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「大恐竜展―ゴビ砂漠の驚異」 国立科学博物館 その1
上野
chariot

上野の国立科学博物館では特別展、「大恐竜展―ゴビ砂漠の驚異」が
開かれています。
会期は2014年2月23日(日)までです。

恐001

内容が多いので、2回に分けて紹介します。

会場は撮影可能です。

モンゴルのゴビ砂漠は1922年から1930年にかけてのアメリカの博物学者、
ロイ・チャップマン・アンドリュースの調査隊の遠征により、数多くの恐竜の
化石が埋もれている地域であることが判明しました。
ゴビ砂漠の恐竜化石は変形が少なく、つながった状態で見つかることが多いのが
特徴とのことです。

プロローグ

まず、アンドリュースの調査隊の資料や保存の良い化石の展示です。

プロトケラトプスの子供の化石
き0201

とても保存状態の良い化石です。

オヴィラプトル類の巣
き0204

き004
卵が輪になって並んでいます。
オヴィラプトルは抱卵していたようです。

サウロロフスの頭骨
き0212

頭の後ろ(右側)に長い突起があります。


約1億1000万年前―プシッタコサウルスの時代
白亜紀前期
き0363


プシッタコサウルス
き0218

角竜類に属します。

イグアノドン類の頭
き0219

き005

ハルピミムス
き0222

原始的なオルニソミモサウルス類に属します。
他の仲間は歯を失いますが、ハルピミムスは下あごにまだ歯を
11本持っていました。


約9000万年前―ガルディミムスたちの時代
白亜紀後期前半
き0365


ガルディミムス
き0227

き0231

き006

植物食に適応するため、歯は完全に無くなって、クチバシに
なっていたようです。

ハドロサウロイド類
き0236

き0238

イグアノドン類からハドロサウルス類への進化の中間段階にあたると
考えられる標本。


約8000万年前―ヴェロキラプトルとプロトケラトプスたちの時代
白亜紀末期
き0367


プロトケラトプス
き0246

角竜類は白亜紀後期になるとプロトケラトプスのようにフリルが発達します。
北アメリカに分布した仲間はトリケラトプスのような大型化したものも現れます。
ゴビ砂漠の角竜はプロトケラトプスのような小型種しか居なかったのか、
まだ大型種が発見されていないのか分かっていません。

ヴェロキラプトル
き0254

き0256

き007

胸の部分に筒状の骨が入っていて、アズダルコ類の翼竜を食べたのではないかと
考えられています。

プロトケラトプスとヴェロキラプトル
き0258

ヴェロキラプトルの前脚をプロトケラトプスが噛んでいる状態で
発見されています。
戦っている最中に砂嵐か何かで、共倒れならぬ共埋もれになったようです。

バガケラトプス
き0267

き001

プロトケラトプスに比べほっそりと華奢なつくりということですが、
これでも十分頑丈そうです。
「バガ」とはモンゴル語で「小さい」という意味です。

サイカニア
き0278

き0279

体中を突起の付いた鎧が覆っています。

これから後の展示は次回に紹介します。


展覧会のHPです。

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【2013/10/28 22:39】 美術館・博物館 | トラックバック(0) | コメント(0) |
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