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「再興第105回 院展」 上野 東京都美術館
上野
chariot

上野の東京都美術館では、「再興第105回 院展」が開かれています。
会期は9月17日(木)までです。
17日は正午までの入場、午後1時閉場です。

院展img224 (3)

目録の表紙や入場券の絵は今井珠泉、「鶴」です。

以下は同人の作品です。

小田野尚之 「風 止む」
院展img224 (2)

大分県玖珠町の豊後機関庫で、1971年に廃止され、現在は公園として
整備されています。
田植え直前の水田に水が張られた時を待って取材したそうで、風が止み、
建物が水面に映る光景が描かれています。

高橋天山 「雪の華・浮舟」
院展img224 (1)

源氏物語宇治十帖の匂宮が浮舟を連れ出して雪の中、小舟で宇治川を
渡っているところです。
優美な描き振りですが、斬新な構図です。
左右は土佐光吉(1539~1613)に倣っているとのことです。

西田俊英 「華は根っこあってこそーあしかがの大藤―」
院展img224 (4)

栃木県足利市のあしかがフラワーパークの藤です。
地中の根は地上の枝より広がり、地中のエネルギーを吸い上げ、花として
解放していることを描いているそうです。
かたまりとなった根が一度、幹に集まり、枝となって再び大きく広がり、
雨のように花が咲く様はシュルレアリスムの趣きがあります。

番場三雄 「晩鐘」
院展img224 (5)

番場さんの住む山形県と宮城県にまたがる蔵王山熊野岳の頂上のガレ場に、
チベットのヤクと女性を組合わせたとのことです。
女性は密教の法具、金剛鈴を持っています。
毛の一本一本まで描かれたヤクに存在感があります。

2011年の東日本大震災の時は関連した作品が幾つもありましたが、新型コロナを
題材にした物は無くて、情景の中にマスクが見られる作品が数点ある程度でした。
守屋亜矢子さんの「お留守番」は、お父さんと赤ちゃんが昼寝していて、
ベビー服やおもちゃが散らかっている中にマスクもある、微笑ましい絵です。

2019年の「再興第104回 院展」の記事です。

院展のHPです。

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【2020/09/04 20:25】 美術館・博物館 | トラックバック(0) | コメント(2) |
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  • こんばんは。
  • 西田さんの絵は思い切った構成で、今回も迫力があります。
    わだかまる根と降り注ぐ花の対照も見事です。
    毎年、院展に行く楽しみの一つになっています。

    【2020/09/07 20:26】 url[chariot #/8nqih4Y] [ 編集]
  • 再興院展
  • 西田俊英さんの藤綺麗でしたね。正面から見て幹の力強さに見とれ、少し向こうから振り返ると絵の中で時間が経過した様に色が変わって見え驚きました。新しい代表作になりそう。

    【2020/09/07 12:07】 url[マサちゃん #-] [ 編集]
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