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「みちのく いとしい仏たち」展 東京ステーションギャラリー
東京
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東京駅の東京ステーションギャラリーでは「みちのく いとしい仏たち」展が開かれています。
会期は2024年2月12日(月)までです。

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江戸時代に、青森・岩手・秋田の北東北地方で、寺院ではない、小さなお堂や民家に
祀られていた、素朴な姿の仏像・神像、約130体が展示されています。
仏師などの専門職でない、大工や木地師たちによってつくられていました。

「山神像」 江戸時代 兄川山神社 岩手県八幡平市
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像高72㎝、筒状の頭に四角い体で、背面は板状の、ユニークな姿です。
神像ということですが、頭の螺髪や衣の具合など、仏像に近いものがあります。
兄川は秋田県との境の山奥にあります。

「達磨像」 江戸時代 個人蔵 青森県南部町
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ずんぐりとして、しっかり丸く、頭に鉢巻を締めて、鉢巻だるまの形をしています。

「千手観音像(六観音立像のうち)」 江戸時代 宝積寺 岩手県葛巻町
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6体彫られた観音像の1体で、千手観音ですが腕は2本、すらりとした姿です。
衣の表現も手が込んでいます。
宝積寺は曹洞宗の寺院で、戦国時代に領主だった葛巻氏の菩提寺でした。

「鬼形像」 江戸時代 正福寺 岩手県葛巻町
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牙をむき、頬かむりをした地獄の鬼が得意げな顔をして、女性の亡者の髪を掴んで
引きずっています。
乳首、胸毛、腹毛、すね毛まで表しているところがリアルです。
正福寺は曹洞宗の寺院で、宝積寺の北にあります。

「不動明王二童子立像」 江戸時代 洞圓寺 青森県田子町
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制吒迦童子(せいたかどうじ)
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矜羯羅童子(こんがらどうじ)
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剣を持ち、体をやや左にひねった不動明王と、制吒迦童子、矜羯羅童子の三尊像です。
田子町は秋田県と岩手県に接した町で、洞圓寺は曹洞宗の寺院です。

「子安観音坐像」 江戸時代 慈眼寺 青森県五所川原市
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とてもやさしいお顔の観音像で、片膝立ちをして幼子をしっかり抱いています。
慈眼寺は曹洞宗の寺院です。

「子安観音坐像」 江戸時代 龍像院 秋田県大仙市
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丁寧に彫られた坐像で、花のような模様の入った光背も付いています。
観音の衣は左前にしてあります。
龍像院は曹洞宗の寺院です。

「童子跪坐像」 右衛門四良作 江戸時代(18世紀後半) 法蓮寺 青森県十和田市
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頭に天冠を着け、ひざまずいている形で、閻魔様に謝っている姿でしょうか、
前後に揺らすことが出来ます。
「長坂屋右衛門四良」を名乗る大工の家系があり、特に安永8年(1779)に亡くなった
右衛門四良は仏像などを多数彫っています。
法蓮寺は鎌倉時代の臨済宗の僧、法身性西が開山で、後に曹洞宗に変わっています。

聖徳太子信仰に関係した像、円空の影響の見える像などもあり、どれも稚拙ながら
つくった人、拝んだ人の深い思いが伝わります。

展覧会のHPです。

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