京橋・東京
京橋のアーティゾン美術館では石橋財団コレクション選の特集コーナー展示として、
新収蔵作品を含むパウル・クレーの作品も展示されています。
「ジャム・セッション 石橋財団コレクション×鴻池朋子 鴻池朋子 ちゅうがえり」と
併せての展示で、会期は10月25日(日)までです。
アーティゾン美術館は2019年にパウル・クレー(1879-1940)の 24 点の作品を
まとめて収蔵しています。
これらは個人のコレクションで、既収蔵の「島」と併せ、25点が展示されていて、
見応えのある展示になっています。
「ストロベリーハウスの建築工事」 油彩 1921年

「少女−振動」 水彩、インク 1923年

「羊飼い」 油彩 1929年

「踏切警手の庭」 パステル 1934年

展示のHPです。
同じく石橋財団コレクション選の特集コーナー展示として、印象派の女性画家である
メアリー・カサット、ベルト・モリゾ、エヴァ・ゴンザレス、マリー・ブラックモンの作品5点も
展示されています。
以下は新収蔵作品の展示の時に撮影した写真です。
ベルト・モリゾ 「バルコニーの女と子ども」 1872年

二人はセーヌ川を眺めていて、遠くのドームはナポレオンの葬られている
アンヴァリッド(廃兵院)です。
モデルは姉のエドマ・ポンティヨン、あるいはもう一人の姉妹、イヴ・ゴビヤールと推定され、
子どもはイヴの娘、ポール・ゴビヤールとのことです。
マネに絵を習ったので、女性の黒いドレスなど、マネを思わせるところがあります。
メアリー・カサット 「日光浴(浴後)」 1901年

メアリー・カサットの好んで描いた母子像です。
日の光を感じる明るい色調で、シャクナゲのような花と縞のガウンが華やかです。
メアリー・カサット 「娘に読み聞かせるオーガスタ」 1910年

メアリー・カサットは50歳でパリの北のメニル=テリビュに館を購入しています。
その庭で描いたもので、緑とピンクで明るくまとめ、気取りの無い日常の情景を
捉えています。
2016年に横浜美術館で開かれた「メアリー・カサット」展の記事です。
展示のHPです。
コレクション展示には円山応挙の作品も展示されています。
「竹に狗子波に鴨図襖」 円山応挙 江戸時代 18世紀

展示コーナーは作品保護のため、照明を暗くしてあり、8面のうち「竹に狗子」の4面が
展示されています。
応挙得意の子犬たちがじゃれ合っています。



「牡丹孔雀図屏風」 円山応挙 1781年


子犬と並んで人気のあった孔雀の絵で、細密な写実が活きています。
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京橋のアーティゾン美術館では石橋財団コレクション選の特集コーナー展示として、
新収蔵作品を含むパウル・クレーの作品も展示されています。
「ジャム・セッション 石橋財団コレクション×鴻池朋子 鴻池朋子 ちゅうがえり」と
併せての展示で、会期は10月25日(日)までです。
アーティゾン美術館は2019年にパウル・クレー(1879-1940)の 24 点の作品を
まとめて収蔵しています。
これらは個人のコレクションで、既収蔵の「島」と併せ、25点が展示されていて、
見応えのある展示になっています。
「ストロベリーハウスの建築工事」 油彩 1921年

「少女−振動」 水彩、インク 1923年

「羊飼い」 油彩 1929年

「踏切警手の庭」 パステル 1934年

展示のHPです。
同じく石橋財団コレクション選の特集コーナー展示として、印象派の女性画家である
メアリー・カサット、ベルト・モリゾ、エヴァ・ゴンザレス、マリー・ブラックモンの作品5点も
展示されています。
以下は新収蔵作品の展示の時に撮影した写真です。
ベルト・モリゾ 「バルコニーの女と子ども」 1872年

二人はセーヌ川を眺めていて、遠くのドームはナポレオンの葬られている
アンヴァリッド(廃兵院)です。
モデルは姉のエドマ・ポンティヨン、あるいはもう一人の姉妹、イヴ・ゴビヤールと推定され、
子どもはイヴの娘、ポール・ゴビヤールとのことです。
マネに絵を習ったので、女性の黒いドレスなど、マネを思わせるところがあります。
メアリー・カサット 「日光浴(浴後)」 1901年

メアリー・カサットの好んで描いた母子像です。
日の光を感じる明るい色調で、シャクナゲのような花と縞のガウンが華やかです。
メアリー・カサット 「娘に読み聞かせるオーガスタ」 1910年

メアリー・カサットは50歳でパリの北のメニル=テリビュに館を購入しています。
その庭で描いたもので、緑とピンクで明るくまとめ、気取りの無い日常の情景を
捉えています。
2016年に横浜美術館で開かれた「メアリー・カサット」展の記事です。
展示のHPです。
コレクション展示には円山応挙の作品も展示されています。
「竹に狗子波に鴨図襖」 円山応挙 江戸時代 18世紀

展示コーナーは作品保護のため、照明を暗くしてあり、8面のうち「竹に狗子」の4面が
展示されています。
応挙得意の子犬たちがじゃれ合っています。



「牡丹孔雀図屏風」 円山応挙 1781年


子犬と並んで人気のあった孔雀の絵で、細密な写実が活きています。
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