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「博物館に初もうで」 東京国立博物館 2022年 その1
上野
chariot

上野の東京国立博物館で開かれている新年恒例の「博物館に初もうで」に
今年も行ってきました。
会期は1月30日(日)まで、入館には予約が必要です。
記事は3回に分けて書き、今日はその1です。

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本館正面階段の今年の活け花は新生流の山根由美さんです。
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今年の干支の寅にちなんで虎を題材にした作品が展示されています。
会場内は一部を除き、撮影可能です。

「錞于(じゅんう)」 中国戦国時代・前5~前3世紀
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虎のお腹に紐を通し、吊るして叩く打楽器です。

「白虎文軒丸瓦」 推定中国陝西省西安市出土 前漢~新時代・1世紀
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前漢を滅ぼした新の王莽(前45 -後 23)が建てた、曽祖父を祀る廟の軒を飾る
瓦と推定されています。
東西南北を守る青龍・白虎・朱雀・玄武のうちの白虎です。
王莽は儒教を重んじましたが、理想にこだわり過ぎたたため、反乱を起こされ
殺されて、新は1代で終わっています。
儒教は孝を重んじるので、王莽も曽祖父の廟を建てたのでしょうか。

「白釉鉄絵虎形枕」 磁州窯 金~元時代・12~13世紀
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虎は魔除けの意味があり、悪夢から守ってくれます。

「青花虎文皿」 景徳鎮窯 明時代・17世紀
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明時代の末、日本からの注文で製作され、茶人に好まれました。
虎というより猫のようなユーモラスな姿です。

「青花辰砂虎鵲文面取瓶」 朝鮮出土 朝鮮時代・19~20世紀
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青花(染付)の長閑な描き振りです。
朝鮮時代の作品はこの緩さが魅力です。

「色絵金襴手龍虎図大瓶」 竹内吟秋 明治25年(1892)
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九谷焼の華やかな金襴手で、輸出用の一対の作品の片方です。

「陣羽織 白呉絽服連地虎模様描絵」 江戸時代・19世紀
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陣羽織は鎧の上に着るので、強そうな柄が好まれました。

「火事羽織 紺木綿地刺子龍虎模様」 江戸時代・19世紀
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町火消が火事の時に着る羽織で、厚い木綿地に虎と雨をもたらす龍を描いています。

「龍虎図屏風」 曽我直庵 安土桃山~江戸時代・17世紀
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曽我直庵(?- 慶長年間没)は安土桃山時代から江戸時代初期にかけての
優れた絵師ですが、経歴はよく分かっていません。

「老子龍虎図」 岩佐又兵衛筆 江戸時代・17世紀
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元は福井の豪商の金屋家の所蔵の「金谷屏風」と呼ばれた6曲1双の屏風に
12枚の絵を貼ってあったものが、明治時代に別々に剥がされたうちの3幅です。

「虎図」 円山応挙 江戸時代・明和2年(1765)頃
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巌頭で足を踏ん張る虎を手早く描いています。
落款に応挙の号の一つ、平安仙嶺が書かれています。

「龍虎図下絵」 橋本雅邦 明治32年(1899)頃
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従来の日本画を超えて写実的に描くため、動物園に通って虎を写生しています。

(参考)
橋本雅邦 「龍虎図屏風」 明治28年(1895) 
 東京・静嘉堂文庫美術館 重要文化財
院017


「博物館獣譜」 博物局編 江戸~明治時代・19世紀
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明治時代に当時の帝国博物館が江戸時代の博物図を解体して貼ってあります。
トラは万延2年(1861)にアメリカからやって来たトラを写したものです。

「諸獣図」 江戸時代・19世紀
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展示の締めくくりは虎の親戚の猫で、花猫と書かれています。
花猫とは三毛猫のことです。

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【2022/01/08 19:03】 美術館・博物館 | トラックバック(0) | コメント(0) |
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