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野口哲哉「this is not a samurai」展 銀座 ポーラ ミュージアム アネックス
銀座一丁目
chariot

銀座のポーラ ミュージアム アネックスでは野口哲哉「this is not a samurai」展が
開かれています。
会期は9月11日(日)までです。

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野口哲哉さん(1980~)は戦国時代の鎧武者の人形や絵を制作されています。
展示されているどの武者も武張った厳めしさはなく、新橋辺りで見かける、
ちょっと疲れたサラリーマンに似ています。  
物々しい鎧兜と、緊張感に欠ける表情の対比が何とも面白く出来ています。

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「Clumsy heart」 2018年
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オルビスの口紅でハートを描いているところです。

「THE MET」 2020年
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ニューヨークのメトロポリタン美術館(THE MET)には日本の武具甲冑も
展示されています。

「BIAS」 2019年
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甲冑の中でおびえるように固まっています。

「Man in the egg」 2021年
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デンマークのデザイナー、アルネ・ヤコブセンのエッグチェアに身を沈めています。

「rocket fuel」 2022年
のDSC01499

九州の郷土玩具、「きじ馬」にまたがっています。
「きじ馬」は平家の落人が作り始めたという伝説があります。

「Talking Head」 2010年
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兜の兎が何かしゃべっているようです。

「シャネル侍着甲座像」 2009年
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胴にシャネルのマークを打ち出しています。

「稼働する事 紫糸威腹巻 筋兜鉢付」 2009年
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腹巻は背中で引き合わせる鎧です。

「Shoulder bag and Sneaker SAMRAI」 2013年
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お洒落なバッグとスニーカーを着けています。

「Small sweet passion~南北朝の花~」 2018年
のDSC01503

武者が花枝を手にしています。

  ここにても雲井の桜咲きにけりただかりそめの宿と思ふに 後醍醐天皇

「河津伊豆守祐邦」 2014年
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河津祐邦(1821-1873)は幕府の遣欧使節の一員としてフランスに渡り、
現地では軍事訓練を持参した甲冑を着けて見学し、ナポレオン3世を
感心させています。

「風船追物語図」 2017年
のDSC01525

飛んで行く風船を皆で見ています。

「DANCE MAN」 2022年
のDSC01543

月にいる陣羽織の武者が地球を見て踊る、幻想的な光景です。
はじめ、地球から月を見ているのだと思いましたが、反対でした。

2018年に同じポーラ ミュージアム アネックスで開かれた野口哲哉
「~中世より愛を込めて~From Medieval with Love」展の記事
です。

展覧会のHPです。


GINZA SIXの蔦屋書店にも野口さんの書籍コーナーが設けられていました。

のDSC01451

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【2022/08/06 19:22】 美術館・博物館 | トラックバック(0) | コメント(1) |
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  • こんにちは。
  • たしかにこの武者は月から地球を見ていますね。
    ますますシュールな光景です。

    【2022/08/08 18:37】 url[chariot #/8nqih4Y] [ 編集]
    please comment















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