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「国宝 東京国立博物館のすべて」展 蒔絵と刀剣 東京国立博物館
上野
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上野の東京国立博物館で開かれている東京国立博物館創立150年記念特別展、
「国宝 東京国立博物館のすべて」の記事の3回目で、「蒔絵と刀剣」を載せます。
会期は12月11日(日)まで、完全予約制です。
会期中、多くの国宝が展示替えされますので、展覧会のHPでご確認下さい。

「片輪車蒔絵螺鈿手箱」 平安時代 12世紀 国宝
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牛車の車輪の乾燥による割れを防ぐために川に浸けている風景を表しています。
水の流れと車輪を取り合わせたデザイン感覚は新鮮です。
泥の中に咲く蓮の花もイメージされているそうです。

「片輪車螺鈿手箱」 鎌倉時代 13世紀 国宝
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5月19日までの展示です。
牛車の車輪の乾燥による割れを防ぐために川に浸けている風景を意匠化したものです。
蓋と身がぴったりと合う合口造りで、紐を付ける金具も車輪の形をしています。
金粉を敷き詰めた沃懸地(いかけじ)に細く波文を描き、車輪の線には螺鈿を
嵌め込んでいます。

「舟橋蒔絵硯箱」 本阿弥光悦 江戸時代(17世紀) 国宝
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何とも大胆なデザインの硯箱で、鉛の板で舟橋の橋板を表しています。
表面に散らされている文字は後撰和歌集の源等の歌です。
「東路の佐野の舟橋かけてのみ思い渡るを知る人ぞなき」を元に、
「東路乃 さ乃ゝ かけて濃三 思 わたる を知人そ なき」と書かれ、
「舟橋」の字を抜いています。

「八橋蒔絵螺鈿硯箱」 尾形光琳 江戸時代・18世紀 国宝
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燕子花の花を螺鈿、葉を漆絵、橋を鉛板で表し、箱の内側には川波が描かれています。
青山の根津美術館では燕子花の咲く頃に、恒例の尾形光琳の国宝「燕子花図屏風」の
展示があります。

「太刀」 三条宗近(名物 三日月宗近) 平安時代・10~12世紀 国宝
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刀身は細く長く、反りが強く、優美な姿の太刀です。
焼入れの時に刀身に幾つか現れた弧状の打除け(うちのけ)と言われる形を三日月に
なぞらえた名です。
足利13代将軍義輝が襲われ殺害された時、この太刀を振るって戦ったとされていますが、
確かではありません。
豊臣秀吉正室の高台院の遺品として徳川秀忠に贈られ、長く徳川将軍家が所有して
いました。

太刀 「福岡一文字助真」 鎌倉時代・13世紀 国宝
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備前福岡庄に住した一文字派の刀工、助実の太刀です。
身幅が広く、刃文が華やかです。
紀州徳川家に伝来しています。

「太刀 来国光」 鎌倉時代・嘉暦2年(1327) 国宝
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来派は鎌倉時代から京都で続く刀工の一派です。
反りの強い、堂々とした姿です。
来国光は鎌倉時代末期から南北朝時代にかけての刀工です。
徳川将軍家に伝来し、皇太子時代の大正天皇に献上されています。

「刀 相州貞宗(名物 亀甲貞宗)」 鎌倉~南北朝時代・14世紀 国宝
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貞宗は相州鍛冶、正宗の実子、または養子とされています。
茎の端に亀甲紋が彫ってあるのでこの名があります。
磨上げて刀身を短くして、太刀(紐で腰に提げる)から刀(帯に差す)に変えてあり、
茎にも刀身の樋が残っています。
樋は二筋入っています。

展覧会のHPです。

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【2022/10/29 19:30】 美術館・博物館 | トラックバック(0) | コメント(0) |
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