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東京国立博物館の総合文化展(平常展) その2
上野
chariot

4月に展示替えになった東京国立博物館の総合文化展(平常展)の記事を3回に分け、
今日はその2で、屏風絵を載せます。

「花鳥図屏風」 海北友雪 江戸時代・17世紀
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海北友雪(1598-1677)は海北友松(1533-1615)の子で、明智光秀の重臣で
友松と交流のあった斎藤利三が磔刑にされたとき、その遺骸を友松が
丁重に葬り、遺族を庇護したことから、利三の子である春日局は友雪を
庇護しています。
狩野派や大和絵など、さまざまな画風をこなし、禁裏御用も務めています。

「花鳥図屏風」 佚山黙隠 江戸時代・宝暦14年(1764)
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佚山黙隠(1702-1778)は曹洞宗の僧で、書家としても知られています。
清の沈南蘋が伝えた細密な画風を長崎で学んでおり、画風は伊藤若冲に
通じるものがあります。

「秋山遊猿図」 森狙仙 江戸時代・19世紀 重要美術品
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ちょっと愛嬌のある猿です。
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森狙仙(1748-1821)は狩野派に学んだ後、写実的な画風を身に付けています。
特にふわりと繊細な毛並みの猿を描いた作品で有名で、猿の絵と言えば森狙仙と
呼ばれました。

「鹿図屏風」 柴田義董 江戸時代・19世紀
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金屏風に牡鹿、牝鹿と秋草を取り合わせています。
柴田義董(1780-1819)は岡山の出身で、四条派の呉春に学んでいます。
古画の手本(粉本)をほとんど持たなかったということで、記憶力にも
優れていましたが、40歳で亡くなっています。

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【2023/04/25 19:36】 美術館・博物館 | トラックバック(0) | コメント(0) |
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