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「オラファー・エリアソン ときに川は橋となる」展 東京都現代美術館
清澄白河
chariot

東京都現代美術館では、「オラファー・エリアソン ときに川は橋となる」展が開かれています。
会期は9月27日(日)までです。

新型コロナウイルスによる規制が緩和されてきたので、現代美術館でもいろいろな
展覧会が始まっています。
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会期が延長され、9月27日(日)までになりました。
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オラファー・エリアソンさん(1967~)はアイスランド系デンマーク人で、写真や
インスタレーションなどによる表現活動を行なっています。
気候変動や再生可能エネルギーへの関心が強いということで、「ときに川は橋となる」という
タイトルは、まだ明確でないものも確かに目に見えるようになる、という意味だそうです。

「グリーン・リバー」 1998年
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無害の蛍光染料を北欧やアメリカ、日本の川に流して撮影しています。

「ベルリンの流木」 2009年
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シベリアからアイスランドに流れ着いた50本の流木をベルリンの街角に置いています。
まるで流木がベルリンにまで流れ着いたようです。

「アイス・ウオッチ」 2014年
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地質学者との共同プロジェクトで、グリーンランドの氷河から海に落ちた氷の塊を
コペンハーゲン、パリ、ロンドンの街角に置いています。
温暖化の影響で、北極圏の氷河の氷はかなり海に流れ出しているようです。

「溶ける氷河のシリーズ 1999/2019」 2019年
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20年間の氷河の後退を写したシリーズです。
左の写真に比べ右は氷河が後退しているのが分かります。
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ヨーロッパでは氷河の後退は地球温暖化の象徴の一つでしょう。

「おそれてる?」 2004年
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色の違う丸いフィルターが吊るしてあって、それらがゆっくり回ると壁に映る光も動きます。
違う光が重なると色も変わります。

「太陽の中心への探査」 2017年
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吊るした透明な物体からの光が壁や床に映り、色も変化していきます。

「人間を超えたレゾネーター」 2019年
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ランプからの光が同心円状の違う色の輪になって、映っています。

「あなたに今起きていること、起きたこと、これから起きること」 2020年
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ライトの前を人が通ると、その影が幾つも重なるようにして壁に映ります。

「ときに川は橋となる」 2020年
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大きな円形のインスタレーションで、水面に当たる光が反射して中空の壁に当たり、
さまざまな形をつくっています。

光、水、氷などを素材としている作品が多いのが特徴です。
オラファー・エリアソンさんは環境問題に関心の強いアーティストということですが、
作品はそれ自体、新鮮で面白く、見応えのある展覧会です。

展覧会のHPです。

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【2020/06/18 17:45】 美術館・博物館 | トラックバック(0) | コメント(0) |
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