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「岡田美術館所蔵 琳派名品展」 日本橋三越本店
三越前
chariot

日本橋三越本店では、「岡田美術館所蔵 琳派名品展」が開かれています。
会期は2月2日(月)まで、入場料は一般800円です。

琳派001


岡田美術館は平成25年に箱根小涌谷に開館した東洋美術の美術館で、琳派の作品を
数多く所蔵しています。

俵屋宗達 「明石図」(源氏物語図屏風断簡) 江戸時代前期
琳派003

小品で、光源氏が初めて明石の君を訪ねる場面です。

俵屋宗達下絵・本阿弥光悦緒 柳に波下絵和歌色紙「ほととぎす」 
桃山時代末期~江戸時代初期

琳派008

新古今集に載っている白河院の歌です。

 ほととぎすまだうちとけぬしのびねはこぬ人を待つわれのみぞきく

尾形光琳 「雪松群禽図屏風」 二曲一隻 江戸時代前期
琳派002

冬の浜辺にがやがやと雁や鴨が集まり、青い入江や雪をかぶった松が
面白い形を作っています。

尾形光琳 「菊図屏風」 六曲一双 江戸時代前期
右隻
琳派007

大きな空間を開けて配された菊はデザイン的です。

尾形乾山作・光琳画 「銹絵白梅図角皿」 江戸時代
琳派005

光琳・乾山兄弟の合作です。

伝 尾形光琳 「椿若松蒔絵硯箱」 江戸時代
琳派006

舟橋蒔絵硯箱と同じく、山形に盛り上がっています。

坂井抱一 「月に秋草図屏風」 二曲一隻 江戸時代後期
琳派004

月の光の中の薄、女郎花、桔梗などです。
風も無く、静かに月の光を浴びています。
元は公家の二条家の襖絵として制作されたとのことです。

加山又造 「初月屏風」 六曲一隻 昭和42年
琳派009

現代の琳派です。
破り継ぎや銀線を用いて、雲間の月を表しています。


私は今までいろいろな琳派の作品を観てきましたが、今回は観たことの無い物ばかりでした。
これだけの琳派の作品をまとめて観ることの出来る、貴重な機会です。

岡田美術館のHPです。

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【2015/01/26 19:33】 美術館・博物館 | トラックバック(0) | コメント(0) |
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