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葛飾北斎の描いた厄除けの絵
両国
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新型コロナウイルスが猛威を振るっています。
そこで疫病退散を願って、葛飾北斎の描いた、疫病神を退治する絵を載せます。


「須佐之男命厄神退治之図」(復元) 弘化2年(1845) すみだ北斎美術館
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横276㎝の大作で、北斎86歳の作品を復元したものです。
向島の牛嶋神社に奉納した絵で、須佐之男命が厄神たちに二度と疫病を
起こさないと誓わせています。
牛嶋神社は須佐之男命を祭神としています。
関東大震災で焼失してしまいましが、白黒写真を基に大変な努力を重ねて、
推定復元したものです。
右の白い袋を担いでいるのはインフルエンザ、真ん中の背中を見せて
右を向いているのは梅毒と思われるとのことです。

すみだ北斎美術館は葛飾北斎を記念して、2016年に墨田区の開設した美術館です。

ほIMG_0402

葛飾北斎(1760-1849)は葛飾郡本所割下水(現在の墨田区亀沢)で生まれ、
生涯に93回、引越しを繰り返しながら、ほとんどの期間を墨田区で過ごしています。
妹島和世建築設計事務所の設計で、4階建て、スリットを入れて四方どこからでも
入れるようになっています。


「弘法大師修法図」 弘化年間(1844~47) 西新井大師總持寺
北斎img473 (6)

横2m以上の大きな掛軸で、近辺に疫病が流行っていた時、弘法大師空海が訪れ、
法力により疫病を鎮めたという逸話を描いています。
弘法大師が疫病神を調伏しているところで、疫病神は棒に手を巻き付けて持ち、
犬は茸の生えた古木に巻き付き、吠えて対峙しています。
黒い背景の中で三者が浮かび上がり、画面も右に傾き、バロック的な躍動感のある
力作です。


「鐘馗図」 寛政5~6年(1793~94) 島根県立美術館
北斎img473 (14)

初期の名である春朗の落款のある現存唯一の作品です。
赤い鐘馗が鬼を掴んで退治していて、上から覆いかぶさってくる姿に迫力があります。
鐘馗は唐の玄宗皇帝の夢に現れ、小鬼を退治したので、玄宗の病が治ったという
逸話があります。
そこで、鐘馗の像は厄除けとして好まれるようになったということです。

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【2020/04/17 19:13】 美術館・博物館 | トラックバック(0) | コメント(0) |
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