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「マティス 自由なフォルム」展 国立新美術館
乃木坂
chariot

国立新美術館では「マティス 自由なフォルム」展が開かれています。
会期は5月27日(月)まで、休館日は火曜日です。

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ニース市マティス美術館の所蔵作品を中心にしたアンリ・マティス(1869-1954)の
展覧会です。
展示室の一部は撮影可能です。

「マティス夫人の肖像」 油彩 1905年 ニース市マティス美術館
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フォーヴィスム時代の作品で、強い色彩の対比が見られます。

「赤い小箱のあるオダリスク」 油彩 1927年 ニース市マティス美術館 
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マティスは1920年代に「オダリスク」シリーズを手掛けています。
壁や絨毯、衣装など、マティスらしく装飾的です。

「横たわる裸婦II」 ブロンズ オルセー美術館(ニース市マティス美術館寄託)
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ブロンズ像も何点か展示されています。
「オダリスク」と似た姿勢で、色彩が一色なので、フォルムが際立ちます。
マティスはブールデルの指導でブロンズの作品を制作しています。

「パペーテ ― タヒチ」 油彩 1935年 ニース市マティス美術館
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縦225㎝のタピスリーの原画です。
1930年に訪れたタヒチのホテルからの眺めで、マティスの好んだ、窓の内外を
描く構図になっています。
色彩も単純化され、生き生きとしていて、カーテンの描き方も装飾的です。

「ロカイユ様式の肘掛け椅子」 油彩 1946年 ニース市マティス美術館
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ロカイユは岩という意味で、ロココの語源になった言葉です。
面白い形を強調して描いています。
絵に描かれていた椅子も展示されています。


マティスは晩年、体力が衰えたため、助手が色を塗った紙をハサミで切り抜く
切り紙絵に取組んでいます。

マティスのシリーズ版画「ジャズ」、21点が展示されています。
題名はジャズですが、ジャズそのものを描いた作品は無く、サーカスや
旅行の思い出などを題材にしています。
切り絵の即興性はジャズに通じるものがありそうです。
明快な色彩で、切り絵の特徴を生かした軽やかで自由な作品です。

『「ジャズ」 ピエロの埋葬』 1947年 ニース市マティス美術館
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「クレオールの踊り子」 切り紙絵 1950年  ニース市マティス美術館
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縦205㎝の大作で、踊り子は画面いっぱいにあふれ、色も多彩で、実に祝祭的です。

「ブルーヌード IV」 切り紙絵 1952年 オルセー美術館(ニース市マティス美術館寄託)
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切り紙絵らしく単純なフォルムを四角い画面に収めていて、青色の紙も重ねてあります。

「葦の中の浴女」 切り紙絵 1952年 オルセー美術館(ニース市マティス美術館寄託)
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「アンフォラを持つ女」 切り紙絵 1953年 オルセー美術館(ニース市マティス美術館寄託)
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アンフォラは古代地中海世界でワインやオリーブ油などを入れた陶器の壺です。
人物を白、背景を白にしています。

「波」 切り紙絵 1952年頃 ニース市マティス美術館
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「花と果実」 切り紙絵 1952-1953年 ニース市マティス美術館
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1952年頃にアメリカのコレクターの依頼で中庭の大型装飾のために制作した、
切り絵によるマケット(構想図)です。
410㎝ × 870㎝という大作で、イスラムのタイル装飾のように華やかです。


マティスは1948年から4年間、ニース近郊のヴァンスにあるロザリオ礼拝堂の内装や調度、
司祭のカズラ(上祭服)の制作を指揮しています。

会場には礼拝堂の一部が再現され、日の光がステンドグラスを通して堂内を移動していく
様も観ることが出来ます。

「ヴァンス礼拝堂の外観のマケット(1/20)」 1948年11月 ニース市マティス美術館
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マティスのデッサンに拠っています。

「ステンドグラス「生命の木」のための習作」 1950年 ニース市マティス美術館
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堂内の再現
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「星型の背景のある聖母子」 1949年
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墨で描かれています。

「カズラ(上祭服)のためのマケット」 1950-52年 ニース市マティス美術館
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マティスの展覧会はよく開かれますが、今回は国立新美術館の天井の高い空間を利用して
切紙絵とヴァンス礼拝堂に焦点を当てた、マティスの魅力を再確認させてくれる展覧会です。

展覧会のHPです。

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【2024/02/17 19:17】 美術館・博物館 | トラックバック(0) | コメント(0) |
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