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「堅山南風《大震災実写図巻》と近代の画家 大観・玉堂・青邨・蓬春」 半蔵門ミュージアム
半蔵門
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半蔵門の半蔵門ミュージアムでは特集展示、「堅山南風《大震災実写図巻》と近代の画家
大観・玉堂・青邨・蓬春」が開かれています。
会期は11月5日(日)まで、入場無料、月曜火曜は休館です。

震災img011 (1)


半蔵門ミュージアムは宗教法人真如苑が所蔵する仏教美術品を公開する施設です。

「大震災実写図巻」は日本美術院の日本画家、堅山南風(1887-1980)が
大正12年(1923)9月1日の関東大震災の状況を31枚の絵に描き、3巻にまとめたものです。

倒壊する家屋、火災に逃げ惑う人々、倒壊する浅草の凌雲閣、被災者の救護、
復興の様子が描かれています。

震災img011 (4)


上野の西郷隆盛の銅像の台座も行方不明者を探す張り紙で埋め尽くされています。

震災img011 (3)


巻末には卒塔婆と共に、柳の枝と水瓶を手にした観音菩薩が描かれ、
悲劇の後の救いを表しています。

震災img011 (2)


(参考)
「南風先生像」 昭和55年(1980)
松2-7-2010_007

松尾敏男が師の堅山南風を描いた作品です。

(参考)
えDSC05475

江戸東京博物館に展示されている凌雲閣の模型です。
浅草に建てられた凌雲閣は明治26年(1890)に12階建てのレンガ造で
浅草十二階と呼ばれ、10階までは物品の販売が行なわれ、上層階は
展望室になっていました。
浅草のランドマークでしたが、関東大震災で上の部分が崩壊してしまい、
その後取り壊されています。

震災当日は院展の初日で、堅山南風の師の横山大観の大作絵巻、「生々流転」も
上野の会場に展示されていましたが、幸い被災を免れています。

(参考)
「生々流転」 大正12(1923)年9月 東京国立近代美術館 重要文化財
大観img359 (2)大観img359 (3)

大観img377 (13)


今日も東京都美術館で開かれている院展の初日に当たります。


他の日本画の作品も何点か展示されています。

川合玉堂 「渓山晩秋」 昭和3年(1928)頃
震災img011 (6)

玉堂らしく橋を渡る村人も小さく描かれています。

横山大観 「霊峰不二」 昭和14年(1939)
震災img019 (2)

9月10日までの展示です。
横山大観といえば富士山と松林です。

前田青邨 「紅白梅」 昭和46年(1971)頃
震災img019 (3)

9月13日からの展示です。
染付の青と梅の紅白による凛とした風情です。

山口蓬春 「春寒」 昭和17~19年(1942~44)頃
震災img019 (1)

9月13日からの展示です。

常設展示として、伝運慶作の大日如来坐像が展示されています。

「大日如来坐像」 鎌倉時代 建久4年(1193)か
震災img011 (5)

いかにも運慶らしい、きりりとした姿です。

展覧会のHPです。

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【2023/09/01 19:06】 美術館・博物館 | トラックバック(0) | コメント(0) |
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