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「中村英生・名古屋剛志・山岸千穂展」と「留守玲展」 日本橋髙島屋
日本橋
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日本橋髙島屋美術画廊では「The New World―中村英生・名古屋剛志・山岸千穂―」展が
開かれています。
会期は10月2日(月)までです。

東京藝術大学出身の3名の日本画家による展示です。

中村英生 「令和波濤図」
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100号の大きな作品で、墨流しの群青の波が躍動的で鮮やかです。
富士山に逆巻く波濤というと横山大観を思い出しますが、こちらは装飾性が際立っています。

名古屋剛志 「Energy Flow」
img093.jpg

牡丹が透明な青に輝き、生命力にあふれています。
雨宿りする蛙や猫の絵はユーモラスです。
名古屋さんの作品はモダンで、デザイン性があります。

山岸千穂 「バタフライエフェクト」(部分)
img094.jpg

バタフライエフェクトとは小さな動きが予想外の大きな力学的効果を生むことをいいます。
墨絵で、クロアゲハが羽ばたき、柳の葉が揺れています。
山岸さんは水墨による鋭い筆捌きで動物などを描いておられます。

***

同じ日本橋髙島屋の美術画廊Xでは「留守玲展―順手・逆手・ドライヴ 1から作るか、
ある物から作るか―」が開かれています。
会期は10月9日(月・祝)までです。

るDSC07059


留守玲さんは鉄を素材にしたオブジェを制作されています。

「鋼と情線」
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「スカラムブル」
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「2つの経路」
るDSC07067


「Cut’ SPCC」
るDSC07071


「アンバーミスト」
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火山の溶岩のようなゴツゴツとして荒々しい地肌や曲がった板など、変化があります。
制作にはかなりの熱と労力を要したのだろうと思います。
鉄という素材はなかなか面白いものです。

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【2023/09/29 19:36】 美術館・博物館 | トラックバック(0) | コメント(0) |
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