新宿
新宿のSOMPO美術館では「FACE展2023」が開かれています。
会期は3月12日(日)までです。

FACEは損保ジャパン美術財団の公益財団法人への移行を期に創設された
公募コンクールで、今回が11回目です。
会場には応募した1,064名の新進作家から選ばれた、受賞作品9点を含む
入選作品81点が展示されています。
会期中、観覧者投票による「オーディエンス賞」の選出も行われます。
会場は撮影可能です。
黄地香の子 「庭/”早春図”」 岩絵具・和紙

石庭のようにも波間に浮かぶ蓬莱山のようにも見えます。
小谷里奈 「透き間」 紙本彩色


樹木を点描で表しています。
戸田麻子 「Toda Calling/BODY」 油彩・パネル

レオナルド・ダ・ヴィンチの「受胎告知」と「サルバトール・ムンディ」を組合わせ、
背景は熊本の水前寺公園という、面白い画面構成です。
滑川道広 「Hold me tight」 鉛筆・ダーマドグラフ・ジェッソ・麻紙

こちらもレオナルド・ダ・ヴィンチの「東方三博士の礼拝」に拠っていますが、
登場しているのは動物たちです。
能登真理亜 「Oasis」 紙本彩色

大都会を背にして、まさに涼やかでみずみずしいオアシスです。
橋口 元 「リズム」 水彩・アクリル・鉛筆・キャンバス

さらりとした味わいがあります。
廣門愛由 「源」 水干絵具・岩絵具・麻紙

春日鹿曼荼羅ならぬ象曼荼羅になっていて、鳥、蝙蝠、魚、化石も一緒に居ます。
福田良亮 「花と魚」 油彩・キャンバス

思い切って大胆に単純化された構図で、観て楽しくなります。
真柴 毅 「潮風」 油彩・キャンバス

不思議な現実感があります。
桃山 三 「花兜-ただ春を乞う」 ミクストメディア・キャンバス


花で飾られた兜を被った子どもたちが集まり、七福神も居て、
何とも装飾的で賑やかな画面です。
最初は華やかさに気を取られて気が付きませんでしたが、
よく観ると子どもたちが乗っているのはロシアの戦車です。
吉田桃子 「Still milky_tune #4」 アクリル・ポリエステル布

グランプリ受賞作品です。
新藤杏子 「Farewell」 油彩・キャンバス

FACE展2023のグランプリ受賞作品も展示されています。
油彩ですが、水彩のような透明感のある色調です。
エコーとナルキッソスの物語に想を得ているとのことです。
私はジョン・エヴァレット・ミレーの「オフィーリア」を思い出しました。
展覧会のHPです。
chariot
新宿のSOMPO美術館では「FACE展2023」が開かれています。
会期は3月12日(日)までです。

FACEは損保ジャパン美術財団の公益財団法人への移行を期に創設された
公募コンクールで、今回が11回目です。
会場には応募した1,064名の新進作家から選ばれた、受賞作品9点を含む
入選作品81点が展示されています。
会期中、観覧者投票による「オーディエンス賞」の選出も行われます。
会場は撮影可能です。
黄地香の子 「庭/”早春図”」 岩絵具・和紙

石庭のようにも波間に浮かぶ蓬莱山のようにも見えます。
小谷里奈 「透き間」 紙本彩色


樹木を点描で表しています。
戸田麻子 「Toda Calling/BODY」 油彩・パネル

レオナルド・ダ・ヴィンチの「受胎告知」と「サルバトール・ムンディ」を組合わせ、
背景は熊本の水前寺公園という、面白い画面構成です。
滑川道広 「Hold me tight」 鉛筆・ダーマドグラフ・ジェッソ・麻紙

こちらもレオナルド・ダ・ヴィンチの「東方三博士の礼拝」に拠っていますが、
登場しているのは動物たちです。
能登真理亜 「Oasis」 紙本彩色

大都会を背にして、まさに涼やかでみずみずしいオアシスです。
橋口 元 「リズム」 水彩・アクリル・鉛筆・キャンバス

さらりとした味わいがあります。
廣門愛由 「源」 水干絵具・岩絵具・麻紙

春日鹿曼荼羅ならぬ象曼荼羅になっていて、鳥、蝙蝠、魚、化石も一緒に居ます。
福田良亮 「花と魚」 油彩・キャンバス

思い切って大胆に単純化された構図で、観て楽しくなります。
真柴 毅 「潮風」 油彩・キャンバス

不思議な現実感があります。
桃山 三 「花兜-ただ春を乞う」 ミクストメディア・キャンバス


花で飾られた兜を被った子どもたちが集まり、七福神も居て、
何とも装飾的で賑やかな画面です。
最初は華やかさに気を取られて気が付きませんでしたが、
よく観ると子どもたちが乗っているのはロシアの戦車です。
吉田桃子 「Still milky_tune #4」 アクリル・ポリエステル布

グランプリ受賞作品です。
新藤杏子 「Farewell」 油彩・キャンバス

FACE展2023のグランプリ受賞作品も展示されています。
油彩ですが、水彩のような透明感のある色調です。
エコーとナルキッソスの物語に想を得ているとのことです。
私はジョン・エヴァレット・ミレーの「オフィーリア」を思い出しました。
展覧会のHPです。
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