日本橋
日本橋髙島屋美術画廊では「山﨑鈴子展 花に尋ねる」が開かれています。
会期は11月27日(火)までです。
山﨑鈴子さん(1983-)は東京都出身の日本画家で、京都造形芸術大学
大学院博士課程を修了しています。
作風は繊細で写実的で、展覧会では花の絵を中心に展示されています。
「現世図」

横480㎝の大きな作品で、右から左に、蓮の花のつぼみがふくらみ、
大輪の花が咲き、花びらが散り、葉も枯れていく様を描いています。
蓮の花は日本画の伝統的な画題で、季節の移ろいはこの世の無常を表します。
「常世図」


こちらも横480㎝の作品で、霧の中にニ本の松の木が立ち上がり、
間を一匹の黒揚羽が飛んでいます。
松は常世(とこよ)の象徴で、蝶は常世に遊ぶ己れの姿かもしれません。
下村観山の「老松白藤」(1921年)では一匹の熊蜂が飛んでいたのを思い出します。
下村観山の「老松白藤」は広尾の山種美術館で1月20日まで開かれている、
「皇室ゆかりの美術」展に展示されています。
「始まりの朝」

京都造形芸術大学での師、千住博さんに倣った作品で、濃い紫色の空が
明け初めた中に、木々のシルエットが浮かび上がります。
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日本橋髙島屋美術画廊では「山﨑鈴子展 花に尋ねる」が開かれています。
会期は11月27日(火)までです。
山﨑鈴子さん(1983-)は東京都出身の日本画家で、京都造形芸術大学
大学院博士課程を修了しています。
作風は繊細で写実的で、展覧会では花の絵を中心に展示されています。
「現世図」

横480㎝の大きな作品で、右から左に、蓮の花のつぼみがふくらみ、
大輪の花が咲き、花びらが散り、葉も枯れていく様を描いています。
蓮の花は日本画の伝統的な画題で、季節の移ろいはこの世の無常を表します。
「常世図」


こちらも横480㎝の作品で、霧の中にニ本の松の木が立ち上がり、
間を一匹の黒揚羽が飛んでいます。
松は常世(とこよ)の象徴で、蝶は常世に遊ぶ己れの姿かもしれません。
下村観山の「老松白藤」(1921年)では一匹の熊蜂が飛んでいたのを思い出します。
下村観山の「老松白藤」は広尾の山種美術館で1月20日まで開かれている、
「皇室ゆかりの美術」展に展示されています。
「始まりの朝」

京都造形芸術大学での師、千住博さんに倣った作品で、濃い紫色の空が
明け初めた中に、木々のシルエットが浮かび上がります。
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