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「科博・収蔵品展2023」 国立科学博物館
上野
chariot

上野の国立科学博物館の日本館1階企画展示室では「科博・収蔵品展2023
 ~賛助会費による活動を中心に~」展が開かれています。
会期は2月25日(日)までです。

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2004年に整備された賛助会員制度により集まった賛助会費などを使って受入、制作された
標本・資料類を紹介する展示です。
国立科学博物館の収集した標本・資料は500万点を超え、常時展示されているのはその
1%未満とのことです。


「動物研究部」

浅井コレクション
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大型哺乳動物の剥製です。

遠藤茂コレクション
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約13,500点のタマムシ類の標本です。

小宮次郎コレクション
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ノコギリカミキリ亜科の標本、867種、約8,500点です。

宮田隆輔・俊江コレクション
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高知県産を主とする日本産アリヅカムシ、約6,250点の標本です。

漢那コレクション
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フィリピン・セブ島で採取されたタイマイ・ウミガメの剥製です。
贈答用などの小品として1960~70年代に輸入され、剥製にされていましたが、ワシントン条約で
ウミガメ製品の取引が規制されたため、保管されたままになっていたものです。


「植物研究部」

江東区埋立地の植物標本
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江東植物愛好会が収集し寄贈した、埋立地に侵入した帰化植物、約2,400点の標本です。
これらの植物は高速道路やビルの完成により、現在はほぼ姿を消したそうです。

池田コレクション
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池田良幸氏による石川県を中心にした、きのこの標本です。
詳細な研究結果は「北陸のきのこ図鑑」としてまとめられています。


「地学研究部」

大倉正敏コレクション
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国内各地で採取された化石のコレクションです。
大倉氏は化石の独自の剖出(岩から化石を取り出すこと)技術を開発しています。

プロトプテルム類の足の指 古第三紀漸新世
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倉田清量鉱物標本
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購入標本を中心として、3,606点が寄贈されています。


「人類研究部」

平代坂遺跡出土人骨
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平代坂遺跡は小金井市にある旧石器時代から中世にかけての遺跡で、2022年に
古墳時代末期の横穴墓と2体の人骨が発見されています。
被葬者は夫婦と考えられ、手前の男性は縄文系の、奥の女性は渡来系の遺伝子を
持っていたそうです。


「理工学研究部」

1914年桜島噴火「爆発当時の桜島」 大牟礼南搪 1914年
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溶岩流で桜島が大隅半島とつながった大噴火で、吹き上がる噴煙、稲妻、
避難する人々が克明に描かれています。
大牟礼南搪(1876 - 1935)は種子島出身で、東京美術学校で黒田清輝に学び、
鹿児島に戻って活躍しています。
西郷隆盛の肖像画でも知られています。

関東大震災「馬場先門の避難民」 制作者不明 1923-24年
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皇居前広場の避難民を描いていて、左の建物は東京会館、その右は帝国劇場です。
家財道具を持ち込んでいますが、これが震災の火災が延焼する原因にもなっています。
カラー写真の無かった時代、油彩画による貴重な記録で、最近修復された作品です。

シビマグロ
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クロマグロの写生で、マグロは古くはシビと呼ばれていました。
明治22年2月2日に日本橋の魚屋から3円70銭で購入した房州産で、
同日に写生しとた書かれています。

科学博物館の活動の一端を知ることが出来て、なかなか面白い展示です。

展覧会のHPです。


科学博物館のホールのドームです。

かDSC01897

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【2024/02/08 20:29】 美術館・博物館 | トラックバック(0) | コメント(0) |
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