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「コスチュームジュエリー 展」 パナソニック汐留美術館
新橋・汐留
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パナソニック汐留美術館では開館20周年記念展「コスチュームジュエリー
美の変革者たち シャネル、スキャパレッリ、ディオール
小瀧千佐子コレクションより」が開かれています。
会期は12月17日(日)まで、休館日は水曜日です。

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作品の一部は撮影可能です。

コスチュームジュエリーとはデザイン性を重視して、宝石や貴金属の代わりにガラスや
樹脂などを使った装飾品のことで、ポール・ポワレに始まり、シャネルが広めています。

展覧会では研究家の小瀧千佐子さんのコレクションのシャネル、 スキャパレッリ、
クリスチャン・ディオールなどオートクチュールのジュエリー、フランスのリーン・ヴォートランや
イタリアのコッポラ・エ・トッポなどの工房の作品、アメリカン・コスチュームジュエリーの
ミリアム・ハスケルやトリファリなど、約400点が展示されています。

「夜会用マスク、ブレスレット “深海”」
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デザイン:ポール・ポワレ
制作:マドレーヌ・パニゾン
制作年:1919年
制作国:フランス
素材:メタリックチュールにガラスビーズとクリスタルガラスで刺繍

会場の最初に展示されています。


「ネックレス “ビザンチンクロス”」
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制作:ロベール・ゴッサンス
制作年:1960年頃
制作国:フランス
素材:ガラスビーズ、メタル

ビザンチン風のエキゾチックなデザインです。
ロベール・ゴッサンスはシャネルに作品を提供している工房です。


「ブローチ “白鳥” モチーフ」
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デザイン/制作:ミッチェル・メイアー
制作年:1954年頃
制作国:イギリス
素材:ラインストーン、模造パール、メタル

クリスチャン・ディオールのための作品です。


「オープンネックレス “エデンの園のアダムとイヴ”」
ジュエリーimg180 (6)

デザイン/制作:リーン・ヴォートラン
制作年:1947年頃
制作国:フランス
素材:金色ブロンズ、メタルチェーン

リーン・ヴォートランは金属や樹脂などを用い、よく古代世界に想を求めています。

「チョーカー “花火”」
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デザイン:リダ・コッポラ
制作:コッポラ・エ・トッポ
制作年:1968年
制作国:イタリア
素材:クリスタルガラス、ガラスビーズ、ワイヤー、メタル

イタリアの素材であるヴェネツィアのガラスなどを用いています。


「ネックレス」
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デザイン:フランク・ヘス
制作:ミリアム・ハスケル工房
制作年:1950年代
制作国:アメリカ
素材:模造パール、シトリン、ガラスペースト、メタル

ミリアム・ハスケルは花や植物をモチーフにしているのが特徴です。


「ブローチ」
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制作:アイゼンバーグ&サンズ
制作年:1942-1945年
制作国:アメリカ
素材:クリスタルガラス、ラインストーン、シルバー

アイゼンバーグはオーストリア出身で、オーストリアのスワロフスキーのガラスを
素材にしています。


「ネックレス “ジャッキー・オナシス スタイル”」
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デザイン/制作:ケネス・ジェイ・レーン
制作年:1970年
制作国:アメリカ
素材:カボションガラス、ラインストーン、メタル

オードリー・ヘップバーンやダイアナ元王妃などを顧客に持ち、今もセレブに
愛されています。


コスチュームジュエリーは高価な宝石を使わず、比較的安価な素材で作っているので、
デザインも自由で多様、かえって豪華でもあります。
デザイナーの個性の違いも分かり、興味深いものがあります。

展覧会のHPです。


ルオー・ギャラリーのテーマは「ルオーとサーカス」です。

ジョルジュ・ルオー 「女曲芸師(人形の顔)」 1925年頃 パナソニック汐留美術館
ル007

イヤリングとネックレスを着けています。

ジョルジュ・ルオー 「マドレーヌ」 1956年 パナソニック汐留美術館
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ルオー最晩年の作品で、サーカスの女道化師を描いています。
マドレーヌはマグダラのマリアのフランス名です。

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【2023/10/19 19:33】 美術館・博物館 | トラックバック(0) | コメント(0) |
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