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「博物館に初もうで」 東京国立博物館 2023年 その2
上野
chariot

上野の東京国立博物館で開かれている新年恒例の「博物館に初もうで」の記事、
その2です。

「松林図屏風」 長谷川等伯 安土桃山時代・16世紀 国宝
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右隻
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左隻
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1月15日(日)までの展示です。
新年恒例の展示ですが、いつもの国宝室ではなく、7室に展示されています。

「鶏形埴輪」 群馬県伊勢崎市 赤堀茶臼山古墳出土 古墳時代・5世紀
はDSC06768

夜明けを告げる神聖な鳥と考えられていました。

「子持装飾付脚付壺」 岡山県瀬戸内市牛窓町槌ヶ谷出土 古墳時代・6世紀
はDSC06771

肩には相撲の様子や騎馬像、猪、犬などが乗っています。

「埴輪 挂甲の武人」 栃木県真岡市 鶏塚古墳出土 古墳時代・6世紀
はDSC06763

顔に紅を塗り、胸は市松模様になっています。

「玄圃瑤華」 伊藤若冲自画自刻 江戸時代・明和5年(1768)

「蕪・鳳仙花」
はDSC06777

「薊・粟」
はDSC06781

未来の国宝という意味で、国宝室に展示されています。
玄圃は仙人の居所、瑤華は玉のように美しい花という意味です。
版木に紙を当て、その上から墨を打つ、拓本に似た拓版画という技法に拠っており、
版木も自ら彫っています。
草花と虫などを組合わせた48図で、写実性は動植綵絵に通じるものがあります。
6点の展示です。

「仏眼曼荼羅図」 鎌倉時代・13世紀 東京・品川寺蔵 重要文化財
はDSC06791

仏の眼を人格化した曼荼羅で、災難を除き、福を生じる仏眼法の本尊として
用いられました。

「愛染明王像」 南北朝時代・14世紀
はDSC06800

濃厚な紅と輝く金をふんだんに使った、きわめて豪華な作です。

「酒呑童子図扇面 」 室町~安土桃山時代・16~17世紀 個人蔵
源頼光たちが酒呑童子を退治する物語を36面の扇に描いてあります。

源頼光の一行は、酒呑童子に捕えられ、川で洗濯している女性に出会う。
はDSC06814

酒宴になり酒呑童子は頼光たちに血の酒や人の肉を勧める。
はDSC06820

はDSC06822


「四季山水図屏風」 伝周文 室町時代・15世紀 重要文化財
右隻
はDSC06833

左隻
はDSC06837

中国のさまざまな山水図を組合わせて画面をつくっています。

「富嶽図」 仙厓義梵 江戸時代・文政7年(1824)
はDSC06861

甲申元旦、日本橋、富岳などと書かれています。
遠くに富士山、手前に日本橋、江戸城、火の見櫓が見えます。
仙厓は博多に住みましたが、若い時は相模の寺で修行しています。

「黒韋包金桐文糸巻太刀」 室町時代・15世紀 重要文化財
はDSC06841

はDSC06845

柄と鞘に紫の平糸を巻き、金具は金製です。
上杉家に伝来しました。

「三鱗紋兵庫鎖太刀」(北条太刀の拵) 鎌倉時代・13世紀 重要文化財
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はDSC06856

はDSC06859

太刀を提げる紐に兵庫鎖を用い、鞘には北条氏の三鱗紋を並べています。
北条氏が伊豆の一宮の三嶋大社に奉納しています。
「鎌倉殿の13人」の最終回で北条義時が手にした太刀は古式の毛抜形太刀でした。

「太刀(号 北条太刀)」 福岡一文字 鎌倉時代・13世紀 重要文化財
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無銘で、備前の福岡一文字派の作と思われます。

「振袖 鬱金色綸子地牡丹橘網模様」 江戸時代・18世紀
はDSC06878

武家の若い女性の振袖で、旧久留米藩藩士家伝来とのことです。
永遠の若さを表す橘と富貴の象徴の牡丹の模様です。

「小袖 紅縮緬地瀧鼓牡丹藤鶴模様」 江戸時代・19世紀
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公家の女性の物と思われる小袖で、牡丹、藤、鶴に、能の「鼓瀧」にちなんだ
瀧に鼓を刺繍してあります。

「振袖 紫綸子地竹雲模様」 江戸時代・19世紀
はDSC06893

絞り染めで竹に源氏雲を表した豪華な婚礼衣装です。

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【2023/01/07 18:43】 美術館・博物館 | トラックバック(0) | コメント(0) |
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