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「ルート・ブリュック 蝶の軌跡」展 東京ステーションギャラリー
東京
chariot

東京駅の東京ステーションギャラリーでは、「ルート・ブリュック 蝶の軌跡」展が
開かれています。
会期は6月16日(日)までです。

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フィンランドを代表するデザイナー、ルート・ブリュック(1916−1999)を紹介する展覧会です。

私の行った時は会場内はすべて撮影可能でしたが、現在は3階のみ撮影可能、
2階は撮影禁止になっています。

ルート・ブリュックは1942年からフィンランドのアラビア製陶所の美術部門に勤め、
陶板などを使って多彩な作品を生み出しています。

「結婚式」 1944年
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優しい、童話のような世界です。
塗った絵具を掻き落として描く技法に拠っています。

「鳥籠」 1947年
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シャガールを思わせます。

「鳥」 1950年代
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「魚の皿」 1953-1954年
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石膏に絵を彫り込んで型を作り、泥漿を流し込んで、彫った部分を凸形に浮かび上がらせ、
その内側に釉薬を塗る、鋳込み成形という技法を研究しています。

「最後の晩餐」
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1951年のミラノ・トリエンナーレでグランプリを獲得した作品の一部です。
ルート・ブリュックは宗教的なテーマをよく取り上げています。

「ヴェネチアの宮殿」 1953年
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ドゥカーレ宮殿のようです。

「蝶の研究者」 1950年
ルIMG_1307

画家で蝶の研究者だった父のフェリクスが蝶の標本を持っています。
ルート・ブリュック にとって蝶は大事なテーマとなっています。

「蝶」 1957年
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父の亡くなった年に制作されています。
複数の陶板を組合わせる60年代の技法の先駆けともなっています。

「都市」 1958年
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代表作で、陶板と立体の組合せによって、都市の景観を表しています。

「レリーフ(アダムとイヴ」 1960年代初期
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金も使われています。

「ソーホー」 1968年
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黒を基調にして、いろいろな形と大きさの陶板を組合わせています。

「色づいた太陽」 1969年
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こちらは白が基調です。

「スイスタモ」 1969年
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スイスタモはカレリアのラドガ湖の北にあり、フィンランド領でしたが、
ソ連との戦争の結果、1944年にソ連に割譲されました。

「レリーフ」 1970年代
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楽しい色遣いです。

「木」 1978-1980年
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重厚な出来栄えです。
これを大きくした作品がフィンランド銀行のロビーに設置されているそうです。

「春の雨」 1981年
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温かく優しそうな雨です。

「水辺の摩天楼」 1983年
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水に映る摩天楼も表現されています。

テキスタイル「セイタ」 1960年代後半
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セイタシリーズというテキスタイルも手掛けています。
染めた糸を織っています。

糸の色見本
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作風の変化も興味深く、特に後期の陶板を組合わせた作品は見応えがあります。
フィンランド・デザインは有名ですが、もう一つ知ることが出来ました。

展覧会のHPです。

2012年にサントリー美術館で開かれた「森と湖の国 フィンランド・デザイン」展の記事です。

2016年にBunkamuraザ・ミュージアムで開かれた「マリメッコ展」の記事です。


次回の展覧会は、「メスキータ展」です。
会期は6月29日(土)から8月18日(日)までです。

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【2019/05/25 18:43】 美術館・博物館 | トラックバック(0) | コメント(0) |
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