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三鷹市美術ギャラリー 「ラウル・デュフィ展」
三鷹
chariot

三鷹駅南口の三鷹市美術ギャラリーでは6月28日(日)まで「ラウル・デュフィ展」
が開かれています。
期間は6月28日(日)までです。

三鷹駅南口です。

デ1


南口のターミナルです。
左側に中央線が見えます。

デ5


美術館はコラルビルの5階にあります。

デ2


デ6


明るく透明な色彩と、伸び伸びとした線描が特徴のラウル・デュフィ(1877-
1953)の、初期から晩年に掛けての作品、約70点が展示されています。

5番 「自画像」油彩 1904年
印象派風の描き方による若い自画像で、真面目ですが、まだ自信の
なさそうな顔をしています。
デュフィも最初から「デュフィ」ではなかったようです。

6番 「白い帆」油彩 1906年
デュフィの好きな船がテーマですが、フォーヴィズムの影響で、色遣いに
荒々しさがあります。

10番 「フィレンツェの眺め」水彩 1920年
ついにデュフィらしく、自由な線描による絵になってきます。
水彩で伸び伸びと、川沿いの町と森の木々を描いています。

14番 「マルセイユ港のアンフィトリテ(海の女神)」水彩 1925-1930年頃
完全にデュフィの世界になっています。
青い入り江、上る朝日、帆船、蒸気船、地引網、浜辺を散歩する人、建物、
そして中心に海の女神が座っています。
南仏の風景を描いていたデュフィは、地中海世界に親しみを感じるのか、
ギリシャ神話の神々をよく描いています。
線は物の輪郭線としてではなく、自分の命を持って、自由に走っています。

19番 「腰掛の裸婦」油彩 1933年
しっかりしたデッサンで描かれた大きな絵で、裸婦がこちらを向いて軽く
腰掛けています。
右利きのデュフィはわざと左手で描くことで、いわゆる上手い絵を描くことを
避けたということですが、それだけ高い技量があったのでしょう。

22番 「エプソム競馬場の芝生」水彩 1933年頃
26番の「競馬場」まで、競馬や馬のシリーズです。
明るい、浮き浮きするような緑色の中で、馬が自由に駆け回っています。
馬という、動きのある物を巧みに活き活きと捉えています。

27番、28番 「ドーヴィルのレガッタ」油彩 1934年
同じ題名で2枚、ヨットレースを描いています。
青い海に三角の白い帆が並び、リズムのある絵になっています。
岸壁の建築も活き活きとして見えます。

42番 「大オーケストラ」油彩 1946年頃
劇場でオーケストラが演奏しているところです。
客席の手摺、ランプ、バイオリン、チェロは赤色で、華やかな雰囲気を
盛り上げています。
湧き上がる音楽が見えるような気がします。

48番 「五重奏」油彩 1948年頃
今度は五重奏ですが、左側の4人は室内で演奏しているようなのに、
右端の1人だけは舞台で聴衆の前でバイオリンを演奏しているように見える、
不思議な作品です。
デュフィ自身は上流階級の出身ではありませんが、上流階級の好む競馬、
ヨットレース、音楽をよく描いています。

65-74番 「電気の精(10枚組)」リトグラフ 1953年
縦1m、横6mになる大きな作品です。
1937年のパリ万国博の電気館に描いた巨大な壁画の縮小版です。
真中に巨大な発電機、左右に農業や工業、上にはギリシャの神々、
下には古代のアルキメデスから近代のベルまでの科学者たちがびっしりと
描かれています。
それでも、あっさりとした線描と色彩なので、しつこさは無く、何が描いて
あるのだろうと画面を探す楽しさがあります。

デュフィの自由な線描と、特に水彩画のさらりとした色彩には、日本画に
近いものがあり、親しみやすさを感じます。

少年時代は貧しかったり、晩年は関節炎に苦しんだり、第二次大戦中は
フランスがドイツに占領されたりと、決してデュフィの人生は平坦では
なかった筈ですが、それを表に出すことは無く、世界を明るく、肯定的に
描き続けています。

展覧会のHP出品リストです。


デ1

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【2009/06/13 10:11】 美術館・博物館 | トラックバック(0) | コメント(0) |
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