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「メトロポリタン美術館展 西洋絵画の500年」 その4 国立新美術館
乃木坂
chariot

六本木の国立新美術館で開かれている「メトロポリタン美術館展 西洋絵画の500年」の
記事、その4です。
会期は5月30日(月)まで、火曜日は休館日です。

今回は最後で第4回、印象派などの作品です。

ジョゼフ・マロード・ウィリアム・ターナー
「ヴェネツィア、サンタ・マリア・デッラ・サルーテ聖堂の前廊から望む」 1835年頃

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色彩の濃淡が効果的に使われていて、青い空が大きく広がり、船の影は水に
溶け込むように映っています。
ターナーはイタリア旅行で大きな感銘を受け、特にヴェネツィアにはその後も
何度も訪れているそうです。

ギュスターヴ・クールベ 「漁船」 1865年
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クールベは海の景色を好み、よく描いています。

ジャン=レオン・ジェローム 「ピュグマリオンとガラテア」 1890年頃
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ギリシャ神話のお話で、ピュグマリオンは自分の彫った理想の女性ガラテアの彫刻
に恋してしまい、憐れんだ女神アフロディテは彫刻に生命を与え、ピグマリオンは
ガラテアと結ばれます。
ミュージカルや映画の「マイ・フェア・レディ」はこのお話を元にしています。
ガラテアの足はまだ白い石ですが、上半身は人間になっています。
ジャン=レオン・ジェローム(1824 - 1904)はフランスの新古典主義の画家で、
歴史や神話などを描いています。

カミーユ・コロー 「遠くに塔のある川の風景」 1865年
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穏やかな水辺の風景で、点景の人物も描かれています。

オノレ・ドーミエ 「三等客車」 1862–64年頃
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運賃の安い三等客車に乗って揺られている庶民の姿です。
オノレ・ドーミエ(1808-1879)は社会風刺の版画で有名ですが、油彩画も
多く描いています。

エドゥアール・マネ 「剣を持つ少年」 1861年
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敬愛するベラスケスの影響の感じられる作品です。

アルフレッド・シスレー 「ヴィルヌーヴ=ラ=ガレンヌの橋」 1872年
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ヴィルヌーヴ=ラ=ガレンヌはパリの北にある、セーヌ川に面した町です。

オーギュスト・ルノワール 「海辺にて」 1883年
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印象主義では対象を明確に描けないとの不満から、古典主義的な作風に
移った頃の作品です。
それでもルノワールらしく色彩は豊富です。

オーギュスト・ルノワール 「ヒナギクを持つ少女」 1889年
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晩年は再び印象主義の作風になっています。

クロード・モネ 「木馬に乗るジャン・モネ(1867–1914年)」 1872年
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ジャン・モネは長男で、「日傘の女」ではカミーユと一緒に描かれています。
が、父に先立って亡くなっています。

エドガー・ドガ 「踊り子たち、ピンクと緑」 1890年頃
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目が悪くなってきた頃の作品ですが、衣装の緑が鮮やかで、踊り子の何気ない動きを
スナップ写真のように巧みに捉えています。

ポール・ゴーギャン 「タヒチの風景」 1892年
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ゴーギャンは1891年にタヒチに渡り、南洋の風物に魅了されています。

フィンセント・ファン・ゴッホ 「花咲く果樹園」 1888年
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パリから明るい南仏アルルに移った年の作品で、春の喜びを描いています。

ポール・セザンヌ 「リンゴと洋ナシのある静物」 1891–92年頃
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テーブルに置かれた果物、画面を区切るテーブルや壁、何気ない情景ですが、
揺るぎないものがあります。

クロード・モネ 「睡蓮」 1916–19年 
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視力の衰えた晩年の連作の一つで、睡蓮と水に映る景色を荒々しい程の筆捌きで
描いています。

ルネサンスからポスト印象派まで、各時代の代表的作家の作品が揃った、
大変見応えのある展覧会です。

展覧会のHPです。

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【2022/03/04 19:06】 美術館・博物館 | トラックバック(0) | コメント(0) |
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