明治神宮前
神宮前の太田記念美術館では「明治維新150年 幕末・明治 ―激動する浮世絵」展が
開かれています。
会期は2月25日(日)までです。
70点以上の浮世絵が展示されますが、1月28日(日)までの前期と、 2月2日(金)からの
後期で、全作品が展示替えされます。

歌川芳虎 「信長公延暦寺焼打ノ図」 明治4年(1871)7月
チラシの上の絵です。
慶応4年(1868)の新政府軍と旧幕府を支持する彰義隊との戦い(上野戦争)を描いた、
大判3枚続の錦絵です。
上野広小路側から攻撃する新政府軍(右)と、上野の山に立てこもり、畳を盾にして
応戦する彰義隊(左)です。
明治政府による出版差し止めの可能性に備えて、題名を織田信長の比叡山焼き討ち
(1571年)に借りています。
同じ事件を月岡芳年が明治7年(1874)に描いた錦絵では、題名も「東叡山文珠楼
焼討之図」となっていて、上野戦争であることを示しています。
小林清親 「東京江戸橋之真景」 明治9年(1876)1月
チラシの下の絵で、後期の展示です。
江戸橋は日本橋川に架かる橋で、明治8年(1875)に石橋に架け替えられています。
遠くに明治5年(1872)に完成した国立第一銀行の建物が見え、文明開化で江戸から
大きく変貌する東京を描いています。
他にも、蒸気船など文明開化の諸相、西南戦争を題材にした錦絵や、小林清親が
東京風景を抒情的に描いた作品も展示されています。
展覧会のHPです。
新政府軍の指揮官だった西郷さんの銅像は上野戦争の激戦地の跡に立っています。

その側にある彰義隊戦死者の墓です。

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神宮前の太田記念美術館では「明治維新150年 幕末・明治 ―激動する浮世絵」展が
開かれています。
会期は2月25日(日)までです。
70点以上の浮世絵が展示されますが、1月28日(日)までの前期と、 2月2日(金)からの
後期で、全作品が展示替えされます。

歌川芳虎 「信長公延暦寺焼打ノ図」 明治4年(1871)7月
チラシの上の絵です。
慶応4年(1868)の新政府軍と旧幕府を支持する彰義隊との戦い(上野戦争)を描いた、
大判3枚続の錦絵です。
上野広小路側から攻撃する新政府軍(右)と、上野の山に立てこもり、畳を盾にして
応戦する彰義隊(左)です。
明治政府による出版差し止めの可能性に備えて、題名を織田信長の比叡山焼き討ち
(1571年)に借りています。
同じ事件を月岡芳年が明治7年(1874)に描いた錦絵では、題名も「東叡山文珠楼
焼討之図」となっていて、上野戦争であることを示しています。
小林清親 「東京江戸橋之真景」 明治9年(1876)1月
チラシの下の絵で、後期の展示です。
江戸橋は日本橋川に架かる橋で、明治8年(1875)に石橋に架け替えられています。
遠くに明治5年(1872)に完成した国立第一銀行の建物が見え、文明開化で江戸から
大きく変貌する東京を描いています。
他にも、蒸気船など文明開化の諸相、西南戦争を題材にした錦絵や、小林清親が
東京風景を抒情的に描いた作品も展示されています。
展覧会のHPです。
新政府軍の指揮官だった西郷さんの銅像は上野戦争の激戦地の跡に立っています。

その側にある彰義隊戦死者の墓です。

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