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古今集 春道列樹 昨日といひ
昨日といひけふとくらして
chariot

昨日といひけふとくらしてあすかがは流れてはやき月日なりけり

昨日のことを言い、今日を暮らして、明日になり、その明日香川の流れのように、
月日の経つのは早いものだ。

古今集の冬歌341番の歌で、作者は春道列樹(はるみちのつらき)です。

詞書に、年のはてによめる、とあります。

明日香川は奈良の藤原宮跡近くを流れ、大和川に注ぐ川です。
昨日、今日、明日という、目には見えない時の流れを、明日香川の情景に移して、
その速さを目に感じさせています。
言葉の連なりも流れるようで、巧みな詠い振りですが、技巧を超えた、詠み人の
感慨が伝わります。

孔子は、川のほとりに立って、「逝く者は斯くの如きか」と 呟いたといいます。
鴨長明は、方丈記の冒頭で、「ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水に
あらず」と述べています。
時は川のように流れるとは、昔から誰にも共通した思いなのでしょう。


年の瀬の上野の風景です。
不忍池の弁天堂です。

き0077


東京国立博物館前です。
博物館では2010年1月2日から1月31日まで、恒例の「博物館に初もうで」が
開催されます。

き0088

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【2009/12/29 21:36】 文学 | トラックバック(0) | コメント(0) |
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