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「岩﨑家のお雛さま」展 静嘉堂@丸の内(静嘉堂文庫美術館)
二重橋前・東京
chariot

静嘉堂@丸の内(静嘉堂文庫美術館)では「岩﨑家のお雛さま」展が開かれています。
会期は3月31日(日)までです。

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三菱財閥の4代目総帥、岩崎小弥太(1879-1945)の麻布鳥居坂の邸宅
(現国際文化会館)を飾っていた雛人形などの展示です。

「立雛 次郎左衛門頭」 江戸時代 18~19世紀
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災厄を託して海や川に流す人形(ひとがた)から発展した形です。
衣装には目出度い松竹梅と高砂の翁媼が描かれています。
次郎左衛門雛は丸顔の引目鉤鼻が特徴で、幕府御用も務めた京の人形師の
雛屋次郎左衛門が創めたとされています。
三井記念美術館も同じような立雛を所蔵しています。

「岩﨑家雛人形のうち内裏雛」 五世大木平藏 昭和時代初期
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孝子夫人(1888~1975)のために京都の人形司・丸平大木人形店に注文した雛人形です。
男雛は皇太子の着る鴛鴦丸(えんおうまる)文様の黄丹袍(おうにのほう)、
冠は正式の場で冠る立纓(りゅうえい)です。
女雛は牡丹文の十二単を着て、髪はおすべらかし、宝冠には岩崎家の替紋の
花菱紋が打ってあります。

「木彫彩色御所人形」 五世大木平藏製 昭和14年(1939)
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孝子夫人が兎年生まれの小弥太の還暦祝いに誂えた御所人形です。
七福神や宝船、唐子などが揃っています。

「御所人形 お福の花見」 五世大木平藏製 昭和時代初期 丸平文庫蔵
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福を呼ぶお福さんが集まってお多福になり、女子会を開いて、花見を楽しんでいます。
鬼さんこちらをやっているところで、目隠しの女性は気合を入れて、片袖脱ぎになっています。
かつて岩﨑家の所蔵でした。

「白綸子地松竹梅鶴模様打掛」 明治末期 個人蔵
岩﨑img319 (5)

松竹梅に鶴という吉祥模様をあしらった、豪華な打掛です。


静嘉堂といえば稲葉天目です。

「曜変天目」(稲葉天目) 建窯 宋時代 12~13世紀 国宝
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徳川家光から春日局に下され、子孫の稲葉家に伝えられたのでその名があります。
曜変天目は日本に数点あるだけの大変珍しい品で、特にこの稲葉天目は有名です。
小さな天目茶碗ですが、見込みの斑文は星のように輝き、観る角度によって
その色も微妙に変わり、小さな宇宙を観るような景色です。

野々村仁清 「色絵吉野山図茶壷」 江戸時代 17世紀 重要文化財
三007

壷の周りにぐるりと、桜が満開の吉野山を描いています。
黒い空と金の雲との取り合わせがとても華やかで、仁清らしい濃厚な味わいです。

展覧会の半券で、三井記念美術館の「三井家のおひなさま」展と200円の
相互割引になっています。

展覧会のHPです。

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【2024/02/27 19:16】 美術館・博物館 | トラックバック(0) | コメント(0) |
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