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「第74回春の院展」 日本橋三越本店
三越前
chariot

日本橋三越本店では、「第74回春の院展」が開かれていて、
約300点が展示されています。
会期は4月8日(月)まで、入場料は一般・大学生800円です。
春の院展の作品は秋の院展に比べ、一回り小さいサイズです。

院展img687 (7)


「吉兆(白鷹)」 今井珠泉
院展img698 (2)

全作品集の表紙絵です。

「映る」 小田野尚之
院展img698 (1)

田植え前の水を張った水田に線路の土手や電柱が映っています。

「山茶花の小径」 倉島重友
院展img698 (3)

子犬も一緒になって、サザンカの散った花と遊んでいます。

「古池や」 齋藤満栄
院展img698 (5)

コウホネの花の咲く水辺に蛙が2匹いるのが見えます。

「地球照」 清水由朗
院展img698 (4)

地球照は太陽の光が地球に反射し、それが月の欠けている部分を
薄く照らすことをいいます。
細い有明月が水面を照らしています。

「かくや月・赤染衛門」 高橋天山
院展img687 (6)

中秋の名月を詠んだ赤染衛門の歌に拠っています。

  今宵こそ世にある人はゆかしけれいずこもかくや月を見るらん

「月の王宮」 西田俊英
院展img687 (5)

月夜に王宮のきざはしを悠然と歩くインド孔雀と白孔雀です。
孔雀は西田さんの好きな題材です。

***

本館6階では日本美術院同人小品展も開かれています。

「天馬のいる風景」 髙島圭史
院展img687 (4)

花と玩具と天球図が合わさった、夢幻的な情景です。

「バラ静物」 那波多目功一
院展img687 (3)

赤と白の対比が鮮やかです。

「月兎」 西田俊英
院展img687 (1)

萩やゼンマイの茂る野で、兎が満月から注ぐ光に照らされています。

「光の窓」 宮北千織
院展img687 (2)

ステンドグラスの光を背に女性の姿が浮かび上がっています。

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【2019/04/02 19:20】 美術館・博物館 | トラックバック(0) | コメント(2) |
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  • こんにちは。
  • 孔雀は豪奢な佇まいで、南国の雰囲気にふさわしい鳥です。
    羽根を広げた孔雀も描いた作品も観たいものです。

    【2019/04/04 07:47】 url[chariot #/8nqih4Y] [ 編集]
  • 春の院展
  • 西田俊英さんの孔雀、白とインドどちらが王のつもりなのでしよか。傲然たる目、確りと踏みしめた足、強そうですね。

    【2019/04/03 22:58】 url[マサちゃん #-] [ 編集]
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