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「聖なる銀 アジアの装身具展」 京橋 LIXILギャラリー
京橋
chariot

京橋のLIXIL:GINZA2階のLIXILギャラリーでは8月25日(土)まで、
「聖なる銀 アジアの装身具展」が開かれています。
場所は中央区京橋 3-6-18 です。
日祝日と8月11-15日は休館日です。
LIXILギャラリーは元のINAXギャラリーで名称変更しています。

銀001


銀はその輝きから魔除の力があるとされ、世界各地で装飾品として愛好されてきました。
特にアジアはそのアイテムの豊富さ、多様性のあるデザインで圧倒しているとのことです。

展覧会では、日本宝飾学院のコレクションによる、アジア各地で19世紀後半から
20世紀末まで実際に使われた銀の装飾品、約270点が展示されています。

細かく凝った細工や地域の特徴のある華やかなデザインは観ていて飽きません。

中国のミャオ族の、薄い板で花や龍などを象った髪飾りはとても繊細です。

西アジアではコーランの一節を書いた護符を入れるケースを首飾りにしたりしています。

オマーンの首飾りには6枚のマリア・テレジア銀貨の付いたものもあります。
マリア・テレジア銀貨はハプスブルグ家のマリア・テレジアの肖像を刻んだ銀貨で、
オーストリアや後にはイタリア、イギリス、フランスなどで発行され、アラビアや
東アフリカで広く流通していました。

銀製品は財産でもあったので、常に身に付けていたために頸や脊髄を痛める女性も
多かったそうです。

民族の伝統文化である銀の装飾品も、現在では近代化にともない姿を消しつつある
というのは残念なことです。

展覧会のHPです。

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【2012/07/20 04:43】 美術館・博物館 | トラックバック(0) | コメント(0) |
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