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「おいしいボタニカル・アート 食を彩る植物のものがたり」展 SOMPO美術館
新宿
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新宿のSOMPO美術館では「おいしいボタニカル・アート 食を彩る植物のものがたり」展が
開かれています。
会期は1月15日(日)までです。

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英国キュー王立植物園の協力で、食用の植物を描いたボタニカル・アートの展覧会です。

『リンゴ 「デヴォンシャー・カレンデン」』 ウィリアム・フッカー
1818年 スティップル・エングレーヴィング、アクアチント、手彩色/紙

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リンゴは古くからヨーロッパで栽培されていました。

ウィリアム・フッカー(1779 – 1832)は英国の博物画家で、特に果実の絵で有名です。

『イチゴ「ウィルモッツ・レイト・スカーレット」』 ウィリアム・フッカー
1818年 スティップル・エングレーヴィング、アクアチント、手彩色/紙 個人蔵 

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イチゴは北半球で古くから栽培されてきました。

『ブドウ 「マスカレット・オブ・アレキサンドリア」』 パンクラース・ベッサ
1807-1835年 スティップル・エングレーヴィング、アクアチント、手作業による仕上げ/紙

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大航海時代の始まりとともに英国などのヨーロッパに中国からお茶、
ラテンアメリカからトウモロコシやトマトなどが伝わります。

「チャの木」 インド(カンパニー・スクール)の画家 
19世紀初め ガッシュ、アラビア・ゴム/紙 キュー王立植物園

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「トウモロコシ」 エメ・コンスタン・フィデル・アンリ
1828~1833年 エングレーヴィング、手彩色/紙 キュー王立植物園

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その頃の英国のテーブル・セッティングも展示されています。

ヴィクトリア朝のダイニング・テーブル・セッティング
モDSC06666

ワインは英国人が創業したポートワインのTAYLOR'Sです。
モDSC06675

お皿はブラウン・ウエストヘッド・ムーアです。
モDSC06678

ブドウやザクロ、洋ナシなどが盛ってあります。
モDSC06680


果物の絵はとても美味しそうで、大英帝国の歴史とも重なってなかなか興味深い
展覧会です。

展覧会のHPです。

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【2023/01/08 19:31】 美術館・博物館 | トラックバック(0) | コメント(2) |
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  • こんにちは。
  • 私もアーツアンドクラフツなどボタニカル模様は好きです。
    シャツだとたしかに女性用が中心になりますね。

    【2023/01/10 08:52】 url[chariot #H4z1joGM] [ 編集]
  • ボタニカル模様好きです
  • ボタニカルのシャツとか欲しいんですが、メンズだとなかなかないんですよねぇ。ましてや長袖となると皆無に近い。そういうブランド立ち上げたら、売れるんじゃないかと思ったりしてます。

    【2023/01/09 19:55】 url[miss.key #eRuZ.D2c] [ 編集]
    please comment















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