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「皐月,水無月,文月~夏めく日本」展 宮内庁三の丸尚蔵館
大手町
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大手町の宮内庁三の丸尚蔵館では臨時企画展示、「皐月,水無月,文月
~夏めく日本」展が開かれています。
会期は7月12日(日)まで、休館日は毎週月曜日・金曜日、入館は無料です。

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皐月(さつき)、水無月(みなづき)、文月(ふづき、ふみづき)は旧暦の
五月、六月、七月をいい、夏の季節に当たります。
夏にちなんだ作品、17点が展示されています。

「唐子睡眠図」 長沢芦雪 江戸時代中期(18世紀)
円山008

赤い腹掛けをして昼寝している男の子です。
描線の太さや濃さに変化を付けていて、団子鼻に可愛さがあります。
長沢芦雪(1754-1799)は円山応挙の弟子で、応門十哲に数えられています。
師の応挙とは異なる奔放な画風で有名ですが、この作品はおだやかな写実です。

「朝顔狗子図」  山口素絢 寛政4年(1792)
円山009

犬は春に生まれることが多いので、朝顔の咲く頃は元気な子犬になっています。
可愛らしい子犬は円山応挙の得意とした画題で、以後の円山派に受け継がれています。
山口素絢(やまぐちそけん)(1759-1818)は応挙の弟子で、応門十哲に
数えられています。

「古筆短冊手鑑」 室町~江戸時代(15~18世紀)
歴史上の人物が書いた和歌の短冊を集めた冊子で、前田家当主、前田利為から
大正天皇に献上された品です。
開かれたページは徳川家康、秀忠、家光、豊臣秀吉、秀次、秀頼、明智光秀、
次いで足利歴代将軍の短冊が並んでいます。

戦国武将は他にもあって良い筈なのに、なぜ明智光秀が入っているのなのだろうと
不思議に思いましたが、気が付きました。
明智光秀は天正10年6月2日に本能寺で織田信長を討った後、6月13日に山﨑の戦いで
羽柴秀吉に敗れるまで、ごく短い期間ですが、一応は天下様でした。
この手鑑の編集者は明智光秀も天下様の一人と認識していた訳です。

明智光秀の句としては本能寺の変の直前に愛宕山で催した連歌の会での発句、
「ときは今 あめが下しる 五月かな」が有名ですが、手鑑に載っているのは
七夕を詠んだ和歌です。

他に竹内栖鳳、宇田荻邨、板谷波山などの作品も展示されています。

展覧会のHPです。

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【2020/06/09 10:35】 美術館・博物館 | トラックバック(0) | コメント(0) |
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