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「三井家のおひなさま」展 日本橋 三井記念美術館 2019年
三越前
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日本橋の三井記念美術館では「三井家のおひなさま」展が開かれています。
会期は4月7日(日)までです。

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「立雛」 文化12年(1815)
三井苞子(北三井家十代・高棟夫人)旧蔵
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災厄を託して海や川に流す人形(ひとがた)から発展した形です。
松は男、藤は女、撫子は子どもを表しています。
金地に緑と赤の華やかで上品な色彩です。

「雛人形・雛道具段飾り」 五世大木平藏 昭和9年(1934)
展示室の正面には赤い毛氈に人形、諸道具の段飾りがずらりと飾られています。
浅野久子氏(北三井家十一代・高公長女)の寄贈品です。
三人官女ならぬ五人官女という豪華さです。


「紫宸殿雛人形」 五世大木平藏 昭和9年(1934)
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浅野久子氏(北三井家十一代・高公長女)の寄贈品です。
久子氏の初節句に祖父の三井高棟より贈られた品です。

「内裏雛」 三世大木平藏製 明治28 年(1895)
三005

三井苞子(北三井家十代・高棟夫人)旧蔵
内裏雛は江戸の人形師、原舟月の考案した写実的なお雛様で、
瞳にガラスや水晶が入っています。
私たちが見慣れている現代のお雛様はこの内裏雛の系統です。


「次郎左衛門雛」 二代永徳齋 明治~大正時代
三井鋹子(北三井家十一代・高公夫人)旧蔵
三004

次郎左衛門雛は丸顔の引目鉤鼻が特徴で、幕府御用も勤めた京の人形師の
雛屋次郎左衛門が創めたとされています。
江戸後期に江戸で流行し、公家や諸大名家では雛人形の本流とされたそうです。


特別展示は「人間国宝・平田郷陽の市松人形」です。

二代平田郷陽(1903~1981)は人形を芸術として認めてもらうため努力を重ね、
帝展への出品も果たしています。
昭和30年(1955)には重要無形文化財保持者(人間国宝)に指定されています。

「市松人形 銘つぼみ」 五世大木平藏製・二代平田郷陽作 昭和7年(1932) 
三008

市松人形は着せ替え人形で、東人形、京人形とも呼ばれていました。
振袖の模様は御所車に牡丹、桜、菊など、帯は鳳凰や桜です。
振り返っているしぐさが自然で可愛く、平田郷陽の工夫が表れています。

「丸平好み 市松人形 上巳」 平田郷陽作 昭和時代初期・20世紀 丸平文庫蔵
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3月3日の桃の節句です。
丸平とは京都の丸平大木人形店のことで、当主は代々、大木平藏を名乗っています。
平田郷陽は若い頃、丸平大木人形店に人形を納め、丸平が衣装を着せていました。

「丸平好み 市松人形 重陽」 平田郷陽作 昭和時代初期・20世紀 丸平文庫蔵
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9月9日の菊の節句です。

「丸平好み 市松人形 雪月花の謡」 平田郷陽作 昭和時代初期・20世紀 丸平文庫蔵
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雪月花は白居易の詩に由来する言葉です。

三井記念美術館のおひなさまの展覧会が始まると、いよいよ春の始まりです。

展覧会のHPです。


次回の展覧会は「円覚寺の至宝」展です。
会期は4月20日(土)から6月23日(日)までです。

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【2019/02/26 19:15】 美術館・博物館 | トラックバック(0) | コメント(0) |
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