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「びわ湖長浜KANNON HOUSE」 安念寺の天部形立像・如来形立像(いも観音)
上野
chariot

京成上野駅近くの「びわ湖長浜KANNON HOUSE」に行ってきました。
場所は台東区上野2-14-27で、京成上野駅と不忍池の間にあります。


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観音の里として知られる滋賀県長浜市が、「観音」をテーマとして
2016年の3月にオープンした情報発信拠点で、開館時間は午前10時から午後6時、
入館は無料、休館日は月曜日です。

その長浜市には130体を超える観音像があり、約2か月に1体ずつこちらで
展示しています。

1月22日からは約2か月の予定で、長浜市木之本町黒田の安念寺の
天部形立像・如来形立像(いも観音)が展示されています。

賤ケ岳の麓にある安念寺は奈良時代、神亀3年(726)の草創とされ、
元は天台宗の寺院でしたが、現在は無住です。
元亀2年(1571)の織田信長による比叡山焼き討ちの際に堂宇は焼失しますが、
諸仏は田に埋めて隠しています。
後に江戸時代の文政年間に掘り出されますが、長い間土に埋まっていたため、
かなり朽ちて痛ましい姿となってしまいました。
疱瘡や皮膚病に効験のある「身代わり観音」として信仰され、昭和の初めまでは
夏に子どもたちがこの仏様を余呉川に浮かべて水遊びをしていたそうです。
17体ありましたが、盗難のため現在は10体が残り、いも観音と呼ばれ、
集落の人たちによって守られています。

向かって右 如来形立像 平安時代 木造 彫眼 像高93.0cm
左 天部形立像 平安時代 木造 彫眼 像高95.5cm
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ヒノキの一木造りで、平安後期、11世紀の作と推定されるそうです。
当初の尊名は不明ですが、左の像は脚を広げた動的な形をしており、
天部衆と思われます。

高月町唐川の日吉神社(赤後寺)に伝わる重要文化財の千手観音立像も
羽柴秀吉と柴田勝家が戦った賤ヶ岳の戦い(1583年)の兵火を免れるため、
川に沈めて守ったこともあるそうです。
戦国時代の近江は幾度も激しい戦いのあった所であり、仏様も受難の時代
だったようです。
 
高月町唐川の千手観音立像は安念寺のいも観音像と共に、2014年に
東京藝術大学大学美術館で開かれた、「観音の里の祈りとくらし展
-びわ湖・長浜のホトケたち-」に展示されていました。

「観音の里の祈りとくらし展-びわ湖・長浜のホトケたち-」の記事です。


前回のlびわ湖長浜KANNON HOUSEの記事です。

「びわ湖長浜KANNON HOUSE」のHPです。

3月19日からは日吉神社の十一面観音坐像が展示される予定です。

不忍池の蓮は枯れ、刈り取りが始まりました。

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ユリカモメが止まっています。

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【2019/02/23 20:40】 美術館・博物館 | トラックバック(0) | コメント(0) |
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