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「イヴ・サンローラン展 時を超えるスタイル」 国立新美術館
乃木坂
chariot

国立新美術館では「イヴ・サンローラン展 時を超えるスタイル」が開かれています。
会期は12月11日(月)まで、休館日は火曜日です。

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イヴ・サンローラン(1936-2008)の40年間の活動を振り返る本格的な回顧展で、
会場には110体のデザインの他、ジュエリーや写真資料なども展示されています。
展示室の一部は撮影可能です。

イヴ・サンローランは1955年に19歳でクリスチャン・ディオールの会社に就職して
キャリアをスタートさせ、1957年にディオールが死去すると主任デザイナーとなっています。
1961年に独立し、自身のブランド「イヴ・サンローラン(YSL)」を創設しています。

初のコレクションである1962年春夏オートクチュールコレクションで発表された、
海軍のピーコートを基にした作品です。
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イヴ・サンローランは男性の服の機能性を評価して、積極的に取り入れています。

1984年秋冬オートクチュールコレクションのパンツスタイルの
イヴニング・アンサンブルです。
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映画や演劇にも関心が深く、衣装を手掛けています。

ジャン・コクトーの戯曲「双頭の鷲」の女王のドレスです。
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スペイン、ロシア、アジアなど世界各地の文化も取り入れています。

1989年春夏オートクチュールコレクションのアンサンブルは
清朝の趣きがあります。
イヴimg072 (2)


美術作品と融合したデザインも手掛けています。
この展示室は撮影可能です。

ピエール・ボナールへのオマージュのジャケットは色彩が華やかです。
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フィンセント・ファン・ゴッホへのオマージュのジャケットはゴッホの筆遣いまで表しています。
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ピート・モンドリアンへのオマージュのカクテルドレスはそのままモンドリアンです。
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ピカソ、ブラック、マティスへのオマージュの作品もあります。
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イヴ・サンローランの広めたサファリジャケットや、斬新なウエディングドレスもあって、
会場に並んだコレクションは観ていてワクワクするものがあります。

グッズ売り場には長い行列も出来る盛況で、早めに行かれることをお勧めします。

展覧会のHPです。

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【2023/09/23 18:22】 美術館・博物館 | トラックバック(0) | コメント(0) |
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