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「東京大学・若林鉱物標本:日本の鉱山黄金時代の投影」 本郷 東京大学総合研究博物館本館
本郷三丁目
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東京大学本郷キャンパスにある東京大学総合研究博物館本館では特別展示、
「東京大学・若林鉱物標本:日本の鉱山黄金時代の投影」が行なわれています。
会期は9月1日(金)まで、入場は無料、土曜日曜は休館です。

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三菱合資会社の鉱山技師だった若林彌一郎の収集が収集し、1937年に東京帝国大学に
寄贈した約2,000点の鉱物標本のうち、約300点を中心にした展示です。
この若林標本は和田標本(三菱マテリアル)、高標本(九州大学)と並ぶ、日本の
三大鉱物標本の一つとされているそうです。
しかし、産出したほとんどの鉱山はすでに閉山しており、どれも現在では貴重な標本で、
昭和の鉱山黄金時代を回顧する形になっています。

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床下には化学組成別に分類した標本が並んでいます。
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鉱山の地図です。
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黄銅鉱 秋田県荒川鉱山
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荒川鉱山は江戸時代に開発された国内屈指の銅山でしたが、1940年に閉山しています。

黄銅鉱 黄鉄鉱 石川県尾小屋鉱山
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尾小屋鉱山は明治時代に加賀前田藩の家老だった横山家が開発した
日本有数の銅山でしたが、1971年に閉山しました。

方解石 岐阜県神岡鉱山
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神岡鉱山は亜鉛、鉛などの鉱山ですが、神通川に流れ込んだカドミウムが原因で、
イタイイタイ病を起こしています。
2001年に閉山し、ニュートリノの観測装置のカミオカンデやスーパーカミオカンデなどが
建設されています。

若林鉱 群馬県西ノ牧鉱山
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1970年に発表された日本産新鉱物で、若林彌一郎の功績を称えて命名されました。
日本産新鉱物は全部で約160種類あります。

青い光で標本を照らしたコーナーもあります。
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緑柱石(アクアマリン) 福島県石川町
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六角柱の結晶です。

石英(日本式双晶) 山梨県乙女鉱山
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2つの結晶が接合したものを双晶といいます。
乙女鉱山はタングステンや石英、水晶などを産しましたが、1981年に閉山しています。

石英(紫水晶) 秋田県荒川鉱山
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トパーズ(黄玉) 岐阜県中津川市 
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トパーズは他に滋賀県大津市、山梨県甲府市などで産します。

日本にはこれほど多くの種類の鉱石があり、しかもその鉱山が現在では閉山している
ことには驚きます。

展覧会のHPです。

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【2023/06/20 20:00】 美術館・博物館 | トラックバック(0) | コメント(0) |
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