fc2ブログ
「フローラ ヤポニカー日本人画家が描いた 日本の植物―」展  国立科学博物館
上野
chariot

上野の国立科学博物館では企画展、「フローラ ヤポニカー日本人画家が描いた
日本の植物―」が開かれています。
日本館1階企画展示室での展示で、会期は12月3日(日)までです。

フローラimg279 (1)


日本列島には約6700種の陸上植物が自生し、そのうち約1800種が日本固有種
とのことです。
英国キュー王立植物園では2016年9月から2017年3月まで、日本人画家の描いた
日本の植物画作品展が開かれました。
展覧会では、この作品展で展示された作品の一部が展示されています。

キリ 石川美枝子
フローラimg279 (2)

中国原産で、軽く丈夫で、箪笥や下駄に使われます。

ウンシュウミカン 宮澤香代子
フローラimg279 (3)

温州と書きますが、柑橘類の名産地だった中国浙江省の温州にちなんでの名前
とのことで、原産地は日本と考えられます。

ホオノキ 小西美恵子
フローラimg279 (4)

花も葉も大きく、葉は香りが良く、殺菌作用もあるので、食物を盛ったり包んだり
するのに使われます。

キュー王立植物園の後任画家、山中麻須美さんの描いた、東日本大震災の
津波に耐えた「奇跡の一本松」も展示されています。


「カーティスのボタニカルマガジン」はキュー王立植物園で働いていたウィリアム・
カーティスが1787年に創刊した植物学専門誌です。
図版がカラー印刷になったのは1949年からで、それまでは銅版画や石版画に
手彩色されていました。
展覧会では日本に自生あるいは栽培されている植物のイラスト原画数点が
展示されています。

アサガオ(1868年)
フローラimg279 (5)

フローラimg279 (6)

アサガオは奈良時代か平安時代に遣唐使が持ち帰っています。
江戸時代に多様な変化を遂げた園芸植物です。

展覧会のHPです。


丸の内のJPタワーの2.3階にある、JPタワー学術文化総合ミュージアム、
インターメディアテク(IMT)でも特別展示、「植物画の黄金時代―英国キュー王立
植物園の精華から」が12月3日まで開かれていて、植物園の所蔵する植物画
28点が展示されています。

img430.jpg


東京大学総合研究博物館と日本郵便株式会社が協働して運営を行なうミュージアムで、
入場は無料です。

関連記事

【2017/11/21 19:22】 美術館・博物館 | トラックバック(0) | コメント(2) |
comment
 
コメントを書く
コメントは承認後に公開されます。ご了承ください。
  • こんにちは。
  • どの絵も実物以上に実物らしい出来栄えです。

    【2017/11/22 07:36】 url[chariot #/8nqih4Y] [ 編集]
  • 植物の細密画に外れ無し
  • この手の画はハズレがありませんね。本当に美しい。

    【2017/11/21 22:19】 url[miss.key #eRuZ.D2c] [ 編集]
    please comment















    管理者にだけ表示を許可する

    trackback
    trackback url ↓
    https://nekoarena.blog.fc2.com/tb.php/3398-00e5bdec

    プロフィール

    chariot

    Author:chariot
    美術館・博物館めぐりとカフェの記事を書いています。

    最近の記事

    最近のコメント

    最近のトラックバック

    カテゴリー

    ブログ内検索

    月別アーカイブ

    リンク

    このブログをリンクに追加する

    RSSフィード


    | ホーム |