日本橋
日本橋高島屋美術画廊では12月25日(火)まで、「三瀬夏之介展 空虚五度
-open fifth-」が開かれています。

三瀬夏之介さん(1973~)は奈良県出身の日本画家で、現在、山形県在住です。
三瀬さんは第5回 東山魁夷記念 日経日本画大賞にも入賞し、作品は今年5月に
上野の森美術館で開かれた「日経日本画大賞展」にも展示されていました。
「第5回 東山魁夷記念 日経日本画大賞展」の記事です。
こちらの個展では水墨による作品を中心に約20点が展示されています。
空虚五度とは音楽用語で、三和音から真ん中の音を抜いた完全五度音程のみの
響きの和音で、第三音を欠くために長調、単調いずれの性格も持たず、
不安定であり、空虚であることを示すとのことです。
三瀬さんは昨年、山形交響楽団によるベートーヴェンの第九交響曲を聴き、
魂を揺さぶられるような感動を受け、その体験をきっかけに「空虚五度」という
題名のシリーズを描かれたそうです。
作品はどれも旧約聖書の天地創造の場面に書かれた、天地のまだ別れていない、
文字通りの混沌とした世界を描いています。
蛇がのたうつような雲気が渦巻き、星の光が点々とまたたいています。
すべてを生み出し、すべてを呑み込む混沌の宇宙です。
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日本橋高島屋美術画廊では12月25日(火)まで、「三瀬夏之介展 空虚五度
-open fifth-」が開かれています。

三瀬夏之介さん(1973~)は奈良県出身の日本画家で、現在、山形県在住です。
三瀬さんは第5回 東山魁夷記念 日経日本画大賞にも入賞し、作品は今年5月に
上野の森美術館で開かれた「日経日本画大賞展」にも展示されていました。
「第5回 東山魁夷記念 日経日本画大賞展」の記事です。
こちらの個展では水墨による作品を中心に約20点が展示されています。
空虚五度とは音楽用語で、三和音から真ん中の音を抜いた完全五度音程のみの
響きの和音で、第三音を欠くために長調、単調いずれの性格も持たず、
不安定であり、空虚であることを示すとのことです。
三瀬さんは昨年、山形交響楽団によるベートーヴェンの第九交響曲を聴き、
魂を揺さぶられるような感動を受け、その体験をきっかけに「空虚五度」という
題名のシリーズを描かれたそうです。
作品はどれも旧約聖書の天地創造の場面に書かれた、天地のまだ別れていない、
文字通りの混沌とした世界を描いています。
蛇がのたうつような雲気が渦巻き、星の光が点々とまたたいています。
すべてを生み出し、すべてを呑み込む混沌の宇宙です。
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