柳に白鷺が刺繍され、
純な心が伝わります。

どの衣装もとてもあでやかで手間の掛かったつくりで、見とれてしまいます。


【2023/06/11 20:02】 美術館・博物館 | トラックバック(0) | コメント(0) |
東京国立博物館の総合文化展 2023年6月 その3
上野
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5月に展示替えになった東京国立博物館の総合文化展(平常展)の記事を3回に分け、
今日はその3で、令和4年度新収品の一部を記事にします。

「ガラス三連瓶」 地中海東岸 ローマ時代 2世紀
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筒を使って溶けたガラスに息を吹き込んで膨らます吹きガラスの技法は
紀元前1世紀に東地中海地域で開発されています。
吹きガラスで3つを密着させて、1つの瓶を作っています。
サントリー美術館で6月25日まで開かれている「吹きガラス展」でも古代の
吹きガラスが展示されています。

「吹きガラス 妙なるかたち、技の妙」展の記事です。

「袍 紺綾地龍文様刺繡」 中国 清時代 19世紀
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京劇などで皇帝の役の者が着る衣装で、金糸銀糸で龍、蝶、牡丹、蝙蝠、
鶴、桃など、目出度い模様を刺繍しています。
龍は皇帝のみが用いる五本爪ですが、お芝居なので許されるのでしょう。

「紙胎漆塗彩絵華籠」 愛知・万徳寺旧蔵 鎌倉時代 13世紀 重要美術品
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華籠(けご)は仏教の儀式で場を清めるため花弁を散らす散華(さんげ)で用いる籠です。
この華籠は紙を貼り重ねて蓮弁の形に漆で固め、周囲に三鈷杵を描いています。
万徳寺は愛知県稲沢市にある真言宗豊山派の寺院です。

「小袖 染分綸子地小手毬松楓模様」 江戸時代 17世紀 重要文化財
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さまざまな色の糸で刺繍が施され、元は金箔の模様が貼られていた豪華な小袖です。

「衣裳人形 薬玉」 二代平田郷陽 昭和8年(1933)
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蔓桶に乗って薬玉を掲げる女性の姿で、元禄期の髪型や衣装を参考にしたそうです。
薬玉の中には電球が入っていて、光るように作られていました。
人間国宝の人形作家、二代平田郷陽(1903~1981)の作品です。
平田郷陽は人形を芸術として認めてもらうため努力を重ね、人形師として初の
人間国宝(重要無形文化財保持者)に選ばれています。

「木目込人形 子雀」 二代平田郷陽 昭和時代 20世紀
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子どもの着物らしい肩上げや裾のおはしょりも見えます。

「衣裳人形 泣く子」 二代平田郷陽 昭和11年(1936)
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わんわん泣いている子を見事に表現しています。

島津肇子氏寄贈の安藤緑山(1885-1959)の作品も展示されています。

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安藤緑山は牙彫(げちょう)と呼ばれる象牙彫刻を行なう牙彫師で、
野菜や果物の細工を得意とし、素材に着色するという、当時は異端だった
技法を使っています。
その細工は極めて精巧で、本物と見分けが付きません。

「金魚牙彫彩色帯留」 安藤緑山 昭和時代 20世紀
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「ほおずき牙彫彩色帯留」 安藤緑山 昭和時代 20世紀
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「胡瓜牙彫彩色帯留」 安藤緑山 昭和時代 20世紀
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安藤緑山自身の経歴などについては長知られていませんでしたが、三井記念美術館で
開かれた、2014年の「超絶技巧! 明治工芸の粋」展と2017年の「驚異の超絶技巧!
-明治工芸から現代アートまでー」展で作品が展示されたのをきっかけに子孫の方からの
連絡があって、その経歴、業績が知られるようになったそうです。

「超絶技巧! 明治工芸の粋」展の記事です。

「驚異の超絶技巧!-明治工芸から現代アートまでー」展の記事です。



【2023/06/10 20:01】 美術館・博物館 | トラックバック(0) | コメント(0) |
「BLUE TOKAI COFFEE東京ミッドタウン八重洲店」
東京
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東京ミッドタウン八重洲は今年3月にグランドオープンしました。

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3階から地下1階まではショップ&レストランになっています。

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2階には「ヤエスパブリック」があって、どの店舗で購入した食品でも
飲食可能になっています。
アルコール、イタリアン、中華からかき氷まで、色々なメニューを選べます。

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東京駅の八重洲グランルーフが見えます。

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「BLUE TOKAI COFFEE東京ミッドタウン八重洲店」で注文しました。
インドのコーヒーメーカーのお店です。

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本日のコーヒー400円、カフェラテ650円とガレット360円、チョコバウンド320円です。

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ハンドドリップコーヒー600円もあります。
インドというと紅茶をイメージしますが、コーヒー輸出も世界6位です。
ロゴマークもインドの国鳥のインドクジャクで、TOKAIとはクジャクの羽根のことです。

活気があって面白いスペースで、BGMのロックンロールの流れる中の
ひと時を楽しみました。


【2023/06/09 19:14】 お店 | トラックバック(0) | コメント(2) |
東京国立博物館の総合文化展(平常展) 2023年6月 その2
上野
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5月に展示替えになった東京国立博物館の総合文化展(平常展)の記事を3回に分け、
今日はその2で、茶器や武具などを載せます。

「智証大師伝」 平安時代 12世紀 重要文化財
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延暦寺第五世座主で、天台宗寺門派の祖である円珍の伝記です。
三善清行が延暦2年(902)がまとめたものの平安末期の写しです。

茶道具は夏向きの品の展示です。

「彫三島茶碗 銘 木村」 朝鮮時代 16~17世紀
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朝鮮に注文して作られた茶碗です。
夏向きの平茶碗で、三島手という、線や花模様を彫った象嵌の技法が使われています。
外にも花文があるのが珍しく、外花手と呼ばれています。
線に力強さがあり、素朴さと華やかさがあります。

「瀬戸唐津茶碗」 唐津 江戸時代 17世紀
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唐津焼の平茶碗で、釉の具合が志野焼に似ており、志野はかつて瀬戸焼と
されていたので、この名があります。
口縁の鉄釉を鯨の皮、白い肌を肉に見立てて、皮鯨手と呼ばれている意匠です。

「瀬戸釉平水指」 仁清、「仁清」印 江戸時代 17世紀
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仁清得意の薄い造りで、さらりと掛けた鉄釉が景色になっています。
平水指は平たく口の大きな水指で、茶席の客からも水が見えるので、夏によく使われます。

「山吹文真形釜」 芦屋 室町時代 15世紀)
 美術工芸振興佐藤基金蔵 重要美術品

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筑前芦屋で作られた真形(しんなり)釜で、一面に山吹の花を鋳出しています。

「古染付御所車図六角手付鉢」 中国・景徳鎮窯 明時代 17世紀
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日本からの注文による製品です。
茶人好みの形と図柄ですが、お手本を写し損ねて、御所車は変な形をしているし、
人物の冠は閻魔大王のような中国風です。
古染付とは明の天啓年間(1621-27)を中心に焼かれた染付雑器の日本での呼び名で、
釉薬の剥げた虫喰いなどのある素朴で庶民的な味わいが茶の世界で好まれています。

「白濁釉手付鉢」 高取 江戸時代 17世紀 個人蔵
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筑前高取焼の平鉢で」藁灰釉を施した上に掛けた鉄絵が新鮮です。

「熏韋包腹巻」 南北朝~室町時代 14~15世紀
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背中で合わせる腹巻で、札(さね)の板を熏韋(ふすべがわ)で包み、
浅葱色の木綿糸で綴じてあります。
何とも簡素な鎧で、背中の板(押付板)には刀傷が残っています。
南朝の武将、楠木正成と子の正行に従って転戦した恩地左近の所用とされています。

「肩脱二枚胴具足」 安土桃山~江戸時代 16~17世紀
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着物を片肌脱ぎにしたような奇抜な意匠で、鉄板の胴も老人の胸に似せています。
兜も髪の毛の様に獣毛で覆って怖ろしげです。
金箔を貼った札を色々な糸で威した、華やかな甲冑です。

「黒漆大小」 江戸時代 18世紀
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柄は白鮫着の黒糸巻、鞘を黒漆塗とした、品の良い造りです。
鍔は土屋安親、大刀の笄と小柄は桂永寿、小刀の小柄は横谷宗珉の作です。
土屋安親(1670-1744)は庄内藩士の家に生まれた金工家です。
横谷宗珉(1670-1733)は京都出身の金工家で、名工として知られ、落語の
「宗珉の滝」の題材にもなっています。
桂永寿(生没年不詳)は筑後出身の金工家で、横谷宗珉の孫弟子に当たり、
筑後藩有馬家に仕えています。

「打掛 鼠地唐織花文網目繋八橋胡蝶模様」 江戸時代 19世紀
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小袖の上に着る打掛で、裾に綿を入れています。
結婚前の武家女性の日常着と思われます。

「小袖 紫紋縮緬地鯉瀧模様」 江戸時代 19世紀
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五所紋(いつところもん)の小袖で、地模様の縮緬に金糸で鯉の滝昇りを描いています。
紋も入っているので、武家の女性の正式な衣装のようです。

「染付鯉図四方皿」 亀山 江戸時代 19世紀
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白磁を彫って鯉を表し、もう1匹は染付で描いた、面白い意匠です。
亀山焼は長崎市伊良林で文化4年(1807)から慶応元年(1865)まで開かれていた窯で、
創業資金を長崎奉行所から借りて、上質な染付磁器を焼いていました。

「染付唐子図台鉢」 亀山 江戸時代 19世紀
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唐子(からこ)が集まって遊んでいる、中国風の題材です。


【2023/06/08 17:31】 美術館・博物館 | トラックバック(0) | コメント(0) |
東京国立博物館の総合文化展(平常展) 2023年6月 その1
上野
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5月に展示替えになった東京国立博物館の総合文化展(平常展)の記事を3回に分け、
今日はその1で、絵画を載せます。

「般若菩薩像」 鎌倉時代・13世紀 重要文化財
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仏の悟りの智慧である般若を図像化した菩薩像です。
腕が2本の形と6本の形があり、こちらは6本です。
現存する本格的な単独の像として唯一の作とのことです。

「楼閣山水図屏風」 伝 狩野元信 室町時代 16世紀 重要美術品
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中国の文人のあこがれた、俗世を離れた隠遁生活の情景です。
狩野元信周辺で描かれたものとのことです。

「鶴草紙」 上巻 筆者不詳 江戸時代 17世紀
零落した貴族の宰相が鶴を助けます。
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その鶴が女性となって現れ、宰相と結婚します。
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その後、妻となった女性を守護が奪おうとしますが、妻の呼び掛けで集まった
夜叉や鳥獣が守護の軍勢を撃退するというお話です。
紅葉や竜胆の描かれた秋の情景で、金砂子も使った鮮やかな絵巻です。

「風雨渡舟図」 田能村竹田 江戸時代 文政12年(1829)
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客は風雨に驚き、傘を広げ、船頭は蓑を着て櫓を漕いでいます。
田能村竹田はこの題材を良く描いているとのことで、その中でも大作です。
波立つ水面の描写には力があります。

「秋涛奇観図」 春木南湖 江戸時代 文政9年(1826)
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中国の銭塘江で旧暦8月15日に起こる、海水が大きな波となって川を逆流する
大海嘯を描いています。
ブラジルのアマゾン川でポロロッカと呼ばれる現象です。
春木南湖(1759-1839)は伊勢長島藩主の増山雪斎に仕えた文人画家で、
当時は谷文晁と並び称せられていました。

「鰻図」 林十江 江戸時代 19世紀
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躍り出してきた鰻を素早い筆さばきで巧く捉えています。
林十江(1778-1813)は水戸の酒造業の家の生まれで、画才を認められて、
谷文晁の代筆も手掛けています。
奔放な画風で知られ、特に鳥獣画を得意としていました。

「十友双雀図」 渡辺崋山 江戸時代 文政9年(1826) 個人蔵
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10種類の名花を10種類の友になぞらえるという、中国古来の画題です。
清初の画家、惲寿平(うんじゅへい、1633 -1690)の輪郭を用いない木没画法を
研究した作品です。

「蓮鷺図」 高橋草坪 江戸時代 天保2年(1831)
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墨を巧みに使い分け、蓮池に群れる鷺を実に見事に描き出しています。
これだけ大きな画面を描き切っている画力には驚きます。
高橋草坪(1804-1835)は豊後杵築の商家の生まれで、田能村竹田に入門し、
その画才を高く評価されますが、32歳で亡くなっています。


【2023/06/06 19:39】 美術館・博物館 | トラックバック(0) | コメント(2) |
「東京長浜観音堂」 横山神社 馬頭観音像
東京
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日本橋の「東京長浜観音堂」は東京駅八重洲口からさくら通りを進み、
小路を左に入った八重洲セントラルビルの4階にあります。
場所は中央区日本橋2-3-21です。

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観音の里として知られる滋賀県長浜市が、観音をテーマとしてオープンした情報発信拠点で、
長浜に残る観音像を、約1~2か月ごとに入れ替えて展示を行なっています。
開館時間は午前10時から午後6時、入館は無料、休館日は月曜日です。

6月18日までは長浜市高月町横山の横山神社の馬頭観音像が展示されています。

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像高99.6㎝、体をやや前に傾け、三面八臂で、頭上に馬頭をいただいています。
観音像で憤怒の相を見せるのは馬頭観音だけで、その名から馬や動物の守護仏としても
信仰されています。
頭と体幹部はヒノキの一木造りで、内刳りされ、脇の手や持物は後補されています。
頭と体幹部は古い像の表面が荒れていたのを彫りさらえてあります。
動きの無い姿勢、憤怒相でありながら穏やかな表情、左右対称の衣文などから、
平安時代末期、12世紀頃の作風とみられています。

横山神社の馬頭観音像は東京長浜観音堂が上野池之端にあった時に2度、
お越しになったことがあります。

東京長浜観音堂のHPです。


【2023/06/04 19:49】 美術館・博物館 | トラックバック(0) | コメント(0) |
「科博の標本・資料でたどる日本の哺乳類学の軌跡」展 国立科学博物館
上野
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上野の国立科学博物館では企画展「科博の標本・資料でたどる日本の哺乳類学の軌跡」が
開かれています。
会期は8月16日(水)までです。

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2023年は日本で初めて哺乳類を研究する学術団体である日本哺乳類学会が設立されて
100年、ドイツ人医師で博物学者のシーボルト(1796-1866)がオランダ商館医として
来日して200年にあたります。
これを記念して、国立科学博物館の所蔵する哺乳類の標本や資料によって日本の
哺乳類研究の歴史を紹介する展覧会です。

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「日本動物誌(ファウナ・ヤポニカ)」
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シーボルトが日本から持ち帰った動物の標本をオランダのライデンの研究者が
調査した結果をまとめた動物図鑑です。
ファウナ(fauna)はラテン語で、動物全体を表します。

哺乳動物という訳語は江戸時代の蘭学者、宇田川榕菴(1798-1846)の造語です。
酸素、温度、細胞など数多くの用語も宇田川榕菴の造語です。
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「ニホンオオカミの頭骨」
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幕末に奥多摩で収集されたと伝えられています。
ニホンオオカミは20世紀初めに絶滅したものと思われます。
ラベルにNSMT-M26696とあります。
National Museum of Nature and Science, Tsukuba-Mammalの略です。
登録番号の1から99までの標本はすでに失われ、100番は地球館3階に展示されている
この個体の剥製の番号です。

「アジアゾウ」
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ゾウは室町時代の1408年に貿易船に乗って初めて日本に渡来し、江戸時代まで
何度か渡来しています。
明治21年(1888)にタイ国王から贈られたペアの雌で、1893年に死亡した個体です。
登録番号も181番で若いです。

支柱も凝った形をしています。
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「キリン」
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ドイツの動物商からペアの購入を持ち掛けられ、帝国博物館の動物園監督の
石川千代松(1860-1935)が予算を確保しないままで購入し、1907年に到着しています。
翌年にペアは相次いで死亡したため、剥製・骨格標本になったうちの雄のファンジです。

「タイワンザル」
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ニホンザルと近縁の台湾の固有種で、長い尾が特徴です。
1898年7月に台湾南部で捕獲された記録があります。
映画の「パディントン」ではロンドン自然史博物館の剥製部長、ミリセント・クライドが
パディントンを、木に登ったまさにこの形の剥製にしようと企んで、博物館の中で
追い回しています。
パディントンの故郷、ペルーに棲息するクマは気に登ります。

「ボルゾイ」
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旧姫路藩主酒井家当主、酒井忠正伯爵の愛犬だったボルゾイのデューク・オブ・アンド・
ロースチン号(1937-1940)です。
デューク(公爵)は伯爵より2つ上の、爵位の最高位です。

死後に寄贈を受けて、本田晋が剥製を製作しています。
本田晋は渋谷のハチ公像で有名なハチ(1923-1935)の剥製も製作しています。
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「フイリマングース」
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日本哺乳類学会初代会頭を務めた動物学者の渡瀬庄三郎(1862-1929)は
沖縄島や奄美大島のサトウキビ畑のハブやネズミ対策として、天敵と思われた
フイリマングースを放しています。
しかし、固有種のヤンバルクイナやアマミノクロウサギなどを捕食して問題となり、
現在では多額の費用を掛けて駆除を行なっています。
マングースはハブと出逢えば闘いますが、マングースは昼行性、ハブは夜行性で、
出逢う機会は少なく、そもそもマングースはハブを食用にしていません。

多くの研究者の事績も紹介され、日本の哺乳類研究の歴史が分かって、なかなか
面白い展示です。

展覧会のHPです。


【2023/06/03 22:02】 美術館・博物館 | トラックバック(0) | コメント(0) |
「備屋珈琲店恵比寿店」
恵比寿
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「備屋珈琲店恵比寿店」は、恵比寿東口を出て、山手線沿いに南に行った
左側にあります。
場所は渋谷区恵比寿4-4-11 です。

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白と木調のダークブラウンでまとめた、落着いた雰囲気の店内です。

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自家焙煎のコーヒー専門店ですが、和風甘味など、いろいろなメニューもあります。

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棚にはいろいろなカップが飾られています。

右からコールポート(英)、セーブル(仏)、ロイヤルドルトン(英)
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右からドレスデン(独)、セーブル(仏)、マイセン(独)
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右からロイヤルウースター(英)、オールドノリタケ(日)、ウエッジウッドのジャスパー(英)
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備屋流珈琲780円です。

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チョコレートコーティングしたナッツが付いています。
カップはウエッジウッドです。

心地良い苦みがあり、深みのある味でとても美味しいです。

「備屋」の名前は、「すべてが備わっていて、欠けるところが無いもてなし」を
表しているとのことで、店員さんの応対もとてもていねいです。
BGMのクラシックの流れる中で、ゆっくりコーヒーを楽しみました。

以前、「備屋珈琲店恵比寿店」に行った時の記事です。


【2023/06/02 19:12】 お店 | トラックバック(0) | コメント(0) |
「メトロ銀座ギャラリー」 2023年6月
銀座
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東京メトロ銀座駅コンコースには「メトロ銀座ギャラリー」があって、
3面の展示スペースに立体作品が展示されています。


7月19日までは「藝大 Art Journey」展が開かれ、2022年度の東京藝術大学の
卒業・修了作品の中から選ばれた10名の作品が順次、展示されます。

6月18日までは以下の3名の作品の展示です。

おおつきしゅうと 「non-sensu」
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ドローイングから印刷、梱包までの過程を並べています。

ナガオカサトシ 「ナミノコロモ」
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バリ島のヒンドゥー教の文化を取り入れているとのことで、バティックのように
模様が連なっています。

南谷理加 「Untitled #0250」
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腕や手に何か不安を覚えるタトゥーが入っています。


和光のショーウインドウも夏らしい貝のディスプレイになりました。

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【2023/06/01 21:55】 美術館・博物館 | トラックバック(0) | コメント(0) |
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Author:chariot
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